だれも知らない思い出は
知られたくはない思い出とは違うけど
知らせたくはない思い出だと
ぼんやりと、
でも熱心に誓う自分は強いのだろうか
あらゆるやせ我慢でにんげん時間を
やり過ごしてつい ...
確かなことに偽りはない
浅はかな人が
なんとなく決め付けた

たった一秒足らずの疑問符で
隙間風が吹く確固なんてたかが知れているのさ

問われることを怯む正しさなんて
砂漠に建つ砂 ...
 こんな朝から大好きです
 あなたと連絡が取れた1ヶ月前から
 わたしの気持ちはふわふわしてます

 片想い なんだけど
 メールしたら 返ってきて
 しかも 柔らかい内容で
 ナイ ...
夕ごはんの買い物帰りにママンが仔猫を拾ってきた
パッパは余計なもの拾ってくるなよと言った
ぼくはびっくりして、触ったりした
今日から兄弟だよって
ママンが言った

少し震えながら
鳴 ...
朝まだき鴉溶けゆく菫色


ごうごうと北国の川動き出す


シロツメとレンゲソウなりどこまでも


御堀端風の戯れ桜花飛ぶ


蝶々が母をたずねて三千里


蝋梅を写真で ...
雁行と学校帰りと茜色


足許に石つころあり春霞


人間の射る眼を赦す白き梅


遠のいてセピアの写真春銀河


東京の長靴が踏む春の雪


樹を捨てて立ち去りし雁の翼 ...
思い出ははるかな昔
若い日の夏のひと時
あなたの瞳さやかな髪
緑の山はわたしたちを
つつみわたしは歌った
あなたは銀笛を吹く
その後ろ姿のさやけさ
声ひとつなく別れ
記憶はついに絶えず ...
海で眠っていれば
起こされるんだよ

水平線が
空にあるのは
海が
銀河に流れていくから

船の上で
そう思ったとき

ぼくは
信号機の音を
聞いた
片隅に花

飾られた花

精一杯咲いていても

根なし草

命短し
赤い花

愛でて綺麗だとは

儚すぎる
明日

色褪せれば

色鮮やかな
新しい赤い花 ...
片方の手を取って
九十歳のきくさんと
介護の青年は
デイサービスの廊下を
ゆっくり、歩く。

きくさんは、皺の寄った右の拳で
くしゃくしゃなちり紙を
握り締めている。  

「それ ...
Objectの先端を
 愛していた

だれ\よりも好きだったと
思えたものは
 本当だろうか?

Objectの窓には
硝子色をした
 カーテンが
硝子色の
 空を映している ...
戦争って何だ?
戦争でなぜ人は死ぬ?
いや違う
戦争で人は死ぬのではなく
人が人を殺すのだ

戦争って何だ?
戦争で勝った方が正しいのか?
たくさん人を殺した方が正しいのか?

戦 ...
ストッキングを穿いたブタが
元町通1丁目のシャネルの前で
レトロな街灯に凭れてスマホで遊んでいる
二本しかない指で器用に画面を擦る
時折落ちてくる紫色のエクステを
けだるげな雰囲気を演出しな ...
歩いては

遠くには行けない

この足だけで歩いては

毎日 移動している道の

およそ 半分までしか行けない

けれど

とけた雪を踏み崩しながら

足だけを動かし
...
いつか
虹がでてるから空見て!
って
メールでおしえてくれたね

わたし
ありがとうって伝えなかった気がする

いつも
はずかしいとか
てれくさいとか
そんなものに
負けてたん ...
炬燵の上にはみかんの入ったざるが置いて在る
あたりまえのように炬燵に入り蜜柑の皮を剥く
子供の頃は至極あたりまえに蜜柑を食べたもの

蜜柑やりんごはいつも一箱ごとに八百屋さんが
届けてくれて ...
カーナビの知らぬ公園風光る どちらとも敵ではないし夜の梅 春兆す左舷に見えたフラミンゴ 借りた雑誌の文通欄に蛍光ペン 赤ちゃん言葉がしゃがれている 一生懸命で叶わないことが多い りんごを食べた
わけありりんごを食べた

わけあり家族で
りんごを食べた

みんな無言で
それぞれの方向をみて

ペットのハムスターだけが
かさこそ音をたてて食べた

北国から ...
しあわせ は


たぶんきっと飴色で
涙かでるほど甘いものでしょう?


