時々スーパーで売られている
アルミでできた鍋焼きうどん
スカスカの天ぷらが入って
賞味期限もまじかだから七十円
炎にパチパチ音を立てて
グツグツ煮立ったアルミの鍋に
...
痛みや叫びをぼくは聞いている
ハラハラしながら
動揺しながら
からだを傷つけながら
痛みや叫びをぼくは聞いている
戦場なんだ
ここは戦場なんだ
生きている ...
愛が生きてるならいつか腐ってしまう
腐ってしまわないよう冷凍庫に
入れて凍らせてしまいましょう
私の心のこもった冷たい愛はおいしいですか?
僕のケータイは
常時マナーモードだから
君からのメールが来れば
振動して知らせてくれるのだけれど
ポケットに君との連絡手段を忍ばせて
電子的お手紙を待ってると
振動するからパカッと ...
ぼくは大切に飼っていたのである
泥川からザリガニを取ってきて 喰わせた
嘴の一突きで赤い頭を割り ピーコは喰った
切り株のうえに
おとうさんは羽を押 ...
風が止んだ 窓に凭れている月光
まるくなった猫の瞳に 映る洋燈の揺らめき
一枚の油絵から 零れ落ちる泉のしずくが
なめらかに滑り落ちた 鍵盤の上
都会のざわめきは遠く 静けさに
...
金木犀の木を根元から見上げる
町中ににおいが広がる季節だ
朝晩の冷え込みが増して
空の上底が少しずつ遠くなる
太陽の光が弱まり
勢力を拡大する樹木の紅潮
涼しげな暖色が控えめに
...
この路地のつながる先がどこなのか知るはずなのにわからなくなる
とちの実が落ちてきますと言うから手を繋いで走った
ほとんどがみどりの中にひとふたひら色素の薄いきみの熱情
内陸の町の夕陽 ...
落とし穴 落ちたことは
他人(ひと)のせい
這い上がったのは 自分の力
絶対なんて絶対にないと思ってる
なのに
何かに縛られていると絶対に思ってる
もう少しバスを待てれば乗れていた機関銃より雨は激しく
五つ葉のクローバーなら要らないわ(女は少し嫌な顔して)
小声で褒められた
フリーダイヤルじゃない早口で喋る
クレームの電話代でもう一つ買えた
人間は生きる期限を区切られている。区切りの中に自由もある。だから、期限に対する不満の駆動力を
期限によって区切られた自由に持っているということが、私という人間への不満になり、
物語を作る。
物語 ...
青い春に 赤いゆめを破られた
白い秋に 黒いまぼろしを見せつけられた
こころの堂々巡りを繰り返している
老耄のおひとりさまょ
終着駅のネオンが点滅してる ...
1515イチゴ苺に圧倒されてワタクシ5ジに目が覚めましたメザマシより早く目覚めましたともソンナ朝に79円だなんてワタクシ目を円くしてしまいますひらたく円くしてしまいますのよ皿のようにして15イチゴ苺を ...
金木犀
私好きなんです
少し香るぐらいが
香りすぎると
体を蝕んでいくようで
クラクラします
あの日
道で立っていたときも
こんな匂いが
あなたの首筋から香って
火照っ ...
空が白み 光(い)入りて
病むるわたしの パサパサなること
乾きし土に 滲むがごとく
砕けし岩に 填(う)まるがごとく
友の梨酒の満たさんことを
遠きより訪ねし 蒼く清洌なる友
彼の携 ...
月影が波に映えるのを
見たことがなかった
ラピスラズリの青い夜を
ぼくは知らない
ここじゃそんなの見れないって
ほの甘い幻だって言うけれど
いつか空へと手を差し伸ばし
果てなき闇 ...
たまごの殻が壊れたのはおまえのせいだから
よわむしを捻り潰してしまえ
思い通りに手足が動かない/セアカゴケノクモ
!来るな/寄るな/喋るな/やかましいわ!
※引用・・啼かぬなら殺してしまえ ...
一粒の涙膿む川は遠く使者を迎え入れる墓穴が崩れた粉塵の頂
そのとき雨は赤土を滑らせ剥き出しの瘡蓋が捲れる
二粒の痛みが火柱を磔に叫ぶ愚か者よこの大地から去れと
舞う風を頼りに ...
