わたしのさんまるさん号室
うさぎみたいなマットレス
とろりとしたクリームのシーツ
海底行きのソファ
銀のシンク
手足の伸びきる大理石のお風呂
では、ないんだよなあ
必要なものだけのさ ...
夜も寝静まった
時計の針の音が創る時間に
黒い廊下を歩くと
身体の重みで床が軋む
軋む
軋む
廊下全体が
さらには世界全てが軋んでいるようだ
哀しい
哀しみは重い
重く冷た ...
網膜を行き過ぎる詩語硬直の行列
心は、始めから無い表情を隠し
意味は美を名目に犬となって瞑目する
――沈黙するロバの耳
灰色にずっと燃えている虫はかすかに
茜色の玉を胸に ...
夜の芝生で
いるかは一度だけ跳ねた
手に拾えそうなほどの光が今日、
とおくの月やら星やら町やら、そんなものから
迷いこんできていたから、けれども
そのなかを泳 ...
生まれ変わっても一緒になる女の頬にご飯粒ついている
俺と君とがSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandのジャットの中
ゐゑゐゑゐるるるすきすきす
過去は逆立ちしたってかわんねー
でも、未来はどうだ?
今しだいじゃねーのか
雷が動物園に落ちるとき縞馬の白黒が反転
紫陽花や女ばかりの研究所
立ち漕ぎでペダルを漕げば何処までも行ける気がした羽根もないのに
理由がなんであれ
泣きたいときって
あるじゃない
管理職だから
泣けないのかよ
トイレの鏡の中
唇だけ不格好にキュッとひいた
情けない笑顔の俺は
無理の塊り
栄養ドリンク ...
隣に座る男が見えなくなるほど部屋に充満するタバコの煙
顔が見えたって同じこと ここじゃ誰もが手札を隠してポーカーフェイス
体にまとわりつく緊張感はここでのドレスコード
目の前で
たまらず首 ...
会うたび口と口の接触を求めて
幼少の感傷を口にして
汗ばんだ手で身体を撫でて
生物らしい声は遺伝子を震わせて
女は原始に戻った、と思った。
すいかはしゃべらないが
左手の柔らかいゴリラがしゃべるので
ししとうは講堂のすみに寄りかかり
ゴリラ君とお話をすることができるし
すいかの口がぷつぷつ動くのを
見ることもできる
それはおよ ...
黒い視線がデッサンを始める
その前に
匂やか印象だけを舌先に灯し
駆け引き
{ルビ張子=はりこ}のロマンス欲情田舎芝居
止まずに
降り続く冷たい天使の死 ...
なぜアナタたちは
ワタシに近づき
「愛そう」とするのか
全米オープンだけに
オープンな話をさせてもらうと
日本人の活躍を
喜べない人間が
名前からして
西コリア系だとかって
言い出しそうでさ
警戒してるわけよ
議会で議決されたり
...
テロリズムの定義を歪めた
罪を意識しない国家体制は
ここに確立されてしまった
国家の行う恐怖による
人心支配が正当化された
テロ「恐怖」とそれを行使する
国家体制が承認されたのだ
...
ライブ感の 高揚
紅葉の色彩感にも 負けず
移ろう時の雫を
抱きしめるかのような
音の波
いきものがかり
ネーミングが 面白いと
クリックしたくなる
どこかの ホームページ ...
月の
はっきりとした輪郭に
引き込まれて 狼狽えて
カフェオレを口に含む
甘くて、苦くて、ぬるくて
谷間に落ちそうだ
男同士のDVについて
検索したが
そんな相談に乗る場所はなかった
名前がないので
場所がない
場所がないと集まらない
集まらないと相談に乗れない
乗れないと白ける
白けると責められる
...
経済的な理由から
全て「ジャンク」だった
クズとされるその部品を寄せ集め
これまたお笑いな筐体に
ガラス張りの天板のテーブルだよ
ちゃぶ台君と名づけたそれは
今日も私のパートナーだ ...
綺麗なものが好き
だって美しいから
怖いものが気になる
だって魅力的だから
謎なぞが好き
だって解けないから
音楽が好き
だって楽しいから
昨夜が雨で少し涼しい
夏の朝が ...
