けふ見しは枯野華やぐ幻や
黄金の舘月の光に
恩寵がわたくしの上にあつた頃

わたくしは「かれ」を感じなかつた

その手はわたくしを去らず

圓光のなかなにを識るともなく…


恩寵がわたくしの上にあつた頃

わたくしは「か ...
夢中になるのも
手放すのも
いつもいつの間にか

だからこの場所にいることに
必然や偶然を思わせる理由はなく
1年後もあなたとわたしは
わざわざ確認せずとも
き ...
子供の頃テレビで見た海外はキラキラ宝石箱の様に輝いていた。
僕は友人とテレビゲームをしながらドラクエの冒険の世界に夢中になっていた。
大人になった幼馴染の僕と友人は子供の頃テレビで見たあの宝石箱の ...
恋を失った時の悲しい気持ちなんて
うそっぱちだね
この世は恋で回るわけじゃない
むしろ群れになって立ち向かう
そんな規律に色沙汰なんて必要ないから
兵隊さんは奪い殺すの
奪われてみなければ ...
君の手のひらに
朝と闇と夕暮れと夜があるから
私はそれについて詩をかきます
遠くにある悲しみと喜びは
誰の手のひらサイズでもない
君の詩をよんでよみ返して
それがわかったのです
いつも窓 ...
美しい先輩に膝に触れられて真意を聞けず重ねるグラス その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜

傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
...
眠れないことがつらいのは
どうしてだろう
眠れないことがつらくなければ
流されなかった涙は
いくつあるのだろう

数えきれない眠れぬ影は
朝焼けで溶かされず
凝固する
凝固しながら
...
だまされたのかも知れない
甘いにおいに誘われて
近づきすぎた

 人だって 
 グルメな匂いに弱い
 縁日の雑踏の中の醤油の臭い
 に誘われて 
 埃と一緒に口に入れる
 焼きと ...
悲しいけどさわやかだ

今起きたばかりだから

さむいけどあたたかだ

風が吹いていないから


歩いてゆく

おとがする

しがみつく

木の枯れ葉


悲しいけ ...
師走の涙が凍りつく前に

あなたの胸に僕を突き刺して

肌に絡みつく寥な冷気を

受け入れながら僕は生きよう

飽くことなく社会の灰汁を啜り

一縷の希望にしがみつきながら叫ぶ 
...
鳥葬の似合う枯野を探しけり 袋とじを開けてガッカリ畳替え 大安売りの愛も愛 クローンのほうがおもしろい 鏡がないと狭い部屋 ねえ
ひとつぶのわだかまりもなく
こんなにさらさらで
どんなかたちにもなって
どんなかたちにもならなくて
よく晴れた日は
誰にも盗られないように
丁寧に埋めた
昨日の美しい心を
ぴか ...
すべては夢

吹く風も

木陰の光も

朴訥な勇ましさも

無声映画の悲しみも

すべては夢


ながれる

夢をみてる

つよく

悲しく

一人立つ

...
君に堅く結ばれた
ひもがほどけない

この送られてきた荷物に入っていた
巾着袋のひもがほどけない

わざと堅く結んだな

僕が困っている顔を
想像しているのだろうけど

そうは問 ...
蒼なき夜空に
星が散りばむ
手の平に星が墜ちたなら 左様
私の手が空になる

手の空いっぱいに
星が墜ちる
それは
瞬く間もなく
きらきらと
吸い込まれていく

私の
空に
...
私は泣いてしまいたい
心にこびりついた汚れを
落とすために
泣いてしまいたい

まるでどこかの主人公
悲劇のヒロインを気取っている

ボロボロ涙をこぼして
顔をぬぐう私

満足す ...
どうして鏡には
こんなに知らないような女ばかりうつるのだろう
手垢のついた壁にかこまれて
言いたいことがある、と
思っていた
そればかりを覚えている
冷えた砂漠になげだされた夜だ

...
誰もいない日
眠りに落ちていくような日の
昼下がり そんな
僕はどうも失業していたけれど 
かつては学校にも行っていたし
かつては人間だったわけなのだが
外に昼飯を買いに出ることすら怖 ...
ストレスか

なにかの病か

胸がどきどきする

ような気がする


眠れなくて

活字も追えなくて

いま

なんの予感もなく

消えてゆく


ストレスか
...
みんなに可愛くないと言われるけど
私は自分が誰よりも一番可愛いと思うの
だって例えば事件や事故に巻き込まれた時
他人の心配より自分の心配をするでしょ?
だから私は自分が一番可愛いと思うの。
{引用=
( 竹林に翁が影、竹を切る 音がする )



里はもうそんな時節らしい


 路によりそう水の流れ
ここは、暮らしにいつも水音がある


 流れる水は 淀むことをし ...
みどりの精悍な城あとをみる
稜線はふるえて、夜半
南へむかうと述べた喉の
ほとけに花燭を抱きあわせ
うきあがった契りの舟をそらへ
放流する手つきで 投げた

その眼には
映っているだろ ...
雪は降らなくていい
長い詩もいらない
部屋には
湯沸かし器があればいい

わたしは臆病すぎるだろうか
ねえわたしたちは
なんて滑稽なかたちをしているのだろう
冬海の人近づけぬ厳しさよ その雪代に生きる魚あり
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
小夜織部桐二郎短歌113/12/19 19:49
薄明自由詩113/12/19 19:35
僕らが千年経っても中山 マキ自由詩3*13/12/19 17:31
子供の頃ガンジー自由詩213/12/19 17:02
悲しみ黒髪自由詩1*13/12/19 16:16
ポケットに現代詩左屋百色自由詩8*13/12/19 15:53
グラスを重ねる佐野まこ短歌013/12/19 15:34
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】夏美かをる自由詩25*13/12/19 15:09
あなたにやわらかな朝を茜井ことは自由詩4*13/12/19 14:12
ウツボカズライナエ自由詩18*13/12/19 13:22
歩いてゆく吉岡ペペロ自由詩213/12/19 11:56
師走の涙が凍りつく前にUtatan...自由詩013/12/19 10:27
鳥葬の似合う枯野を探しけり北大路京介俳句613/12/19 10:21
袋とじを開けてガッカリ畳替え俳句213/12/19 10:20
大安売りの愛も愛自由詩413/12/19 10:19
クローンのほうがおもしろい自由詩513/12/19 10:19
鏡がないと狭い部屋自由詩913/12/19 10:19
猫のダイヤモンドそらの珊瑚自由詩1313/12/19 8:56
夢をみてる吉岡ペペロ自由詩213/12/19 8:45
君が堅く結んだ結び目に完敗したichiro...自由詩1113/12/19 4:41
星。駒沢優希自由詩513/12/19 1:55
群青ジャム自由詩213/12/19 1:20
砂漠はるな自由詩313/12/19 0:49
今日コスプレの子と番田 自由詩013/12/19 0:33
眠れなくて吉岡ペペロ自由詩113/12/18 23:13
自分が一番リィ自由詩213/12/18 22:29
水の帰郷月乃助自由詩14*13/12/18 22:26
肩ごしにとおの自由詩713/12/18 22:14
湯沸かし器はるな自由詩613/12/18 22:13
無題gorses...短歌3*13/12/18 21:24

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加筆訂正:
苦しいときに、やれること/まーつん[13/12/18 21:36]
細部変更しました
4.18sec.