雨の降る日に一人坂道を上る
先の見えない坂道をひたすら一人で今も上っている
君に会うために
痛みを乗り越えてきたことを思い出す
乗り越えた喜びに浸っても また痛みがやってきて
そ ...
好きにえらんだ器を塗って
まちは
いつも白絵具不足
わたしはわたしを傷つけるかわりに着飾っています
なにをそんなに
もともと予定のある命ではないし
分裂し続けるパズルのピース
はめて ...
君たちはペット飼ってる?
俺は飼っているよ
君たちのはどうせ
犬とか猫とか
せいぜい鳥ぐらいでしょ
俺のは凄いぜ
俺の直腸の鍾乳洞には
コウモリなんていやしない
カンジタの ...
パンがほしくてあなたの店を訪れた
焼けたばかりの優しい匂いにほぐされて
乾きかけの羽をゆっくり風に乗せて
パンが欲しければどこにでもとあなたは
いやそうでもないからだとわたしは
...
アツアツの物が食べたい
だからアツアツにして持ってきて
分かった
持ってきたわよ
そういえばさ 昔こんなことがあってさ
〜〜
冷めちゃうよ
だから俺は言っ ...
周りの山を写す湖面の鏡
虹色の橋が架かり
友の誘う声が聞こえても
ぼくは そこには行けない
木々に守られていた明るい過去
育った家 育った台所 育った学校
父もいた 母もいた 友人も ...
ねえ
年をとっても
声は変わらないのと同じように
その瞳も
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鍋焼きうどん
灰泥軽茶
自由詩
9
14/9/27 0:34
戦場なんだ
吉岡ペペロ
自由詩
3
14/9/26 23:34
れいとう
リィ
自由詩
4*
14/9/26 23:26
現代病Ⅱ
凍月
自由詩
8*
14/9/26 23:17
ピーコ
島中 充
自由詩
4*
14/9/26 22:44
晩秋_冬支度
藤原絵理子
自由詩
6+*
14/9/26 22:16
花の下にて、秋
木屋 亞万
自由詩
3*
14/9/26 22:16
もりおか
フユナ
短歌
7
14/9/26 21:59
それも落とし穴
陽向
短歌
2*
14/9/26 21:51
絶対
〃
自由詩
2*
14/9/26 21:49
もう少しバスを待てれば乗れていた機関銃より雨は激しく
北大路京介
短歌
5
14/9/26 21:46
五つ葉のクローバーなら要らないわ(女は少し嫌な顔して)
〃
短歌
2
14/9/26 21:46
小声で褒められた
〃
自由詩
4
14/9/26 21:45
フリーダイヤルじゃない早口で喋る
〃
自由詩
3
14/9/26 21:45
クレームの電話代でもう一つ買えた
〃
自由詩
2
14/9/26 21:45
神と物語
黒髪
散文(批評...
1*
14/9/26 20:55
残された時空 ⑩
信天翁
自由詩
4
14/9/26 20:40
79円/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
5*
14/9/26 20:20
金木犀の夢
瑞海
自由詩
7*
14/9/26 19:49
梨酒
michi
自由詩
2*
14/9/26 19:23
青い夜
〃
自由詩
2*
14/9/26 19:12
ことばの虫
アラガイs
自由詩
7*
14/9/26 18:28
囚地
〃
自由詩
4*
14/9/26 15:27
君に会うために
陽向
自由詩
5*
14/9/26 14:34
何をそんなに
はるな
自由詩
2
14/9/26 12:41
マロニーちゃん
和田カマリ
自由詩
5*
14/9/26 10:43
鎖
天地無用
自由詩
2
14/9/26 10:39
アツアツ
陽向
自由詩
1*
14/9/26 10:34
湖底幻想 その二
イナエ
自由詩
8*
14/9/26 10:16
だから みつめる
中原純乃
自由詩
2*
14/9/26 9:55
2072
2073
2074
2075
2076
2077
2078
2079
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
2097
2098
2099
2100
2101
2102
2103
2104
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
加筆訂正:
お月見夜話
/
西日 茜
[14/9/26 21:36]
5年経って読んだら意味が分からず修正しました。
4.43sec.