オレンジ色の空へ シャボン玉を子供達が吹かす
揺れるたびに 風の気配を確かに感じる
割れそうになれば心の中の不安と童心も同時に揺れる
ああ!愛してる!
いつまでも愛してる!
宇宙一愛してる!
永遠に愛してる!
思いっきり愛してる!
感動しちゃうほど愛してる!
気が狂うほど愛してる!
苦しくなるほど愛してる!
痙攣 ...
あなたなら
素通りしてしまうものに
立ち止ってしまう
あなたなら
気がつかないものに
気がついてしまう
あなたなら
視えない傷から
血が流れてしまう
あなたなら
聴こえ ...
夕暮れ時の喫茶店に
here comes the sunが流れた
気が付くと僕は
後期ビートルズの力関係について
とりわけジョージ・ハリスンの台頭について
熱心に解説していた
静か ...
君の体温はあたたかすぎて離れられなくさせる
けれどいつも二人でくるまっていられるわけないから
離れている時がむしろ当たり前で
心がつながっているということを信じている君は
私が居なくても離れて ...
{画像=140907093944.jpg}
近頃、羊歯が気になっている
名も無い羊歯になりたい!?
小さな森に入ると
足元にあって
手を伸ばしている
くるりと丸まっ ...
僕たちは後片付けを始めた
片付けるものはそんなになかった
僕たちは会議机を三人がかりで乾拭きして時間をつぶした
机を運ぶという事まで意識していた僕たちのうちの二人は
拭きながらじょじょに机の両 ...
.
【4】 白金環と白金黒
雪 峡{注=下書稿(四)手入れ(2)。ルビはすべて編集者。}
{ルビ塵=ちり}のごと小鳥なきすぎ
ほこ杉の{ルビ峡=かひ}の奥より
...
遠近法が麻痺した囚われの眼(まなこ)を
墜ちるのを怖れた誤読の盲人たちが崇める
しんなりとした粘性の絨毯は織り上げる程
未来を消し去り 響きを失った時空に
拡がっている 奇妙な、奇妙な諧調
...
砂浜の砂を握りしめ
手を開けば
崩れる砂
崩れた砂を見ると
砂は砂粒と砂粒だった
地球はひとつでも
本当の地球は
個々の人々や生きものたち
一粒一粒の砂粒
この世の中の本当の ...
あなたについて
私が見たもの聞いたもの、感触、熱、味
ぜんぶ
私の中に入れて蓋をする
逃げ出そうとされて嘔吐感がこみ上げるけれど
音を立てて飲み下し腹におさめ
唇を閉じたままニィと微笑 ...
夜半にうっすら目をあける
カーテンの隙間から
仄かに月明かりが差し込む
部屋の中は蒼い海の世界
私は、
月影が揺らぐ波間を静かにたゆとう
どこへ流れていくのかも
どこへたどり着くのか ...
なぜ、ここで戦う必要がある? 君の、君だけのための戦いは、きっとここではない、どこか、そこで死ぬことに価値があるような場所で、もっと、そのために死ぬことに価値があるようなもののために、行なわれるべき ...
夢に向かって
突っ走るのは
れっきとした賭けごとですが
かけがえのない勝負なのです
一度きりの人生の
大いに得るか、失うか
自分の意志では
選べない結末だとしても
...
待宵の支度を重ねながら粋に古を覗く上向きに
女の割合の多い その丸い姿に時に 男にも見える
只の円
人々に想いを凭れ拝まれ馳せられ 逃げたまま
...
月夜の帰り道
青白い横断歩道で 拾った
白い帯にぽつんと 真っ黒い穴
無造作に転がっていた 黒い石
指先が ぽっ と暖かくなったような
無機質な石よりも 柔らかい感触
左折してきた ...
脂の乗った腹は 嫌だけれども
油の乗った 人間には なりたい
油ばかり 売っていては
物事から 脱線して しまうけれども
売る油すら 手元に無いようじゃあ
潤いが 無い 気もするの
...
針が刺さったままデカダンスホスピタル
聖書読みながらカルアミルクに桃を絞っている家庭教師と革命に乾杯する間に俺のストラトキャスターは大音量でジェントリー・ウィープス近所迷惑
痴女MakeLove耳から脳みそ垂れてるぜ愚かな青春Dance ...
一瞥して去るシャッター商店街
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い
雷の落ちたあたりに錆びた塔
すし詰めの電車の中や蝿捕紙
夢の終わりに
尾ひれが跳ねて
視界の隅の
水面が揺れた
耳奥に流れる
遠い海からの便り
風が叩く戸口を
そっと開くと
千の夜を留めた星が
瞬き瞬き
手招きをしている
...
