予感ではなく、確信である

わたしは未だアイデンティティークライシスであると

そう、最期のときまで



 
ありがとうと言えたとき
きっとあなたとは二度と会えなくなって
それまでは
我慢してもらって
ごめんなさい

一番大事に伝えたい言葉だから
本当の最後に伝えようと取っておく

あり ...
歌詞のない歌を
歌うあなた

あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ

この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ...
ほんとうのこと
それは大抵が言ってはいけない

どんなに親しくなっても
むしろ親しいからこそ言えない

私が真っ黒なこころの持ち主で
ほんとうのことはいつだって真っ黒だから

もしだ ...
凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく

あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ...
火が
ほしかったから、

そっと
恥じらいをまぜて

お月さまに
耳打ちしました
そっと


まるで
玩具のような運命の
わたしです

あわい
夜の吐息にさえ
消 ...
やわらかなわたしは
凍結することが出来るから
やわらかくなど
ないのです

冷ややかなわたしは
あこがれを抱いていたりするから
あつく出来ているのです
本当は


空から ...
 


白塗りのギタリストは
ファイアバード掻き鳴らして踊り出す
それを見た黒塗りは
フライングブイ床に叩きつけて
歌いだすのさロケンロー
青塗りが靴裏で
ドラム踏み鳴らして始まる
キャンディ トゥナ ...
じょうりくさんは
てんしなので
みつぎものを
さしあげますと
いって
かしとか
あげたら
ほかのおとこと
ちちくりあう
かんけいを
やめて
こちらに
ほほえみかけて
くれる
...
 冬枯れの樹の下でなぜ孤独を感じる必要があるのだろう。
 そんなことを自分に問うた事のある人が一体いくら在るのだろう。
 自分に課した約束を反故にした人は一体幾人いるのだろう。
 犯した罪の ...
  さっきから、あなたが
  夢中になって眺めているのは……光の断面
  あられもなく剥き出しにされ、あなたの鼻先に
  それは 突きつけられている
  鉢に植えられた何らかの緑
  ...
尻に対する
必要以上の愛撫は
あなたのためというより
自分の欲求を
満足するためのものに
相違ありません

お、おじいちゃん?
おじいちゃあああん!

ロッドマンと猪木は
どちら ...
駅前の透き通った路地から
斜めに下っていく
陰だけの旅人
人を信じることを信じることができずに
スーツケースの中では きっと
愛の源がくしゃくしゃになっている
バスのタイヤに初々しく視 ...
まちぼうけをしている
霊園のお墓のなかで
白白と明ける白骨のわたしは
時時
霊園の枯れた草陰から歩き出して
近くの空き地にいき
忘れ去られてペンキのはがれた木製のベンチで
しずしずとひな ...
 カーテンを開ければ あたり一面銀世界

「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ...
遠く離れたあなたを想い歌を書いた
明るくて楽しくて泣けるような終わる事のない歌を
その歌はあなたには届かなく 聞く事が出来なくても
あなたの為に歌い書き続けるよ

いつか あなたと一緒に歌え ...
いちにちたっても

いっかげつたっても

村上春樹も

古今亭志ん生も

生きてたって

死んでたって

あの日のあのとき

ハッピーバースデイ

木枯らしなんて

...
         改装をくりかえして
      築四〇年余は建付けの歪み
 隙間風が折角の暖房部屋に吹き込んで
基礎代謝低下のおいぼれは震えるばかり

      まるで片田舎に建っている ...
夜も光が満ちあふれている
というのに何という暗さだ

積乱雲の内に潜んでいた狂気が燃え上がり
炎となってなだれ落ちた北の空
燃え広がる炎は山を飲み込み
夜と昼 夏と冬が入り交じった都会の
...
海苔食べる間も老いていくのです 陽だまりに落ちるふたつの影が
重なり合い
水溜りのように揺れる

君の影がどこか心強く
僕は精一杯の虚勢を張るけど
どうやら失敗してるようだね

ほら一年前にはひとつだったのが
...
からっ風綾波レイのハイヒール スプーンで食べないからだ マシンガンに撃たれたい夜がある 私の死んだ日桜満開 太陽は暖かいのに
僕を焦がす事が出来ない
月は綺麗なのに
僕を癒せない
風は全てを吹き飛ばすのに
僕を動かせられない
地震は地面を揺らすのに
僕を揺らせない
なのに君は僕の心を
焦が ...
「僕」の住む町
鍵降町には伝説がある
それは
空から延びてくる
絹の帯を滑って降りてくる鍵の雨の伝説だ


雨のように降ってくる鍵の1つ1つが
一人一人の、少年少女の、幼年期に入り込み ...
ことばに かこまれすぎたので
うみに いった
なみが うたっていた
かぜが うたっていた
ぼくは くちを あけて
うたを すいこんだ

いみに おいかけられすぎたので
やまに のぼった ...
君と僕の間立ち昇る蒸気 少し高いところから注がれるミルク
軽く手を添えて 彼女は僕に笑顔まで添えて

白と黒の渦を巻くさっきまでのブラックコーヒー
束の間の現実逃避
優しく微笑むウエイター ...
他人の心の扉を開いて大切な物を

奪う事が得意だった俺には

開けられない物なんてなかった

他人の幸も不幸も俺は奪う事ができた

ふと、自分の扉を開いてみたいと思った

だけど鍵 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
アイデンティティークライシス殿上 童自由詩10*14/1/12 22:55
ありがとう乱太郎自由詩11+*14/1/12 22:38
ヴォカリーズichiro...自由詩6*14/1/12 22:05
黒い心朧月自由詩314/1/12 21:17
 冬静 小林螢太自由詩14*14/1/12 21:12
越権千波 一也自由詩614/1/12 20:20
ギフト自由詩314/1/12 20:09
ROCK自転車に乗れ...自由詩114/1/12 20:07
かしa自由詩214/1/12 19:00
樹下にてヒヤシンス自由詩7*14/1/12 18:13
エーテル 9草野春心自由詩214/1/12 17:49
尻私欲花形新次自由詩114/1/12 17:35
形相葉leaf自由詩514/1/12 17:08
まちぼうけこしごえ自由詩5*14/1/12 16:05
スノーマンと雪だるま夏美かをる自由詩33*14/1/12 15:05
リィ自由詩114/1/12 15:01
ハッピーバースデイ吉岡ペペロ自由詩314/1/12 13:30
かの幻が開いてその影はきえた(一〇)信天翁自由詩3+*14/1/12 10:45
クリスマスローズイナエ自由詩13*14/1/12 10:03
海苔食べる間も老いていくのです北大路京介俳句114/1/12 9:59
影ふたつkeigo自由詩014/1/12 9:59
からっ風綾波レイのハイヒール北大路京介俳句114/1/12 9:58
スプーンで食べないからだ自由詩614/1/12 9:57
マシンガンに撃たれたい夜がある自由詩314/1/12 9:57
私の死んだ日桜満開自由詩414/1/12 9:57
全てリィ自由詩1*14/1/12 8:37
伝説を撃つランチャーゴースト(無...自由詩2*14/1/12 5:24
うた村田 活彦自由詩114/1/12 1:14
チェックアウト自由詩1*14/1/11 23:58
心の扉リィ自由詩014/1/11 23:00

Home 戻る 最新へ 次へ
2357 2358 2359 2360 2361 2362 2363 2364 2365 2366 2367 2368 2369 2370 2371 2372 2373 2374 2375 2376 2377 2378 2379 2380 2381 2382 2383 2384 2385 2386 2387 2388 2389 2390 2391 2392 2393 2394 2395 2396 2397 
5.51sec.