寒い季節に
ちゃんと寒いと少し
安心する

うまく笑えない私だけど
咲いている花をみて
少し安心する

道路工事のおじさん
地面をほっている
がりがりとどかどかと
そのうえに
...
誰かの何気ない言葉に
突然引っ掻かれたりする

私とは何の関係もなく投げ出された
明るい言葉なのに
いきなり蹴飛ばされたりする

だから
TwitterもFacebookも
とてもこ ...
送電線 辿る旅はここが終点 架からない橋 それぞれの岸


雨雲の真下あたりの高台に 何か書く人 インクが滲む


田は潰れ 地は鎮められ 採る人もないミカンをカラスが散らかして
...
行きなれたスーパーに買い物
行きなれた道
歩きなれた10分間
頭に帽子深々被って
首にマフラーぐるぐる巻いて
耳にイヤホン突っ込んで
丸まって下を向いて歩くの
行きなれたスーパーだから
...
中3の時建国記念日に授業があった
社会科の先生が生徒を集めて行った
その中に僕もいた
授業は教科書を使わなかった
「神話は歴史じゃない」
と 先生は言った
突然
教頭が怒って教室に入って ...
夜に
徐々に黒は
春に犯されている
そうと知りながら
花を賛美した
泣いているひとを知りながら

眠たい酒樽たちに
よごれた指を一本ずつ沈めていく
抱きしめてなおやさしいために
...
自分の骨を見た詩人がいた

群れると空気が支配する
集団の最大公約数は愚劣である
集団の最小公倍数はサロンである

詐術をかけて誑かすのは容易
いともたやすく右に倣い左に靡く
風にうね ...
丸1年間
給料なしで必死に働く有限会社の社長がいる
貯金を切り崩し 社員とその家族を守るために

「あと1年は石にかじり付いてもやる」
「真面目だけが私の取り得だ」

社員も彼を信じて必 ...
御褒美の、早いひとがいる。
御褒美の、遅いひとがいる。

人生の開花予報はいつなのか?
そんなことは、知ったこっちゃあないのです。

(明日は明日の風が吹く)
と誰かさんが言ったっけ。
...
きみね
簡単に「殺してやる」なんて言うけど
 その後
 どうするつもり?

それを道端にほっとくわけにもいかないのよ
戦時中じゃあるまいし
 リヤカーによっこらしょっと
 っていう風に ...
スノボで手すりみたいなとこ滑ったり
(雪いらねえじゃねえか!)
巨大マトリョーシカの上飛んでったり
シュール過ぎて笑うけどさ
訳の分かんない競技見てると
風雲たけし城かと思うぜ
ポンポンと枕を5回叩いたら5時に起きれるでも二度寝する 料峭や旧石器捏造事件 月夜に鳴らないオルゴール 集中力があって熱中症 幸薄そうな女から宝くじ買っている わたし19のこの春に 
命を捨てに参ります 
積丹半島 神威岬 
念仏トンネルくぐって行きます

わたしの好きなあの人は 
関係ないと言ったけど
耳の聞こえぬそのことで 
あの人の親が ...
影は次々と
落ちてきて
重なって
離れて
あおい時間も
ふじいろの空間も
あなたの指で
押し広げられて
そんなふうにして
世界はできあがり
あなたが残した
古い写真の
風景 ...
サムラは
父親に期待され
可愛がられて育った
サムラもそれに応えようと
懸命に誠実に生きた
ゴウチは
出来の良い
双子の兄サムラと比較されるのを嫌い
父親に反発するようになった
しか ...
雪のあとの街の中
どこにでもあるような丸椅子と私
席っていうものがなければ
私はここに居られないような気がする
それにたぶん
そこそこ空席でなければ
いけ(イケ)なかったかもしれない

...
氷の張った湖を
スケートで滑り
ここはと言う所で止まったら
ドリルで氷に穴を開けて
ワカサギを釣って
またスケートで帰って来る
釣ったワカサギの数と
行って帰って来るまでのタイムで
勝 ...
遠くを見ていると
そこに至るまでの道のりが
ないもののように
錯覚してしまう

