青白く痩せた肉体が
強い熱で焼きつけられたような木立の影
生命の湿気を含んだ呼気は
生まれたそばから掻き消えてゆく
君の祈りを
君の祈りを
君の祈り ...
.
熱は下がったのだろうか夜半過ぎ
冷蔵庫から出した牛乳の上に等量のコーヒーをおとす
流しに重ねられたポルツェランはなんども水をかぶったから綺麗にひかっている
蛇口をひねりたいがひねらない
...
車の調子がわるかったからショップに寄った
みてもらっている間ひま過ぎて
そこにあった塗り絵の原紙とクレパスをみつけて
ぼくはひたすら塗り絵をした
店内には塗り絵作品がたくさん貼りだされていた
...
寝過ごして起きた車内
まだ回転数の低い頭が
知らない駅名を朧気に聴いて
薄暗いホームに飛び降りた
誰もいない地下鉄のホーム
走り去った電車は
暗い暗いトンネルに吸い込まれて消え ...
モビルスーツって何?
って聞いたらあなた驚愕の表情で
それから蔑むよな憐れむよな目をして私、
ほんとうに傷ついたんだから
この車両に乗ってる人たちの
どれぐらいがあなたと同じ顔するだろね
...
四角四面の黄ばんだ夜
私はどこにも存在しない
ハレーション しばし応答を待つ
穿つ 育つ 非鉄金属
意識を黒く変えろ
消し飛ぶ構造
肉の持つ痛み、とらえる
詳しい話は地の底で
東京駅で総武線の快速に乗り換え
新小岩駅に着いた
駅に着いただけでうれしい
実家にはもうすぐ着く
新小岩駅
私の生まれ育った町の最寄り駅
家族で潮干狩りに出かけた時も
友達と東映まん ...
竹の皮ルイス・キャロルの長い舌
ナパーム弾志茂田景樹のバタフライ
洗い髪紀貫之の覗き穴
乳を求めるもみじ泣いている
ミソサザイ耳を甘く噛んだ
カーテンに包まれ透明人間
やや乾いた
風がない
夜空のなかで
Schubertの楽譜から
不思議な音が響く
一瞬のあいだに
戦争写真家が撮影した
たった一枚の写真が伝える
真実みたいに
部屋中に澄みわたる
...
もう何年も前だけど
癒えない傷を残した彼らを
本当に恨んでいた
この世から消えて欲しいとまで思った
自分の手を汚してでも
居なくなって欲しいと考えた
今では ただただ
生きて欲しいと思ってる
...
その日私は夜と昼の間に降り立った
るこう草の紅い蔦のこみちをゆくと
灼ける陽光と胸にすうっと染み入る九月の風が
わたしを空から遠くした
蕾をつけた朝顔にも唐突に終わりは来る
細いトンネルを抜 ...
和音が欲しい
もっとピンと張った和音を
青空にとけこむような
和音が欲しい
ハーモナイズ
ハーモナイズ
その時
私は
風よりも風
雲と一緒に
どこまで流れていこう
夕暮れ空の下
夏風吹く土手の上
君がわーわーと泣く
僕は慰めるに慰められなく
オロオロとしていると
段々悲しくなって来て
ホロと涙が零れたら
もうお終いで
泣き出してしまった
君は一 ...
目眩のするような暑さが
身体中の水分と思考能力を奪う頃
この街の葉の緑は
あのとき忘れてきた
大切なアルバムの1ページ目に
相応しかったと気付いた
みんなで語り合った
中野の喫茶 ...
傷が裂ける 裂けたら処置
その処置が失敗することは 案外多くて
そんな時 相手も失敗していたりする 難題だけど こんなに単純
笑顔はわがままだ 苦しみを嫌う 笑顔はせんさいだ 苦しみに勝てない
笑顔はやさしい 苦しい時はちゃんと距離を取ってくれる
中途半端にならないように 側にいながら構わない
警部、ターナー警部!!
なんだ騒々しい
また、例の二子玉川とか言う奴が
現場を見せて欲しいと言って来ているんですが
来ているんじゃない、来てもらったんだ
やあ、ようこそ来て下さいました
い ...
