電車はどこへ行くのだろう
とあなたは言った
それは
きっと行くべき場所へ
今頃はもうバクダットあたりの
ひまわり畑にでも着いてるはずだ
祈りはどこへ行くのだろう
ともあなたは ...
ざらついた紙に他人の夢をうつすばかりで
自分の願望をみるひまがない
どんどん器用になるきみを
抱くことができなくなりそうだ
雨の降るように泣くんだから
嘘を言ってくれよ
その痣みた ...
どれだけ乱雑に穴をあけてもあなたが上手に枠をつくるので素敵な窓になってしまうのであった。わたしの体
あおむけにした手のひらは雨をうけても陽をうけてもなにかを掴むことをせず、笑ったり泣いたりするの ...
三日降り続いた雨が
羽に変わった
しろやくろやはいいろや
街なかにはあるはずのない
エメラルドいろや深海いろや
鮮血いろが道路に積もって
車が動けなくなった
こどもたちは羽をあつめ ...
あのころ書いた悪魔の詩は
どんなだったっけ
消しゴムをいっしょうけんめい動かして
きれいに消して かわりにたんぽぽの詩を書いたけど
きっと先生にはバレていたと思う
たんぽぽの詩は選ば ...
青く澄み渡った空に
シャボン玉が飛び交う
光を反射し
キラキラ
キラキラ
白いキャミソールの似合う女の子が
そのシャボン玉を
高台から飛ばしていて
それを
子供たちが
捕まえて ...
鉄棒が 久しぶりに 大人の相手
子供とは違う手の温もり 逆上がりを苦しそうにする大人
でもし終わった時の 子供のような笑顔
別れが絶対と言ったが 出会いがそれを否定した
出会いが絶対と言ったが 別れがそれを否定した
二人ともそのことは否定せず いつまでも繋がっていた
きりとる
春の桜の紅
夏の氷の青
秋の葉の黄
冬の山の白
きりとる
いつかの誰かが造った
黒い手のひらサイズの箱で
君の笑顔も
きりとる キリトル
きりとった残像
訴える ...
片目を瞑りながら
耳の上にかかった秋色の髪を
後ろに流す細い指
外では小雨が降っている
君の仕草が僕は好きだ
景色が住み慣れた思い出の場所とは
変わってきたよね
入り口への社会も少し
見慣れていた母の台所に立つ姿も
見慣れていた父の背も
年を重ねるにつれ
変わっていく自分の
関わって ...
代々木公園で活躍中の
デバガメよしさんによると
今カップルで流行っているのは
テングのお面を被ってのプレイだそうで
これであればクンニと挿入が
同時に楽しめると
特に女性に人気があるとのこ ...
ゆらめいている
終始つきまとう残響と残夢
輪郭は掴めず
確信は程遠く
核心は色濃く屹立
囚われた時代と
奪われた世界を代弁するかのように
無言の抽 ...
暗いようで
ちっとも暗くない漆黒
夢心に
無心に
ああでもこうでもない躍動
思考を試行に結びつけ
必死に一つ一つを形に成就
シン ...
夕立 でもネコバスは来ない
大型の
台風23号は
太っちょのトカゲ
のっそりのっそりと
近づいてくる
それなのに
生まれたばかりの
鉄人28号の子供たち
錆びることがない
超合金の裸ん坊
大雨が降りしきるのに ...
(知人)
友人ではないが、親戚ほど疎遠ではない。
最近は特に犯罪報道でよく見かける
匿名性を条件で被害者との関わりを能弁に語る者
推理小説の真犯人ではない。
現実の世界で ...
盆を過ぎると
道端のあちこちに
蝉の死骸が落ちている
干乾びて塵同然
役目を終えた蝉たちに
弔いはない
墓もない
けれど残していった
ものがある
未来の夏には
また喧しく
...
ファミマでTポインドカードお持ちですかと聞かれて
俺は「はい」と応えた
そしてつったていた
Tポイントカードをお出しくださいと言われので
イヤだと言った
それからだばこのボタンを押した
あ ...
刑務所に入りたい
死刑になりたいというのは
まだ、社会と関わりたいという意志があるということである
この地上で
例えどんなに孤独であったとしても
誰かと関わりたいという欲求は
かけがえ ...
うそをつきます
といってさいごにうそをついた
うそがかそうされて
あおいそらへ
ひとすじのけむりとなりのぼってゆき
たいきちゅうのすいぶんとむすびつき
しろいくもとなりました。
...
電車に乗ると
車内は天使でいっぱいだった
座席はぎゅうぎゅう詰め
座っていないものは吊り革を掴んで
ぶらぶら宙に揺れている
まいったな
座る場所がない
弱った顔をしていると
天使の一人 ...