けれど
その錯覚が
誤りだとは言い切れない
正しいこととも
言い切れない

わからないこと ...
汚れに慣れた私らに

あなたの不在
あなたの眼差し
あなたの一途が
突き刺さる


誤魔化しに沈むわたし等に

牙剥くでもなく
あなたの声
あなたの音
心臓が固まる


...
なにもない
雪だけの原を歩く
目の前の白
後ろに点々と足跡だけが残る

まるで世界に
自分だけがとり残されたような感覚
孤独の影が走る


ドサリ、と音がする
木から雪でも落ちた ...
こんなふうに
穏やかに
労りながら
暮らしていけると思ったやさきに

何の前触れもなく溶岩のように
吹き上がる
怒りを
とどめようもなくぶつけてしまった

慎重に
優しく積み上げ ...
シャリシャリと雪を歩く靴の音が楽しい
と言ったあの人は溶けて消えました。

晴れて、屋根に積もった雪が溶けてポタ
ポタ落ちています。

むかし、あれは小さなお化けの足音だと
いじわるなお ...
美しき世界



ほたりと雫が落ちて、
地面につく前に消えてしまう。
それはまるで届かなかった対話のよう。
繋がりたくて、それでもぬぐった涙のよう。

私は長く病を患い、 ...
うちには時計が大小20以上はある

掛け時計 置時計 目覚まし時計
腕時計 携帯電話の時計 PCの時計
給湯器の時計 ファックスの時計 
炊飯器にも時計が付いてる

時計が多過ぎてうんざ ...
片目は泪に流れ落ち
からだの何処かにたどり着き
そこから視界を送っては
震えの歩みを惑わせる


灯が眠る光を引きずるあとを
春は静かに追いかけてゆく
泥と雪と
鎖の ...
子どものころから知っていた
その今度は 
生涯 来ないこともあることは

だから
続きは また今度 
と言われたら
諦めるしかない
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
寒の花朧月自由詩614/2/11 9:30
呟きの恐怖森川美咲自由詩4*14/2/11 8:49
川の向こうの線路深水遊脚短歌5*14/2/11 8:05
セブンスターのボックスこいち自由詩314/2/11 7:38
今日はうれしい出勤日ですichiro...自由詩8*14/2/11 6:00
酒樽たちはるな自由詩414/2/11 3:20
スミレ藤原絵理子自由詩7*14/2/11 0:28
誠実でなければ守ることの意味がわからないichiro...自由詩8*14/2/10 22:24
葡萄酒の晩餐服部 剛自由詩7*14/2/10 22:24
坊ちゃん藤原絵理子自由詩1*14/2/10 22:01
風雲たけし城花形新次自由詩1*14/2/10 21:58
ポンポンと枕を5回叩いたら5時に起きれるでも二度寝する北大路京介短歌414/2/10 21:24
料峭や旧石器捏造事件俳句014/2/10 21:23
月夜に鳴らないオルゴール自由詩314/2/10 21:21
集中力があって熱中症自由詩414/2/10 21:20
幸薄そうな女から宝くじ買っている自由詩714/2/10 21:20
この春に板谷みきょう自由詩1*14/2/10 21:11
地の星壮佑自由詩22*14/2/10 20:38
サムラとゴウチ花形新次自由詩0*14/2/10 20:08
雪が空(あ)けた空(そら)yuugao自由詩114/2/10 19:39
オリンピック新種目花形新次自由詩2*14/2/10 19:32
望遠鏡千波 一也自由詩214/2/10 19:11
薄命佐和自由詩114/2/10 18:55
 雪原の足跡 小林螢太自由詩14*14/2/10 17:51
溶岩Lucy自由詩13*14/2/10 16:33
「雪のせいにする猫」宇野康平自由詩214/2/10 15:48
美しき世界田園自由詩7*14/2/10 15:36
【 時計 】泡沫恋歌自由詩16*14/2/10 12:02
傾滴路木立 悟自由詩414/2/10 11:02
また今度イナエ自由詩11*14/2/10 10:00

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加筆訂正:
【 時計 】/泡沫恋歌[14/2/11 5:42]
最後の2行を追加しました。
/るるりら[14/2/10 13:10]
題名を なし から※に変更します。(リンクが難しいと思いましたので)
6.39sec.