長い陣痛から産まれた
奇形の言葉たち
これは
鈍色の羅列
亜麻色のロマンス
可憐な夢夢
愛おしい白痴
醜さを仕事にする詩は
まるで人間のよう
はてどう説明しよう
だれも ...
見上げると丸い空
穴ぼこに落っこちたのは
さていつのことだったか
ちいさな空に太陽が昇り
ちいさな空に雲が流れ
ちいさな空に日が沈む
ちいさな空に月が昇り
ち ...
冷房を入れている
不思議でも何でもない
冷房は僕らの傍らに
いつもいて
僕らを温かく見守ってくれている
窓から見える景色は
鮮やかな赤黄
もうひと月もすれば
真っ白にさえなる
...
この街は明るすぎるんだ
いつか電気回路ショートさせてやる
月がいつもより暗い気がする
きっと街が明るすぎて
目が眩んでいる
いつの間にか
僕は小さな稲妻を走らせることが
...
冬の冷気が
身体に刺さり、抜けてゆく
雪の一片が
銀木犀の花弁に見えて
淡雪の香りが心を満たした
視界の端で誰かが動く
誰もいない
ただの錯覚
既視感
また君じゃなか ...
健さん
坊やには雪駄が要るのでしたよ
とうに廃れた503
そんなものをいまだ穿き
巨乳のアルビノを抱きたがるくせ
面やつれのお杏さんを探している
かほどに行き暮れているのは
待ちあぐ ...
イモリと ヤモリ 何が違うの?
何度かの 掛け合い
イモリは 両生類だから 水辺に居るの
そして お腹が 赤いんだって
だから 庭園に居るのは ヤモリなんだよ
どうして イモ ...
扉をあけると影が廻る
壁を舐める火が径を揺らす
空が巡り 落ちてゆく場所
行方と行方が重なる場所
冬の帽子
両腕をひろげ
花を呼んだ
名前ではなく
かた ...
光の背どこまでもただひとりの背
ふところに乖離の会話隠し持つ
幽霊と握手した手に残る霧
光から光を取って花格子
むなし ...
幻覚の離脱症状蛇泳ぐ
心電図の警告音や雪の影
病癒ゆ月下美人のひらきけり
どこがゴールかのど飴を噛む
夏にオリオン座見えまだ会社
題名:桃太郎になりたいねん
人数:2人
性別: 女性:2人
・一人称、多少の口調変更OK
・性別変更OK
・3分くらいの劇です
キャラクタ
♀ハ:ハルナ/女子高生。ボケ
...
きみらは歌う
きれいなことを
夢やら希望
あいやら友情
本気や前進
そんなことを
ぼくらが疑い諦める
きれいなことを
綺麗事だと
踏みつけられながら
おそらく自分も
疑いなが ...
もうそろそろ忘れそうだ
ビールみたいな笑いかた
肌をとおして香る骨
影の落ちる鎖骨の深さ
忘れそうだ
わたしが
どうしてあんなにかなしかったか
都会の住宅街の歩道を 年末を迎えようとする空から
心臓に刺さる零度の雨が 濡れ落ち葉にも突き刺さる
若葉だった頃 親木が大切に繁らせた「父」という葉は
厳格ではなく 風が吹けば吹くまま ...
やわらかい殻にいっぱいの息
わたしは風船だな
見える触れる存在を
地上に繋ぎとめているのは
幼子の手のひらのような柔らかい絆だけ
父の肩車でぽってり眠ると
結んだ力 ...
窓が溺れている
僕らが雨に気づくまえから
窓が溺れている
灯りを消して微睡むときも
窓が溺れている
ひっそりと溺れている
カーテンのむこう側で
水面もなく 海底もなく
...
瞳でつかんで
目蓋で嚙み砕く
その咀嚼は
深みにはまる
視覚優位の
神経系統
脳にブレーキ
危うく錯視
煙草のけむりを
くゆらせてると
火で目をつ ...
営み
ビッグバン以来広がり続ける宙 星の大洪水は今だに進行中
一度手放したら きっと二度目はないから登山家の命綱のようにお互いの腰に引っ掛けた両手
理不尽な運命が二人のベットを揺らして ...
