限りの見えた 二人のそばに
新たな選択は見えていた

矜持よりも
恐怖に突き動かされた別れ
だからあんなにきれいな終わり方でも
後悔ばかりが湧き上がる

一人きり残されて
嘆いてばか ...
猫も僕も笑われるのが大嫌 ... 夜店の風鈴のように
蔓棚から垂れて枝にぶら下がり
秋風に吹かれている卵
茶色く毛羽立った上着の中は
半透明なグリーンの輝き

物珍しさと
手間の掛からない栽培が
流行を呼び 
夏は陽 ...
人々のイスラムの祈りに耳を澄ませば、イスタンブールの人々の生活が、
静かな景色が僕の胸に沁みこんでくる。
ブルータイルで彩られ巨大なドームとミレットを持つ、
ブルーモスクは優しくイスタンブールの ...
僕はトルコ旅行という幻想を見た。
古いジャーミィーの横にあるカフェでカウンターに座りトルコ人のおじさんと話す。
店内は薄明るいが、外の空は薄暗く、空気は垂れ込んでいる。
僕はコミュニケーションを ...
白い息を吐いて
大時計の前 待ち合わせ
君のお気に入りを持ち歩く
僕の耳に 赤いイヤホン

少し早く来すぎたかな
風景に混じるカップル 揺れる喧騒
思い出してしまう

「寒いのは苦手 ...
鳥たちが
羽ばたいて
赤子たちが
目を覚ます

鳥たちが
暮らしていたことなど
赤子たちは
知らずに育む

無邪気な勝ち誇りは
なぜだか咎に似て
無意識な寝息は
伝い聞く 幼 ...
街を歩いてると
ついつい君の
喜びそうなものを
探してしまう
そんな僕が居ます。

渡せるはずも
無いんだけどね

だけど君が
またあの笑顔を見せて
喜ぶ姿が頭に浮かぶんだ

...
そのままぼくでいると
なんだかなにかが足りない気がして
こぼれないように
あふれだし過ぎないように
カビの生えたノートに
書き殴ったたくさんの文字
そこにたくさんのぼくが
かくれひそんで ...
抜け出すことのできない日々
手錠に物事を引きちぎらせない
マリアのように偶像化が進んでいく
固くなった心はさらにストーンしていく
煙をゆっくり吸い込んで
深く吐いていく
真冬よりも冷たく
...
冬の肌は
こわれもの

夕餉の火を落とし
手にたっぷりと
クリームを塗る
ひび割れから
そっとしみこむように

日常というものは
重力がある限り
何処に行ったとしても
そう変わ ...
静寂

風の音もない

この世の沈黙

刻々と時は流れて
声なき祈りと
小さな明かりだけが
漂う

4分33秒の
tacetのように
 ロケットが帰ってくるとき熱で燃えてめくれ 一本の花になり地球に刺さった その地点から波打ち拡がる花の生命は一気呵成に大地を満腹フラワー地帯へと脈打ち変化させる 驚き飛び立つ鳥たち ... {画像=131224041858.jpg}

西の空に 夕日が溶けてしまう前に
愛するあなたを 包みこむ

銀色の粒が 凍えさせてしまう前に
愛するあなたを 包みこむ

愛するあなたが ...
原始の地球で生命が誕生するかのように
うなりをあげ ドボドボと音を立ててそれは始まった
新しく生まれる世界の器が満ち足りるのが待ちきれず
私はひざまずき成り行きを見守る

器の底はあっという ...
  焼き上げたばかりのロールパンを 手早く皿に移し
  純白のシルク地のカーテンに 挨拶するみたいに軽く触れ
  彼女は朝日を一番たっぷりと浴びることのできる席についた
  だがそれは彼 ...
女だって許してくれるさと
眠る そして
酒を飲まされている時の感覚がする
気づけばそう気づく


自分が何をしていたのかなんて
みかんの皮をむいたからこそ忘れた
こたつのあるその部屋の ...
音楽理論に則っても

音楽教室に幼児から通いつめても

音楽の天才が生まれるとは決まっていない

何故なら、天才とは常に

理論を越えるものだからだ

優等生のその先に天才があ ...
  けたたましい光に 四方から刺され
  花柄の水風船は 少女の手のひらで割れた
  寒々しい水滴の火花はそのまま 少女の記憶の形となる
  よく熟した七月の片田舎は 躾のいい室内犬に瓜 ...
月光のレマンの湖吐息ひとつ ある朝、眩しい光が僕の視界を奪った
思わず僕は手を目にあて、少しずつ
指の間から前を覗いた。
そこには笑顔で僕を見てる君がいた
眩しいだなんて
今日は雨なのに不思議だね
マロニエの蔭にいこへる老犬が
主のパイプふと地に落ちぬ
いづくにぞかくもありつる
うまし音充つる幻さやか
たぐへたりとはの月しろ
一たびのひと夜かたらふ


