秋の蝶母に恋して三千里


君の名はあしたも秋だ茜音空


小石蹴り缶から蹴って荻の声
窓ならば壊れて開かぬこの部屋になにゆえ来れた荻の便りは


夢のなかだけの花野で写真機はわたしに抱かれすみれをさがす


ポッケにはいっつも穴が空いていて薫る想いに信号はない


夜 ...
月がみえなかった

ぼくは淋しかった

だれか助けてくれ

夜空にはほんとは

星がたくさんいる

新幹線で夜をゆく

月がみえなかった


宇宙はなんのためにあるのか

にんげんのためでないような
...
白ワインのグラスに 逆さまに
10月の雨に濡れた ムフタール通りが
もの憂げな 縮れ毛のきみの 髪の色と
愛した少年の 産毛の耀きが 悲しく重なる


こちらの世界に 繋ぎ止める すべ ...
前は子供なんてぜんぜん好きじゃなかったけど最近は他人の子供見てかわいいって思うのね、だって未来の塊みたいでしょ。

そんなふうに力説する人とランチを食べた

生物がなぜ子孫を残すようにプログラ ...
トラウマを洗い流してくれる雨降らし続ける甘美なケモノ 繋がった背骨ふたつが龍になり雲をつき抜け起こすカミナリ 双頭のガラガラヘビが真夜中の妻をメスへと退化させてく 閉めきった窓が死んでいた くちいっぱいにヒマワリの種頬張ってハムスターになる 咳をしても超合金 祭り囃子が聞こえるなか
炊き出しのハヤシライスに
トリカブトとダイオキシンを混ぜて
町民24人を殺害した
マス・ハヤシことマスミ・デラックス

生理前でイライラしていて
炊き出しに参加し ...
燃え上がり産毛をこがすオイルのにおい風のZippo

物質の夜を満たすネオンサインの転がる路上で

ルーティーンなぞった指がタールにそまる

いつも通りのカーゴパンツでひそかに運ぶ日々の転 ...
学校帰りの女の子がふたり
ひとりはピンクのパール系ランドセル
ひとりは水色でステッチが入っている
驚くほど洒落たかわいい服を着て
(これは昭和の感覚 たぶん)
さえずりは巣の中の雲雀の卵のあ ...
昨日のことはよくわからないけど
明日のことなら思い出せそうな

シャンプーみたいな朝です

高校生は修行者のように林間に列をなし
小さな耳に枯れ下がるイヤフォーンと
丸い掌に膨れ上がるケ ...
ぼくは生きてゆく

ひとの向こうにあるもののために

それがいちばん永続的に

賢明なのだと思う


ぼくが地球なら

浴びる光を待っている

ぼくの個性は

跳ね返す光 ...
「どん底にあって
何か空白を
埋めるものが
欲しかった」

(KOHKOKU/2009/April/Vol.378/9頁)

夢みていた
こと、に、
手を伸ばして
目標にしてきた
...
生きるということは
リスクをとるということ
だから

自分の生き方にあった
リスクをとるしかない
だから

正しさに懸けるということは
リスクをとるということ
だから

私には ...
絶滅危惧種のような気分のときは
おもわず星を探している

頭の中が明瞭に区分けされないまま
時計の針は行ったり来たり

姿の見えない人々は
あちこちでちいさな吐息をもらす

拡散する ...
ドラッグストアの棚に並んだ
石鹸の類い
これでもない
あれでもない
おそらくどこにもないのだろう

探している香りは
高電圧のくしゃみのように
蒸発してしまって
世界のどこにも、ない ...
したたかに
引き分け狙い
ボールキープ
ゆらり、ゆらりゆられてと
classicなんて柄じゃないわと
流れるBLUEの一曲目
MY NAME IS JONAS

