親指と人差し指と中指で
支えるように持つのは
箸と鉛筆と歯ブラシと
お道具箱のひきだしの中
噛み跡だらけにしたのはだあれ

初めて手にした六角形は
金色のトンボがついていた
削っていく ...
古代から もてはやされた
不思議な 螺旋

虹のような 瞬き

アンモナイト・パイライト
余計に 煌めけ

やわらかな 肢体を
固い殻に 隠した ままで

どこの時代に  ...
たくさんのクリックで
インターネットの海がうまるよ
埋立地ができましたと
よんでいる
うるさいくらいに

ここがもうどこだか
わからないくらいに
クリックしてきました
じぶん ...
【わすれがたみ】
ある夏の日
百合の花柱を
みつけました
薄紅に透ける花弁には
まっすぐな いのちの
いとなみが ありました
それは
ふと おもいだしたくなる
この夏の わすれがたみ ...
何も伝えたいことがなくて
言いたいことがなくて
それでもなぜか詩を書いている

原稿用紙2枚分のノルマを
会話文で埋め尽くす小学生のように
根底には何もない
言いたいことは何もない
そ ...
入力したテキストが失われても
あちこち蚊にくわれても
なんか今日はいい気分さ
眠たくなるまで起きてられる

米炊いて
菜っ葉塩に漬けて
どっかから
肉もらって生きるんだ

朝と ...
液体状の大小の便と
血でパンパンに膨らんだ
使用済みの老人用オムツを
2枚重ねにした青いゴミ袋に詰め込んだ
周りに人がいないことを確認して
俺はその中に頭を突っ込んだ

ブーン
ブーン ...
サブジェクト+オブジェクト+ヴァーブ
実に簡単な言語だが更に省略しても意味を伝えられる
私はこれを「単語中枢直撃型」と言っている
欧米の言語では単語一つで目的を果たす例は稀だ
キル つまり「殺 ...
夏の次が秋だったあの頃を探しに
ぼくは今、 油切れの車輪を引き摺ったまま
秋の消息を訪ねて旅に立つ

窓枠の中でそっと にこやかに手を振り
石のような白い空に はぐれてゆく僕の影を 
...
最悪の街の中で肩をイカらせ
水気を奪う干乾びたパンを囓りながら
落ち窪んだ目でナゼ季語を気にしてる

空っぽの心臓が埃にまみれて 見ろよ
単調な詩情に窒息してるぢゃないか
朝の七時に吊り革 ...
綴る想い伝わらずただ時流れ

小休止しようかどうか迷いゆく
今日は君の
誕生日なんだ。

もう届くはずもないのに
空に向かって話し掛ける
今年もまた君に

誕生日おめでとう♪

本当に本当に
誕生日おめでとう♪
子どもらの手を引いて
檻の前にやってくると
黒山の人だかりである
どんな珍獣がいるのか覗いてみると
檻の中にはなにもいない
ただそれっぽく置かれた餌箱と
タイヤでこさえた遊び道具
見物客 ...
夕闇の気配感じている身体足早になる冬の帰り道

情報が溢れる世界渦になる翻弄される人々がいる

春になり遠出しようか考える空想すればするほど楽しい

有名な人達の絵が飾られて切り取られてる ...
やわらかな鉛筆の芯で
ここにはいない君を
スケッチしました
身体をおおう毛は
鉛筆を少しねかせてふんわりと
ひげは鉛筆を立てながら
細い針金のように
それは君の
生きることにまっすぐだ ...
# どこへ行くの?

 彼は車の運転がとても上手だったの、とあなたが言ったとき。僕らの街のどこかに、ささやかな亀裂が走る音がした。それは、きっとビルの下に大した意味も無く存在するあの隙間で、一匹の ...
キシキシ
胸が鳴るとき
眠れなくなる

そのうち
雑巾を絞るように
苦しくなる

理性も常識も役に立たず
ぎゅうっと吸い付く
何か 何処か 誰か
恋人になっていたかもしれない男と
冗談を言う夢を見た
醒めたあともまだ楽しいような
生々しい夢だった