そのかみはふたりありけり
今し今とふともあらじ
うるはしき風やあやなす
霧ふかき ...
さびた車輪が 降り積もった時間を振り払い 
重くきしむ

巨大な動輪が レールの上をわずかに揺れて 
危険な過去の岩石たちを粉々に砕く

車軸に浴びせられる 熱いオイルの飛沫が 
すでに ...
誰にも知られてはいないが
レインコートの下は
スッポンポンのフルチン
つまり楽しみは
人知れず行うのが一番
という意味の諺

よく似たものに
無い袖は振れない
があるが
これは
...
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ...
ぼくの胸の中 モーターは
滑らかに 回ってる
プロペラを付ければ 
きっと青い空へ 駆け上がる


ぼくの胸の中 モーターは
軽やかなビートで 回ってる
スピーカーをつなげば
きっと ...
ある日君は安らぎを見つけ僕の元から

離れてしまったね、いつか僕も

この世界から消えて安らぎの場所に訪れた時

君はその場所で待っててくれるのだろうか?
曇り空でも どちらが太陽か分かるから 向日葵 
そんな名前に なったのかしら

そんな ひまわりみたいだねって 言われたら
喜ぶべきなのに

可憐な百合やスミレが 恋しくなっちゃって
ち ...
パーシークリスマス号に乗り込んだ いい年も過ぎた大人がひとり


到着時 乗り込んだとき 走行中 子供がはしゃぎ デジカメパシャパシャ


外装と内装 派手目 子供たちと鉄道マニア ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
首の傷クナリ自由詩6*13/12/24 15:56
チョコレート/セックス/チキン/裏切り者/呪い/祈り/光TAT自由詩6*13/12/24 15:12
キウイフルーツ哀歌イナエ自由詩13*13/12/24 15:10
ブルーモスクにてガンジー自由詩113/12/24 14:43
トルコ旅行と僕の闇自由詩113/12/24 14:27
イルミネーションシック愛心自由詩013/12/24 14:13
夢の中でsubaru...自由詩10*13/12/24 12:50
心の中でメリークリスマスを♪清風三日月自由詩013/12/24 12:38
ノート寒雪自由詩113/12/24 11:21
15年前コバーン自由詩313/12/24 10:30
こわれものそらの珊瑚自由詩2213/12/24 8:50
4分33秒の tacetのようにichiro...自由詩5+*13/12/24 6:09
花を食べるヨルノテガム自由詩313/12/24 5:04
幸せであるように自由詩113/12/24 4:46
take a birthNeutra...自由詩413/12/24 1:10
エーテル 2草野春心自由詩313/12/24 0:49
かつての心にいる人と番田 自由詩313/12/24 0:19
音楽の天才yamada...自由詩113/12/24 0:00
エーテル草野春心自由詩013/12/24 0:00
Ich weinte…織部桐二郎俳句213/12/23 23:00
不思議リィ自由詩313/12/23 22:55
La midi織部桐二郎短歌013/12/23 22:47
古曲自由詩013/12/23 22:43
錆びた車輪いねむり猫自由詩513/12/23 21:39
内緒ではフルチン花形新次自由詩013/12/23 21:07
会わぬが華Lucy自由詩20*13/12/23 20:56
ぼくのモーターいねむり猫自由詩213/12/23 19:14
ユートピアリィ自由詩113/12/23 19:11
ひまわり藤鈴呼自由詩1*13/12/23 18:55
私を解除深水遊脚短歌1*13/12/23 18:36

Home 戻る 最新へ 次へ
2358 2359 2360 2361 2362 2363 2364 2365 2366 2367 2368 2369 2370 2371 2372 2373 2374 2375 2376 2377 2378 2379 2380 2381 2382 2383 2384 2385 2386 2387 2388 2389 2390 2391 2392 2393 2394 2395 2396 2397 2398 
加筆訂正:
忘年会わざと忘れたるピルとゴム/北大路京介[13/12/23 21:11]
忘れし →忘れたる
3.72sec.