頭脳明晰な俺の妻
しかし俺の偏差値では
筆算がいまだにできない
妻はそんな俺に対し
まともな食事をさせず
手のひらいっぱいのいり大豆を
三日分の食事だといって
手渡してくるのだが
しか ...
iPhoneからの投稿
これはiPhoneからの投稿なんだ
極寒の台場で俺は
なにをしてるかって
それは仕事です
いそがしいのです
女性に対していやらしいことをしたい
篠田君 篠田君 篠田君 篠田君
篠田君 元気かい 篠田君
自分の部屋にテレビあります
あっ いいじゃない
自分の部屋にテレビあります
あっ いいじゃない
篠田君 篠田君 元気かい
もうもくどもよ、

ベッドのあさいところで
指をかぞえる
放射状にならべたままで
つかみあうことができないままで

どの地点にも等しく降る雨のようになれないものごと
すなわち、わた ...
箱の中に夢を詰める?
夢と言うのは詰まるところ夢であり、
観念のユメのほうがずっと思い詰まっていて感動的
作者が行き詰って製作したボックスアートは
それは詰まり敗北であり、
ゆえにコーネル氏 ...
七年の呪縛
三年後の危機

胸のタイマーが
カウントダウンを始める

それは
鼓動と同調して

来るべきときを
予期さえする

なにしても
どうしても

なにもな ...
七里御浜の白砂の端の
岩場から顔を上げ
碧い海の彼方の故郷に
吠え続けたいく春秋
下半身は岩に同化した


桜吹雪に包まれて 
華やぐ心に
霞みに消える空を
呼び止め 呼び戻し
...
取り出したばかりの粘土は
幾通りもの生を含んで
ぐにゃり
柔らかく在る

指で押せば
くぼみが現れ
手のひらで転がせば
丸を成す
いびつな複雑さは
魅力的である代わりにとてももろい ...
ただ子供のことを思うだけで
いろいろな将来のことが不安になって
そうして生きていることさえ虚しくなる
誰がそんな思いを受け止めてくれるのか

生きているということを喜びと思えるように
...
包み隠さず話すことにしよう

傲慢な魂が足早に歩く階段を
上っているのかはたまた潜ろうとする夕暮れか

どんなに怒鳴っても
高速の降り口では平静を保とうとする機微
許されない事や
周り ...
おかあさんにだって
醜いこころあるよね

乱暴に掃除機かける母
その方がましだね
なんておもう私

無言の父

それぞれに通り過ぎる
まるで街の交差点のように

ちょっと寒い朝 ...
穏やかな顔して眠ってる 
黒いリリーが好きって 
ヒール鳴らしながら言うあの子
天使に用はないわって 
うつろな目で空をみあげている 
メキシコのドクロが垂れ下がったドアノブの前で  ...
野良猫から
一粒の
種を貰った
二年の時

窓辺の席
淡く芽生えた恋心

誰かを好きになったら
分からず屋で
気まぐれな
花が咲く

野良猫は
生まれる前に
母猫から聞い ...
リザの朱い唇が震えて 
ガラスの森ができた 
雪の降る音がするんだと言っていた
それはしゃぼん玉が割れるような音で 
十字架にキスをする温度のようだとも言っていた  
アフタヌーンティー ...
あなたはもう自由なのだ

または
きっと 
最初から
あなたは自由だったのかもしれない

私も
野を駆ける風をその髪に
茜色の夕焼けをその頬に
天の川を両の手に
卯月の雨を一粒残らず集めたら
桜吹雪に変えて見せましょう

知りえる限りの美しさを散りばめて
後ろから剛い電気光線を受けた処刑場のクライスト、林檎は、祈りとも醜形恐怖とも取りうる微妙にずれた表情で光線に鮮やかな返り血を浴びた自分の姿を想像していた。執行するわたしの背後には黒い革鞄があってなかに ... 逆さまに 微笑む兎が 見えたかい
月明かりの下で 朝露を待つ夜は 程遠く

