風は南へいった
月の光は道にころがり、
小石にぶつかって止まった
肩まであった長い髪をきって
聖なるひとのように きみはわらう
二人して ベランダの手すりに体 ...
まっすぐいったらぶつかるね
でもうまく泳げることがいいことなのかな
ぶつかって泣く君のそばにいる
こたえを知らない私は
できるだけそっと歩いた
二人の部屋を
渇いた湖底を
掠め
渦巻き
通過していく
そんな
低温の吹雪を
窓には無数のひび割れに似た
しばれ模様が張り付いて
空気中の水分は
耳にも
皮膚にも
触れない
喉も乾かして ...
散歩の時は
富士山が見える路地を探す
なんとなく
富士山にいつでも見られたい
気分で
今日は
いつもの しらす街道
生しらすは とてもおいしい
富士山はしらすを見ている
しらす達はすでに絶命 ...
試練というものを神様が私に与えてくださったのだとしたら
私は何としても最後まで笑顔を絶やさずに生きていかねばならぬ
最大の試練はとっくに乗り越えたと思っていたのだが
それでもまだ試練 ...
1度目
剃髪する、というので付添うよと
しんみり待ち合わせ場所に行く
やっほー、とすでにつるつるの頭で現れやがり腹がよじれる
じゃあスキー行こうよ、とそのまま強引に長距離バスへ押し込まれる
...
わたし、汚物入れという表現が
許せないんです
だって・・・好きなんだもん
大好きなんだもん!
わたしにとっては
宝箱なんだもん
自分のお気に入りのお洋服を
汚物呼ばわりされたらどう思 ...
最後の晩餐を食べ終えて
テーブルにスプーンを置くと
窓の向こうから
雪の音が聴こえてきました
冬が来たのですね
向かいあっていた老人が微笑むと
春は来ないのですね
隣に ...
通訳したつもりはない
オバマのスピーチに合わせて
踊ってたんだって
言い張ればよかったのに
そう!パラパラだ、パラパラ!
大体オバマが
適当に話していても
俺分からんしな
小学一年生の頃の僕は
何を考えていたのかもう分からない
不安だったろう、それは分かる
今もそうだ、変われない部分だと思う
なんでロボットを作ったんだろう、
それが一番分からない
精密と技術 ...
映画の友情出演ってなんなんだろう
照明助手の友人じゃあないだろう
監督とか主役の友人なんだろう
ほぼ無償で出てるんだろうか
だから友情出演って呼ばれてるんだろうか
そ ...
あの空に降ったのは
雪だったか、雨だったか
それはもう遠い昔のこと
だれかと手を繋いで
河川敷で空を見ていた
ただ何となく見ているだけで
そこに鳥はいなかっ ...
騒音の大通りを横切る度、頭痛がし
いつも「アノ」声が聞こえる
オオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオ
いつも低い、低い、男の ...
あれが空教えられずに知っていた赤子の頃から迷うことなく
六歳が翼の折れた雀ひとっつ手のなかで死なせ向き合った冬
そこまでは坂をのぼってゆくんですいまのこの日も胎児の日にも
...
消え去った過去に、流れ去った世に、幼子の瞳に映るモノは。
ここは夢?
夢ならば出来るだけ好きな場所にいきたい。
好きな人に会いたい。好きなことしたい。
なぜか、冷たい、冷たい身体を労りながら、
ゴクリ、と唾を飲み込むと同時に場面が変
わる。
...
自転車で走る十月みそか頃指先ちょっぴり冬を覚えて
地方への旅の帰りの車窓から山が消えるとやすらかになる
立ち去った日々に暇をあげたあとでも変わらない時計の仕事
百日紅終わ ...
夢には
二種類あるみたいだ
現実から
逃げるための夢と
現実を、変えていく夢
僕は、
炬燵の中で微睡む
飼い猫のクロと一緒に
彼女はもう
十年以上も前 ...
当時、人類最古の化石として
発見されたと聞いた
ルーシー
空にはダイヤモンド
ルーシー、
大地は何色だった?
ルーシー、
神様に会った?
ルーシー、
世界はひとつ ...
頭まで毛布を被り
丸めた背中の向こう岸に
たまった呼吸の骸が、たからもの
眠りはぬくもりに引きずられてくると
信じて布団にもぐりこむ
あなたをここに押しこめたい
寝息の小川を
すい、 ...
