鈍重な静寂が
沈痛な壁に反響して
この部屋は死人の居ない葬式のようだ
つい数分前の
ヨーロッパのロックの記憶も
たいした穴を開けることは出来なかった
たいした穴を開ける ...
合コン前の作戦会議が一番楽しかった
抱かれた夜から違う足音
後ろ向きに歩いて歩いてお遍路中毒
無医村で新蕎麦を打つ整体師
バブルバスにドライアイスを入れたのが魔法使いの一歩目でした
新しい扉を開ける左手に誓いの指輪キラリ輝く
カボチャ色の土
蝙蝠の編隊
誘蛾灯の黄土
すべては水晶玉の中の出来事
吸血鬼の繁殖不能なカボチャ色の土の上
他に何が不在しているのかが分かりづらい
百万の敵に包囲されて死んだ中世の騎士が二 ...
昨日君は僕に言った
「もう、終わったの」って
「もう、止めにしましょう」って
「もう、別れましょう」
「あなたが何だか遠くに感じて怖いの」
それから彼女はさよなら二回でごめんなさいを ...
それでも無性に
奇蹟のような
あのしょくもつへ
生理ではないが
舌は時折
のびようとして
それがとても
せつない葛藤だ
労働者にと工夫され
提供されつづけて
AD201 ...
想像のいたらなさに潜む無知は
残酷な悪
一生涯きえることのない
火傷の痕の様な哀しみ苦しみが
わたしをみないでと
泣きながら
わたしをちゃんと知ってと
泣いている
想像のいたらなさに潜 ...
打ち上げ花火の残骸が今頃になって降ってきました
何光年も遠くの飴玉がキラキラ物語を演じています
ヘリウムガスでお腹を満たした風船がもうすぐ見えなくなりそうです
カラスの群れが赤く燃え ...
書きおえてはじめて
それが詩だと気づくように
死んでしまってからやっと
恋だったとわかる
いつもおそくて
墓を掘るのも一人きり
でもいいや、
塩の塔はきれいで
鳴らせるのははみだし ...
いつのまに窓があいたのだろう
生きものみたいに絡まった衣服を
わたしのものと、
あなたのものに
分けるときにはじめて
からだが千切れるように感じました
夜が明けて 君はまだ死んでいた
うそだ、と言いたかったが
先に君が言った
冗談じゃないわ と
夜が明けていた
部屋に沈澱する匂い
壁にしみこんだ囁き
クリーニング屋に
シ ...
なんなりと なんなりと
幌の中 豚小屋に 鬚の集まり
空間に 靄がモヤモヤと
薄い光 浮かぶ薄い感情
言葉では表現できないものを
言葉で表現する
団子 机 足跡 名前
叢 飛蝗 ...
灯りを消すと
窓辺に並んだ heinekenに
光
欠けるときに
分散された
月
駅前は水槽
すこし濁ったきらきらの中を
猫背の魂たちが交差する
とても不安でなんか大事なものが
おなかの中で大きくなるから
どれも足早にどれも背が曲がる
ざっくり切り落とされた夕暮 ...
どうやって 生きよう と
考えている 心 そのものが
生きている 証拠だと
かつて あなたは 言いました
こころざし を 忘れたら
四季を 感じられなく なって
志気も 敷かれ ...
逃げている
追いかけてくるものから
ひたすらに逃げる夢
スローモーションで
お決まりのように
足が重くて
だるくて
走れないのに
すぐそこにまで
迫りくるものから
逃げている
...
音楽の動機はすべて
レクイエムなので
今夜曇った夜空の下に
キミと同じリズムを感じて
死んでゆく人が
いるのだとしたら
どんな風に
泣いたらいいだろうか
情報をこんなにも
共有してい ...
勘違いしている?
イー・イコール・アイアールの自乗
質量とエネルギーの対価
つまりは存在の事
貴方と私の
存在だあよ
騙されていないか
不死だとか
永遠であるとか
どうせ ...
「まほうの西瓜」
といいますと、ハロウィーンのかぼーちゃを思い出しますね。僕のおかーちゃんはよく、かぼちゃの中身をくり貫いて中に蝋燭を入れてくれたんですが、「今年は西瓜でやろうかしら。」って ...