山形のだだちゃ豆をいただいた
採れたてを宅配便で送ってくれるので
翌日には届くそう
鮮度が落ちないうちに
すぐ茹でて食べてね
お裾分けするなら今日中に
すぐに小分けして
おつきあいの ...
見えないほど小さなひとつのかけらが
ずっとどこかで匂いつづける
次々に場所を変えながら
部屋の一部だけが揺れつづける
誰のものかわからぬ指跡が
火のようにあちこちを焦 ...
ノイズ
世界から降ってくるノイズ
を増幅しつづける過剰な神経
らんらんと{ルビ赫=かがや}いてしまう意識
この苛立ちからは逃れられない
僕が世界から逃れない限り
あるいは
僕が僕から ...
ぼくの産まれた家の梁に掲げられた肖像写真
セピア色の男は祖父だという
のっぺりとした老女は曾祖母だと聞いた
ぼくの子どものときから宙を睨んだ顔
五十年以上も表情を変えることなく
梁に張り付い ...
朝の散歩に出る
内面の温かな海から
のぼる湿気
ぼくは挨拶したのに
無言のまま傍らを通りすぎる人の
視線に冷やされて
水滴になる
細かい不安が
その核になっている
他人の一言が
...
今日の秋の空気を連れてきた、午前3時
何気ない記憶を思い出した
ティモシーが出てくる絵本のケーキが美味しそうだったこと、
たまごをくわんくわんしてると表現した絵本を不 ...
夏が終わる
なんでこんなことになっちゃったんだろう
夏が終わる
なんでこんなところまで来ちゃったんだろう
『ラスト・デイズ』という映画を
最近観ました
夏が終わる
その前に
もう一度
...
どんな慰めや労りも
「キイキイ ガアガア」
としか聞こえないかもしれない
そんな「キイキイ ガアガア」でも
ないよりはましだったと
思える日が
いつかあなたにも
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
祈り ——andymori・小山田荘平に捧げる [改訂]
平山 鰈
自由詩
2*
14/9/1 21:21
痣
はるな
自由詩
5
14/9/1 21:19
窓枠屋さん
〃
散文(批評...
4
14/9/1 21:10
エプローダ
小夜
自由詩
2
14/9/1 20:45
あえない詩
弓夜
自由詩
2*
14/9/1 20:42
躍動する跳躍
opus
自由詩
3*
14/9/1 20:41
鉄棒と相手
陽向
短歌
2*
14/9/1 20:30
お互い
〃
自由詩
3*
14/9/1 20:28
キリトル
瑞海
自由詩
6*
14/9/1 18:54
夏の終わり君の癖
凍月
自由詩
4+*
14/9/1 18:49
あの頃の季節と今は
kannki
自由詩
1
14/9/1 18:09
テング熱
花形新次
自由詩
0
14/9/1 15:51
黒き時代の人質は絶対なる抽象 〜ジャン・フォートリエ展/豊田 ...
komase...
自由詩
1*
14/9/1 14:57
漆の国のお伽噺 〜生誕百年 髙橋節郎展—漆芸美の可能性を求め ...
〃
自由詩
2*
14/9/1 14:55
夕立 でもネコバスは来ない
平山 鰈
俳句
2*
14/9/1 14:10
たまご
あおば
自由詩
7*
14/9/1 14:09
ある人たち
……とある蛙
自由詩
13*
14/9/1 13:42
【 バトンタッチ 】
泡沫恋歌
自由詩
19*
14/9/1 13:36
スマートな星
馬野ミキ
自由詩
7
14/9/1 13:29
タイトスカートイニシアチブ
〃
自由詩
5*
14/9/1 13:28
ほんとは
こしごえ
自由詩
0*
14/9/1 13:03
春の黙示録
やまうちあつ...
自由詩
2*
14/9/1 12:39
鮮度
Lucy
自由詩
17*
14/9/1 10:36
夜のしるし
木立 悟
自由詩
7
14/9/1 10:35
ノイズ
塔野夏子
自由詩
4*
14/9/1 10:24
写真嫌い
イナエ
自由詩
9*
14/9/1 9:38
不安発生
殿岡秀秋
自由詩
6
14/9/1 9:38
スモーキーな白い空
ねむみちゃん
自由詩
1
14/9/1 8:41
思い出トンネル
ゴースト(無...
自由詩
3*
14/9/1 8:33
いまは
中原純乃
自由詩
3*
14/9/1 8:32
2102
2103
2104
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
2113
2114
2115
2116
2117
2118
2119
2120
2121
2122
2123
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2125
2126
2127
2128
2129
2130
2131
2132
2133
2134
2135
2136
2137
2138
2139
2140
2141
2142
加筆訂正:
「ねがう」
/
小夜
[14/9/1 20:43]
2014/9/1 少し改編しました。
6.46sec.