光の子供たちが浮遊する緑野に
きっとこころの種もあるのでしょう

跳ねてはしゃいだり転げたり
悪さをして群れている子供たちに混じって
金色の繊毛におおわれてふわりと浮かんでいたり

葉に ...
  遊び歩きで息を吹きかける
   ふーぅ ふーぅ ふーぅ
       放蕩ずきな群雲

氷山を渡り歩きで息を荒だてる
   おーぉ おーぉ おーぉ
     躁病となった北極熊

...
屋根に大きな聖書のオブジェを載せた
中古の黒いトヨタ・ハイエース
後部硝子一面に赤いビニールテープで
「死後、裁きに会う」と貼り付けてある

第二阪奈道をホーンを鳴らしながら
狂おしく大阪 ...
シャツもスカートも
タイツも傘も

帽子も鞄も
靴もカーディガンも

髪の毛も眼の色も
ホクロも

ぜんぶぜんぶ黒

でも

下着も靴下も
ハンカチも心も

無地で真っ ...
耳を痛めたくないから
仕事以外で
ヘッドフォンは使っていなかったのに

偶然押したボタン
あまく、やさしい声が
右へ、左へ
流れては消えていく
切なさにとろけるような
魔法の声
...
ももいろは すでに

室内に 溶け

腐れた二、三枚のひだが

私の手にはりついて ちぎれる

けれど、その がくは

最後まで花のかたちを 保とうとしている

おそらくは ...
かよわい肌の持ち主は
男のほう

繊細に消されていった
煙草の匂いは
指にも
首にも
移り住む

男を選んで
移り住む



男は
確かに直線的だ

けれども ...
いつもの 空間に
可愛らしい お客様
手に手を取って
笑顔を乗せて 歩き出す


背中には ゴリラ観音 燿ってる


刻み跡の 目立つ石 
翡翠 蛇に 見える石
普段 自宅には  ...
地面すれすれまで押し潰されるバネ

チャンピオンのボディーブローをまともに受けて膝を曲げた挑戦者

獲物を見上げ
後ろ足に全体重をのせる猫

ベルリンの壁に隔てられた互いへの思い

...
薄暗き桃色の港は
始まりやらぬ無知なる港
今日に微笑む幼女のように
朝に涼しい風を聴く
天より柔らかく声が溢れ
テラスにて
紅茶の葉擦れに触覚する
なによりも繊細に
なによりもおとなし ...
焼き芋の包まれている新聞紙かすかなインクの匂いも食す

くくられた新聞紙の椅子の上あごひげという名の猫がくつろぐ

ちぎられて水にひたさればらまかまれほこりにまみれて新聞紙逝く

世の中の ...
《薬剤名》   ・・第一工場食堂北側窓
《有効成分》  ・・空、富士山、雲
《効能・効果》 ・・鎮静、滋養強壮、
          見失った自分の立ち位置が見つけられます。
《用法・用量》  ...
君と初めてチューをした日
俺は小さな少年だった
今はもうおじいちゃん
入れ歯いれは何処にある
こんな儂でもよかったら
今からいくよ
君の残滓がわたしの中から
少し少しずつ消えて流れる
...
noteにたまらない
心は身体と一緒だから

無数の収束点に
落ちていくだけの
小鳥達

羽はもう身体と一緒だから
混濁した向日葵の裂いた黄色い舌
無数の小さな
子供達

...
声を忘れた
公園の片隅
見えない 子供たちの
その顔を見ていた


僕にもきっと
そんな時代があった
この目の奥に
死を感じながら


目を閉じればいつも
浮かんでくる
僕 ...
かなしみでなけるといいな
このままずっと

さいごにわらわないで
みんなにさよならなんて
いわないから

乾杯してはしった
はしった

このことを
おもいださないで
どうか
...
インフルエンザの予防接種も
レーシックを受ける人も
信じられない
そういった君の足元で
細い小枝が折れる

冬がやってきたから
この森にも
早い夜の始まりを告げるように
針金のような ...
七日粥五文字変えたらスガシカオ 七日粥それより死んでどうするの こじらせて人生が終わった 子を売ってパサパサの飯 死を避けてホルモン注射の痛み 目立たないように、だけでは淋しいので一点ものの封筒を買った
案の定きみはヴィンテージ切手風のシールを息を止めながら剥がしていく
少し厚みのある封筒
80円ではきっと届かない
不規則なぼこぼこで ...
 




