恋バナに枯葉剤をまいている
恋の札狙いたる眼や歌留多会
裏返る歌留多読む声恋の札
年玉を借りて煙草を買うオトナ
初空の次空の青にひっかかる
白き月ならカメラに収めた
大晦日の仕事納めから飲んで
食った元日は午後二時まで寝
ていて一年の始まりを台無し
にしてしまったけれど日付が
変わる一時間前には ...
散らばってしまった水滴を
必死に集めようとした
テーブルクロスの上
倒れたグラス
触れた水滴は拾えなかった
じわりじわり
テーブルクロスが水滴を吸い込んだ
青白い結末
散乱する ...
箱に投げ入れられた。
白銅と青銅とに当たったから、鈍い音を立ててしまった。
不時着。箱の向こうに。
お神楽の鈴祓いが聞こえる。
人混みで到底、届いたものではなかった。
僕のランクだと ...
キスは天から落ちてくる
私は背が低いから
ふたりきりのエレベーターで 不意に
人気のない路地で こつんと
唇に当たる 金平糖
あなたはあたりを見回して
さっと唇で雨を降らす ...
国営放送のインタビューで
もし街でチンピラに絡まれたときに
どうするかと聞かれたから
ケンカなんてのは
所詮殺意が強い方が勝つのだと
レクター博士が教えてくれた通りなので
絡まれる前に
...
ぼこぼこぼこ…泡の沸き立つ
黒い温泉に浸かる人々は
防水テレビの中を走る
箱根駅伝のランナー達に、目を細める
正月休みのひと時に
白いタオルを頭にのせて
自らの今年一年に、重ねるように ...
もうよくわからない
深い眠りは奪われるだけ
左手ですくった液体
右手に移す間
数人が撃たれた
心臓の鼓動に別状はありません
血液は赤いまま流れています
車の走る電子音
赤いまま流れてい ...
信心深く生きるために区切りというのはどうしても必要らしい
まっとうな人生を歩み悪路へと道を踏み外していかないように
平凡に思えて価値を見失いがちな日常に対する審美眼の濁りを洗い流すために
平穏無 ...
アルマジロ
まるまじろ
自己防衛本能過多
固まることでしか身を守れない
石ころのように丸まって
全てが終わる時を待つ
どんなに辛いことだって
いつか終わると信じてる
アルマジロ ...
一杯のお茶と読みさしの本と
夫と娘の寝息と膝のうえの一匹の猫
それが私には相応なものなのだと
私は知っていたしまた満足もしておりました
そんなとき
それは私の額に堕ちてきたのです
...
訥々と素朴に語っている場合では無い
もう叫ばなければならないのである
自由に生きねばならない自由と
自由に生きてはならない自由の
二つの自由をもってして
どでかい声で
「生かしてく ...
中村梨々の詩集『たくさんの窓から手を振る』(ふらんす堂)を読んでいると、奇妙な点に気付く。この詩集には「青春」が存在しないのではないか、と。子どもと大人の視点では書かれているが、若者の視点が不思議と ...
蛇は
足も
手も
肉体がそのもの
彼等は自己防衛の為に
牙を発達させた
噛まれた人間は
一方的に忌まわしいと
なんと言う身勝手だろう
そっとしておいてください
...
「ともあれ」の短縮形
「なにはともあれ」の
「つつがない」恐ろしい病気。
それに罹患せずに今日も
「ふるさと」で歌われる状況は
実は深刻だ。
「とまれ」良く聞き給え。
残酷な ...
血は繋がっていても
ひとりひとり違う声
同じテレビ番組を観て
笑い声が重なっている
久しぶりだなあ
流し台に寄りかかって
こっそりわらう
情報過多
あたまの酸化
孤立の幻想
情緒貧血
空白療法
バカバカしいもの
クダラナイもの
埋めはしないもの
表皮つきあい
あいのて会話
たがいちがいに
お気に召すまま
...
何処へ行くか考えたり
旅に必要なもの準備したり
旅先で楽しんだり
旅には楽しみが付きまとう
退屈にさせない雰囲気がある
見慣れない景色に感動して
疲れなんて吹き飛ぶ
心に残る ...
来年早々 かかげられるかも知れない
祝卒寿の垂れ幕を そっと仕舞い込んで
いまは リグレットの残骸を散らかし
熾きの残り火をみつめているだけの
おらがた ...
手に望むものは
何もない
白と黒に塗り分けられた
高圧電線のバー
遥かに
僕は立ち
浮き沈みしながら
フィールドを
走り出した
空間がバーを軸にして
徐々に狭まり
...
