夢の中あなたと過ごす甘い時 すいかとししとうは
林檎の木の椅子に
ニスを塗っているが
すいかの塗り方では
ずっと乾かない気がする
ほんとうは乾くけれど
ずっと乾かない気のする椅子は
目に入るタイプのごみや
落ち葉 ...
無力だと 
あの時私は痛いほどわかった 
胸が苦しくて息ができないくらいに 
彼女の後姿を微笑みながら眺めているあなたを見た 
あの時私は痛いほどわかった 
無力なのは私なのか 
あなたな ...
反射鏡の こちら側から見た世界は
鋭角に 歪んで

鏡台に 腰掛けた私は
危うく 転がり落ちた

睫毛に描いた 何時かの思い出も
米粒に写経した 文字の如く
判別出来なくて
...
40代女性の
鼻の下を
注意深く観察すると
若干だが
青いのが分かる
所謂青ひげだ
(青ひげと言っても
やたらケンカが強い
療養所の医者じゃない)
長年剃り続けた賜物か
はたまた
...
越冬のツバメ途方に暮れている 辛い酒越冬つばめ啼きにけり 透明になりたる銃や散る桜 怖い話だが滑舌が悪い やらない選択肢もあった 君の住む街の地図を買って会いに行かない たとえ
風化した夢の流砂に足を捕られ
概念の骸に
躓いても
滴る汗や粘る唾液
ではなく
目尻に薄く滲む涙に
遠く虹を映し
地の底に匿された
泉を探し
彷徨う一頭の駱駝が
貴方であ ...
三年前の揺れに閉じ込められた我々は
今こちら側の歪んだ空間からあちら側を眺めている。

閉じ込められたものは善意
解き放たれたものは相手の知れない戦意と
得体の知れない悪意

鏡や水たま ...
行き先のない電車に乗って
あてのない旅に出る
ふらりと飛び降りて
名も無い街をうろついてみる
すると出会う
懐かしい感じの人に
初めて会うのに
いつか出会った気がしてならない
気の迷い ...
もうすでに決断したことを

髪をすいては決断するように

女はその長い髪をなんどもなんどもすいていた

宇宙の青白い光を見つめながら

宇宙の青白い光に見つめられながら

長まわし ...
もう一度
巡り会えると思っていた
例えば
白い窓枠の廃校舎
花壇
の隅に埋めた
解剖のフナ
誰かが拾ってきた小鳥
教室で飼っていた金魚
アコーディオンを弾いていた先生
転校していっ ...
背中から滲み出ていった
粘性をなくしさらさらたあいなく
細胞膜を圧し拡げ
やがて満ちてくる
潮の匂いを
含む泥水

糸は震えず
笛は鳴かない
風が吹くたび
飛ぶ 砂の荒らさ
腰か ...
真夜中に珈琲がきれる
煙草なら予測できるのに
インスタントの残りをよく忘れてしまう
一袋くらいパックがあるだろうと彼方此方を探しまわる
引き出しや鞄の中を探す
語れないひとときが ...
一日の終わりに感謝が募る
愚痴の可愛さは勝手に元の圏外に戻る
感謝は勝る 何よりも勝る

意図にせよ能動の自然にせよ
一日の終わりに感謝は募る
感謝はべきではなく完璧の地球色の空

  ...
君の肩幅は私が描く世界の幅、
小さな世界の思い出、
小さな言葉で綴る午後。
前髪より軽い言葉のられつ、
女の子が好きな女の子が描く
スカートの柄。
チョークの粉が、まぶしいなんて、
全部 ...
終わりの始まりって何時だったんだろうと、かなり苦めの珈琲を入れながら考える。
そういえば、いつから秋になったのか思い出そうとするような。

