ゴミ収集車さんここからわたしを連れ去って
みんなみんなこのままわたしを忘れ去って
少し寂れた純喫茶で
残った灰をソーダに入れて
キラキラ沈んで
飲み干して
それが最期
青丹色を
した
夜の光
は現在を
めがけて
循環
する
永遠の
糸
薄明るい午後2時の庭を眺めていた
晩秋のつめたい雨にしっとりと濡れた
あの黒い土は
触れたらどんなに気持ちがいいだろうか
熱いスープを口に含みながら
この景色はガラス越しだけれど
...
誰も足を踏み入れたことのない
小さな島の一角で
白い猫が まどろんでいる
小屋から出て来た女性が
美しいドレスを身にまとっていたので
少し ビビる
猫は ビビることなんて ...
お前に恨みがあるわけではない
むしろこんな状況でも
自然に振る舞っているお前を
リスペクトすらしている
ただ、これはビジネスだ
俺は雇い主との約束を果たすためには
どんな相手だって殺る
...
中村が俺に向かって「おう」と言い、俺も「おっ、おう」とそれに応える
中村よ、おい中村よ、中村よ、どうしてお前無視す・・・中島か・・・
紅葉めいた赤いカーディガンが目に灼き付く
君はおそろいの魔の手にかかつてゐるようで
単純に安心していゐる
これにどんな効力があるだろう
さうしてどんな鎖になると言うのだろう
単純に安 ...
彼女、あたしのこと
ともだちだと思っているみたい
でも彼女、言っては悪いけど
とてもブス
世界でも類をみないブスなの
だってオデコが剛力にソックリなんだもん
それに引き換え
あたしはそこ ...
シャワー浴介助やインド象の耳
桐一葉オー・ヘンリーの文庫本
研修医腐草化して蛍となる
魯山人みたいなメガネ曇らせてチキンラーメンばりぼり
絶縁状にハートマークがない
試食コーナーを行ったり来たり万歩計
人って人が作ったから人なんだろうね
けれど人が作ったものは人以外にもあるのに
人とよばれるのはなんで一つだけなんだろうね
ほかにも人が作ったものがたくさんあるのに
それらは人ではないよばれ方を ...
妖精の産卵は瞬きしてる間に済んじゃうから
スミレ
青い花の
雨が産毛を撫でたら
水滴はダイアモンドのよう
文脈はこわいんだ
心象のアルペジオ
自分が生きるために
他の命を犠牲にして
生きてるって
こういう事かもしれないよな
他の命に尽くす事によって
ありがとうって言ってもらえて
生きてるって
こういう事かもしれないよな
自分の半分を見えないようにしていてくれた人
死んでしまった
ふと鏡を見ると
泣いて突っ立つ他人
どこのどなたか
ぞんじませんが
どうかぼくを
しかってくれませんか
きれいなひとをすきになって
みにくいひとをかろんじてしまう
そんなぼくをどうか
しかってやってくれませんか
...
菊一輪微笑む姉の一周忌
遠く聞く落ち葉踏む子のはしゃぎ声
長雨や語る昔の老夫婦
秋麗に言葉少なく過去を詠む
街に降り立てばビニール傘が
しろい灯をあびて泡立ってる
一秒迷って そのまま あるいた
いつも他人の水を掬っていた両手に
排気によごれた透明なしずくが寄り添う
僕のからだは重い ...
休みの日
うだうだ家にいる
仕事では夜の首都圏を走る
赤羽 池袋 新宿 渋谷 神田 三田 五反田
駒沢 荻窪 吉祥寺 青梅
池袋や新宿歌舞伎町には
所在なげなあるいは
あきらかに ...
夜の公園を歩く二人は
茂みのむこうに一匹の
アリクイがうろついているのを見つけた
なぜ、こんなところに
動物園から抜け出したのか
それともどこかで飼っていたのか
あるいは皆が知らないだけで ...
誰かと会って話をする
誰にも会わないで話をする
雑貨屋の前で喧嘩をする
寂しいことばかりを伝え合って
どっちが正しいか競う
なんともよ
戦争みたいだね
お互い
こんなことやりた ...