なんども見逃してきた、と思うので

どういうものか とか
どうやったらなれるのか とか

教科書にのっ ...
同じ道を歩むはずだったのに
繋がれた手は離れていって
背中さえ見えない今はもう

一番星はそこにあったはずなのに
微笑んでいた月は欠けていて
幾千の星が輝く今はもう

溢れるほどに注が ...
交響曲第一番「亀戸」を作曲しようと思ったが
口笛も吹けないので断念し
リーマン予想を証明しようとしたが
9の段が苦手だし
素数はブルドッグしか知らないので諦めた
4回捻りに挑戦しようとも考え ...
窓をあけるように
テレビをつける

人に会うように
ネットをつなげる

手紙をかくように
独りをつづる

扉をあけるように
脳ミソひらく



いくら開いても
広 ...
ほほなぜる風のささやき春浅し





手のむこう雲は流れる二月かな





ふりかえる 映すあおぞら春の道
生まれてくるときはひとり
死ぬときもひとり

だけど
笑うのも
泣くのも
怒るのも
ひとりではできないのが不思議

そして
笑ったり
泣いたり
怒ったりしないと
...
お喋りして良いかしら
もしもある女性が心は男性だったとして
でも同時によ
同性愛者だったとして
男性を愛したとする
すると
そとからみれば普通の異性愛者と見えるでしょう?


北 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
午前三時の常識もっぷ自由詩2*14/2/28 6:51
疑心ニワコ自由詩214/2/28 6:03
すきはるこ自由詩2*14/2/28 5:38
メーピスカリャー末下りょう自由詩4*14/2/28 3:08
春「シロツメ、蕗の薹」 (一〇句)もっぷ俳句2*14/2/28 2:55
春「あお」 (一〇句)俳句1*14/2/28 1:01
運命織部桐二郎自由詩1*14/2/28 0:42
佐藤伊織自由詩414/2/27 23:55
片隅くうに自由詩114/2/27 23:39
白いちり紙服部 剛自由詩1014/2/27 23:30
Object佐藤伊織自由詩014/2/27 22:57
戦争って何だ?ichiro...自由詩9*14/2/27 22:56
買い物山部 佳自由詩314/2/27 22:37
遠くには行けないフユナ自由詩7*14/2/27 22:32
ともだち弓夜自由詩3*14/2/27 22:08
炬燵・・・tamami自由詩1114/2/27 21:59
カーナビの知らぬ公園風光る北大路京介俳句614/2/27 21:48
どちらとも敵ではないし夜の梅俳句314/2/27 21:48
春兆す左舷に見えたフラミンゴ俳句214/2/27 21:48
借りた雑誌の文通欄に蛍光ペン自由詩314/2/27 21:47
赤ちゃん言葉がしゃがれている自由詩514/2/27 21:47
一生懸命で叶わないことが多い自由詩114/2/27 21:46
わけありりんご朧月自由詩314/2/27 21:44
しあわせの見つけ方ちと自由詩014/2/27 21:32
愛してたムウ自由詩214/2/27 21:23
夢を見るバカ花形新次自由詩414/2/27 19:30
窓を開くシホ.N自由詩214/2/27 18:40
二月こしごえ俳句1*14/2/27 15:20
その間だけでも小原あき自由詩6*14/2/27 14:34
サークル「群青」 課題「紫」 『赤と青の間』木原東子自由詩7*14/2/27 14:12

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加筆訂正:
二月/こしごえ[14/2/27 22:03]
三句目を 追加しました。 拝礼 。
4.27sec.