ボーナスの配られるのを見ながら
自分がアルバイトなのだと実感している
ジェームスブレイクのような
感情のない目つきをしている僕
この会社では短いが
業界では精魂尽くしてきたつもりだ
そ ...
憧れは
雪にとけている
朝に降っている
布団のなかで
熱を持っている

美しい憧れに
忘れられたくない
だから秘密で
いくつも言葉を並べてる

憧れは夢に住んでいる
憧れは君が ...
  ペンキは塗られたばかりだった
  ずっと、夏のあいだじゅう
  きみはアイスクリームを食べにいった
  ぼろい車に乗って闇雲に海沿いをひた走った
  読まなくてもいい本を読んで 読 ...
わたし、どうしてこんなに生まれたいんだろう?
死にたいのかな?
それとも、間違えて生まれてきちゃったのかな?

そんな事考えながら、じゃがいもを切っていたらさ
娘の ふくふくしたほっぺと 細 ...
錬金術師1
錬金術師にならなければ
水をつくらなければ
渇いてしまう
飢えてしまう

錬金術師になって
美しいものをつくらなければ
欠けたからだのあちこちを繕わなければ
いつのまにか ...
  蛇口は しばしば朝だった
  時折それは睡蓮だったし
  無口な背の低い青年だったのだが
  腰から下を火燵にしまいこんで あなたが
  丸っきり正気をなくしているときなどは
  ...
美しいものを眺めている人のなかに

美しいものを生み出した人はいない

美しいものを生み出す人は

できあがったらさっさと次の美しいものをつくってる

壊れたら、呼んでってさ
今日もあいつが僕を脅してくる
お前を今にひどい目にあわせてやるからな
そしてあいつは僕に唾を吐きかけ
腕を振り上げて殴るまねをするんだ
どうして僕だけがそんなことされるのか
分からない
あ ...
夢からさめたらね
また、夢をみていた

女の子がひとり
踊ってる
たのしそうに
かなしそうに
しあわせそうに
えらそうに

ひとりで

夢からさめてもね
まだ、夢をみていた
...
お世辞に笑えば

世界は裂けて

お前は消えた
赤信号を皆で渡ると大型トラックで

引かれ、でた鮮血を魂ごと画用紙に

載せる。

その圧倒的なアートに涙忘れた殺人者

は涙し、私は寝床で安らかに

寝入るだろうに。


...
消費税あがったことを知らなくてわずか一円足らずに喧嘩 墨を擦る間に意識遠くなり習字の紙に謎の絵と文字 寒潮やチェックアウトは十一時 宇宙との交信中酢飯の匂いしている 見知らぬ人の乳母車に座る 緊急避難場所を知らない にわか雨が去ると
真冬の風が通りみち
樹木も人も躰を震わす
「バーイ!」
「バァーイ!」
交差点の娘たち
無敵の若さにさざめいて
もっと綺麗な明日に生きる
ヒラヒラと手を振って
ひと ...
『冬の初めのごく小さな事』


こういう休日は大して珍しい事ではない。
俺は恋人と連れ立って街に出る。俺は本屋や古本屋、更に時間に余裕があれば図書館、ゲームもやるからたまに中古品を扱っている玩 ...
... 吾輩はエコである
エロではない
無駄にエネルギーを消費したり
ハアハア二酸化炭素を
大量に排出しないように
極力アダルトDVDによる
オナニーで済ませている

あんた、ふざけてんじゃな ...
ママは 青汁の味がする
時々は トマトジュースの味がする
ママは 玄米の芳ばしい味がする
朝食は 納豆の糸が引く

ママは ほうれん草と水菜を主食にしている
おかげさまで 7・8センチまで ...


りりりりり

りん りん

りりりりり

りんごだらけのらくえん

あかあいりんごはあかごのあたまだったんだ

りん りん

りりりりり



わわわ
...
青い空に
手を合わせたって
月に祈らなきゃ
だめなんだろ?

届いたのならば
ほんの一度
笑ってくれったって
いいだろ?

雨も光る
青い空だ

愛してる?
繰り返す?
...
時間が過ぎたような褐色のマグカップ
味とは無関係という関係
肌色に近づいたファンデーションを
是非 あのマグカップにプレゼントしたい
隅にあるテーブルは意図的
いつも 陸地を忘れたころに
...
イージス


あらゆる災厄や障害から
           まもってあげたい
イージス、その姿はかがみのよう

みなも、かけた
わけを聞かれると
うつむいてしまう
斜め上を向いて
...
 頬杖をついたら
 鼻から、鉛筆が生えてきた

 ため息をついて
 窓越しに雨空
 眺めてる暇があったら
 詩の一つでも書きなさい、と

 僕の鼻毛が、
 ニョキニョキと太くなって
...
金色

水色

オレンジ色


銀杏が風に透けてゆく

枝だけたわんで揺れている

風の強い日だった

少年のころの

充実を思いだそうと歩いていた


金色

...
まだ腕時計のない頃
パスカルはいつも左手首に
小さい時計をつけていたという

一枚の額縁の中の、夜
机上のランプに頬を照らされた
パスカルの肖像は
銀の時計をそうっとこちらに見せて、云う ...
       南に垂れたベランダは
        アクリル波板の屋根
        時空を横切りながら
  そこに 雀が影を落とした 途端
        一陣の北風が瞬いた

    ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ボーナスの日番田 自由詩313/12/14 2:14
ラブレターうみこ自由詩6*13/12/14 2:05
ペンキ草野春心自由詩413/12/14 0:23
淡々譚オオカミ自由詩213/12/14 0:19
錬金術師1と2bookof...自由詩0*13/12/14 0:17
朝がくるということ草野春心自由詩3*13/12/14 0:12
工芸家という人についてbookof...自由詩1*13/12/14 0:08
あいつと僕紀ノ川つかさ自由詩1*13/12/13 23:56
あたしって、ほんとゾンビオオカミ自由詩113/12/13 23:49
「お世辞」宇野康平短歌213/12/13 23:38
「幾度狂え」自由詩013/12/13 23:36
消費税あがったことを知らなくてわずか一円足らずに喧嘩北大路京介短歌413/12/13 23:29
墨を擦る間に意識遠くなり習字の紙に謎の絵と文字短歌313/12/13 23:29
寒潮やチェックアウトは十一時俳句113/12/13 23:28
宇宙との交信中酢飯の匂いしている自由詩513/12/13 23:27
見知らぬ人の乳母車に座る自由詩413/12/13 23:27
緊急避難場所を知らない自由詩313/12/13 23:26
さよならの刻salco自由詩1213/12/13 23:18
冬の初めのごく小さな事くみ散文(批評...313/12/13 23:15
COLD BLOODTAT短歌1*13/12/13 22:36
吾輩はエコである花形新次自由詩113/12/13 22:29
ママは 青汁の味がする朝焼彩茜色自由詩10*13/12/13 22:24
となりのぶたはただのぶただ2012自由詩2*13/12/13 22:23
愛してる?駒沢優希自由詩0+13/12/13 21:59
メモから箇条書きへyuugao自由詩1*13/12/13 21:51
イージス水町綜助自由詩2*13/12/13 21:44
頬杖をついたらまーつん自由詩8*13/12/13 20:35
充実吉岡ペペロ自由詩213/12/13 20:32
パスカルの時計服部 剛自由詩913/12/13 20:22
かの幻が開いてその影は消えた(三)信天翁自由詩113/12/13 20:22

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