だーれも知らないある国に
一人の王子様がいました
王子様はいつも
国民の幸せのために
自分は何をすればよいかを
一生懸命考えていました
国民の幸せのために
毎日毎日
いろんなことを ...
美しい花は咲き始めるにあたって
他の花々と契約を交わした
それぞれの孤独を干渉し合わない契約を
美は純粋であることから生まれ
自らの美の形成は自らの唯一の中心性に基づく
だがやがて花 ...
待ち合わせの場所
早めに着いた
空は快晴で
雲ひとつない
約束の時が
近付いてきて
心はドキドキ
止まらなくなる
こんな気持ちを
伝え ...
誰も通りにいない
風の時の中を吹く流れ
僕の体は いつも そこに立っている
そして 街を 流されながら 歩いていた
僕の中でプールを思い出した日
青色を見た 目の中に
壁の模様の目の前 ...
ほんとうの話を 書こうか書くまいか
かくまうのはやめて お書きなさいな
夜空に 月ひとつ
鱗雲に埋もれつつ 虹彩を放つ
大地を踏みしめて
月と私は空を挟んで共にある
驟雨の ...
青春のシュンが、しゅんしゅん音をたてて回り
琉球あさがおの青さのように またたまくに開き
葛藤に締め付けられては 青くほどける蕾の思いは、 この
はちきれんばかりに鼓動している濡れた髪の ...
働いて
いなくては困る人に
なってから
僕はそれだけの人ではないんだなあ
とか言って
去って行ける
そんなマイクルジョルダンのような人の方が
カッコいいでしょ、若人たち
ニオイスミレの葉の下で
天道虫が雨宿り
あおげば
かおる風にあらわれた
なびく髪の先にそら
投げたこいしのその先に
ひろがるあわい面影の
ふかい懐に抱かれて
ひそやかに
咲い ...
こころがひとつ
ふねにのり
あてなくひろい
みなもにぽつん
そらとみずとの
さかいなく
おもえるような
あおあおの
しずかなときも
ありました
そらとみずとが
まざりあう ...
学校の七不思議のうち六不思議が俺のこと
エラーコインのズレた穴から月を見ている
浮き輪に入れなくなった
文化
開いたカラダ
どんどん開かれていくカラダ
文化の日
寒さを上回るエクストリーム
ジブリ
名称の由来はギブリ
ギブリとはシリアから地中海にまで吹く熱風のことだが
その風は
滅びの ...
人生は不思議だ
張り巡らされた蜘蛛の巣のように
複雑で
美しく
恐ろしく
それでいて
サイコロ遊びのように
シンプルで奥が深い
人間関係も不思議だね
感情によって色が変わ ...
くれないの実が探されるふゆの日にもどって会いたいきみの最期に
夏ならば写真のなかできみ笑うふゆなら息せぬきみ棺のなか
泣いたって肩に置かれぬ手を想いあたらしい猫はわが手に要らぬ
...
十年は履き続けたか吾がブーツいのちの終わり見えてきた朝
原風景がなぜか田んぼの都会の子いつかの旅の思い出なのか
「{ルビ時間=とき}は在る」「いや時間はない」論じ合い夜明けもなくて ...
妙に格好良くて
あんな風に なりたいな
こんなシーンに 生きたいな
そんな世界に 行きたいな
そう思えるようなドラマを
製作者も 観客も 求めるのでしょう
そこ ...
ただ待ってる何の予定も無い部屋でたとえば電話鳴るの待ってる
きみ在りし日には月並みだったねと幸福にいま謝っている
さよならもありがとうもない臨終を待つだけかなとほんとを想う
...
ワタシの分まで生きてくださいは
僕には過ぎた世迷い言
夢の続きをミタイから
眠りを装うフリをして
瞼に僕は嘘をつく
でんでん虫は雨がスキ
てるてる坊主は晴れがス ...
きみから貰ったピアスを
飾らないといけない
20年後も眺めていたいから
それがかなしい
・
サイドミラーに小さな蜘蛛
縁を歩けば一人
面を歩けば二人
奇妙なポーズ
虚空と戯れる長い脚
見えないイトで織りなす罠
偶然と必然の色分けは自分
幸福と不幸を計る分度器も ...
耳を澄ませてごらん
ほら雨がポタポタ漏れている
ポタポタポタポタ漏れている
そのうち空も枯れてきて
大きな空が見えるだろう
でも涙もポタポタ漏れている
ポタポタポタポタ ...