舌を出しては世界と遊ぶのよ、寝起きのまま
最低なslangを並べ立 ...
鼻から鼻血が止まらないの
誰かが牛乳を飲みながら叫んでいる
牛乳は血と混じりあって
苺ジュースになる
甘いあまい苺ジュー ...
 すっかり風は乾いてきた
 めっきり光はにぶってきた
はっきりヒヨドリは告げにきた
     節気と気温と気炎とを

遠くでショベルカーが唸っている
     近くで木魚が称えている
  ...
走るスニーカーの音、砂利がこすれる、膨張収縮膨張収縮くりかえす肺、夜の街
走り抜ける車道、電灯を避ける影、目がくらむハイビーム
からから充血する目から、ずんとひりつく鼻の奥から、発信されるメッセー ...
米国ノースカロライナ州
ソックイデカーに住む
ベンジャミン・キャスパーは
普段は地元にあるコンビニで
店員として働いていた
大人しく真面目な性格で
同僚からは親しみを込めて
ベンジャミン ...
点滅を繰り返す
あたしの器官
緩んだ表情
お日様が隠す
触れたら
十を忘れちゃいそうなくらい
ざわめく
良い意味で
苦しい
家の近くにある
大きな池がある広い公園
手漕ぎボート乗り場がある

気持ちを新しく切り替えたい時
独りで公園内を散策する

子供も大人も楽しめるような公園

手漕ぎボートに乗って
...
ふらんけんみたいなまちなかを
とおりまみたいなぼじょうにとらわれ
うろうろさまよういきものは
いかほどにけいけんなのか
いわのように
しまのように
ふるいうたのように
たにんのそらにのよ ...
けだものの つやつやしてる
けだものの ふわふわしてる
けだものの やんわりしてる

けだものだものとうぜんだね
けだもののけをなでてしまう
けだもののののすてきなのの

けだものは私 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
秋三題 2014.10.19もっぷ俳句214/10/19 0:27
雑詠四首 2014.10.12短歌3*14/10/18 23:56
月のみえない街吉岡ペペロ携帯写真+...414/10/18 22:49
エルレーヌ追想藤原絵理子自由詩6*14/10/18 22:24
きみのすべてよ応答せよ/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩8*14/10/18 22:23
トラウマを洗い流してくれる雨降らし続ける甘美なケモノ北大路京介短歌214/10/18 21:56
繋がった背骨ふたつが龍になり雲をつき抜け起こすカミナリ短歌114/10/18 21:47
双頭のガラガラヘビが真夜中の妻をメスへと退化させてく短歌214/10/18 21:47
閉めきった窓が死んでいた自由詩614/10/18 21:46
くちいっぱいにヒマワリの種頬張ってハムスターになる自由詩314/10/18 21:46
咳をしても超合金自由詩514/10/18 21:46
世界の殺人鬼2 マス・ハヤシ花形新次自由詩014/10/18 21:38
Zippo梅昆布茶俳句614/10/18 21:27
並木に沿って小さくなる背中ただのみきや自由詩17*14/10/18 21:24
昨日のことはよくわからないけどオイタル自由詩6*14/10/18 20:02
ぼくの個性吉岡ペペロ自由詩614/10/18 17:42
手を伸ばすはなもとあお自由詩414/10/18 17:21
リスク渡辺亘自由詩914/10/18 15:45
小景梅昆布茶自由詩1414/10/18 14:51
かりそめそらの珊瑚自由詩1614/10/18 13:25
したたかにkomase...川柳014/10/18 12:53
there.楽歌自由詩4*14/10/18 12:41
あおい満月自由詩414/10/18 12:16
街はずれの譫言 五信天翁自由詩314/10/18 10:10
きみのすべてよ応答せよ木屋 亞万自由詩1*14/10/18 9:41
世界の殺人鬼1 ベンジャミン・キャスパー花形新次自由詩014/10/18 9:00
こい倉持 ひな自由詩114/10/18 8:40
手漕ぎボート夏川ゆう自由詩214/10/18 8:02
ことばはひかるやまうちあつ...自由詩2*14/10/18 6:21
けだもののドクダミ五十...自由詩1*14/10/18 6:00

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