海
からくて わたれない
いつだったかな
甘い水をくれたひとが
笑って
わたしはいちど干上がって
それから
きちんと塩からく満たされた
海は
あれから
ますます青いよ
そんなにあかるく
しないでほしい
闇たち
ちいさくなればなるほど
深くなって
もう底がわからない
はやくだれか
つめたくて死んでいる
闇たちの底、底
触ってあげないと
死に続け ...
敷布に押しこまれた
あなたのからだは私が
思ったよりはるかに固かった
きたない床をつま先でやりすごす
垢のういた日々が私たちの居場所だから
言葉のなかにかくさ ...
静謐だった森が ざわめき始める
築いている壁の 空だけで繋がった向こうで
錬金術師が 花火を打ち上げる
賑わいが 壁を越えて 壁を通り抜けてくる
あたしの心を鎮めてください
立ち ...
軽トラックの荷台に仰向けになって
青空を見るのが好きだった
実家から水田転化した林檎畑までは少し遠く
父の運転する軽トラックの荷台に乗り込み
寝転がって空を仰ぎながら道々を行った
時折助手席 ...
夏の真ん中ぬるい朝
今日から俺を養ってくれ
彼女へ平然と懇願した
散歩して昼寝して
本だけ読んでりゃ
月日の感覚なんて
ふんわりきえる
ニートがタバコ吸ってんじゃねぇよ
怒鳴られた ...
鉄塔がみえる
ランプがみえる
看板がみえる
夜がみえる
明滅がみえる
街の端
夢を食べればいいじゃない
これが何か
わからないなら
泣きながら眠っている
わたしの夢たち ...
水色の島で
アラベスクの響きを聞きながら
ジョニー=ウォーカーの
ブルーラベルを飲む
プールでアンナ・カリーナが
泳いでいて
時々止まっては
こちらに視線を送る
語りかけはしな ...
ヘシオドス、砂洗い、体が八つ裂けたときのために、臨界点を超越する、コマ送りの前に、隕石、焦土より先に、
常識的ヘシモバッタの自家発電、地下に撒いたガスが原因で爆発した、
雨、八つ裂けた雨、 ...
「台風が来たぞ!」
ブタの3兄弟ボーフーウーは
そう嘘をついて
村人があわてふためくのを
楽しんでいました
村人はボーフーウーが言うことは
嘘ばかりだと気づき
ボーフーウーが何を言っても ...
海に行けないから
カラオケボックスで大声で叫ぶ
それが日常
毎朝5時に起きて
最寄駅へ向かうと
いつも作業着のおじさん
水曜日以外は毎朝いて
黙ってタバコを吸っている
おじさん ...
あしもとで
春の風が巻く
潰れた缶が
音立てて去る
猫背になって
それを無視する
鼻さきを冷やして
会社までの道を
猫背は急いだ
あしもと ...
かきけされたものを
かきけしていく
はぎとられた爪が
残した影は
えぐりとられた
月の皮膚
窓にうつるその
...
ざくろがてきぱき動き出した
約束できる場所探して自転車
宇宙に花びらが一枚あった
酔っ払って月光に落ちる
暑くてうそもつけなかった
昼と夜がきちんとしている食堂
く ...
奥義はアユの生き方に近い
自動ドアでピーマンに入る奥さん
アンテナ濡れてあんな人間がいい
定規で影を測ろうとして失敗
怪獣はひとりでつくるもの
灰の中を駆けるくらい、どうということは無いと思った
どんなに汚れたって、体の中まで汚れるわけではないと信じた
汚れた服を脱ぎ捨てれば、また同じように愛されるはずだと信じた
駆け抜けているうち ...
ひとたび彼が其の場所にあらわれたなら
ひとことも言葉を発さずとも
彼の身体が その動きが生きた詩と化す
時に抒情であり 時に抒事であり
時にそれらを超えた何かである
彼の背後の書き割りは ...
駅前にはどこもマンションが建っているけれど、彼女が住んでいたマンションも例によって駅のすぐそばにあった。彼女が住んでいた部屋は電車からよく見えたので、電気がついていたら彼女がいるかとか、洗濯物がある ...
細い髪の毛は実にからまりやすく
しじゅう梳かしてあげないと
やけっぱちになった団子になる
しこりになったそれ
まるで永遠に解くことのできない
知恵の輪みたいで
まるで
宇宙だねと
...
