一斉に 揺れる手を 眺めてる
幾つも 幾つも 同方向に 流れてる

此の人生は 楽しく 回り続けて生るのか
そんな命題を 絡めた糸で 捥ぎ取りながら

葡萄の種に 驚いて み ...
  朝、
  利き手ではないほうの手でつくられたような
  拙い光たちが 睦まじく庭じゅうを飛び回っている
  だが 光だけがここにあるのではない
  ここには机がある 椅子もある
...
 

無表情 メールに打ち込む 
カッコワラ


チョーウケル 何をやっても
チョーウケル


冬空の スカート短い
田舎っ子
あなたの耳にふれる
あなたの感覚になりたくて
あなたの耳にふれる
わたしはふるえている

あなたの鼓膜をゆらす
あなたの音になりたくて
あなたの鼓膜をゆらす
わたしはゆらいでい ...
ページをくる毎に
指先に宿る期待

ひとつ
またひとつと
言葉から漏れくる息遣いは
しなやかに強く
細部にまでわたる描写は
どこか温かい


あの物語を
まだ覚えてる

...
ちょっとした街の
ちょっとしたビルの壁に
「スーツはできる男の鎧」
冴えないコピーが貼りつく

ちょっと無理をすれば
ちょっと良さげなスーツが
手に入る歳になって
俺達はやっと気がつく ...
 暦の上では、冬至が過ぎたが、このところ、小春日和が続いていた。それが、一昨日あたりから天候が崩れ、今朝は霙交じりの雨だった。昼過ぎに雪に変わり、太一がパソコンの電源を落とす頃には、綿を千切ったような ... あたしが新年おめでとうと階段を登っていくと
洋ちゃんやみっちゃんが石になっていた

ふたつの石は
空けましておめでとう
と言いながらお年玉をくれた

お年玉袋の中から
ふたりより
も ...
{引用=
*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目 ...
 新たな年の目覚めと共に、大いなる父、
 日輪は、貧しき山麓の村を照らす。
 明けましておめでとう、という言の葉が
 人々の白い息に紛れて、辺り一面散り散りに輝いている。

 過ぎていっ ...
強がるんじゃなくて
でも
諦めることでもなかった
あなたの好きな言葉を
教えて下さいと
神楽坂でアンケートを実施したところ
一位が金品
二位が長期連休という順当な結果だったが
なんと三位にクンニが入った
(しかも20代男女では二位)

...
等身大の病

その名を

少年という
私の記憶が確かならば
去年の今頃は猫がいました
私の膝の上に私とは正反対の
とても品のある猫がいたのです
気づいた時にはもう既に
あたり前のようにいたのです

私の記憶が確かならば
去 ...
  街灯の{ルビ鏤=ちりば}められた夜が 冷たい川を流れていく
  対岸に立ちならぶ水玉模様の繁華街は深雪を浴び 
  緩慢な微睡みのなかに沈みつつある
  彼女はかじかんだ躯をコートに ...
17歳のころ 遠い夏の日

世界はきらきらと輝いていて
呼吸をするたびに甘く苦しかった

私の辞書は日々更新され
新しい出会いを貪るように消費した
咀嚼も消化も追いつかなかった

時 ...
鏡餅マツコモリクミボストロル 点滴がぽとりぽとりと初昔 歌留多から強いアーモンドの匂い 呆けた猫が毛づくろい忘れている いつまでも閉店セール続いている あの人のこと悪く言わないでおいてよかった 生まれた時から一人きりになった事がなかった僕は
いつも誰かと手を繋ぎ
何の不安も無く生きてきた
一人の世界を知らないまま
自分で何一つ出来ないまま死ぬのはとても恐くて
だから今その手を離して ...
風船が
ぷかぷか
ぷかぷか
上がっていく
手を離してしまった子供は
どうして離してしまったのだろうと
不思議に思っているのか
手を空に差し伸ばし
握ったり
開いたり

ふわふわ
...
この世に亡き方は
すべてを
香りで感じると聞きました

なので
大切なことを手紙にしたため
手紙とともに香を焚き
言葉を香りにのせて
先に送ります



  この世で会えぬ ...
港街のとある酒場で出会った爺
コップ酒で赤ら顔、威勢は良くて饒舌で、昔語りを捲くしたて、嘘か誠か話の先で、次第に次第に静かに眠りこむ。

小柄な爺の世迷い言

小僧よく聞けこの俺は
十五の ...
前に進みたいという
気持ちが強いほどに
その踏み出す一歩一歩は
重く感じるんだ

もうこれ以上引けない!
と思う気持ちが
強ければ強いほどに
いつだって腰が
引けちまうんだよ!

...
ふかふかの クッションに
仔猫が ちょこん と 
座る みたいに

腕に 入らぬ ブレスを
無理に 押し込めず

指に ちょこん と
垂らしてみたら

可愛らしくて
うふふ と  ...
ばあちゃんに買ってもらった吸盤に春の匂いが吸いついてゆく

ばあちゃんに注がれてゆけ夕立や汚い虫やその他もろもろ

ばあちゃんをへし折ってゆく夕まぐれどこまでもどこまでも独りだ

ばあちゃ ...
手渡しされた新しい年は
少し
湿り気を帯びていて
私の砂時計は
サラサラと流れていかない

古い年に取り残されたものたちが
色を失い
塵、となって積もっては
風に吹かれて
冬空に溶 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
コスモスの咲く丘藤鈴呼自由詩1*14/1/6 0:08
エーテル 8草野春心自由詩314/1/5 23:45
異文化自転車に乗れ...川柳314/1/5 23:15
自由詩314/1/5 23:10
あなたの語る物語keigo自由詩514/1/5 22:58
哀しみのスーツ御笠川マコト自由詩314/1/5 22:46
太一の決断MOJO散文(批評...2*14/1/5 22:13
ローリングストーンズな三歳のあたし草野大悟2自由詩3*14/1/5 22:02
四行連詩 独吟 <界>の巻塔野夏子自由詩5*14/1/5 21:35
梅に想う〜新春にヒヤシンス自由詩8*14/1/5 21:31
自分らしさまきちぇり自由詩014/1/5 20:18
新春アンケート花形新次自由詩014/1/5 20:00
少年駒沢優希自由詩214/1/5 19:51
鎖骨を狙え左屋百色自由詩12+*14/1/5 19:42
エーテル 7草野春心自由詩214/1/5 19:09
夏の日中村葵自由詩914/1/5 18:19
鏡餅マツコモリクミボストロル北大路京介俳句014/1/5 18:01
点滴がぽとりぽとりと初昔俳句214/1/5 18:01
歌留多から強いアーモンドの匂い俳句114/1/5 18:01
呆けた猫が毛づくろい忘れている自由詩814/1/5 18:00
いつまでも閉店セール続いている自由詩214/1/5 18:00
あの人のこと悪く言わないでおいてよかった自由詩714/1/5 18:00
一人でリィ自由詩014/1/5 17:52
群青opus自由詩214/1/5 17:45
夢支度ichiro...自由詩6*14/1/5 17:15
酒場の爺の世迷言……とある蛙自由詩10*14/1/5 16:29
対自分ということ清風三日月自由詩114/1/5 16:25
香ばしい におい藤鈴呼自由詩2*14/1/5 14:33
ばあちゃん (remix)魚住蓮奈短歌1*14/1/5 12:31
明け惑い小林螢太自由詩12*14/1/5 11:06

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