そこに有ったことに気づかない。
あまりにも自然で、穏 ...
縦横無尽の蜘蛛の巣に
きらり、とひかる
ひと粒の


水に囲われ
ささやかに揺れている
ひとしずくの
時刻

断片的な
その美しさのかたわらに
白く包まれた命がある
...
小さな子らが
涙を浮かべた目を見つめ
虹の瞳だ と言った
たくさんたくさん 集まってきた

特別なことは何もない
すべてを
ただ恐れているのだ
と言った



...
今日からぼくなしで
生きてごらん。
あなたはわたしを川に放流した
わたしは嵐に遇いながら
必死に波にのったわ
満月の夜は切なくて ...
ぼくの嘘が世界にバレたので
ぼくは一度宇宙へ逃げて
地球をもう一度
水に浸しなおした
闇の中耳を澄ます
雨の音の向こうに
何か聞こえた気がして

屋根を打つ雨粒
木の葉から落ちる雨だれ
水路を流れる雨水
それらのシンフォニーの向こうで

一瞬
歌声のような
笑い声 ...
すり潰すのは リンゴに非ず
挽肉です

挽肉ならば ハンバーグ
何時から 始まったの 連想ゲーム

やはり 食欲からは
離れられないの
 .
それは風のようにわたしに入りこみそしてふきすさんだ
なにもかも捨てされと命じなにもかも奪い去ろうとした
わたしはそのざらざらしたふとい幹を両手でつかみ
からだは折れた枝のようになびいた
...
目と目
あなたの目
私の目
茶色の目
真黒の目

映る世界に
フィルターがかかって
白黒だった昨日

海辺で手を繋いだ時
海の青さと
手の温もりに
涙がでた気がした
...
冷たい風の音だけが聞こえる
悲しい夜の寒さだけを感じる
月に向かって飛ぶ機体は
陸に全てを置き去りにした

街の遠い灯りが見える
知らない街の時計塔を見る
左に沈んで曲線を遺し
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夢で会いましょうえりん川柳214/9/25 23:32
椅子桶谷自由詩214/9/25 22:33
月夜文字綴り屋 ...自由詩114/9/25 22:13
窓際の破片藤鈴呼自由詩2*14/9/25 21:42
ひげ花形新次自由詩014/9/25 20:48
越冬のツバメ途方に暮れている北大路京介俳句114/9/25 20:20
辛い酒越冬つばめ啼きにけり俳句014/9/25 20:20
透明になりたる銃や散る桜俳句414/9/25 20:20
怖い話だが滑舌が悪い自由詩414/9/25 20:20
やらない選択肢もあった自由詩114/9/25 20:20
君の住む街の地図を買って会いに行かない自由詩614/9/25 20:19
あかい砂漠にLucy自由詩13*14/9/25 19:09
現状認識……とある蛙自由詩7*14/9/25 17:20
何もない街やまうちあつ...自由詩2*14/9/25 17:17
宇宙の青白い光吉岡ペペロ自由詩814/9/25 16:35
帰郷Lucy自由詩15*14/9/25 15:16
廃船自由詩9*14/9/25 15:00
赤坂三丁目の珈琲アラガイs自由詩9*14/9/25 14:49
地球色の朝焼彩茜色自由詩2314/9/25 14:28
女子校の思い出、左屋百色自由詩7*14/9/25 13:41
秋の珈琲中原純乃散文(批評...5*14/9/25 12:26
縮図千波 一也自由詩414/9/25 10:42
Sunrain木立 悟自由詩214/9/25 9:58
七色あおい満月自由詩714/9/25 9:17
miyaki自由詩214/9/25 3:28
雨の向こうで森川美咲自由詩4*14/9/25 2:40
ひきにくげーむ藤鈴呼自由詩014/9/25 0:20
はるかな日Giton自由詩3*14/9/24 23:50
目と目瑞海自由詩2*14/9/24 22:39
夜間飛行凍月自由詩7*14/9/24 20:25

Home 戻る 最新へ 次へ
2147 2148 2149 2150 2151 2152 2153 2154 2155 2156 2157 2158 2159 2160 2161 2162 2163 2164 2165 2166 2167 2168 2169 2170 2171 2172 2173 2174 2175 2176 2177 2178 2179 2180 2181 2182 2183 2184 2185 2186 2187 
加筆訂正:
君の微笑みは世界の何処かに/りゅうのあくび[14/9/25 9:30]
微修正。
君の微笑みは世界の何処かに/りゅうのあくび[14/9/24 22:47]
遅筆のため推敲。原文をもとにかなり手をいれました。
6.05sec.