梅干しを
完熟した実を
塩に
およそふた月
ざるにあげて
日に晒す
塩分が凝結し
表面がきらきらら
結晶とはこれだね
豊満な実は
今やシワがより
熟していた面影は無い
けれどそ ...
可愛さには、法則があるんだって
わかっていても
かわいいな
わたしは、生まれた時 自分が実体であることに驚いた
おそらく 死ぬ時は 自分が幻であったことを知るだろう
3丁目のタバコ屋さんの角を曲がった
ラーメン屋の入り口で
刃物を持ったヘンドリックが泣いていた
しかもガラスの自動扉に挟まって
動けないでいたのだ
とっぷりと太ったお腹がギュッと ...
思うんだけども
きっと僕ら何もわかっちゃいない
この世界が何で出来ているのか
君と僕の違いは何なのか
生きるっていうことが何なのか
正しい言葉で説明できるかい?
出来な ...
冬になるとおでんなどの他に、父は湯豆腐を作った。というのは共働き
の妻が相当料理下手だった。正確には家事全般に不向きな人で、冷蔵庫の
冷凍室に恒久鮮度を見、洗濯機には水流が回らないほど詰め込み、 ...
「夏風邪,気いつけや」
マスクをしたあたしに
チューブだらけの 彼が言った
ぶっきらぼうに 頼ってくれた
無愛想さも 衰えていく 痩せた腕
二つに引き裂かれそうだ
「先生,顔色 ...
月が半分、見当たらないの
誰が消したの?
君が取ったの?
純粋にまんまるに
君の事、想ってた
なんでそんな事言うの?
なんで裏側を見せてくれないの?
私じゃ、ダメなの?
お願い ...
ちょっとよく見せてご覧なさい
どれどれ、§
うーん、ちょっと外側のひだが捻れてますが
特に問題はないと思いますよ
えっ、捻れているのが問題?
いやいや気にし過ぎですよ
こういうのが好きな男 ...
妻が1番美人2番目は俺
火傷の痕が電気を消す
ありがとうも言えず夜の喫茶店
ちいさなちいさなかっぱちゃん
あめふりあめふりだいすきさ
かっぱだからあめもみずもへいちゃら
おおきなおいけをぴしゃんぱしゃん
ぼくはおいけのかいじゅうだ
おそらのくもも ...
戦争ゲームで熱が入ったのとワインを一本開けたので興奮が収まらず
近所の飲み屋へ
おばあちゃん1人でやってる
店舗と家兼ねてる小さな赤ちょうちん
カウンターでおばあちゃん店主と延々と話す
白髮 ...
妻が死んだ
妻はたくさんの男と寝た
僕と結婚してからだ
僕はもちろん容認なんかしない
だけど、別れなかった
別れたくなどなかった
その虚をつかれたのだろうか
妻はそれでも男と寝た
...
*
小さい橋が覆われている雪に
街灯を胞子として映して
この道も失くなる向こうで交差する道路では
人の気配を感じない
自動車の車体が
音もない距離から
私の映像をなぞって ...
いてつく大地の
導きよ
たてつく壁への
道こえて
☆
世界の秘密に
気付くとき
世間の人々
みな人形
☆
危機的想念
真実いずこ
もろさ ...
三日月みたいな瞼のカーブが好きだ
わたしの唯一の取り柄のきれいな奥二重のカーブ
細まったり大きく開いたり
わたしの瞼にはお月様が宿っている
ある朝目覚めて鏡の前に立ったら
ピンと張った輪 ...
とろけるチーズのように
僕の心臓に絡みついていた
君の言葉は
冷めて
剥がれ落ちてゆく
今日からは
雨も風も雪も光さえ当たらない
地下歩行空間を
僕はずっと歩いていく
誰とも ...
ほろ苦い酒を吐き出した翌日
(さあ)
起きたくない朝にはいつもそこに甘い夢がある 。
※著名なお名前を拝借いたしました。本人様には一言お詫び申し上げて ...
いつかもここへ座って空気を吸っていた
ななめに流れる道路、さかりをすぎたさるすべり
ひらかれた場所に座ってみわたせば
蒸発するいくつもの過去
【また きます】
「雨が降り始めましたから
みなさん もう いそいで 降りてください」
と云われて 震えた
そういわれて わたしは いそいで
その場を離れてしまった
ほんとう ...
