僕は目を瞑り
夕暮れの国道に彷徨う仔犬のことをちょっとだけ考える
カーラジオから明るい声が
逃げ出しちゃった犬の情報を
お寄せくださいと呼び掛けている
犬の種類 大きさ 毛の色
首輪 名前 ...
やっと会えた母は、とても穏やかな顔をして眠っていた
真新しい白装束 解剖の痕跡も知らず
すでに身体は綺麗に浄められて
「コロっと死にたい」
いつもの口癖通り、突然の呆気ない最後だった

入 ...
たやすく割れてしまうのに
壊れてしまうのに
やわらかく、脆い目で手を伸ばし

薄く平滑な胸が空気でいっぱいになると
子どものつまさきは
もうすでに、地を離れている

街が息継ぎを忘れて ...
あしたあしたあした
遠くで木霊する
届かない 汽笛
むなしい響き
どこまでも裏へと廻りつづける
騙しの船 煽りの航海
工夫と労働
駆動して前進する機械
跳躍するいのちの冷やかさ
身投 ...
頑なな盲信を取り払った時に
何が実在可能か

存在はまるはだかだ
市販のマスクはあなたの命を吸い込んで蝶々になります。

それは綺麗な蝶々です。

なので、ポイと捨てられればマスクも傷つきます。


マスクは子を孕みます。それはあなたの顔に似ています。 ...
永遠なんてどこにもありはしない
見えない言葉なんて信じない
心のどこかでうずくまる
駄駄っ子な感情を
認めることが出来なかったあの頃
繋いでいた手のひらの
温かさが腕を伝って
表情に溢れ ...
朝食は御飯よりパン選ぶ君異国みたいなリゾートホテル

無意識に知らないうちにやっている誰でも一つは持っている癖

ポケットに隠した言葉湿りがち陽射し浴びればキラキラ光

宇宙から送られてく ...
息をとめた空間で毎日を過ごした
こわい こわい
こわい こわい
未来が見えない

音を消した過去を毎日思い出した
いやだ いやだ
いやだ いやだ
どこにも行けない

歩かない花だっ ...
夢と現実という
区切りを付けたのは誰だったっけ

僕らはその中でしか生きれない
今日も鳥は飛んでいく

恋と愛という
区切りをつけたのは誰だったっけ

僕らはその二つに縛られる
明 ...
ただ こんなにも
生きるということは
切ないのだろうか

夢を素通りして歩いてきた道
それすらも 愛してしまえる今
僕は覚えたくなかったと
死んだ過去が声もなく叫んでいた

ただ こ ...
普段の私は40Wくらいの明るさで
人に会う時は60Wになる
さらに仕事中は
100Wの明るさで全開だ!

しかし100Wの電球は
消費電力が大きい過ぎて……
電球がすぐに切れてそうになり ...
重ね着の企業舎弟や六本木 セーターの中に刺青シールかな 厚着して父の生前葬へ行く ハッキリと分かれた
新緑の出来 不出来が
皮肉にも映えている

豊かだらけの様は
皆 退屈に見えて
つまらないと
頬杖つくけど

清らかも濁りも
この平面では普通で
なんのたわい ...
光を愛する闇がある おならとともに悪い気が排出されている そのダジャレ言わないと死ぬの? あんなにお腹がすいてたのに

ラーメンすこし食べたらいっぱいなった

たすけて

たすけて

鼻血でた

たすけて

たすけて

声聞けた

ふたりで頼めばちょうどいい

あと3種類くらいかるく食べれ ...
海の中へ鳥たちが沈んでゆく
沈黙の むらさきいろのうみ
いくつもの 幾万匹の 星
灰色のほし
生きている
ただ生きているだけのあわれなほし
機械のようにからからの眼
凛々しくも ペーソス ...
白・・・・・・・・・・・・・・。
色が 形が
どこから生じ どこへ消えてゆくのか
‐白は超越する。  
どこへも行かず、けして現れもしない白
白が思考を時間の底へしずめて澄ましこんでゆく
...
雨の奥から曇の淵へ
音は光の手を引いてゆく
白は降り さらに
白は降り


ひとり ひとつの場所にしか
響くことのない色があり
胸の苦しいけだものとなり
冬の川を ...
 
小さく洩れるアナタの声

頬をつたうアナタの涙

そして、愛がまた溢れる


 
 一人の旅人が、小さな舟で、川をくだり、終には海へとやってきた。

 舟の上には、本と、万年筆とノート、わずかな食糧、そして旅人に似つかわしくない、毛足の長いつやつやとした毛布がのっている。時計は ...
環状線沿いの古い2階建てのアパートメントで暮らして
いる男は、昼夜や問わずの車の騒音で慢性的な不眠症
に悩ませられていた。その騒音のために、男は気違い
になろうとしている。そんなある夜、男はシャ ...
クマゼミの 鳴き声を 知りたくて
クリックした ユーチューブ

便利な時代に なったもんだと 言いながら
しーしーしーを 聞いている

皆で 秘密の鬼ごっこを しているみたい
そんなに  ...
ひとを
見ませんでしたか?
そうです
さっきまでいっしょにいたんです
さっきまでここに はい
抱き合っていたのです
指にも足にも まだ感触が残ってる
痺れるような 浮いているよ ...
君の首のまわりに
たっぷりと巻かれたストールを見ると
私は冬の訪れを感じる
いつ見ても思うのだけど
君はストールを巻くのが下手だ
タグが見えてしまっているし
形もなんだかイビツだ

...
いつまでも黒光りして回ってる
レコード盤の中心に
赤い心臓は、脈を打ち
酔いどれ人の頬は赤らむ――  
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
帰ろうという意志さえあれば 彼には道がわかるはずLucy自由詩14*13/12/2 20:08
最後の紅渡 ひろこ自由詩33*13/12/2 20:02
車窓から見える赤い風船は、まるで祝福のしるしみたいにsample自由詩4*13/12/2 18:55
あした白雨自由詩3*13/12/2 18:27
まなざしもっぷ自由詩513/12/2 17:36
「あなたが捨てた子ども」宇野康平自由詩113/12/2 16:08
確かさ寒雪自由詩013/12/2 15:07
朝食夏川ゆう短歌113/12/2 14:53
可能性きみのてを自由詩413/12/2 12:58
せつない自由詩013/12/2 12:57
衝動自由詩113/12/2 12:55
【 電球 】泡沫恋歌自由詩23*13/12/2 12:49
重ね着の企業舎弟や六本木北大路京介俳句413/12/2 12:47
セーターの中に刺青シールかな俳句313/12/2 12:46
厚着して父の生前葬へ行く俳句213/12/2 12:46
濃淡subaru...自由詩8*13/12/2 12:46
光を愛する闇がある北大路京介自由詩813/12/2 12:46
おならとともに悪い気が排出されている自由詩113/12/2 12:46
そのダジャレ言わないと死ぬの?自由詩1213/12/2 12:45
ラーメンの唄吉岡ペペロ携帯写真+...313/12/2 11:51
海岸の夕景白雨自由詩113/12/2 10:50
自由詩213/12/2 2:30
ひとつ ゆらぎ木立 悟自由詩413/12/2 1:12
愛が殿上 童自由詩20*13/12/2 0:57
わだつみの木アオゾラ誤爆散文(批評...313/12/2 0:56
「冷酷な都」宇野康平散文(批評...113/12/2 0:31
小さなスティック藤鈴呼自由詩3*13/12/2 0:22
雨のない雷栗山透自由詩013/12/2 0:13
いちばん君に似合う色自由詩313/12/2 0:09
赤い心臓服部 剛自由詩513/12/1 23:59

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