あなたと私と
彼女は
私を真ん中にして
つながりそうで
つながらない血筋
それなのに
なぜこんなにも
目鼻立ちが
風情が似ているのか
誰もが認めるほど
あなたと私と ...
正義の上で踊っている我々はどこへゆく
世の中のクレーマーは正義漢だと自分で勘違いしている者が多い。
自分のけちな利益のために暇な時間を使って執拗に抗議しているのが現実的な評価である。し ...
ところによって青い空
何か聞こえたような気がして
振り返っても何もない
耳がとんがりすぎていて
鳴ってもないものを
聞くことがある
くだものを買った帰り道
紙袋に入らないものが
...
痛い!
といわれて爪を切り
やっぱり痛い!
というので全部剥がした
こわっ!
というのでもっと剥がしたら
絶対無理!
と言って服を着て出て行った
タクシーを拾って帰っていった
絶 ...
ひとめ あなたに会いたいです。明日 とうとう起動します。
あなたは いかがお過ごしでしょうか。
私は、ようやく 明日 起動します。
わたしは アルバムを見ながら 学生時代に書いた日記を読み返して ...
誇ってみなよ。
いやらしく垂れた細い目も
ニンニクみたいなデカ鼻も
キスが下手な薄い唇も
いつか バッタの足をちぎった
残酷な左手も
エッチなことばかりしてる
...
だだっ広い公園の真ん中で
ちょうど一人が座れるくらいの距離をとり
ベンチに座る
身を硬くしているよう
生まれて初めてラブレターを頂いた
白く上質な便箋とインクのしみ
私の中心に落とし込 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
歯痒さで発芽する
ホロウ・シカ...
自由詩
7*
14/9/3 0:50
ぶっつけ未詩 9
Giton
自由詩
4*
14/9/3 0:35
塗り絵
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
14/9/3 0:31
地下鉄のホーム
凍月
自由詩
1*
14/9/2 23:55
モビルスーツを試着中/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
5*
14/9/2 23:24
コーヒー
有無谷六次元
自由詩
1
14/9/2 23:11
クリップ
〃
自由詩
0
14/9/2 23:09
ああ新小岩駅
ichiro...
自由詩
10
14/9/2 22:44
竹の皮ルイス・キャロルの長い舌
北大路京介
俳句
0
14/9/2 21:45
ナパーム弾志茂田景樹のバタフライ
〃
俳句
2
14/9/2 21:45
洗い髪紀貫之の覗き穴
〃
俳句
1
14/9/2 21:45
乳を求めるもみじ泣いている
〃
自由詩
2
14/9/2 21:44
ミソサザイ耳を甘く噛んだ
〃
自由詩
1
14/9/2 21:44
カーテンに包まれ透明人間
〃
自由詩
6
14/9/2 21:44
夜空と楽譜と
りゅうのあく...
自由詩
8*
14/9/2 21:30
構想
愛心
携帯写真+...
1
14/9/2 21:20
九月の継目
ゆきむし
自由詩
2*
14/9/2 20:58
青空
渡辺亘
自由詩
3
14/9/2 20:43
空気と風の間
opus
自由詩
0
14/9/2 20:42
やめた男
花形新次
自由詩
0
14/9/2 20:36
処置
陽向
自由詩
1*
14/9/2 19:53
笑顔と苦しみ
〃
短歌
1*
14/9/2 19:51
若葉台団地殺人事件
花形新次
自由詩
1
14/9/2 18:42
三分の一神
フユナ
自由詩
4*
14/9/2 18:17
正義多面体
……とある蛙
自由詩
13*
14/9/2 16:53
空耳
やまうちあつ...
自由詩
3
14/9/2 13:54
爪
nemaru
自由詩
0*
14/9/2 13:51
モビルスーツを試着中
るるりら
自由詩
10*
14/9/2 13:10
誇ってみなよ。
端沢 紫琴
自由詩
4*
14/9/2 12:04
ようこそ、男友達
モリー
自由詩
3*
14/9/2 11:15
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