胸の奥に花を浮かべた人たちの
お行儀のよい笑顔を覗く
消えてゆくのか指 一本ずつ

肌を塗るもう一度塗る
審判を隠すパウダーの色
どこにいてどこにもおらず
冬空に雲 覆い尽くして

...
弾丸がもし
目に見えたら
君はどうするだろう

貫くだけ貫いて
戻らない弾丸を
無数に浮かんで
いつでも狙っている弾丸を

銃口なんてないから
どこから来たのか解らない
弾丸を
...
釘で刺した脚から虹があふれた
洗面器一杯に溜まった掬うと光って弾けた
中指と薬指の間から糸
塗りつけたら痘痕になった

無駄のない速さで跳ぶ
二本脚では届かなかった
海に削ら ...
舗装された道のうえでぼんやりと月を見あげた瞬間、
すべてが間違いのようになってしまった気がした
ムリに泣こうとしても何もでてこなかった
きっとひどい顔をしていた
夜なんだから照らさないでくれれ ...
猿山で
猿がせんずりをしている
誰に教わったのか…
死ぬまでするであろう

隣のお山では
詩人のおばさんが
七転八倒して詩をひり出している
死ぬまでするであろう

おじさんの詩人は ...
僕らのはじめの質問は「僕はだれ?」だよね
もう自分に尋いた人も まだの人も
答えられる人も そうでない人も
ここが 始り

僕らの中には かなしみも愛も分別もある
「しなくちゃいけないこ ...
とりとめもないものは
落葉に埋れたもう書けなくなった詩人の詩
ズタズタになった絵描きの指
潰れた歌うたいの肺
断裂した走者の腱


バルコニーに
数日前に行方知れず ...
溶けたカラメルが
ゆっくりと べったりと 
頬に 絡みつく

気持ち悪いから
手を払いたいのだけれど
腹が痛いと 繰り返すので
邪険にも 出来ない

ジャンケンで決めよう ...
きみは前日の失敗をかかえ、氷上に立った
その日のきみは前日とちがっていた
蹉跌はきみのなかでいくどもいくども燃やされ、灰燼に帰していた
きみはシンボルのジャンプをきめ
きみのフィギュア人生のす ...
その果実には色がある

制約のもと
つかのま限りの色がある



その果実には形がある

どの角度でも
どの経過でも
思いのほかに柔軟な形がある



その果実には香 ...
自分に催眠術をかけようとして
5円玉に糸を通してぶら下げて
目の前で振り子運動をさせて見ていたら
気がついた


振り子の重りがどんなに軽くても重くても
振り子運動の往復時間は同じ
...
早瀬のそばの竹やぶに
住んでおりましたので
笹舟を流しては遊んだものです
手を離すと同時に
それは勢いよく
旅立っていきました
赤い橋をくぐるまでは
なんとか目で追うことができましたが
...
寝る 起きる 空に鳥
齧る 飲み込む 赤いリンゴ
出かける 帰る 銀色の鍵

当たり前の
こんな普通が
何よりも大切な
あなたのものがたり
小さな家の
小さな庭で
立ち止まる小さな時間

枯れた柿の木の下で
腐ってゆく
冬を越せなかった果実

もつれてしまった糸を
ほどいていくのに
疲れてしまい
あきらめてしまった春 ...
祖父は十月に亡くなった。肺がんだった。私は茶髪を黒く染め葬式に臨んだ。火葬が済み、家の墓に納骨する段になって、骨壺の入った箱を持った父は、「こんなに小さくなって」と悲痛な泣き声のような声を出し ... ダメになったなんて誰がわかるって云うんだ

臭いもなけりゃ味もない
見た目だって変わりゃしない

生きているんだ“なまもの”じゃない

ダメになったなんて誰がわかるって云うんだ

一 ...
初めまして、こんばんは。



或る死神の話



えーと、踏み台にロープ。まあ、もう梁に通してらっしゃる。
先端わっかにして。まあまあ、首吊り自殺ですか。
ここ最近多いんです ...
別段輝いた瞳でもなかったけれど

思い出せば

あの頃の私は舞台に立つ

特別何かできたわけでもなかったけれど

思い出はまだ息をしている


現在は死ぬ

過去は蘇る

...
かなしくてさみしいゆめをみた
なにも思い出したくない
 
 
どうしょうもなくて、こどものように泣いた
鼻の奥がつんと痛くて、なみだがとまらなかった
やわらかな毛布につつまれたまま、身動き ...
 今日も だいすきです
 だけど 今日も 片想い

