夫と2人で ひさしぶりの動物園
夫は動物を見る
私は夫を見る
子ウサギを見る夫の目が温かく緩む
その目をわたしは見た
クジャクを見る夫の目がその眩さに大きく深くなるのも
...
訴え
長い 経緯(いきさつ)と、大きな 苦しさが
短かくて 僅かな 言葉で へたくそに証言される
なんとか伝えたかと その全身のため息を
白々と狡賢い反証が 簡単に打ち消す
...
あたらしいまちをあるく
わたしはすこしこうふんして
ここで、だれにであうだろう
どんなことがおこるだろう
そんなことをおもいながらあるく
わたしはあたらしいコートをきて
かわをおよ ...
ロンドンのテイト、ターナー集めたる光りあふれるそこの静寂
金色の始点黄色のその前の白探してるターナーの絵に
輝ける光りのなかにわたし在り照らしてくれるターナーの色
誕生の ...
デジカメを急いだ父の意を知らずそれでものこる写真一枚
みたことをみてないことにできないと彼の三月に雀の無邪気
きょうもまた陽光のなく日は閉じて窓の捨て子のままの冬の日
気 ...
信濃路で会った川の名出てこない夜にふと聴くリバーサイドホテル
千曲川どうして君は太いのか訊ねそびれて帰路急いだ日
窓破りダイブしたいなこんな夜なぜか古い人の音聴いてる
夜 ...
プロフィール用紙に本音書かないでウケそうなこと控えめに書く
孤独から逃げようとしてお見合いのパーティーへ行くひとり浮いてる
春満月4回転のジャンプかな
もうすぐが長い
妊婦の多い病院で父が死ぬ夢
自分に愛想笑い
音は雪に食べられてしまい
部屋は
かえって生きものの息づかいでみちている
台所の戸棚のなかで
じゃがいもの芽が伸びてゆく
張りつめた胸の皮膚のしたを
薄くなった血がめぐっている
...
キラっと光るしゃぼん玉
空高く飛んでいく
掴めそうで掴めなくて
触りたいけど触れなくて
透明な七色に光ったしゃぼん玉に
やっと 触れることができたのに
どうして?
パチンって消 ...
風呂に入るために湯を足しました。
昨夜、散々湯船の中で遊んで
ピンク色に汚れた湯なんだけれど、
ボクは構わず入ります。
みんなにソワソワ言われたけれど、
ボクが脳天までどっぷり浸 ...
きいろい生命から千古の若者へ 手をあてて聞いている
鈍くさい生命から瞬く火のこの智慧へ 心をうつして聞いている
ヒトでない人等の前で
ぼくはもう丸裸になる
それは語らない彼らを介して僕が僕 ...
どこにも居場所がないような
そんなどうしようもない気持ちの午前1時
返ってくるはずもない友達からのメールの返信を待ちわびて
何度も何度も送受信ボタンを押してしまう悲しい習性
今日もうまく笑 ...
言葉の針に意図を通すのは難しい
何を繕うでもなく
きれいなシシュウを夢見ては
チクリチクリと傷つける日々
《針子のトラ:2014年2月11日》
乳首自慢の女が
真冬でも乳首周辺だけ
切り取った服を着て
「世の男どもよ
あたいの乳首を吸いたかったら
この鼓を100回鳴らしてみろ」と挑発していた
男の中に
どうしても女の乳首を吸いた ...
心の戸棚に並んだアルバム
私よ、鮮明に見ることができる?
ある1枚の写真を取り出す・・・
コスモス畑と幼き私
青いお空が印象的
私よ、思い出してごらん?
・・・おぼ ...
冷たい雨は たちが悪い
それに風が加わると最悪な夜だった
粗悪なアスファルトはタイヤに雨水を投げさせては
信号を待つ私の股間を濡らす
何だよ
世間は雪と氷の祭典で盛り上がっているのに ...
付き合いでサーフィンを始めた。
付き合いと言ったらゴルフだと思っていた。ゲームで磨いたわたしの腕は祖父と一緒に眠
ったまま。
南の方の生まれだから冷たいのは苦手なんですよ、というわたしの ...
ま
うん
なんと
いうかな
そもそもが
ずれているのに
まともになるように
きまじめとかぶきように
すすもうとしているからさ
ぬけだせないままにずるずる
おと ...