誰かの為に。

これってかなり難しい


友達の為、
家族の為、
恋人の為、
自分の為、

こっちは意外と
できそうなものなのに

いや、まぁ
難し ...
ねぇ、一つだけ聞いていい?
いや、やっぱりいいや。
うーんでもやっぱり 一つだけ聞いていい?

やだ
夕暮れの空を見上げると
今日はお月さまがいない
と思ったら
真上やや後方から呼ばれた
「ココニイルヨ―」
ふりあおぐと三日月
こないだ見たときは
真っ黒な空の真ん中で
薄笑いの口みたい ...
何度きみを見送ったんだろう
あたしの涙をやさしく拭って
ひとさし指を立てて笑いかけてくれた
きみの痛みには気づきもしないで

あったかいカフェ・オレを
飲ませてあげればよかった
つめたい ...
雨の中カラスが世間話をしていた
黒い仲間は
雨にむかって顔をあげてとんでいる
そうだ
カラスは雨をこわがらない

どうしてわたしたちは
雨にうたれるとうつむくのだろう
どうして

...
たとえていうなら 雪の降る夜

裸足でマッチを売っていた少女が 自分のためにマッチを1本灯すとき

人は それを

終わりの始まり

だったというだろう

あとは終わりの終わりが ...
明日は待ちに待った卒業式だ
そして
俺はこの日を待っていた
明日で中学は終わり
みんなバラバラと散らばっていく

背水の陣
退路は断った

まゆみに
俺は今日告白する

「大事 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
こころの種梅昆布茶自由詩22*14/1/10 19:43
空の先っちょ (十)信天翁自由詩014/1/10 19:41
審判の日和田カマリ自由詩2*14/1/10 19:22
黒が好きなヒト★HIDE自由詩3*14/1/10 18:29
ヘッドフォンうめバア自由詩614/1/10 17:54
ばらフユナ自由詩6*14/1/10 17:18
才能千波 一也自由詩414/1/10 16:42
ゴリラ観音藤鈴呼自由詩014/1/10 15:09
バネ自由詩414/1/10 15:03
桃色の港白雨自由詩214/1/10 14:43
新聞紙そらの珊瑚短歌1314/1/10 8:46
処方箋20140106ichiro...携帯写真+...3*14/1/10 5:41
はじめての終まきしむ自由詩014/1/10 4:58
Note佐藤伊織自由詩414/1/10 1:29
セントラルパークのどこかで番田 自由詩014/1/10 1:27
おねがい佐藤伊織自由詩314/1/10 1:23
夜空のすきま林 淳子自由詩714/1/10 0:30
七日粥五文字変えたらスガシカオ北大路京介俳句214/1/10 0:13
七日粥それより死んでどうするの俳句214/1/10 0:12
こじらせて人生が終わった自由詩414/1/10 0:12
子を売ってパサパサの飯自由詩014/1/10 0:11
死を避けてホルモン注射の痛み自由詩114/1/10 0:11
Happiness To You伊織自由詩7*14/1/10 0:05
吐露自転車に乗れ...自由詩214/1/10 0:04
話しこいち自由詩014/1/9 23:35
お月さまLucy自由詩24*14/1/9 22:46
Far away藤原絵理子自由詩114/1/9 22:43
黒の群れ朧月自由詩514/1/9 22:35
終わりは始まりなのか終わりなのかRabbie...自由詩4*14/1/9 22:27
つんのめりラプソディichiro...自由詩4*14/1/9 21:53

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