誕生日だね
おめでとう
生まれてきてくれて
ありがとう
そして今日まで
生きてきてくれて
ありがとう
君の愛する家族と
君を愛する友人たちのすべてに
ありがとう
い ...
秋に日が落ち夕食など済ませたあと、電器など点けず、開けた窓から入る街灯の僅かなひかりと月光のみで夜を過ごすは、いとをかし。日中夏のような暑さでも、夜には嵐になるなど心浮かし。窓あけて涼むにも、電器を点 ...
花を見て
月を思い
雪に触れ
風を感じる
僕はまだ死にたくないんだ
君と話すか
君の言葉を聴くか
君と会うか
君を一目見るか
…最悪、君を思い出すかしないと
僕は死んで ...
.
【3】 あやしくも鳴るやみ神楽
雪 峡{注=下書稿(四)手入れ(2)。ルビはすべて編集者。}
{ルビ塵=ちり}のごと小鳥なきすぎ
ほこ杉の{ルビ峡=かひ}の奥よ ...
遠くの人を思って 想って
啼いて 泣いている
あなたを 私が慰めたい
私は記憶の欠片でしか
ないはずだから
決して私の気持ちに
気付いてはいけなくて
そのまま消え ...
狂った「風」と乱れた「光」で
市内の公園から黄ない声が消えた
沈む「時」と浮かぶ「空」の波紋で
郊外の竹藪から衣擦れの音も去った
ただ老木のかげがちらつくばかりで
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
風が揺らしているもの
陽向
自由詩
3*
14/9/7 13:23
愛してる!!!!!
中村 くらげ
自由詩
4*
14/9/7 13:22
あなたへ
HAL
自由詩
10*
14/9/7 11:25
夕日
やまうちあつ...
自由詩
3*
14/9/7 10:56
体温
弓夜
自由詩
3*
14/9/7 10:25
羊歯(シダ)になろう / 丸まった指先を宙(ソラ)へ伸ばすん ...
beebee
自由詩
23*
14/9/7 9:37
繁栄
nemaru
自由詩
1*
14/9/7 6:57
笛吹き少年の行くえ(4)
Giton
散文(批評...
1*
14/9/7 6:32
Gの上空
ハァモニィベ...
自由詩
3*
14/9/7 3:53
だから僕は時々空を見る
ichiro...
自由詩
14*
14/9/7 0:47
「蓋をする」
桐ヶ谷忍
自由詩
11*
14/9/6 23:27
夜の海
猫の耳
自由詩
2
14/9/6 23:08
我々の欲望には、素晴らしい音楽が欠けている。
岩下こずえ
散文(批評...
1
14/9/6 23:04
かけ算
千波 一也
自由詩
3
14/9/6 22:54
待宵
朝焼彩茜色
自由詩
11*
14/9/6 22:45
黒い石に
藤原絵理子
自由詩
5*
14/9/6 22:35
アブラカタブラ
藤鈴呼
自由詩
2*
14/9/6 22:29
針が刺さったままデカダンスホスピタル
北大路京介
自由詩
1
14/9/6 22:09
聖書読みながらカルアミルクに桃を絞っている家庭教師と革命に乾 ...
〃
自由詩
2
14/9/6 22:09
一瞥して去るシャッター商店街
〃
自由詩
2
14/9/6 22:09
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い
〃
短歌
14
14/9/6 22:08
雷の落ちたあたりに錆びた塔
〃
俳句
1
14/9/6 22:08
すし詰めの電車の中や蝿捕紙
〃
俳句
0
14/9/6 22:08
鬼魚の目覚め
衣 ミコ
自由詩
5*
14/9/6 21:34
誕生日 (親愛なる友へ)
Lucy
自由詩
12*
14/9/6 21:30
随筆 2014
佐和
散文(批評...
0
14/9/6 21:29
消失
凍月
自由詩
1*
14/9/6 21:23
笛吹き少年の行くえ(3)
Giton
散文(批評...
3*
14/9/6 21:17
見守り 忘れる
瑞海
自由詩
5*
14/9/6 20:45
片影に怯えて 五
信天翁
自由詩
1
14/9/6 20:20
2138
2139
2140
2141
2142
2143
2144
2145
2146
2147
2148
2149
2150
2151
2152
2153
2154
2155
2156
2157
2158
2159
2160
2161
2162
2163
2164
2165
2166
2167
2168
2169
2170
2171
2172
2173
2174
2175
2176
2177
2178
加筆訂正:
笛吹き少年の行くえ(3)
/
Giton
[14/9/7 3:04]
注を加筆し、本文の一部を小字にして読みやすくしました。
4.53sec.