錠剤の足りない朝の氷水 詐欺師に投げつけた石も偽物 夕陽に吸い込まれるカモメ見ている 夕陽が帰るのを見て仕事の続き めーるが
きて
めしに
いく
めーるが
きて
めしに
いく
かも
しれない
「月は太陽の恋人なの」

彼女はそう言ってまっさらな掌を翳した
毎日の家事仕事で荒れた肌は
赤くささくれて皮が剥けている

パパはいないから
ママはお仕事だから
あたしがおうちで働くの、と

真っ黒に ...
誰も知らない何かが
このなかに住んでいて
すやすやとチューブから
トマトを吸い込んでいる。

無性 ...
北方の風で洗面台の雌蜘蛛が咳をして死んだ頃、

南方で濡れた子を抱いて女は震えていた。

ただ、たどりついた波が水平線の先に

戻る子の影を見つめてた。

雨が止む頃、

親と同じ ...
何処に 隠れてしまったのか 探す
この 窪みか
この 暗闇か

真っ暗だと思えた町並みに
灯りが見える度
ちょっとだけ 救われた 気になって
目を凝らして 前を 見つめるけれど
...
その一滴を
くちびるに運んだならば

あなたもわたしも
同じ生きもの


潤いの程度に差はあれど

却ってそれが
証になる

あなたとわたしを
等しく結びつけられることの ...
            140827

その筋のものですと
あいまいに返事したら
無視された
厳格な言葉以外は通用しない
某ですと名刺を通じたら
通用門が開いた
監視カメラは厳格なのだ ...
満月が丸々と輝く
深い夜
涼しい風の吹く
草原の中
ヒソヒソ声が
鳴りを潜める

今夜しかないんだ
どうしてもか
どうしてもだ

ヒュー
鳥の甲高い鳴き声が
木霊する
狼ど ...
汗でもなく
涙でもなく
果物から
液体が染み出てきて
それは
どれも芳しく
汗でも
涙でも
薬でも
ましてや毒でもないから
(万が一毒だとしても)
私はありたけを込めて
愛して ...
おまえの、
痛みを思おう
肉体的なものにしろ
精神的なものにしろ

母とは、
思いやることしかできない
ここで、
同じように痛みを思おう
魚のような君に会う
街はまだひびわれている
昔の靴を引っ張り出してきた
新しい靴のようにいい音をさせていた
もう
幸せにならなくていいかも
泣きながら笑っている

    ☆

堕 ...
矛は真理を貫き、楯は真理を守る
真理は沈黙にのみ宿り、文字は幻想をさまよう

我々は真実(言葉)を置いてはいけない

真実(言葉)が我々を書かせるのだ 。






...
砂漠でプールのチケットを買うような日々
ラクダにのったダフ屋が 指を三本立てる
市営プールじゃあるまいし
いまどきたったの三百円だなんて
ダフ屋は首をふって
金ならいらない これが欲しいんだ ...
AVビデオに
男優の顔が映ると
興醒めなので
ダフトパンクのような出で立ちで
ポコチンもメタリックな感じで
出てきてくれると
うれしいなあ

AV女優の方は
肉汁ブシューッ
でない ...
台北の街の夜

部屋ではショパンが鳴っている

雪崩るように鳴っている

夜の深さを測っている


異国の夜は

情報量がすくなすぎて

闇が深いから

あの夜のように
...
台北の街はビルの壁がどれも汚い

台湾と日本の違いは

右側通行とか原チャの多さではなくて

台北の街のビルの壁がどれも汚いことだった

日本はビルの壁を国債を発行することで

綺 ...
感謝できるようなとき

感謝の気持ちをもつなんて

普通の動物でもできる

特筆すべきことがなくても

嫌なことばかりのときでも

感謝の気持ちを先行させて

ぼくらは逃げ切り ...
自己紹介をします

私、ここから
ずうっと離れた
海が見える丘にある
教会に住んでおりました

近くのちびっこと遊ぶのが好きでした

悪戯でオルガンに
ちょっと触るのが好き ...
炎天の砂漠に浮かぶ錆びた船 炎天の空に無人の爆撃機 炎天下半透明になるカラダ 立入禁止の公園に赤く錆びた遊具と忘れたい記憶 暇になったらやるリストを書くことに熱中してしまったもう朝がきてる 閉じた瞼の向こうで漁火またたいている もう足が棒になっている
感覚が無くなっていく
汗はもう尽きそうで
それでも歩かねばならない
同じ風景の中を
延々と延々と
先が見えないのではなく
先を知り尽くしているから
同じ ...
朝露にぬれた白桃を
吸血鬼が狙っている
吸血鬼は黒く、
爪の先ほどの大きさしかなく
細長い観葉植物のなかで暮らしている
白桃には、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
錠剤の足りない朝の氷水北大路京介俳句214/8/27 22:52
詐欺師に投げつけた石も偽物自由詩714/8/27 22:52
夕陽に吸い込まれるカモメ見ている自由詩514/8/27 22:51
夕陽が帰るのを見て仕事の続き自由詩214/8/27 22:51
モリンガ6自由詩014/8/27 22:31
月下美人愛心携帯写真+...314/8/27 22:27
吐瀉物あおい満月自由詩514/8/27 21:13
「堕る子」宇野康平自由詩114/8/27 20:58
栄光藤鈴呼自由詩1*14/8/27 20:33
一蓮托生千波 一也自由詩414/8/27 20:12
筋違いあおば自由詩7*14/8/27 17:41
opus自由詩114/8/27 15:55
のどごしそらの珊瑚自由詩14*14/8/27 11:16
見守る中原純乃自由詩4*14/8/27 10:37
地元の恋人やまうちあつ...自由詩214/8/27 10:36
詩の言葉アラガイs自由詩18*14/8/27 6:50
プールのルールりす自由詩6*14/8/27 3:16
メタリックポコチン花形新次自由詩014/8/27 2:02
台北の街の夜吉岡ペペロ自由詩414/8/27 1:39
台北の街自由詩414/8/27 0:10
とれーにんぐ問題集自由詩414/8/26 23:49
ふえる瑞海自由詩2*14/8/26 23:03
炎天の砂漠に浮かぶ錆びた船北大路京介俳句414/8/26 22:50
炎天の空に無人の爆撃機俳句014/8/26 22:50
炎天下半透明になるカラダ俳句114/8/26 22:50
立入禁止の公園に赤く錆びた遊具と忘れたい記憶自由詩5*14/8/26 22:48
暇になったらやるリストを書くことに熱中してしまったもう朝がき ...自由詩1014/8/26 22:48
閉じた瞼の向こうで漁火またたいている自由詩414/8/26 22:48
GOAROUND凍月自由詩5*14/8/26 22:46
白桃あおい満月自由詩3*14/8/26 22:27

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