太陽の訪れを 待ち侘びる事も 忘れたみたい
海岸で咲く 緑の花びらを 見付けたかい

違うよ 其れは 蛇紋岩だ
...
黙っておこう 余計な事は
黙っておこう 隠し事は

黙っておこう 世を渡るには
黙っておこう 面倒な事は

大事な鍵は手の届かぬ土の中
根に絡まる土の中

正直者は苦労する
取って ...
ヘッドフォンのコブクロなどを聴きながら
恵比寿駅の階段を
ひとり登っていくとき
今年は自分にとってどうたったかなどを
思い返している


同世代ぐらいの人が
まばらにホームに立っている ...
愛してるって
言うよ

何ひとつも
差し出してあげらないっていうのに

限られた時間の中で
いま四ツ谷だよ

いま水道橋歩いてます

いま終わりましたありがとお

いまを留守電でいま聞く


叶わないから

言う訳じゃないけれど

ずっと一緒にいたかった

から ...
東京

午後4時55分は暗かった

冥かった

役割を決められてしまうなら

じぶんで選びたかった

道をゆくペットたち

役割を決められてしまっているのに

なんだか嬉し ...
カラスが道端で死んでいました
カラスはカラスのままで横たわっていました

そうやって
カラスはカラスのままで朽ちてゆくのでしょう

落ち葉が
カラスの上にも
ふっていました

カラ ...
男:路上で道路工事をしているところありまして
ご婦人が大きめな制服に、警備棒を片手にフリフ
リしていました。ははは。

警備員は老人だって誰だってできる仕事だときい
ていましたから、ご婦人は ...
ボーナスをピアノに落とし無音かな サイコロでボーナスの額決めている ボーナスが妻の笑顔を奪いけり 成長する神を見ている 人間につけられた名前を知らない
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
頭脳明晰セガール、ご...自由詩413/12/10 19:21
iPhone自由詩113/12/10 19:17
篠田君自由詩113/12/10 19:15
_平井容子自由詩813/12/10 17:47
つめる白雨自由詩113/12/10 17:29
とぶ歳シホ.N自由詩313/12/10 17:27
獅子岩イナエ自由詩7*13/12/10 15:28
【終わりと始まりと】詩サークル「群青」12月の課題「終」への ...そらの珊瑚自由詩2013/12/10 13:29
思いの丈桜 歩美自由詩4+*13/12/10 11:46
17年前コバーン自由詩413/12/10 10:42
朝の交差点朧月自由詩613/12/10 8:50
Ribbonマーブル自由詩113/12/10 8:39
分からず屋うみこ自由詩2*13/12/10 4:00
リザマーブル自由詩813/12/10 3:11
ラストシーン。駒沢優希自由詩313/12/10 1:54
野を駆ける。自由詩213/12/10 1:04
白雨自由詩013/12/10 0:58
彼女の土産藤鈴呼自由詩4*13/12/10 0:38
黙っておこうsubaru...自由詩11*13/12/10 0:31
誰かからの声番田 自由詩113/12/10 0:02
コスモロジー駒沢優希自由詩213/12/9 23:32
叶わないから吉岡ペペロ自由詩513/12/9 23:09
東京午後4時55分自由詩413/12/9 23:06
落ち葉の季節朧月自由詩613/12/9 22:50
「ご婦人は棒をフリフリ」宇野康平自由詩013/12/9 22:43
ボーナスをピアノに落とし無音かな北大路京介俳句613/12/9 22:21
サイコロでボーナスの額決めている俳句1*13/12/9 22:21
ボーナスが妻の笑顔を奪いけり俳句313/12/9 22:21
成長する神を見ている自由詩613/12/9 22:20
人間につけられた名前を知らない自由詩513/12/9 22:20

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加筆訂正:
大雪やアスファルトから生えたる草/北大路京介[13/12/9 22:24]
生えし草 →生えたる草
4.45sec.