The-so-mato-LAND(第四稿)
――――こっちに来ちゃダメだ
海面すれすれを漂う。僕はペンヲ握ってカリカリを音をたてたて、赤ん坊はヨチヨチ、風がバブーバブーとなく度に町中に沈ん ...
魚上氷
うおこおりをいづる
冷たい水底で
来る日も来る日も
あわぶくの羅列を眺めてきた
滞りがちな
私の中の遅い水は
妄想だけを鰓の内側に沈殿させた
待つのは慣れて ...
白昼の夢の途中
断絶するイメージ
現実感の迎撃に
やられて浮遊
神仏思想
腑に落ちるもの無く
妄信を排して
懐疑に陥る
いまこここの世
いつど ...
ふわふわの ましゅまろケーキに 似合う
トッピングを 考えた
苺が 粒粒
自己主張する
甘さと 酸っぱさを 兼ね備えた ボクこそが
真の女王さ
ツブツブを ひけら ...
かがやく曇と
黙りこむ曇のはざまに置かれたひとつの皿に
荒れた虹の音が降り
非対称の笑みを咲かせる
人工の水 人工の光
すぎるものは皆 幽霊のように視線をそらし
何 ...
一と言う字を書いた
それはゴールテープ
真っ先にあなたが通り抜けて
一は消えた
東の果ての一
海と空の境界から
太陽が覗き一日をはじめるとき
あなたの舟が一の中へ消えて行く
...
脳に痛覚はない、という。
それじゃ
こころ、って、
いったい、どこが痛いんだろう?
いつか、降るだろう
雨とは呼べない
くるしい水や
雪とは呼べない
つらい花弁が
いつか、降るだろう
きっと
だれもが望む形は
思いがけずに
姿をかえて
しまう
...
太平洋の荒い波が
かつてひとつであった石さえも
みっつに分断させたのよ
小説家志望の女の子の戯言が
ここでなら
信憑性をもって
語りかけてくる
干潮時にだけ現れる
海の通路を渡り ...
元カノに似た娘を好きになったけど恋は実らず独りで帰る
元カノと比べてしまう笑顔とか脊髄反射で駄洒落言うとか
僕のこと愛してくれる人ならば容姿年齢性別不問
えらい人が笑ってない
夏がもこもこしている
海に砂漠がない
鳥が
冷たい川にいて
魚をみている
追っている
動かずに
ずっと
みている
魚は
およいでいる
鳥の腹のなかでも
肉じゃがに入れた秘密の隠し味あなたは何故かわかってしまう
遊園地人気のジェットコースター日が暮れるほど並ぶ人々
彼岸花仲良さそうに咲き乱れあなたの右手強く握った
潮騒が胸の奥まで満ち ...
仙台で大学院生をやっていたころ、仙台には故郷とは違った風土があることに気付いた。風土とは地形や気候だけではない。そこに暮らす人々の気質でもあるし、道路の混み具合でもあるし、交通網の整備具合でもある。市 ...
{引用=
動画:http://www.youtube.com/watch?v=_O9BE9Io9Eo
}
弱さが生んだ罪をあがない 行方は知らずにただ闇雲に
描いたクロスを飾った窓 真っ赤 ...
私は座っている。なぜなら私が、座っている自分自身の姿を心に思い描いているからだ。同様の理由で世界には雨が降り続いている。冷たい雨だ。人がその中に立てば数分で息絶えるほど無慈悲な雨だ。いつから降り始めて ...
眠れない夜には目を開けたまま死の夢をみる
それが正しい成長と堕落のバランスの取り方
アイツらを殺さなくてもアタシはどこへでも行ける
そう囁くのよアタシの宝の持ち腐れのコブクロがw
核兵器のボタ ...
世界が裏返るとき
世界のどこかで蝶番がきしむだろうか
それとも
世界は一瞬のうちに裏返るだろうか
ほんのわずかな音も立てないで
たまに飲むビールは
いつもの発泡酒と違ってちょっとだ ...
「お父さん、この人が
ワタシの命の恩人です」
「いえいえ
ボクは命の凡人です
何の取柄もありません」
「お父さん、無難にありきたりに
生きられないワタシに、この人は
凡人として ...
大雪の翌日
退院間近の幼い息子を迎えに行けるように
シャベルを握り、腰を据え、無心になって
門前に降りつもる雪の{ルビ塊=かたまり}を、掬って、投げた。
玄関から顔を出した、姉さん女房 ...