騙される楽しみも
必要だと感じている
本当を知る時に
シニカルな顔面の
崩壊が起きるからだ
それは許す事と
同時に起きる
好ましい物ではありません
けれども知覚を豊かにしてくれ ...
朝のコーヒー・コーナー
十時開店なのに
十五分前から
客が
今は七・八人
今日はうす曇り
おだやかな夏
来る時は涼しく
思いがけない朝
うれしいことに
もうひとり女性が ...
稲の規則正しいひしめきの中で
全ての尊いものを押しつぶしていきなさい
そうして全ての卑しいものに隠された
厳しく高貴な天秤でもって
稲は実り稲穂は垂れ
かつて無垢であったという人 ...
歌集平成二六年七月二九日より
妻とドライブ
三上山いつも正面に見え神のみ手なる不思議をおもう
書きなれて歌小説詩などもストップさあたらしくせむ
盛夏なり緑の植物濃きみどり街路 ...
Sylph
ある男、夢をみた
さかぼそけき小女の夢なり
それより、その夢忘れえず
来る日もその次の日も
毎日かんがえにけり
つに決心せり
我このsylphなるもの
見つけるた ...
.
【5】 歌のわかれ
雪 峡{注=下書稿(四)手入れ(2)。ルビはすべて編集者。}
{ルビ塵=ちり}のごと小鳥なきすぎ
ほこ杉の{ルビ峡=かひ}の奥より
あや ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
わたしの三〇三号室
かの
自由詩
4*
14/9/7 23:23
軋る哀しみ
凍月
自由詩
1*
14/9/7 23:08
詩骸のソネット
ハァモニィベ...
自由詩
4*
14/9/7 22:51
夜の芝生
草野春心
自由詩
7
14/9/7 22:30
生まれ変わっても一緒になる女の頬にご飯粒ついている
北大路京介
自由詩
7
14/9/7 22:13
俺と君とがSgt. Pepper's Lonely Hear ...
〃
自由詩
2
14/9/7 22:13
ゐゑゐゑゐるるるすきすきす
〃
自由詩
2
14/9/7 22:13
未来
殿上 童
自由詩
20*
14/9/7 22:12
雷が動物園に落ちるとき縞馬の白黒が反転
北大路京介
短歌
3
14/9/7 22:11
紫陽花や女ばかりの研究所
〃
俳句
2
14/9/7 22:11
立ち漕ぎでペダルを漕げば何処までも行ける気がした羽根もないの ...
〃
短歌
8
14/9/7 22:11
泣けないときに
御笠川マコト
自由詩
1
14/9/7 22:10
信念
桂
自由詩
1
14/9/7 21:43
「獣臭」
宇野康平
自由詩
1
14/9/7 21:41
すいかの定理
桶谷
自由詩
0
14/9/7 21:00
たばこを吹かす女
ただのみきや
自由詩
19*
14/9/7 20:27
性差
中原純乃
自由詩
4*
14/9/7 20:02
全米オープンテニス
花形新次
自由詩
0
14/9/7 19:42
アメリカの罪と罰
ドクダミ五十...
自由詩
4
14/9/7 19:38
清々しさに魅かれる時
藤鈴呼
自由詩
1*
14/9/7 19:35
_
短角牛
自由詩
1
14/9/7 19:31
夜明け前
nemaru
自由詩
1*
14/9/7 19:01
もう選択肢は少ない
ドクダミ五十...
自由詩
2
14/9/7 19:00
綺麗なものが好き
凍月
自由詩
6*
14/9/7 18:42
たまには
ドクダミ五十...
自由詩
7
14/9/7 17:47
朝のコーヒー・コーナー
生田 稔
自由詩
1
14/9/7 17:37
稲
葉leaf
自由詩
3+
14/9/7 17:34
歌集平成二六年七月二九日より(一)
生田 稔
短歌
2
14/9/7 17:29
Sylph
〃
自由詩
2
14/9/7 17:25
笛吹き少年の行くえ(5)
Giton
散文(批評...
0
14/9/7 16:38
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2125
2126
2127
2128
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5.02sec.