あなたが すきでしたよ
大切な思いの
小さなシャボン
きゅんとなって プチン
太陽だって疲れるさ
毎朝 毎朝 地平を登り
夕な 夕なに 沈んで
一服させてあげたいけれど
誰もがそれを許さない
どんより色の雲のむこうでも
休みなく
疲れた太陽が微笑んでいる
...
君のことはフツー
ただいっしょに
ケーキ選んでるだけ
ただいっしょに
傘さしてるだけ
ただいっしょに
肉食ってるだけ
ただいっしょに
抱きあっているだけ
いっしょのうえに太陽 ...
育てた罪を持って市場へ行った
飢えていたから金が
欲しかったのだ
金があれば食える
食えば生きていける動物に
僕はなりたいのだ
老練な仲買人は言った
自分で育てた罪なんか
売り ...
いちいち うるさいよ にぃにぃ (お兄さんなのにね)
さんざん いってるよ しぃしぃ (人差し指を立てて)
ごご にはしずかにね むむむむ (さすがに怒ったぞ)
なななー なななーな ...
話をしようとした後
急に言えなくなってしまった
風が流れる匂いといっしょに
そんな話題自体がすり抜けて消えた
用事を済まし終える頃
また新しい空気がはいってくる
悲しい知らせを思い出す ...
二枚ティッシュを敷いた僕は
今夜もXVIDEOSを見る
トップに並ぶサムネイルは洋物
毛のない結合部は
プラスチックみたいで気味が悪いし
一番下の弟の引き出し開けた時を思い出す
親 ...
HONEONNA (骨女)
わたしの肩甲骨を
あなたの冷たい指先が
抱き寄せると
わたしの胸骨は
哀しく軋んで
あなたの裏切りを覚った
わたしの鎖骨を
あなたの嘘が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
今年も
ドクダミ五十...
自由詩
5
14/9/5 8:44
かわいいな
中原純乃
自由詩
4*
14/9/5 5:59
始まりと終わり
ハァモニィベ...
自由詩
3*
14/9/5 4:33
クマのヘンドリック、ラーメン屋さんでアルバイトをするの巻!
オダ カズヒ...
自由詩
2
14/9/5 2:04
それでいい
瑞海
自由詩
3*
14/9/4 23:56
湯豆腐と冷奴
salco
散文(批評...
5
14/9/4 23:20
仕事場で
藤原絵理子
自由詩
5*
14/9/4 23:08
半月切り
凍月
自由詩
4*
14/9/4 23:01
フクザツくん「捻れている」
花形新次
自由詩
0
14/9/4 22:53
妻が1番美人2番目は俺
北大路京介
自由詩
2
14/9/4 22:00
火傷の痕が電気を消す
〃
自由詩
2
14/9/4 22:00
ありがとうも言えず夜の喫茶店
〃
自由詩
4
14/9/4 22:00
かっぱちゃん
ただのみきや
自由詩
16*
14/9/4 21:36
Pain in the ass hole
馬野ミキ
自由詩
2
14/9/4 20:02
MW
opus
自由詩
0
14/9/4 19:53
雪道の四景
tomoak...
自由詩
4*
14/9/4 19:37
潰滅
シホ.N
自由詩
3
14/9/4 17:19
三日月
ゆきむし
自由詩
4*
14/9/4 17:08
可能性
Lucy
自由詩
6*
14/9/4 16:53
北大路京介の世界
アラガイs
自由詩
7*
14/9/4 14:13
蒸発
はるな
自由詩
6
14/9/4 14:03
住う寝る所 二編
るるりら
自由詩
27*
14/9/4 11:07
こころから
中原純乃
自由詩
5*
14/9/4 9:34
つかれる
ドクダミ五十...
自由詩
3
14/9/4 8:40
フツーの人
やまうちあつ...
自由詩
2*
14/9/4 7:22
罪を売る
りす
自由詩
20*
14/9/4 3:21
数字兄弟
中村 くらげ
自由詩
4*
14/9/4 2:37
冴えて冷まして
加藤
自由詩
2
14/9/4 0:25
気絶する犬
nemaru
自由詩
2*
14/9/3 23:03
百鬼繚乱 < 2 >
nonya
自由詩
25*
14/9/3 22:45
2098
2099
2100
2101
2102
2103
2104
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
2113
2114
2115
2116
2117
2118
2119
2120
2121
2122
2123
2124
2125
2126
2127
2128
2129
2130
2131
2132
2133
2134
2135
2136
2137
2138
4.63sec.