戻っておいで
君はこの言葉が好きだと言った
帰れる場所があるんだと安心できるからって
はにかんだ微笑み 僕はその表情が好きだよ
言葉にできずに照れるとこ
だから ...
「詩」は「言葉の寺」と書くので
玄関の戸を開いた
小さい「口」に
一度、私は入ります――
ふたたび{ルビ娑婆=しゃば}に出る時は
世界の総てが
「言葉の寺」の中に在るような
新たな目 ...
公園で母と子が手をつないで歌を歌っている
私は5歳の時
3ヶ月間入院生活を送っていた
当時の大学病院の小児病棟は
母親が付き添う様になっていた
私には3歳と生後5ヵ月の2人の妹がい ...
夫の恋人はわたしよりすこし背がたかくて聡明な肌をしている
恋人の妻はアイロンがけがうまい それしか知らない
鳩も恋をするんだろうか
箪笥や窓枠も恋をするのかな
わたしの目はどうして
いつ ...
糸が引く程の 蜜な関係
それは ともだち?
炒めるほどの 傷つく関係
それが ともだち?
どんな汁に どっぷり 浸かれば
と・も・だ・ち?
ともだちって なんだろう
妙な お ...
ホームセンターの駐車場が真っ白になった
マンホールの蓋の上だけは真っ黒い
空からは ぽってりした雪がまだ落ちてくる
やがて ぽっかりと蓋が開いて
隣のおばさんが上気した顔を出す
「こ ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
The-so-mato-LAND(第四稿)
赤青黄
自由詩
1*
14/2/17 19:25
魚上氷
nonya
自由詩
22*
14/2/17 17:54
主体のない夢
シホ.N
自由詩
1*
14/2/17 17:41
マシュマロケーキ
藤鈴呼
自由詩
1*
14/2/17 16:45
傾滴路 Ⅱ
木立 悟
自由詩
4
14/2/17 14:36
一と言う字
イナエ
自由詩
7*
14/2/17 13:22
こころが痛いのです。
はなもとあお
自由詩
3
14/2/17 12:23
いつか、降る
千波 一也
自由詩
4
14/2/17 11:58
三ッ石にて
そらの珊瑚
自由詩
12*
14/2/17 11:31
元カノに似た娘を好きになったけど恋は実らず独りで帰る
北大路京介
短歌
2
14/2/17 9:43
元カノと比べてしまう笑顔とか脊髄反射で駄洒落言うとか
〃
短歌
4
14/2/17 9:43
僕のこと愛してくれる人ならば容姿年齢性別不問
〃
短歌
1
14/2/17 9:43
えらい人が笑ってない
〃
自由詩
6
14/2/17 9:42
夏がもこもこしている
〃
自由詩
4
14/2/17 9:42
海に砂漠がない
〃
自由詩
3*
14/2/17 9:41
さかなととり
朧月
自由詩
2
14/2/17 8:12
肉じゃが
夏川ゆう
短歌
0
14/2/17 7:10
禁止
葉leaf
自由詩
4
14/2/17 4:48
D.o.A.
にゃんしー
自由詩
1
14/2/17 1:19
OMMADAWN
无
自由詩
4+
14/2/16 23:29
いつもよりおおめにくさをはやしてでうすえくすまきなをまちわび ...
〃
自由詩
3+
14/2/16 23:28
世界の蝶番は音もなくゆるやかに動いて
佐々宝砂
自由詩
3+*
14/2/16 23:11
命の凡人
イオン
自由詩
0*
14/2/16 22:44
詩人と雪掻き
服部 剛
自由詩
8*
14/2/16 22:36
無題
文字綴り屋 ...
自由詩
0
14/2/16 22:30
「詩」
服部 剛
自由詩
3*
14/2/16 22:19
春の小川と春の青空
ichiro...
自由詩
9+*
14/2/16 22:03
箪笥や窓枠
はるな
自由詩
5
14/2/16 21:54
ともだち
藤鈴呼
自由詩
3*
14/2/16 21:44
大雪
藤原絵理子
自由詩
3*
14/2/16 21:18
2370
2371
2372
2373
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2385
2386
2387
2388
2389
2390
2391
2392
2393
2394
2395
2396
2397
2398
2399
2400
2401
2402
2403
2404
2405
2406
2407
2408
2409
2410
加筆訂正:
少年の日の夢
/
Neutral
[14/2/16 22:46]
最初の部分修正しました
6.69sec.