意味は逆立ちしても同じ意味をしている
つまり本を逆さから読めばただ読みにくく
もしくは読めないそういう意味で
わたしがたとえ後ろを向いても
その後ろにも世界がある
季節の後ろ姿は淋しみで ...
友人が子猫を二匹拾ってきた
寂しそうにしている僕を見兼ねたのかどっちか一匹もらってくれと言う
…どっちにしても雑種の野良猫だから美しくはないが、と前置きをして…
訪ねてみれば、確かに顔は ...
夢は常に遥か遠くに横たわっている。
僕らはあらゆる手段を用いて少しでもそれに近づこうとする。
幾つになってもそれは大事で光り輝く真夏の太陽のようだ。
空には気さくな雲が流れている。
...
正しく脈うつ
うつ伏せる
四角い教室
フェイスブックで
懐かしい名前をたどっていくと
変わり果てたひとに行き着いた
整形し尽くしても
残る面影に
そうなりたかったんだ
って笑う
ドバイの富豪のしっぽ
すっぽぬけ ...
少女は
朝が嫌い
目を覚ますと
いつも
知らない町に
置きざりにされた
気持ちになるから
少女は
朝日が嫌い
朝日は
いつも
こんなにも
世界を歪ま ...
すまーとふおん
たれながされるぐれつちえんぱーらと
きみはいない
しんじえこうのよふけ
そうぞうするよ
きみがことばにする
あやいやうやえやお
そしていけないこと
ああぼくよりえれふあ ...
横丁の角を
曲がると
公営住宅の
アンテナの遥か上
ライオンの
かたちした雲が
広いサバンナを
駆け抜けていた
恋して 弱くなりました
愛して 強くなりました
向き合って 真実を得ました
それは
かつて、
波であり、雨であり、
きみであり、ぼくであった、
青い黎明の影に涼しく揺れる、
ひとつぶの露。
魂は、ほどけて、
空の記憶、海の記憶、大地の記憶、愛の記憶 ...
ブランドのバックの中に流れ星集めて明日換金するの
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
青い
はるな
自由詩
4
14/10/13 22:04
かわいそう
〃
自由詩
2
14/10/13 21:28
雑巾
草野春心
自由詩
5
14/10/13 21:07
鎮魂の歌
藤原絵理子
自由詩
6*
14/10/13 20:38
走る青空
砂木
自由詩
18*
14/10/13 20:03
ほんとうの選択
ボロレシート
自由詩
3*
14/10/13 18:46
街の端
はるな
自由詩
1
14/10/13 18:36
endless summer
opus
自由詩
1
14/10/13 17:57
and so on
kaz.
自由詩
2*
14/10/13 16:40
ボーフーウー
花形新次
自由詩
1
14/10/13 16:22
海にいけない
イモコ
自由詩
5*
14/10/13 16:15
春の風
吉岡ペペロ
自由詩
1
14/10/13 15:54
蜘蛛
あおい満月
自由詩
8
14/10/13 15:22
自由律2
とつき
俳句
2
14/10/13 11:24
自由律1
〃
俳句
1
14/10/13 11:08
灰の中の野ばら
クナリ
自由詩
3
14/10/13 10:31
故に其の場所で彼は踊る
塔野夏子
自由詩
2*
14/10/13 10:24
風のはじまりをあなたは知っていますか?
木屋 亞万
散文(批評...
0*
14/10/13 10:18
台風を待つ朝に
そらの珊瑚
自由詩
16*
14/10/13 9:27
昭和六四年の桜花の頃に
もっぷ
自由詩
2
14/10/13 5:18
この美しくない猫たち
アラガイs
自由詩
10*
14/10/13 4:38
夢語り
ヒヤシンス
自由詩
10*
14/10/13 3:43
机
Kunisa...
自由詩
0
14/10/13 2:09
座礁
nemaru
自由詩
0*
14/10/13 0:57
朝
青色銀河団
携帯写真+...
5
14/10/13 0:43
新街口の夜更け
エスエル12...
自由詩
1
14/10/13 0:22
横丁の角を曲がると
青色銀河団
携帯写真+...
0
14/10/12 23:59
あなたとわたし
殿上 童
自由詩
21*
14/10/12 23:58
水
青色銀河団
携帯写真+...
0
14/10/12 23:45
ブランドのバックの中に流れ星集めて明日換金するの
北大路京介
短歌
1
14/10/12 23:30
2072
2073
2074
2075
2076
2077
2078
2079
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
2097
2098
2099
2100
2101
2102
2103
2104
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
4.87sec.