十年は履き続けたか吾がブーツいのちの終わり見えてきた朝


原風景がなぜか田んぼの都会の子いつかの旅の思い出なのか


「{ルビ時間=とき}は在る」「いや時間はない」論じ合い夜明けもなくて ...
妙に格好良くて 
あんな風に なりたいな 

こんなシーンに 生きたいな 
そんな世界に 行きたいな 

そう思えるようなドラマを 
製作者も 観客も 求めるのでしょう 
そこ ...
ただ待ってる何の予定も無い部屋でたとえば電話鳴るの待ってる


きみ在りし日には月並みだったねと幸福にいま謝っている


さよならもありがとうもない臨終を待つだけかなとほんとを想う

...
ワタシの分まで生きてくださいは

僕には過ぎた世迷い言

夢の続きをミタイから

眠りを装うフリをして

瞼に僕は嘘をつく


でんでん虫は雨がスキ

てるてる坊主は晴れがス ...
きみから貰ったピアスを
飾らないといけない
20年後も眺めていたいから
それがかなしい



サイドミラーに小さな蜘蛛
縁を歩けば一人
面を歩けば二人
奇妙なポーズ    
   虚空と戯れる長い脚
見えないイトで織りなす罠

偶然と必然の色分けは自分
幸福と不幸を計る分度器も ...
耳を澄ませてごらん

ほら雨がポタポタ漏れている
ポタポタポタポタ漏れている
そのうち空も枯れてきて
大きな空が見えるだろう

でも涙もポタポタ漏れている
ポタポタポタポタ ...
責任は
秘書やスタッフに
押しつける
大雪が降ると伝える天気予報あまり降らない場所にも降ると

植物に話しかければ返事する水が足りないそう言っている

複雑に入り組んでいる下町の迷路のような道を散策

眠れずに色んな想い駆け巡 ...
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる

ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ...
情けない親だったと
時々思い出されては
眠れなくなる
もっとこうしてやれば良かった
ああすれば良かったと
悔やまれる
よくぞ、育ってくれたと
神に感謝するばかりだ
精一杯とはいえ
冷 ...
昨夜も死と戦っていた

胃カメラを飲むように

ぼくは死と戦っていた

ずん胴な土管をイメージして

胃カメラをやり過ごすように

染み渡れ、縋りつけ、寄るべなき生に


薄 ...
美味しそうなものに向かうと
全身全霊、前のめりでピンと張る

いつも一緒かと思いきや
左右別々に、動いてもみせる

音を拾います
そこから
ここまでの
世界を知るための複雑な情報であ ...
 


もし雨が降ったら

あなたは必ず外を見て下さい

本当に雨が降っているかどうかを

確かめるために

天気予報士がタッグを組んで

あなたを罠にかけていないかどうかを ...
世界は、僕のアタマの中に生まれ

僕のアタマの中で育つんだ


だから

君の花をちょうだい

色とりどりの花をちょうだい


僕の世界を飾るから

ホントウはここにあるか ...
インターネットに載せた詩を消したって死ねるわけじゃないのに
消したくなってしまうよね
死にたく




あ、ああ、音にも、なれないような言葉が、ノドの奥につまっていまして、それをなんと ...
黄落やフリージャズのジャムセッション スリッパを履いたまま黄落の街 閉まるのボタンを連打されていた 席を譲りあううちに終点 ほどよいお湯で滝行 loveないものねだりを文字にするletter 君の背中なら

目の届く場所で

優しく静かに

見ていたかった


僕の夢を乗せて

回り続ける

メリーゴーランド


縮まない距離を

愛してしまった

...
わたしのことは
いくら非難してもかまわない
でもわたしの胡桃を悪く言うことは
許さない

絶対に許さない

確かに今となっては
何のために存在しているのか
自分でも分からなくなること ...
片づけておいてね、って 言った
私の責任だとしても
鞄という鞄の ファスナーもホックも全部
ジッパーは下ろされ パックリと口を開けて
私を 逆さまに覗いて笑っていた

自分では見 ...
 妖怪


都会の妖怪は
昼間に出るらしい
夜は明るくて
隠れる場所が無いから

たとえば
人の途絶えた午後
ビルの屋上に出るドアの
前に佇む影

あるいは
休日の事務室に ...
哀しみは河の流れのように
喜びはひまわりのように
嘆きは根雪のように
歓喜は太陽のように

哀しいと言えばみんな哀しい
うれしいと言えばみんなうれしい
難しいと言えばみんな難しい
簡単 ...
硝子のむこうで
雨が呼んでいる

硝子のむこうで
闇がきらめいて

硝子のむこうで
孤独が浮遊する

四角い窓から
宇宙がもれだして
夜はカーテンと
ひとつになる

四角い ...
空は語る
物言わずとも
風と喧嘩したわたしを
憐れんでは
空は語る
物言わずとも
淡い色が滲みゆく様は
いつかの
面影に似て
水平線へと消えゆく

2014/05/0
僕らの肩越しに
夏の空を仰ぎみる向日葵がそっと囁く
もうすぐ太陽は死んじまうんだって
燃えゆく空を傍観する肩に忍び寄る影
僕らはそれを
払いのけるようにして烏を追いかけた
決して振り返らず ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
「哲学ごっこ」2014.08.24 (6首)もっぷ短歌314/11/5 21:45
ドラマのセリフ 藤鈴呼自由詩2*14/11/5 21:38
「だいじょうぶ」 2014.10.15 (9首)もっぷ短歌314/11/5 21:32
ららばい自由詩2*14/11/5 21:06
22の思い出自由詩014/11/5 19:29
TRICKSTERただのみきや自由詩16*14/11/5 19:20
哀しみの音……とある蛙自由詩7*14/11/5 16:40
責任はkomase...川柳014/11/5 15:26
植物夏川ゆう短歌114/11/5 14:42
素描梅昆布茶自由詩1914/11/5 13:29
子 ら よ中原純乃散文(批評...1*14/11/5 12:42
染み渡れ吉岡ペペロ自由詩1114/11/5 9:22
饒舌な耳そらの珊瑚自由詩1614/11/5 9:07
yamada...自由詩214/11/5 8:39
君の花花咲風太郎自由詩214/11/5 8:10
なかったことになりましたユッカ自由詩5*14/11/5 1:10
黄落やフリージャズのジャムセッション北大路京介俳句2*14/11/4 21:10
スリッパを履いたまま黄落の街俳句314/11/4 21:10
閉まるのボタンを連打されていた自由詩214/11/4 21:09
席を譲りあううちに終点自由詩1214/11/4 21:09
ほどよいお湯で滝行自由詩7*14/11/4 21:09
恋文自由詩3*14/11/4 21:04
安全地帯ミナト螢自由詩314/11/4 20:54
玉田金造「わたしの胡桃」花形新次自由詩2*14/11/4 20:44
マヌケな家政婦為平 澪自由詩10*14/11/4 20:29
妖怪イナエ自由詩15*14/11/4 18:57
渡辺亘自由詩414/11/4 18:05
夜の帳川瀬杏香自由詩7*14/11/4 17:43
空は語る自由詩3*14/11/4 17:41
夏の終わり自由詩4*14/11/4 17:39

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加筆訂正:
玉田金造「わたしの胡桃」/花形新次[14/11/5 11:00]
誤字訂正
3.71sec.