恋人になっていたかもしれない男と
大喧嘩する夢を見た
醒めたあともまだ腹が立つよう ...
正確には
正太郎くんになれなかった
男かも知れない

鉄人を返さなければ
素顔を曝すぞ
と言う店側の脅しを
素顔の衣笠を返さなければ
と勘違いして
「素顔じゃなくて、アレって・・・」 ...
足りない
足りないねえ
実に足りない

惜しくはない
まったく惜しくはない
単に足りない

いやいや
何も含んでない
裏読みの必要はない
素直に足りない

だから期待するとか ...
ドーナツに吸い込まれるまでは好きだった すべて愛酔いつぶれて眠る ブロックし合って愛している 今日も何もなく
何もない家の扉を押す 今日も 
部屋の鏡に 自分のシルエット 
それは不確かだが 何もない自分に
確かに いつものようにある 不確かな家の
風が吹けば 家の中に 確かに
風 ...
・本日より9月15日まで限定(9月16日には過去ログに入れます)。
・23歳以上の方の投稿を募ります(上限はありません、年少者の年齢詐称についても特に追求はしません)。
・「本(電子書籍含む)」 ...
俺はマルボーロに火をつけて食べた。
駅前の寿司屋から女が叫びながら出て来て
パトカーのサイレン、狂騒が
からからに乾からびてぱりぱり
剥がれ落ちていった。
コカ・コーラの自販機
の隣にコン ...
冬の背中
冬の公園
冬の遊具
開くはずのない窓のまぼろし


そこに居ない声
大勢はひとり
冬の径
握りしめた楽器


明るい
ただひとりの窓
陽を浴びてい ...
チョークの音
ひとつ
ふたつ


左目が右目と喧嘩したので
花の冠は
明日にします


水の名前
鬼の名前
数え切れずに


ひとつひとつの花を見なが ...
僕は僕の言葉が好きだ
誰より僕の言葉が好きだ
誰の言葉より僕の言葉が好きだ

自己愛の塊
自己顕示欲の塊
醜い塊
醜いと塊は似ている
鬼の威圧感に息が詰まる
自分を好きなんてくそくら ...
窓をひらくと
月が見ている

見られる身にして
光の畏れ

  ☆

部屋の暗がり
ともす灯もなく

脳神経の
乱れるシグナル

  ☆

夜の孤独に
月の擬 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋/即興ゴルコンダ(仮)投票対 ...こうだたけみ自由詩12*14/9/16 19:26
あんもないと藤鈴呼自由詩2*14/9/16 19:19
漂流ゆうと自由詩114/9/16 19:01
或る夏の日 三篇のオムニバスるるりら携帯写真+...16*14/9/16 17:44
伝えたいことは何もない中村 くらげ自由詩014/9/16 17:31
CALCULATOR MOD竜門勇気自由詩014/9/16 16:51
パッケージ和田カマリ自由詩1*14/9/16 15:26
文法ドクダミ五十...自由詩214/9/16 14:06
あの頃を探しにハァモニィベ...自由詩6*14/9/16 13:31
ブレイクショットⅡ自由詩1*14/9/16 13:30
迷走えりん川柳014/9/16 12:50
今年もまた♪清風三日月自由詩214/9/16 12:30
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情報夏川ゆう短歌014/9/16 8:56
猫 【詩サークル 群青 八月のお題「猫」から】そらの珊瑚自由詩2114/9/16 8:48
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恋人になっていたかもしれない男森川美咲自由詩3*14/9/16 4:49
鉄人になれなかった男花形新次自由詩014/9/16 1:50
全体的に足りない自由詩214/9/16 1:28
ドーナツに吸い込まれるまでは好きだった北大路京介自由詩1014/9/16 0:38
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【期間限定~9月15日】23歳以上の人の『夏休み読書感想文』 ...過去ログ倉庫14/9/15 23:58
祝祭日のテーマ青土よし自由詩214/9/15 23:48
ノート(凍奏者)木立 悟自由詩414/9/15 23:31
ノート(連絡)自由詩214/9/15 23:29
鬼が笑う狐ヶ崎自由詩214/9/15 23:23
月に見られるシホ.N自由詩214/9/15 23:16

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