みんなちがって
みんないい
みんなちがって
みんなわるい
みんなちがって
みんな
いいもわるいもない
みんなちがっている
み ...
私の知らないところで
私の吐いた言葉がトゲを持ち
誰かの掌を刺す
私が投げかけた一言が
誰かの心の壁に
釘で打ちつけられたレリーフのように
いつまでも掛っている
私がそれを忘れた後も ...
きのうも闘った
脳が覚える
薬を覚える
それをこころが覚えてゆく
脳もからだのいちぶであるのに脳とからだが闘っている
いや
脳が作り出したイメージにやられたから ...
ぼくの中に少年のぼくがいて
ぼくの中をぼくが歩いている
ぼくの中を少女が歩いていて
ぼくの中を
何人ものぼくが歩いている
ぼくの中をあなたが歩いている
あなたは背を向け
ぼくの中でち ...
いつの日も
いつの日も
空しい穴を掘っています
雨ざむざむと降り続き
穴に雨水溜まります
泥も崩れて流れ込み
空しい穴は埋まります
僕のからだも埋もれます
どうしようもなく退屈で
僕 ...
全開にすると全世界が流れだす蛇口を、今日もきみは10%ひねる
あなたが何気なく口にした言葉を載せた辞典が欲しい。
わたしに都合よく脚色される思い出と、
取るに足りない一秒を、美しいと感じさせて。
そうして わたしを作りかえて。
ゴミ収集車さんここからわたしを連れ去って
みんなみんなこのままわたしを忘れ去って
少し寂れた純喫茶で
残った灰をソーダに入れて
キラキラ沈んで
飲み干して
それが最期
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
_
やぶうちあい
自由詩
2
14/11/27 9:03
穴ぼこ
花咲風太郎
自由詩
2
14/11/27 7:19
冷房
花形新次
自由詩
0
14/11/27 1:15
超電撃少年
瑞海
自由詩
3*
14/11/27 0:06
In Retrospect
凍月
自由詩
9*
14/11/26 23:54
昭和残響伝
salco
自由詩
3
14/11/26 23:33
真実は何時も隠れん坊
藤鈴呼
自由詩
2*
14/11/26 23:12
外へ 夜へ
木立 悟
自由詩
4+
14/11/26 23:07
ひとつ 閉じて
〃
川柳
3
14/11/26 23:02
幻覚の離脱症状蛇泳ぐ
北大路京介
俳句
0
14/11/26 21:55
心電図の警告音や雪の影
〃
俳句
2
14/11/26 21:55
病癒ゆ月下美人のひらきけり
〃
俳句
0
14/11/26 21:55
どこがゴールかのど飴を噛む
〃
自由詩
2
14/11/26 21:53
夏にオリオン座見えまだ会社
〃
自由詩
3
14/11/26 21:52
【声劇台本】桃太郎になりたいねん【漫才】
〃
散文(批評...
0
14/11/26 21:51
アイドルソング
フユナ
自由詩
4*
14/11/26 21:08
ビール
はるな
自由詩
5
14/11/26 20:54
濡れ落ち葉
為平 澪
自由詩
13+*
14/11/26 20:33
ぷにゅーま
ただのみきや
自由詩
12*
14/11/26 20:20
窓が溺れている
吐水とり
自由詩
7+*
14/11/26 18:02
目
シホ.N
自由詩
2
14/11/26 17:59
営み
桂
自由詩
0
14/11/26 17:34
みんなちがって
青井
自由詩
2
14/11/26 16:40
プレゼント
Lucy
自由詩
16*
14/11/26 9:43
闘っている
吉岡ペペロ
自由詩
3
14/11/26 9:16
心象
イナエ
自由詩
18*
14/11/26 9:09
穴掘り
花咲風太郎
自由詩
4
14/11/26 8:58
(【神話の掌】)※一行詩
ハァモニィベ...
自由詩
9*
14/11/26 4:08
組成する
a_ya
自由詩
5
14/11/26 3:07
キラキラ沈む
かの
自由詩
1*
14/11/26 1:17
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
2097
2098
2099
2100
2101
2102
2103
2104
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
2113
2114
2115
2116
2117
2118
2119
2120
2121
2122
2123
2124
2125
4.86sec.