朝もやに 凍り付く指 溶けていく 灰色の水 空を飲み込み
あのクモに 貴方の言葉 投げつけた 私の糸で 受け止められず
少しずつ私の領域を脅かす貴方はまるで外来種
花を見て豊かな魅力感じ取る見習うように輝いてみる
医師からの説明聞いても分からない分かりやすい言葉使わない
無駄なもの買わずホントに欲しいもの心が欲しいと言うものを買う
駅の名を気づ ...
最近僕の友人が優柔不断なので少し困っている。夜にある場所で待ち合わせすると、急に突然連絡を絶ってしまったりするのだ。そうなると、昼にためておいた準備と時間とを無駄にしてしまう。そのために高ぶっていた気 ...
誰もいない街で
誰かのカラオケの声が聞こえた気がした
聞こえた 言葉を まるで
探しているかのように 立っていた
それはなぜだろう 僕は
街を歩いた それは
街を行く若者の無意味な話の ...
そばにいるのに 手の届かない人
言葉を交わしても 手の届かない人
明るい笑顔を向けてくれても
手の届かない人
自分のことが 大切な人
手を 伸ばす勇気のない人
手を ...
その人は初めに水のこころについてはなした
澄んだ水の中からうまれる
詩について
素早く動く魚影を追って
澄んだ水の中にだけ住む言葉を
手掴みにして詩をすくう
その人は今日 死者の位置 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
キラキラ沈む
かの
自由詩
1*
14/11/26 1:17
棕櫚
青土よし
自由詩
2
14/11/26 0:39
雨の庭
きりはらいを...
自由詩
7
14/11/26 0:14
小さな猫のおはなし
藤鈴呼
自由詩
2*
14/11/26 0:12
ハードボイルド・スタンリー「勘違い」
花形新次
自由詩
0
14/11/25 22:35
中村短歌1
〃
短歌
1
14/11/25 22:10
出逢ふ秋に
這 いずる
自由詩
2*
14/11/25 21:58
女子中学生詩人 佐藤恵美「ともだち」
花形新次
自由詩
0
14/11/25 21:53
シャワー浴介助やインド象の耳
北大路京介
俳句
0
14/11/25 21:27
桐一葉オー・ヘンリーの文庫本
〃
俳句
0
14/11/25 21:27
研修医腐草化して蛍となる
〃
俳句
0
14/11/25 21:26
魯山人みたいなメガネ曇らせてチキンラーメンばりぼり
〃
自由詩
3
14/11/25 21:25
絶縁状にハートマークがない
〃
自由詩
0
14/11/25 21:25
試食コーナーを行ったり来たり万歩計
〃
自由詩
3
14/11/25 21:25
おなじ
リィ
自由詩
1*
14/11/25 20:41
心象のアルペジオ
やぶうちあい
自由詩
3
14/11/25 19:31
実感
渡辺亘
自由詩
2
14/11/25 17:50
他人
さえっこ
自由詩
2*
14/11/25 17:42
どこのどなたか
青井
自由詩
3
14/11/25 17:03
あきふかし
……とある蛙
俳句
4*
14/11/25 16:51
雨音
吐水とり
自由詩
6*
14/11/25 15:22
Holiday
梅昆布茶
自由詩
12
14/11/25 13:32
アリクイのアリバイ
やまうちあつ...
自由詩
4*
14/11/25 13:14
インサイド・インサイド
竜門勇気
自由詩
1
14/11/25 11:37
外来種
ミツバチ
短歌
3
14/11/25 9:20
医師
夏川ゆう
短歌
1
14/11/25 6:01
間接的な週末
番田
散文(批評...
1
14/11/25 0:36
西麻布の交差点にて
〃
自由詩
0
14/11/25 0:35
手の届かない人
佐白光
自由詩
2*
14/11/25 0:28
耳
島中 充
自由詩
7*
14/11/24 23:54
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2117
2118
2119
2120
2121
2122
2123
2124
2125
2126
3.88sec.