今夜は笑えないから
そっちには行かない
眠るよ
彼の不安を思って

今夜は行けない
眠るよ
彼女の怒りを受け止めて
夕暮れの街の曲がり角の
小さな公園で
ブランコを鳴らす特定秘密保護法
細い両足を二つ投げ出して
寂しそうにサンダルを放っている

やっと生まれてきたのに

みんなに微笑まれていたい
...
ガンバッテ
ガンバッテ
イコー、イコー
ガンバッテ
ガンバッテ
イコー、イコー
ホンガッタ
ウンゴト
ホウケイワ
キニシナイ
シランプリ
オンダッテ
イコー、イコー
フベネ
...
消灯の厠

陽光指して

満ちる光子に

身震え
新年を迎えようと 時がさする 背中を
手を合わせたくなる
いつの新年も色褪せない新年界に居るはずだ
そのように 新年を春の意味を迎えたい

手を合わせ
合わせたくなる

合掌の外れに咲 ...
力でねじ伏せてほしい夜もある。

お口を塞いで

体に問うて
点子にも ほんとうの名前があるらしいです。
しかし
点子と点呼されたときから、わたくし 点子となったのでございます。

汽車ほど、人間の個性を軽蔑したものなどありません。
この明治の世で ...
走り始めた
向かい風さえも、今は心地いい


走り始めた
追い風に押され、心は晴れやかに


0から 
1つ1つ 
たしかな熱とともに
すべてが真っ白なまま 
始まりを ...
冬の初め、リンゴの収穫の合間に、友人の車に乗って文化センターの展示を見に行こうとした。時候の挨拶のような何気ない会話をしているうちに、車が急に左に寄って、コンクリートの壁に斜めにぶつかっていっ ... たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ...
晴れた今日、
日没すこし後の星星の点点と見え始めた
蒼く透けた空のこちら側で
体と影の連結が解ける
風光のなか雲棚引き
さやさやさーーーふーーー……、と
ほほをなぜる
風が耳元で ...
華奢な小枝が
今は居ない
おばあちゃんの
背中に見える

身を反らす
一張の弓に似せて

しなやかであるが
少し触れれば
脆く砕けてしまいそうだ

それなのに
見目良く
誰 ...
暗がりのなかの水
灯の無い窓に
階段は増えてゆく
樹に埋もれた塔の上部が
少しずつ空になってゆく


花を見つめすぎて
花になるもの
双つの入口
冷えた川を着て融け ...
夜とともに減っていく
時間を受け付けないけものたちの
踏みしめた道がまっすぐ見える

悲しみはすべて
地下鉄を通る行き場のない風に送り
手のひらに
季節のない球を乗せて
鳥からの便りを ...
私の帰るところ

あなたとの
この場所が

そうなるといい

そうすれば もう
私は
どこにも戻らなくていいし
どこにも帰らなくていい

出る時には、
「行ってきます」
戻 ...
まだ寒い昼
中華料理屋へ向かう道を歩く
ポケットにひどく凍えた手を突っ込んで
この仕事もう続けられないなどと
ぼやきながら


現場作業の人に混じって
マー坊豆腐を食べ
この店は乾燥 ...
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ...
  伴奏のない音楽をきいていた
  たぶん
  心のなかで
  夕暮れの時間が
  まぢかにせまっていたあのとき
  ひとりでブランコに座っているきみをみつけた



  し ...
十二月六日
特定秘密保護法が成立しました
国会前には多くの人が集ったと聞いています
私は国会が家から遠くて行けませんでした
この法律の成立を記念して
政治的に詩を書いてみようと思い立ちました ...
ごしごしごしと

顔を洗いながら、

あっ、あっ、あっ、

命が漏れ出していることに気づき

おとととととととととととと

ととととととととととととと

ととととととととととと ...
寒暮の灯点けないままでドライジン 夭折と呼ばれない歳冬の暮 冬の暮なんにも思いつかへんわ 今夜こどもに戻りましょう 笑い声に聞こえるように泣いた 反面教師を喰う 生まれた時代が悪いのか
育った世界が悪いのか
なぜ私はゴミなのだろうかと考えると
いつも決まって
そんなことが浮かんでは消え
浮かんでは消え

