だだっぴろい雪原の中
大の字に寝そべって
どんよりとした空を仰ぐ
雪片が目にちらつく
耳たぶがじんじんと凍みるが
寒くはない
埋もれていく雪の重さが
むしろ心地よい
小鳥のさえずり ...
という一文が一字一句正確に
記載されていたかどうかは
覚えていないんですけど
とにかくなんだかそういう意味の言葉を
どこかのインターネットのページであるいは
どこかの図書館の片隅の何ページか ...
赤い夜が来る
来ている
窓の外
サッシの隙間から
ぬるり
じわじわ
入ってくる
壁をつたい
床をすべり
絨毯の下にもぐり
中心から
表面に
染み出してくる
見ているし ...
リハビリを支えたる腕クロッカス
雪の夜に激減したるリンパ球
回復期病棟まわる獅子の舞
釣り銭多く貰いすぎ悪夢にうなされる
知らない名前のケーキが話を聞いていない
夢を歩く足が教習車をあおる
最近、価値がなくなった夫を
大量に河川敷に置き去りにする
というケースが後を絶たない
ちょっと前までオットショップで
人気だったイケメン系夫が
なんか言うことがアホっぽいし
全然金稼いで来 ...
月の滴りの十日間
問いと答えが
輪舞するので
ぼくは呪文を
唱えたかった
「ヨイヨイ」
見えない蝶が
カップの縁に
しばし停泊したという
気付かないまま
飲んで ...
夜で、道は乾いている。
わたしたちは不足のないつめたさを、それでもまだ足りないと言いながら
物語を探している
足のない椅子とか、
黒鍵だけのピアノとか
白鳥の子でも、アヒルの子でもない、 ...
何時か 誰かが 思い付いた
桜色の 灯火
暖色系なら 黄色
ライトアップなら 寒色系を
抱きしめたり
握りしめたり
握りつぶしたくは ないのよねぇと
つぶやいて
もう一度だ ...
「その紙に書いて…」
ぶっきらぼうに言った
彼女の横顔は デジタルに
その上 形而上学的に
LEDに代わった信号は
きっぱりと 黄色から赤に変わった
車のウィンカーだって 余情なく ...
電気椅子に座らされている
アヒル座りの執行人 、
月は彼女の下
凍る意識のなかで
「冗談だよ」って微笑むのを待っている
あなたは立ち上がりゆっくり近づくと僕の喉に手をつっこんで ...
意外だと
思われるでしょうが
舌が、
それに
指も、
フェザータッチで・・・
すみません
余計なこと
しゃべりました
風邪など引かれぬように
お元気で
...
消費税率引き上げ延期の是非を問う
衆議院解散
延期の是非?
引き上げ自体は決定済みで
景気状況が思わしくない今やるか
延期するかを
国民に問うのか
特定秘密保護法を
強引に成立 ...
組織という一つの芽生えは、個人という複数の種子から養分を吸い上げ、個人がもはや原形をとどめなくなったときに、一つの融合した意思として外部に向かって無形の微笑みを投げかける。個人がそれぞれの ...
小さな石段をおりて狭い路地を駅へと向かった
男はシンプルな出で立ちで女は濃い化粧をしていた
あのころ働く女たちは皆そんな化粧をしていた
商店街に入ると両際がプラスチックで出来た季節外 ...
ぎゅっと締め付けられて
胸から瞳に溢れる
涙の味を知っていた
栄養失調の
両頬のはたけの真ん中から
二筋伸びる貧困の青っぱな
その味も知っていた
いくら労働が美徳だか知らないが
...
泣くまい泣くまいと
ねじ込みを覚えだした時
泣くという行為の存在を
少しずつ忘れようとしたらしい・・・・。
細くなった父の手を握り返し
「ありがとう。」の一言を伝えたら
...
どこを探しても、一人しかいないあなた方。
何億分かの一のくじ引きで、二人三脚をすることになったあなた方。
「私は共に生き、幸せになりたいという申し出を受け入れて
お腹に宿りました・・ ...