よーく見てください
西から見ると
富士山の頂上は
ちょぴり
尖ってます
南から見るとほとんど平なのに
ちょっぴり尖ってる方が
カッコイイ
冒険者たちは
いつも渇いていて
雨や
波間に
漂いやすい
けれど
冒険者たちは
それらの雨や波間について
潤いだとは語らない
なかなかに認めない
強情さがある
そ ...
よろめく べくしてよろめいた
つまずく べくしてつまずいた
ころぶ べくしてころんだ
そして
奴は死ぬ べくして死んだ
もうそこに精の本態は消えている ...
ものを買うということは
自らの欠けた部分を見誤るということだ
見誤る隙間とは別の高みにものを置くということだ
本が届くコーヒーが届く椅子が届く
だが人は買うことではものを所有できない
...
空もなく
風もなく
光もなく
雨も降らない
季節がない
そんなところに命があるのだろうか
あるよ。
声がした
家の建つ
ベタ基礎コンクリートで
固められた
土の中から
芽吹 ...
砂粒のような私を
あなたはそっと掬い上げてくれたけど
その優しい指の隙間から
さらさらと音を立てて こぼれてしまった
なぜ?と問う私に どうして?と責める私に
あなたは幾度となく微笑んで ...
嗚呼 うんざりする
何時迄だって 自己主張を
繰り返すんだ
大好きな 香りだって
ここまでキツイと 公害だよ
そう言えずに
少年は 目を瞑る
瞑っている筈の 瞼の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
瞳
ハァモニィベ...
自由詩
3*
14/2/16 5:33
訴え
〃
自由詩
2+*
14/2/16 5:30
あたらしいまち
kawa
自由詩
3
14/2/16 3:31
テイト、ターナー (五首)+1
もっぷ
短歌
1*
14/2/16 2:34
小鳥問われず (五首)
〃
短歌
2*
14/2/16 2:26
千曲川/ケータイの夜 (五首)
〃
短歌
1
14/2/16 2:18
プロフィール用紙に本音書かないでウケそうなこと控えめに書く
北大路京介
短歌
3
14/2/16 0:46
孤独から逃げようとしてお見合いのパーティーへ行くひとり浮いて ...
〃
短歌
1
14/2/16 0:46
春満月4回転のジャンプかな
〃
俳句
2
14/2/16 0:45
もうすぐが長い
〃
自由詩
5
14/2/16 0:44
妊婦の多い病院で父が死ぬ夢
〃
自由詩
1
14/2/16 0:44
自分に愛想笑い
〃
自由詩
4
14/2/16 0:44
じゃがいも
はるな
自由詩
12+
14/2/15 23:34
しゃぼん玉
葉月桜子
自由詩
2+
14/2/15 22:55
黄色い帽子
nao
自由詩
3+*
14/2/15 22:26
環の時間
レシート
自由詩
3
14/2/15 22:24
闇夜にはぐれた迷い子ひとり
涙(ルイ)
自由詩
6
14/2/15 22:22
針子のトラ
ただのみきや
自由詩
26*
14/2/15 22:08
乳首小町
花形新次
自由詩
0
14/2/15 21:51
一枚の写真から・・・
シズクにて
自由詩
1*
14/2/15 19:07
セブンイレブンのコーヒーを家でゆっくり楽しみたい
ichiro...
自由詩
4*
14/2/15 18:59
波
ps.
自由詩
2
14/2/15 18:51
詩が乳型なのは私がふざけた女だからです。
nao
自由詩
4+*
14/2/15 17:47
ちょぴり尖っている方がカッコイイ
ichiro...
携帯写真+...
2*
14/2/15 17:05
冒険者たち
千波 一也
自由詩
2
14/2/15 15:47
時の端っこ(十)
信天翁
自由詩
1
14/2/15 15:33
買う
葉leaf
自由詩
2+
14/2/15 15:14
家
そらの珊瑚
自由詩
15*
14/2/15 15:07
砂粒
シズクにて
自由詩
2+*
14/2/15 14:27
臭い
藤鈴呼
自由詩
0
14/2/15 14:22
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
2383
2384
2385
2386
2387
2388
2389
2390
2391
2392
2393
2394
2395
2396
2397
2398
2399
2400
2401
2402
2403
2404
2405
2406
2407
2408
2409
2410
2411
2412
加筆訂正:
砂粒
/
シズクにて
[14/2/15 16:09]
後半部分、大幅に修正しました。
3.82sec.