しあわせになるんだと
そればかりおもっている
しあわせになるんだと
月並みにいえば
出会うのだから
別れも来るだろう
行き過ぎてしまえば
傷付け合う日もくるだろう
そのうち傷のこと ...
吹雪いた
横から吹き付ける夜
そんな夜が通り過ぎ
朝は白く明けた
やがて日が差し
雪が溶け始めた
そして夕暮れ
雪は残りかす程度の
氷の塊になっていた
真っ平らな屋根には ...
君の家まで
もうすぐなんだけれど
勇気がなくて
手紙をポストに入れただけ
君に一目会いたいのだけれど
目を合わすと死んでしまいそうで
ドキドキしています
電波で繋がるというこ ...
お前の魂は瞬間に凍りついた、微動だにしない寝室に静かに横になって、崩れかけた廃墟の中に死体のように転がる人形みたいに沈黙している、ライターでしつこく炙られたような煤けた肌、目玉はビー玉のよ ...
襖一枚 声届く
電波も随分調子良く
もういい は もういい
食べ過ぎたストレスを消化できずに太っていく
明日晴れたら外に出よう
1人ぼっちは涙も出ない
お願い 鳥かごの鍵を開けて
卵 ...
フォークシンガーとして
国際交流会場でアトラクションの
依頼がきていた頃の話
ネパールと日本の
国際交流アトラクションで唄った後に
通訳を介して子連れの女性が
「是非、日本の代表的なリ ...
気が付けば未来がやって来た
未来はやっかいだ、音もなく訪れ
今を惜しむ時間すら与えてくれない
過ぎてしまった未来、過去は捨てられない
それでも未来はやって来るものだから
心に溜まってくば ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
恋バナに枯葉剤をまいている
北大路京介
自由詩
6
15/1/4 0:49
恋の札狙いたる眼や歌留多会
〃
俳句
3
15/1/4 0:48
裏返る歌留多読む声恋の札
〃
俳句
1
15/1/4 0:47
年玉を借りて煙草を買うオトナ
〃
俳句
2
15/1/4 0:47
初空のゆめ/即興ゴルコンダ(仮)時間外.1
こうだたけみ
自由詩
5*
15/1/3 22:27
右手
小日向 ココ
自由詩
1
15/1/3 22:24
ご縁玉
とよよん
自由詩
5*
15/1/3 22:10
スキのアメ
〃
自由詩
1*
15/1/3 22:08
チンピラ
花形新次
自由詩
0
15/1/3 20:59
露天風呂
服部 剛
自由詩
3
15/1/3 20:43
年末年始
サトウ コウ...
自由詩
0
15/1/3 20:25
初空のゆめ
木屋 亞万
自由詩
1*
15/1/3 19:14
アルマジロ
たいら
自由詩
1
15/1/3 18:50
Another Kiss
佐々宝砂
自由詩
8*
15/1/3 18:04
生かしてくれ
ふわふわ
自由詩
3*
15/1/3 17:54
中村梨々詩集『たくさんの窓から手を振る』について
葉leaf
散文(批評...
2
15/1/3 16:18
にょろにょろ
ドクダミ五十...
自由詩
2
15/1/3 16:08
「とまれ」を理解する人に
〃
自由詩
0
15/1/3 15:44
おかえり
中原純乃
自由詩
3*
15/1/3 15:29
儚くて幸せ
ただのみきや
自由詩
13*
15/1/3 15:14
旅の楽しみ
夏川ゆう
自由詩
2
15/1/3 11:56
漆色の夕陽が落ちて③
信天翁
自由詩
1
15/1/3 10:05
走り高跳び
Loch L...
自由詩
4
15/1/3 1:55
「おくる」
小夜
自由詩
2
15/1/3 1:37
雪が明けたら
はて
自由詩
1
15/1/3 1:03
夜を越えて
瑞海
自由詩
4*
15/1/3 0:38
枯れた花束をお前の寝床と、俺の胸元に
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
15/1/3 0:29
嫌だ
中村 くらげ
自由詩
2
15/1/3 0:09
通訳者が教えてくれたこと
板谷みきょう
自由詩
6*
15/1/2 23:28
未来が
リィ
自由詩
3*
15/1/2 22:46
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
2097
2098
2099
2100
2101
2102
2103
2104
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
2113
2114
2115
2116
2117
2118
2119
2120
加筆訂正:
年末年始のご挨拶に変えて
/
ただのみきや
[15/1/3 22:53]
6連2行目「実態」を「実体」に訂正しました。
射手座のひと
/
とよよん
[15/1/3 22:04]
タイトルを「緩いカーブ」から「射手座のひと」に修正
4.89sec.