父の声がしたので
居間の方へと向かって行った。
杖を持ち
自力で歩こうとする様は
病と闘う姿そのものに見える・・・・。
「私は今、父の心と気持ちに答えなくてはならない。。 ...
わざとでこぼこを作って
組み合わせる楽しみを与えたのが
神様だっていうなら
そりゃあしゃあねえよ
あさ、
トーストを食べて 起きる
ひる、
あくびを食べて 過ごす
よる、
パソコンの電源をこっそりつけて
詩を食べる わたし
お腹はふくらまない
ため息がどんどん流 ...
国がとろけた水を彼は飲みこみ
血は水飴のようで流れにくい
頭洗わず
歌すら歌わず
必要以上に子供なこの子供を
陰鬱な天国に住まわそうと
頭痛持ちのこの国で
な ...
佇んでいたのだろう
あの時のわたしは
苦手なことを並べた
傷付きたくなかった
それでも出会いを求めて
やって来た
缶ビール片手に
やわらかな言葉で話す
路上に座り込み
生活者 ...
解放区は水の中
三原色 散って
どこへ逃げていく
生まれたグッピー
ちぎれそうなほど 強く
改造された宝石
息
できるか
世界はちゃんと見えるか
...
かなってないから 夢
かなえたいから 夢
おいら 夢喰って、生きてます
手放しでよろこべない愛情なら
そうめんでもすすってるわ
季節はずれに氷を二つ
喉に落ちてく度に
嘘をつぶやいている
目の前が幻想になって
一度のキスを反芻してる
それはそれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
孤独
ららばい
自由詩
4
14/11/24 22:53
キノコは重力を知っている
Seia
自由詩
2
14/11/24 22:04
赤い夜
〃
自由詩
1
14/11/24 22:03
リハビリを支えたる腕クロッカス
北大路京介
俳句
0
14/11/24 20:20
雪の夜に激減したるリンパ球
〃
俳句
0
14/11/24 20:20
回復期病棟まわる獅子の舞
〃
俳句
1
14/11/24 20:20
釣り銭多く貰いすぎ悪夢にうなされる
〃
自由詩
5
14/11/24 20:19
知らない名前のケーキが話を聞いていない
〃
自由詩
1
14/11/24 20:19
夢を歩く足が教習車をあおる
〃
自由詩
1
14/11/24 20:18
悪質ブローカー
花形新次
自由詩
0
14/11/24 20:03
よい宵
やまうちあつ...
自由詩
0
14/11/24 19:44
引力
はるな
自由詩
5
14/11/24 18:55
桜リング
藤鈴呼
自由詩
1*
14/11/24 18:51
図書館の魔女
藤原絵理子
自由詩
5
14/11/24 18:44
月は彼女の下
吐水とり
自由詩
3*
14/11/24 18:19
自分、器用ですから
花形新次
自由詩
0
14/11/24 17:04
暗い冬
眠り羊
自由詩
0
14/11/24 16:42
血液
葉leaf
自由詩
1
14/11/24 15:52
昭和32年の冬
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/11/24 15:52
知っている
ドクダミ五十...
自由詩
1
14/11/24 15:11
無題。
梓ゆい
自由詩
2
14/11/24 13:55
授かりもの。
〃
自由詩
1*
14/11/24 13:42
大黒柱。
〃
自由詩
1*
14/11/24 13:18
気にするなそれは本能じゃない
四角い丸
自由詩
0
14/11/24 12:08
空っぽの食卓
吐水とり
自由詩
2*
14/11/24 10:36
_
やぶうちあい
自由詩
0
14/11/24 9:45
手をとる
鵜飼千代子
自由詩
18*
14/11/24 3:23
水鉢
吐水とり
自由詩
2*
14/11/24 0:29
生きてます
殿上 童
自由詩
23*
14/11/23 23:55
寒い日
かの
自由詩
2*
14/11/23 23:03
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
2097
2098
2099
2100
2101
2102
2103
2104
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
2113
2114
2115
2116
2117
2118
2119
2120
2121
2122
2123
2124
2125
2126
2127
5.31sec.