責任は
秘書やスタッフに
押しつける
大雪が降ると伝える天気予報あまり降らない場所にも降ると
植物に話しかければ返事する水が足りないそう言っている
複雑に入り組んでいる下町の迷路のような道を散策
眠れずに色んな想い駆け巡 ...
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる
ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ...
情けない親だったと
時々思い出されては
眠れなくなる
もっとこうしてやれば良かった
ああすれば良かったと
悔やまれる
よくぞ、育ってくれたと
神に感謝するばかりだ
精一杯とはいえ
冷 ...
昨夜も死と戦っていた
胃カメラを飲むように
ぼくは死と戦っていた
ずん胴な土管をイメージして
胃カメラをやり過ごすように
染み渡れ、縋りつけ、寄るべなき生に
薄 ...
美味しそうなものに向かうと
全身全霊、前のめりでピンと張る
いつも一緒かと思いきや
左右別々に、動いてもみせる
音を拾います
そこから
ここまでの
世界を知るための複雑な情報であ ...
もし雨が降ったら
あなたは必ず外を見て下さい
本当に雨が降っているかどうかを
確かめるために
天気予報士がタッグを組んで
あなたを罠にかけていないかどうかを ...
世界は、僕のアタマの中に生まれ
僕のアタマの中で育つんだ
だから
君の花をちょうだい
色とりどりの花をちょうだい
僕の世界を飾るから
ホントウはここにあるか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
悩める王子様(だーれも知らないシリーズ4)
森川美咲
自由詩
2
14/11/6 3:17
花
葉leaf
自由詩
5
14/11/6 3:16
パーフェクトルージュ
ミナト螢
自由詩
1
14/11/6 2:38
子供の目で
番田
自由詩
1
14/11/6 1:08
恍惚の魚眼
るるりら
自由詩
8*
14/11/6 0:57
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ
〃
自由詩
5
14/11/6 0:44
四の五の言わずに
花形新次
自由詩
0
14/11/6 0:31
ひそやかに咲くむらさきの
衣 ミコ
自由詩
3
14/11/6 0:12
ひとつぼっち
ドクダミ五十...
自由詩
4*
14/11/5 23:55
学校の七不思議のうち六不思議が俺のこと
北大路京介
自由詩
1
14/11/5 23:36
エラーコインのズレた穴から月を見ている
〃
自由詩
2
14/11/5 23:36
浮き輪に入れなくなった
〃
自由詩
4
14/11/5 23:36
カルチャー・デイ、サブカルチャー・ドリーム
ゴースト(無...
自由詩
4*
14/11/5 23:15
yacht五重奏
凍月
自由詩
3*
14/11/5 23:09
「あさがお」2014.08.13 (一〇首)
もっぷ
短歌
2*
14/11/5 21:51
「哲学ごっこ」2014.08.24 (6首)
〃
短歌
3
14/11/5 21:45
ドラマのセリフ
藤鈴呼
自由詩
2*
14/11/5 21:38
「だいじょうぶ」 2014.10.15 (9首)
もっぷ
短歌
3
14/11/5 21:32
ららばい
㎡
自由詩
2*
14/11/5 21:06
22の思い出
萩
自由詩
0
14/11/5 19:29
TRICKSTER
ただのみきや
自由詩
16*
14/11/5 19:20
哀しみの音
……とある蛙
自由詩
7*
14/11/5 16:40
責任は
komase...
川柳
0
14/11/5 15:26
植物
夏川ゆう
短歌
1
14/11/5 14:42
素描
梅昆布茶
自由詩
19
14/11/5 13:29
子 ら よ
中原純乃
散文(批評...
1*
14/11/5 12:42
染み渡れ
吉岡ペペロ
自由詩
11
14/11/5 9:22
饒舌な耳
そらの珊瑚
自由詩
16
14/11/5 9:07
罠
yamada...
自由詩
2
14/11/5 8:39
君の花
花咲風太郎
自由詩
2
14/11/5 8:10
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
2113
2114
2115
2116
2117
2118
2119
2120
2121
2122
2123
2124
2125
2126
2127
2128
2129
2130
2131
2132
2133
2134
2135
2136
2137
2138
2139
2140
2141
2142
2143
2144
2145
加筆訂正:
玉田金造「わたしの胡桃」
/
花形新次
[14/11/5 11:00]
誤字訂正
4.67sec.