東京で生活する
子供達に会いに行くが
どの家でも
甘い物は食べられないとか
薄味でないとダメだとか言って
面倒くさがられてしまい
結局ひとり淋しく田舎に戻る
ジジイを描いた感動の物語
...
たった一つ 部屋に灯る明かりが
窓ににじんで 流れていきます

一緒に座る人を失った 広すぎるソファで
私は消えてしまいそう

雨音の森で 私はいくつもの過去に迷い込み
やがて 記憶にも ...
年末の休暇で一人部屋で読書をしていると、あっという間に雪に降り込められていた。雪は私の窓から見える都会の一断面を静かに滑っていき、地面を飾っていった。この都会は今や雪という膨大な電飾できらめい ... 文つかひ筆の止まりて小夜時雨


室咲にもの想ふなりメダイヨン


冬の宿仏蘭西の歌蓄音機


ケーベルのあはくささやく寒鴉


立席の夜行急行細雪


聖誕に碧眼ふかき ...
ゆくりなく提琴執りて
魂の限りに奏づ
美神よわれをめでよかし
雪にまじらふ古曲かな


老師たまひしみ教へに
わが心根のうち締まり
バッハ楽刻むひと頃
弓に描ける肖像画


雪 ...
白菊のもとに霜おく朝ぼらけ
わが庵さしてひと訪はましを


小夜ふけて霙ふるなりひとり寝の
宿に荒れにし板庇かな


涙川凍る夜寒のわびしきに
心も知らで霰ふるなり


埋火の ...
人生が一つのバイオリンだとしたら

その弦は確かに鳴っているだろうか

悲鳴や罵詈や愚痴によって

キイキイと汚い音を立ててはいないだろうか?

人生が一つのピアノだと ...
多湿な天井から
何度でも繰り返す声
A A A
その質量が天井を弛ませて
僕の耳元へ信号する
A A A
箱型の鼠色の機械の
艶やかな肌が
僕の超音波の恋愛とおなじだ
何度でも言 ...
とにかく熊は
とてもつかれて
泳ぎはじめた川の途中で
夢をみることにした
川を渡りきる夢を
熊は

夕やみは
あ と言うまに夜へ伸びて
人びとを愛へ仕向けます
...
IKEAから国仲涼子根深汁 タバスコを一滴二滴根深汁 寒凪や巡洋艦総合スレ 赤子胸いっぱいに燃えている 契る星の名を知らない 右手にだけマニキュア            131227
今朝も断続的に雪が降る
大動脈を絶たれない訓練が
湿り気を帯びた雪を降らすんだ
知ったかぶりを披露する乗客たちを
スコップでいっぺんに運んでゆく
線路脇 ...
薄紅の花びらの真中で
一匹の蚊が死んでいました
その造花の霊廟には
微かに白く埃が積もり
異なる時が流れているのです

知っていましたか
昆虫は外見が骨格なのです
死んだニンゲンが放置 ...
いのちある
きのうは

醜く
苦しく
さびしく
うれしく
輝いて


いのちある
言葉は

清く
汚く
痛く
美しく
生きる


いのちある
今日は

泥 ...
たったの四分十一秒
すでに そのうちの
三分以上が過ぎようとしている

消えてしまいそうな気配の中で
異国の言語による雑談を聴く

「手術中」と言わんばかりの
真っ赤なネオンサインの取 ...
いろつやかたち
どれをとっても
こんなに優しいものはない

両手でそっと抱いてみる


たましいは傷つきやすくて
触れあうたびに痛がっている
薄皮を爪ではがせば
そこには
今に ...
思想と無縁に庭の茂り

知識は及ばずの緑みどり

なにか悲しい主無しの蜘蛛の巣

なにも冬に咲くことなかろう薔薇

及ぼせはしない

そこに膝ついて

深く覆えよ雪と

枯 ...
あなたが
死んで
産まれてから
八回目の年の瀬がきた

その少し前には
サンタが
入院先のベッドに
インドのパンツを届けた

去年、おととし、その前の年・・・・・・
二人が咲いて ...
トルコの東部農村地帯の子供達は貧しさの中を生きている。
トルコは経済成長しているが日本ほど経済成長はしていない。
日本が経済発展していく中で失っていったものがトルコにはあるんじゃないかと思う。
...
不満足の象徴としての道路

なぜなら

そこではだれでも自分のいる場所から

足を上げて

立ち去ろうとしているから
チャージした
ライブに行き
踊る
何かをし始める
動き出す
動き始める
動きを止める
苦しさは取れないが
前を向き始める暖かい日にはビールを飲み
女の子と朝まで抱き合った
疲れて明 ...
空を目指して 山道をゆく
土を踏みしめ 前を見据えて 
太陽を背に 進みゆく

蹴り飛ばしたのは 昨日の言葉
放り投げたのは 明日の行方
崖下は遠く落ちていく中
あのいつかだけが 消えず ...
今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ...
讃岐うどんを
食べ歩きすると言ったまま消えた
ペンシルベニア州出身
角田勲(48)が
セルフの店を出し
味の良さから
うどんの神様と呼ばれているとの
情報を入手した
妻ジャクリーン角田 ...
忘れている何かの先に

頭の狂ったマンドリン弾きが
丘の上に座ってじっと
坂の下を見ている。

その男の着ているコートは
薄茶色のバックスキン
しかも、足元は合成皮革のハッシュパピー
...
空は言う
イタイ イタイ イタイ
土は言う
オモイ オモイ オモイ
水は言う
クルシイ クルシイ クルシイ

風は無言で、木々はうつむく

人は言う
すごい すごい すごい
人は ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
糖尿物語花形新次自由詩413/12/28 9:00
冬の雨いねむり猫自由詩313/12/28 8:39
葉leaf自由詩313/12/28 7:41
幻灯織部桐二郎俳句013/12/28 5:41
冬日獨奏自由詩213/12/28 4:58
残灯帖短歌013/12/28 4:07
君という楽器は鳴っているだろうか?yamada...自由詩113/12/28 2:50
鼠色のA白雨自由詩113/12/28 2:32
とにかく熊はとてもつかれてはるな自由詩1113/12/27 23:47
IKEAから国仲涼子根深汁北大路京介俳句213/12/27 23:21
タバスコを一滴二滴根深汁俳句513/12/27 23:21
寒凪や巡洋艦総合スレ俳句113/12/27 23:21
赤子胸いっぱいに燃えている自由詩313/12/27 23:20
契る星の名を知らない自由詩413/12/27 23:20
右手にだけマニキュア自由詩413/12/27 23:19
断続的あおば自由詩13*13/12/27 23:08
安らかに眠れただのみきや自由詩29*13/12/27 22:59
いのちあるichiro...自由詩12*13/12/27 22:27
破棄された街灯yuugao自由詩1*13/12/27 22:14
八布自由詩413/12/27 22:06
思想と知識とその他ドクダミ五十...自由詩213/12/27 22:02
年の瀬草野大悟2自由詩1*13/12/27 21:13
トルコ子供達の祈りガンジー自由詩213/12/27 20:00
無題駒沢優希自由詩313/12/27 18:43
声 13年前コバーン自由詩413/12/27 17:55
燃え残る声自由詩213/12/27 17:47
味噌漬けと詩集夏美かをる自由詩31*13/12/27 17:36
四国の黙示録花形新次自由詩213/12/27 17:22
うけいか……とある蛙自由詩5*13/12/27 12:33
高層マンションuri_ka...自由詩213/12/27 10:43

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加筆訂正:
燃え残る声/[13/12/27 20:14]
1連目変更
4.89sec.