この思い出せないものは
おぼろに揺れて
この肌と共に老いていく
老いた幹に
傷が付くと言う事も
その痛みも遠のいて
一見の新芽を褒めては
少し背伸びする若造を
少し微笑みな ...
師走の旅行
ペンを持ち富士を見むかなとかまえ座す冬の車窓にいまだし見えぬ
右手はも雲の漂う富士の山妻妹とバスはゆくゆく
昼食の弁当うまし日本晴れ空に吸い込む心の思い
峰 ...
狼に育てられたポメラニアン、ドーベルマンと闘って勝つ
妻じゃない多額の金をつぎ込んだ長期契約レンタル彼女
仕事せず家の近所をぷ〜らぷら油田があればそんな毎日
なにも映さない鏡になる
色つけた影も独身
女神だって救われたい
人を
好きになるのに
理由なんてないよ
雪の結晶みたいに
君という心のかたちは
この世に、唯一つしかない
純粋とは、
澄んでいるのではなく、
自分の色に染 ...
隣の人と隣の人
を、囲う固体の壁が崩れて
人間のぼんやりとした魂が
溢れ出し
隣の人と隣の人の
空間で混じりあっている。
それはとても幸せなこと。
反対岸からみていた私は
直感 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
風は南へ
草野春心
自由詩
2
13/12/17 23:25
囲いの中
朧月
自由詩
2
13/12/17 23:02
窓
Lucy
自由詩
21*
13/12/17 22:50
しらす目線で富士山を見る
ichiro...
携帯写真+...
5*
13/12/17 22:48
試練を生きてこそ道は開ける
桜 歩美
自由詩
3*
13/12/17 21:51
3度目の付添いだが今回はスキーとは関係無かった。
mizu K
自由詩
9*
13/12/17 20:27
2013最後の主張
花形新次
自由詩
1
13/12/17 19:51
最後の晩餐
自転車に乗れ...
自由詩
3
13/12/17 19:48
通訳
花形新次
自由詩
1
13/12/17 19:24
第五元素のArtificial・Intelligence
なけま、たへ...
自由詩
1*
13/12/17 19:10
友情出演
吉岡ペペロ
自由詩
1
13/12/17 18:10
イノセント
中山 マキ
自由詩
1
13/12/17 17:58
「血と路」
宇野康平
自由詩
0
13/12/17 16:57
雑詠2013冬 (五首)
もっぷ
短歌
5
13/12/17 16:28
「幻を想う」
宇野康平
短歌
1
13/12/17 16:18
「異様に低く、白い天井」
〃
散文(批評...
0
13/12/17 16:09
十月みそかのノートから (十首)
もっぷ
短歌
6
13/12/17 15:54
夢
まーつん
自由詩
13*
13/12/17 15:06
ルーシー
駒沢優希
自由詩
3
13/12/17 13:00
蜜月と迷子
茜井ことは
自由詩
9*
13/12/17 12:39
長寿
subaru...
自由詩
14*
13/12/17 12:20
師走の旅行
生田 稔
短歌
2+
13/12/17 10:29
狼に育てられたポメラニアン、ドーベルマンと闘って勝つ
北大路京介
短歌
6
13/12/17 9:59
妻じゃない多額の金をつぎ込んだ長期契約レンタル彼女
〃
短歌
5
13/12/17 9:59
仕事せず家の近所をぷ〜らぷら油田があればそんな毎日
〃
短歌
1
13/12/17 9:59
なにも映さない鏡になる
〃
自由詩
6
13/12/17 9:57
色つけた影も独身
〃
自由詩
4
13/12/17 9:57
女神だって救われたい
〃
自由詩
6
13/12/17 9:57
純粋のかたち
まーつん
自由詩
7
13/12/17 9:57
午後の山の手線 大塚ー池袋間
そよ風
自由詩
1
13/12/17 8:50
2366
2367
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
2383
2384
2385
2386
2387
2388
2389
2390
2391
2392
2393
2394
2395
2396
2397
2398
2399
2400
2401
2402
2403
2404
2405
2406
加筆訂正:
窓
/
Lucy
[13/12/17 22:56]
一連目3行削除しました
方程式
/
ichirou
[13/12/17 12:15]
一部修正しました。
4.69sec.