「ああ,嫌だ」
彼女は台所の隅でぬか床を愛撫しながら言う
手を入れるたびに 「さくっ,さくっ」と音がする
重みに耐えかねた雪が どさっと落ちる
たまの大雪くらいで大騒ぎできるほど平和だ
...
手をかざすと こぼれる 木漏れ日のように
胸の奥の あったかいところで
あなたのことを ただ想う
元気でいますか
ごはんは 食べられたかな
苦しんではいないかな
笑顔で 過ごせてい ...
翻って鑑みて
許しておくれと哀願す
惚けておいて一言、
捨て置けと
あぁ、
どうしようも無きことかなと
夜空を見上げて
涙が伝う
最後の最後、
目の端にちらと輝く
女皇様
な ...
駅前でギター弾いてる兄ちゃんは終電の前サライを唄う
平日の昼間に君と会えるならA5ランクの肉我慢する
聴いたことあるようなないような歌ずっと頭で鳴り響いてる
試食用だと思ってた
触れると痛い花を抱く
ちょうちょをまるくむすんだ
かわいい皿と
小さなフォークと
まるいグラスに注がれたソーダ
ひとり暮らしの彼女の部屋には
見慣れぬ物が多すぎて
しばらくキョロキョロ
彼女はせっせと
ガトー・ショコラなるも ...
凍り付いた坂道を
滑り落ちて来た
75歳のババアにぶつかって
3人の子持ち
40歳サラリーマンが死んだ
ババアの方は
右足親指の爪の内出血で済んだ
調べによると
ババアは
昨夜見たス ...
煙草の煙が青みがかって見える
今日は昨日と同じだったけど
明日も今日と同じかも知れないけど
僕はその中で生きてく強さを
君のためにも手にしたいんだ
神経細胞全般花火散らして踊る踊り明かす
神経は単純の多馬力花束の向き先の日の出前
高揚の陰溶かす余韻余興 陽
踊り腕は両腕隻腕たらふく地球に差し込み 天下を掴む
弾み胸は心中中枢光年超す魂を重 ...
だれからも見守られずにきた足に
寄せては返す海だけがある
波音を数え忘れたその頃に
わたしもだれかの波音になる
放つのは最小限の言葉だけ
そうして高まる内なる海鳴り
...
童歌は遠く
匕枯れた母親に灯る
アカイ放射線の染み
緩い地盤の亀裂は埋まらず
極北から吹く風に骨も耐えきれず
見守るのは行き場のない木馬
土壁がぬくもりを吐き出せば
季節を待て ...
わたしはこの風景を切り取り
自分の懐へ持ち出すことに成功した
白い砂を踏む幼子が
その足を冷やしながら
ふるさとを築いていく
かつて少女だったわたしも
そうして ...
クーラーな色白なんて気にしない
気ままなリズム乗り出す葉っぱ
外は雪ホワイトチョコは甘すぎて
この温度差があなたとわたし
そのうわさ白か黒か確かめたい
もらった文庫本 捜しだ ...
忘れられない。
「 無理して忘れようとしなくていい 」
慰めるように
自分に言い聞かせる。
けれど、忘れたい。
やっぱり忘れたい。
忘れないことには
...
冬の下総台地の端に
小さな家一軒
剥き出しの枝と幹だけの
梨畑の中に
小さな家一軒
落葉高木の梨の樹
畑の樹は灌木のようで
海軍レーダーのように
針金が渡されている
白い季節 ...
言葉に出来ないほどの想いを
君に伝えられなくて
僕は紙飛行機に想いを乗せて飛ばした
紙飛行機よ飛んで行け
どこへも着かずにずっと
紙飛行機が飛んで行く
君に届くまで
紙飛 ...
私達の生活はいつからか映像化され
その細部の細部まで
いつの間にか、演劇的なものになっている
私達は日夜、自分と他人に
「そのような見かけ」を与える為に奮闘し
...
あの子は文学少女のなりそこない
文学の恋に落ちずに流行追いかけ
ピンクのスカートひらりはいて
スイーツ食べに行っちゃうの
さびしいさびしい本が泣いてる
ゲーテにダンテ、ポーも知らない
...
雪が降った!
私の住む町で
こんなに雪が降り積もるのは
何年振りだろう
熱いコーヒーを淹れて
窓辺に立って外を眺める
まるで紙吹雪みたいに
ひらひらと空から落ちてくる
ひら ...