 一か月前に会ったひととは
 さて いつ 会えるでしょう

 『待ってたら いつか 会える?
  それとも 正直 会う気ない?』
...
自分のアソコの写真と
においその他の特徴を公開して
そのアソコに興味を持った人を
友だちとして集めて登録する
登録したら実際に
セックスする相手にするか
それとも友だちのままでいるかで
...
たっぷりの湯に
くびまで浸かって
こんなときに
銃乱射とか
爆弾の雨とか
不意打ちすぎるって
かんがえていた

この、
のんきさ
からだの疲れがとけてながれて
ざあざあさ ...
マンションの屋上のふちに座り込み
スニーカーのつま先と話していた

つま先が「死ね」と言ったように聞こえたけど
私は気づかない振りしたくて鼻唄歌ってた

つま先は何度も言ってきた
私は苛 ...
少女だった
遠い夏の日の
手のなかにあった
きらめく夢を
なにかべつの
ほんとうは
必要じゃないものに
すこしずつ
すりかえて
軽くなった肩に
安堵する後ろめたさを
かくすた ...
夜の風に呼びかけられて
居心地の良い部屋を捨てる
駄目な方へと向かう本能
どこかで赤ん坊が泣いている

綺麗な花を上からのぞいても
ダ・ヴィンチの要塞都市を連想する
そんな思考に石を投げ ...
明日にならなきゃ出来ないコトだらけで
今日を持て余してしまう

蝉が鳴いている
夕立がやって来た

ほつほつと落ちる雫を
木々の葉が受け止めきれず
地を這う水が泣いている

明日に ...
つむじ風は南南東に駆け抜ける
収束しない想いを切り裂くように

二足歩行の夜は遅々として眠れぬ夢とともに
進化論の樹を遡り霊長類の高みへとたどり着く

昨日のことはもう知らない
知る必要 ...
ひかりがインフルエンザにかかったの
パパにうつるといけないから
週末は帰ってこないでね
ママは感染覚悟の臨戦態勢準備完了よ

そうか わかったよ

ひかりが好きな 
とろアジと
...
猿の進化
そう信じられたらどれだけ楽か
信じたモノだけ救われる
神を信じられたらどれだけ楽か
ノアの箱船は石になったし
猿はヒヒになった
世界は狭くなったと
宇宙からの侵略者を望む
あ ...
私は子供が大嫌いだ、大人であれば尚更のこと
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
無題(2014.2)新嶋樹自由詩314/2/23 18:25
弾丸最都 優自由詩314/2/23 18:07
無題(2009.4)新嶋樹自由詩214/2/23 18:04
満月みたいな街ユッカ自由詩514/2/23 18:00
晴れた日山部 佳自由詩114/2/23 17:29
スタート地点レシート自由詩014/2/23 16:36
とりとめもないものはホロウ・シカ...自由詩3*14/2/23 16:27
妖艶な虫かご藤鈴呼自由詩7*14/2/23 13:16
氷上に咲いた一輪の青い花に寅午自由詩014/2/23 12:57
パウダー・フルーツ千波 一也自由詩214/2/23 12:46
振り子運動を見ながら平等を考えるichiro...自由詩9*14/2/23 10:52
笹舟そらの珊瑚自由詩17*14/2/23 10:22
「ものがたり」にかほ あや自由詩414/2/23 9:43
小さな家within自由詩5*14/2/23 9:13
ふりだし葉leaf自由詩414/2/23 7:15
おひとついかがですか?徘徊メガネ自由詩314/2/23 3:09
或る死神の話愛心自由詩314/2/23 2:14
セピアcidle自由詩314/2/23 1:49
不眠kotoha自由詩214/2/23 1:41
完璧な片想いはるこ自由詩1*14/2/23 1:08
アソコブック花形新次自由詩014/2/23 0:02
銭湯遙洋自由詩6*14/2/22 23:52
ある夜シズクにて自由詩3*14/2/22 23:42
自覚症状藤原絵理子自由詩514/2/22 23:05
夜の風自由詩1314/2/22 22:50
明日にならなきゃ出来ないコトだらけで 今日を持て余してしま ...武富諒太自由詩114/2/22 22:18
つむじ風梅昆布茶自由詩1614/2/22 21:59
きよしこのよるichiro...自由詩7*14/2/22 21:15
_こいち自由詩014/2/22 20:59
爆発もっぷ自由詩2*14/2/22 20:19

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