ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス
青い水
青い水パルテノンの湖の
川の岸辺に,流るる日
乙女の目、青い水もて
洗うなら、恋の思いは
消え失せん
その日には木々にざわめく
鳥たちも、喜び歌しきりうたわん
十六時が明るかったので
今日を私の春の始まりとする
17歳
自分が5人に
分裂したらいいのにと
切望していた
17歳
ハタチになりたくなかった
17歳
歌唄いに憧れた
17歳
遅刻常習犯
17歳
バイトを掛け持ち
渋谷公会堂に通 ...
空気があっても
水があっても
土があっても
風があっても
それだけでは命は生まれない
初めの何かがないと
その何かを
私たちは
愛
と名付けた
愛は命という愛の流れを引き起 ...
どんな花も美しい
迷わず自分だけの輝きを
自由自在に放っている
私の心に咲く花は満開になり
甘い香りはポジティブな証拠
経験したことが
栄養になり個性と混ざり合い
大輪の花が色づ ...
土脉潤起
つちのしょううるおいおこる
雲がほどけて
雪がこぼれる
北がやぶれて
風があらぶる
音がとだえて
水がいてつく
光がとおのき
命がしずまる
雪 ...
初めての学芸会は
サルカニ合戦の
蟹の役だった
いとこのよっちゃんは
猿だった
元の話は
硬い青柿をなげつけられて
つぶれた蟹の卵から
子蟹が出てきて
助太刀を得てみごとに
親 ...
うっかりとすずめの焼き鳥食べてから雀の顔を直視してない
何年も開けられてない旅行カバンとんでもないうっかりが出てきそうで
ガソリンいれるとこなんで開けっ放しなん? 娘の指摘にうろたえて あ ...
自分の心が辛いとき
自分のことばかりを考えないで
誰かのしあわせを願ってみよう
すこし 息もできるようになるから
あしもとの雪は泥混じり
むこうの雪は白くて綺麗
この雪の河渡るには
生きてさえいればいい
この愛さえあればいい
この雪の河渡るには
あしもとの雪は泥混じり
...
みんな
ちゃんと
みとめられて
みんな
いいひとで
いいことをして
みんな
きもちよく
生きてゆければ
不意に訪れるのは
悲しみか
...
約束、という言葉は
なにも運ばない
それを知りながら僕は
風になろうと
している
この手に負える
ちいさな結末だけを
連れて
都合のいい語りを
選ぼうとしている
...
いつも
車両に乗り込んだ人は
先から乗ってきた人に
目で挨拶を交わしたきり
閉じたままの窓の外へ
視線を泳がせたまま
死んでしまう
いつも
死んだ人間が運ばれていく車両に
今日 ...
息を吸いながら力の限り叫ぶ
この
邪悪な怒りを吸いながら
叫ぶ
この
涙を吸いながら
叫ぶ
この
鼻水を吸いながら
叫ぶ
この
叫び声を吸いながら
叫ぶ
...
スーパーで並んでいたときのこと
小学校一年くらいの男の子が
母親とおぼしき人に
何やら言いに行ったかとおもうやいなや
ばしっと音が響きわたるほどの勢いで
頭をはたかれた
理由はわか ...
初めに光だけがあった 大きな壁の下敷きになった僕は 光が光のまま同時に闇を兼ねることを知った 光が闇として熟していく中 時間の刷毛の愛撫のもと 再び闇は光へと跳躍した 僕は今度は大きな壁を乗り越え 僕 ...
眠れない
時だけが
刻まれる部屋で
眠れない
そもそも私は
眠りたいのか
眠れないのか
眠らないのか
眠眠眠眠眠…
何だかちっとも
眠くない漢字だ
いや
感じだ
...
暗い宇宙のフカクから 、つめたくやわらかな雪は
降り積もる
目線と
平行するように 、
コンクリイトの
壁を這う
白の
ヤモ
リ
星のような手足と三日月のような尻 ...
後ろから浸り、百日紅に槍、吾の坊の棒もしなり、左、見遣り依頼、落雷の方に猿とモヒカンが卑猥に絡まりY・Y・Yの字、袋小路に去り、然りとて頭髪を剥ぎ、貼り、裸足から抜いてもぎもがき、解ぎ、炎の仄かの放り ...
眠りながら彼は
どんどん広がって行く
何処までも広がって行く
つま先や肘の先に物語を
感じながら
彼の夢はみんなの夢
愛するモノたちの夢
石 オクターヴ 水
酸素 退廃 ...
うまくできないことがある
話がわからないことがある
それは要領が悪いということで
生きるには少し難しい
私と逆の人たちは
倍の量の作業をこなす
どうしたらそうできるか
教えてくれる人 ...