結局のところ
自分が悪いんだとあきらめる ...
罪を滅ぼして何になる

罪という概念自体に罪はない

罪は罪を犯した者の罪ではないか


皆がいつも使う罪滅ぼしという言葉の意味は
罪を償うことだ

罪を犯した者が
悔い改めよう ...
秋の陽を受けて
河原に転がっている小石
何百年も かかって
水に運ばれ
磨かれ
なめらかに 
平たくなって

足もとの一つ
掌にのせ
眺めていると
水切りをしたくなり

幾つ ...
 愛を映す鏡に
 己を見た者はいない

 けれど、
 もし、いたとしたら

 その人は
 どんな姿を
 していたろう?

 イエスや、仏陀の姿を
 多くの人々が、想像しては
  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
おやすみ森川美咲自由詩2*13/12/11 21:48
政治的に詩を書く2オイタル自由詩1*13/12/11 20:52
ウォークライ花形新次自由詩113/12/11 19:17
「消灯の厠」宇野康平短歌113/12/11 18:44
新春へ「二」朝焼彩茜色自由詩10*13/12/11 18:21
屁理屈女。駒沢優希自由詩213/12/11 15:18
点子が、行く。るるりら自由詩17*13/12/11 13:31
走りゆく鏡komase...自由詩4*13/12/11 12:08
被害葉leaf自由詩1113/12/11 11:24
そらの最上階るるりら自由詩12*13/12/11 11:10
お墓こしごえ自由詩3*13/12/11 10:20
小枝subaru...自由詩18*13/12/11 6:57
ひとつ うつわ木立 悟自由詩613/12/11 2:05
拝啓ハッブルよりカマキリ自由詩213/12/11 1:50
「HOME」ともりん自由詩013/12/11 1:07
LIVEを思い描いている冬の昼休み番田 自由詩313/12/11 1:03
風になろう・・・tamami自由詩17+13/12/10 23:18
少し早い月のように草野春心自由詩313/12/10 22:55
政治的に詩を書く1オイタル自由詩1*13/12/10 22:54
「面がない」宇野康平自由詩213/12/10 22:49
寒暮の灯点けないままでドライジン北大路京介俳句213/12/10 22:42
夭折と呼ばれない歳冬の暮俳句2*13/12/10 22:42
冬の暮なんにも思いつかへんわ俳句513/12/10 22:41
今夜こどもに戻りましょう自由詩113/12/10 22:41
笑い声に聞こえるように泣いた自由詩813/12/10 22:40
反面教師を喰う自由詩213/12/10 22:40
なぜ私はゴミなのか花形新次自由詩813/12/10 22:31
罪滅ぼしichiro...自由詩5*13/12/10 21:57
イナエ自由詩17*13/12/10 21:47
鏡の世界でまーつん自由詩913/12/10 21:06

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加筆訂正:
罪滅ぼし/ichirou[13/12/11 5:43]
一部修正しました
分からず屋/うみこ[13/12/11 4:58]
もとにもどしました。
分からず屋/うみこ[13/12/11 2:14]
少し修正をしました。
貧乏や空に怯えたる百合鴎/北大路京介[13/12/10 23:32]
怯えし → 怯えたる
見上げてる黄ばんだ空に百合鴎/北大路京介[13/12/10 23:25]
ゆりかもめ黄ばんだ空を見上げけり → 見上げてる黄ばんだ空に百合鴎
もう二度と帰れぬ街と都鳥/北大路京介[13/12/10 23:14]
街や → 街と
鏡の世界で/まーつん[13/12/10 23:14]
少し内容を追加しました
サイコロでボーナスの額決めている/北大路京介[13/12/10 22:46]
決めにけり → 決めている
4.92sec.