孤独だと 気付く瞬間
場所にも 寄るけれど
大勢で 楽しく
輪と和と話に 花を咲かせる瞬間以上に
哀しいモノは ない
其れでも
貴方は 孤独では ない と
肩を抱い ...
――夕映えがきれいだった あのころ
もし自転車にのれていたなら
ほかの街で ほかの暮らしをしていたのかもしれない
すでに滅びた高句麗の
釘のように錆びた川がながれる
...
しんしんしんしん
こゆきが唇
しんしんしんしん
こなゆきが震
しんしんしんしん
だんみつが寝
しんしんしんしん
おふろが芯
しんしんしんしん
まつげが ...
伸び始めたブロッコリーが
紋白蝶の夢を見ていますように
くたくたに疲れているのに、眠りはなかなか君の部屋を訪れてはくれない。一日中凍え、平坦なオシログラフのようなイデオロギーのなかで木偶人形ごっこをし続けて、おまけにいま窓の外では辛気臭い雨が錆びたトタン壁 ...
久しぶりに水族館へ行きましょうよ。
そう彼女から電話があった。
十年以上も会ってなかったのに。
新宿の土曜日は待ち合わせには不向きだけど。
そう言っていたとおりの人混みの中、
約束の ...
僕らはみんな回ってる
宇宙と いっしょに
天の川銀河と いっしょに
太陽系と いっしょに
地球と いっしょに
ラクダと いっしょに
メキシコ人と いっしょに
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雪の日
藤原絵理子
自由詩
9*
14/2/14 22:38
願い
はるこ
自由詩
2*
14/2/14 22:26
empress
opus
自由詩
0
14/2/14 22:08
駅前でギター弾いてる兄ちゃんは終電の前サライを唄う
北大路京介
短歌
6
14/2/14 22:03
平日の昼間に君と会えるならA5ランクの肉我慢する
〃
短歌
1
14/2/14 22:03
聴いたことあるようなないような歌ずっと頭で鳴り響いてる
〃
短歌
1
14/2/14 22:02
試食用だと思ってた
〃
自由詩
6
14/2/14 22:01
触れると痛い花を抱く
〃
自由詩
3
14/2/14 22:01
ちょうちょをまるくむすんだ
〃
自由詩
2*
14/2/14 22:01
ガトー・ショコラ
千波 一也
自由詩
2
14/2/14 21:37
犬死に
花形新次
自由詩
0
14/2/14 20:43
生きる
こいち
自由詩
4*
14/2/14 20:29
細胞魂
朝焼彩茜色
自由詩
9*
14/2/14 20:11
◆そこに海がある
千波 一也
短歌
1
14/2/14 17:12
母子哀唄
アラガイs
自由詩
3*
14/2/14 17:10
ふるさと
小原あき
携帯写真+...
4*
14/2/14 16:30
白
佐和
短歌
3
14/2/14 15:46
神々しき太陽の重力 痛々しき月夜の浮力
komase...
自由詩
3*
14/2/14 15:12
梨畑
……とある蛙
自由詩
14*
14/2/14 13:38
紙飛行機
リィ
自由詩
1*
14/2/14 12:57
雪の中で思ったこと
yamada...
自由詩
2
14/2/14 12:53
文学少女崇拝
雨伽シオン
自由詩
2
14/2/14 12:52
【 雪が降った! 】
泡沫恋歌
自由詩
21+*
14/2/14 10:44
一人ぼっち
藤鈴呼
自由詩
1*
14/2/14 10:21
龍のいない青空
石川敬大
自由詩
7*
14/2/14 9:58
しん
佐和
自由詩
1
14/2/14 8:23
_
あかりんこ
携帯写真+...
2
14/2/14 8:11
レム≠ロム
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
14/2/14 7:50
2つの一瞬
ハァモニィベ...
自由詩
0
14/2/14 7:25
僕らはみんな回ってる
ichiro...
自由詩
4*
14/2/14 6:20
2374
2375
2376
2377
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2382
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2390
2391
2392
2393
2394
2395
2396
2397
2398
2399
2400
2401
2402
2403
2404
2405
2406
2407
2408
2409
2410
2411
2412
2413
2414
4.89sec.