白球をバットの芯でとらえる タイミング
競馬場 最後の直線 ムチを入れる タイミング
今までの 想いを 告白する タイミング
交差点 青から 黄色 赤へと変わる タイミング
「 ...
ハリボテのビルの中 傘差して歩く
彼女はどしゃ降り
上方へ向かって広がりをみせる天井
あらゆるものが彼女の頭頂部へ
その一点へと集約する
聞き覚えのある声が降ってくるのに
傘は 骨ばかりの ...
なけなしのリカちゃんをつかんでいくと
Kちゃんはかならずドレスをぬがせ
こっちの方がかわいいよと 着せてくれた
虹色のドレス
たからものの王冠
確かにかわいくなった
...
かつて肉屋の男を愛したことがあった
男は肉屋だけあって包丁を使うのがとても上手で
朝から晩まで肉を切り続けているのだからそれは当然で
肉を包む新聞紙からじくじくと漏れている
冷たくべとついた血 ...
蟹は
前を向きながら横へ進むのか
横を向きながら前へ進むのか
蟹のからだの構造上
顔のある方が前だから
蟹は前を向きながら横へ進んでいるのだ
が しかし
蟹も何か目的を持って進んでいる
...
息を詰めてTVを見た
息を詰めて
TVを見るなんて
子供の頃のアニメ以来
演技は完璧だった
涙がぽろぽろ零れた
深夜のソファの上に
ティッシュの山ができた
TVの画面から
...
なじめない街に
あたらしい図書館ができて
あたしはうれしくって
ちいさい頃から本だけはいつも傍にいてくれたと
はたと気がついて
そういえば
だれもいない 一人部屋
まだまだお ...
目がさめたら
やけに喉が渇いていた
水を飲もうと
池のふちで
身をかがめると
なぜか
バランスを崩し
水の中に落ちてしまった
泳ごうとしても
体は重く
水の底へ沈んでいく
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス
北大路京介
自由詩
5
14/2/22 18:26
青い水
生田 稔
自由詩
2
14/2/22 16:30
春
フユナ
自由詩
5*
14/2/22 16:20
Baby-Baby
ゴースト(無...
自由詩
3*
14/2/22 16:20
みんな愛から生まれる
ichiro...
自由詩
7*
14/2/22 15:17
心の花
夏川ゆう
自由詩
2
14/2/22 14:57
土脉潤起
nonya
自由詩
17*
14/2/22 12:48
勧善懲悪
Lucy
自由詩
13*
14/2/22 12:25
うっかり
そらの珊瑚
短歌
7*
14/2/22 12:01
こもりうた
にかほ あや
自由詩
2+
14/2/22 11:45
むこうの雪
吉岡ペペロ
自由詩
3
14/2/22 11:35
生きる
〃
自由詩
2
14/2/22 11:11
最低な翼
千波 一也
自由詩
3
14/2/22 10:08
いつもの車両に
イナエ
自由詩
12*
14/2/22 9:50
息を吸いながら力の限り叫ぶ
ichiro...
自由詩
8*
14/2/22 9:48
ただそれだけのこと
そらの珊瑚
自由詩
20*
14/2/22 8:37
twitter
葉leaf
自由詩
1
14/2/22 4:21
眠
森川美咲
自由詩
1
14/2/22 3:58
絶滅のための夜
末下りょう
自由詩
2*
14/2/22 3:53
椀のなかの尻
手乗川文鳥
自由詩
2*
14/2/22 3:26
夢見る宇宙
雨の音
自由詩
2
14/2/22 3:09
トライイング
cidle
自由詩
2
14/2/22 0:26
タイミング
佐白光
自由詩
0
14/2/22 0:26
鳩は水色
こうだたけみ
自由詩
3*
14/2/22 0:07
リカちゃん、
フユナ
自由詩
3*
14/2/21 23:33
肉屋
春日線香
自由詩
1
14/2/21 23:09
蟹と人
ただのみきや
自由詩
16*
14/2/21 22:42
往復ビンタ
藤原絵理子
自由詩
4
14/2/21 22:03
図書館
弓夜
自由詩
4*
14/2/21 21:43
目がさめたら
Lucy
自由詩
6*
14/2/21 21:20
2364
2365
2366
2367
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
2383
2384
2385
2386
2387
2388
2389
2390
2391
2392
2393
2394
2395
2396
2397
2398
2399
2400
2401
2402
2403
2404
加筆訂正:
蟹と人
/
ただのみきや
[14/2/21 22:49]
誤字直しました。
冷えた歌声
/
健
[14/2/21 21:52]
細かいところを
3.77sec.