神がなかったので
運命もなかった
われわれは 偶然
この世に産み落とされた
ただのうたかた
きのうも明日もない
つかのまの
たわむれ
よるべない この胸
だから
君
むし ...
4、50のババアに体を売りたい
それできっと同じになれる
河原で石を積み続ける君と
それを壊す人の中の鬼
壊れた人型 人間 ロボット
赤い雨が降り 僕の過去未来も全て
僕は何者でも ...
行き先も告げずに走り、ただぼうっと霞んでいくだけの影がしなる草木に乱されていくやがて夜間が方々で燃やされて(こんな霜焼けみたいな野原をおれは歩いていた)彼女は何も告げずにその中に飛び込んで見えなくなっ ...
壊れたケトル
錆びたグリル
去年の籾殻
湿った桜チップ
裏のデッキ
巻き煙草
広がったディスプレイ
句読点の代わりに打つm
それがお友達だった
セピア色なんてハイカラじゃあない
リアルな書きにくい紙でしたよ
5bの鉛筆
とっておき
茶色に踊る
鮮やかにね
藁半紙に書いた夢は
遠い昔の夢となった
...
鳥のそばに鳥が降りて
花
と つぶやく
すると色は
色をやめるのだ
指さえ かなぐり捨ててまで
目は とうの昔に
泡のものだから
灰を踏みしめ 灰を廻る ...
.
いざよひに遊ぶ視線をひらめかせ
まろきもの憎むきみぞ恋しき
ひさかたのあしたに消ゆるいざよひの
みちたりぬ{ルビ角=すみ}思ふわれかも
.
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
不器用な獣の手のひらの温度は
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
14/9/12 0:36
合コン前の作戦会議が一番楽しかった
北大路京介
自由詩
10
14/9/12 0:31
抱かれた夜から違う足音
〃
自由詩
4
14/9/12 0:31
後ろ向きに歩いて歩いてお遍路中毒
〃
自由詩
2
14/9/12 0:31
無医村で新蕎麦を打つ整体師
〃
俳句
6
14/9/12 0:31
バブルバスにドライアイスを入れたのが魔法使いの一歩目でした
〃
短歌
2
14/9/12 0:30
新しい扉を開ける左手に誓いの指輪キラリ輝く
〃
短歌
2
14/9/12 0:30
墓地
ゴースト(無...
自由詩
4*
14/9/11 23:54
IllKIllU
凍月
自由詩
6*
14/9/11 23:41
M
天地無用
自由詩
6*
14/9/11 23:41
残酷な悪
川瀬杏香
自由詩
9*
14/9/11 23:23
美空
中村 くらげ
自由詩
5*
14/9/11 22:27
塩の塔
はるな
自由詩
5
14/9/11 22:21
生きもの
〃
自由詩
9
14/9/11 22:14
クリーニング屋
〃
自由詩
2
14/9/11 21:45
たどたどしく なんなりと 僕
陽向
自由詩
5*
14/9/11 21:01
P2P
mizuno...
自由詩
3
14/9/11 20:59
エンドロール・ロールバック
カマキリ
自由詩
2
14/9/11 20:33
志
藤鈴呼
自由詩
2*
14/9/11 19:41
逃げる
Lucy
自由詩
19+*
14/9/11 19:11
個人音楽
塩崎みあき
自由詩
4*
14/9/11 19:08
入力以上の出力は無い
ドクダミ五十...
自由詩
1
14/9/11 18:18
まほうの西瓜(ゴル投稿)
百均
自由詩
3*
14/9/11 17:11
絶望の種子
浩一
自由詩
2*
14/9/11 15:40
いのち乞い
まきしむ
自由詩
0
14/9/11 15:03
再誕した、明月は遠野に
kaz.
自由詩
1*
14/9/11 14:06
wish you were here
mizuno...
自由詩
1
14/9/11 12:45
藁半紙
ドクダミ五十...
自由詩
4+
14/9/11 11:16
ノート(午後のかたち)
木立 悟
自由詩
9
14/9/11 10:32
十六夜2首
Giton
短歌
3*
14/9/11 9:11
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
2097
2098
2099
2100
2101
2102
2103
2104
2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
2113
2114
2115
2116
2117
2118
2119
2120
2121
2122
2123
2124
2125
2126
2127
2128
2129
加筆訂正:
笛吹き少年の行くえ(5)
/
Giton
[14/9/11 10:56]
「少年」の正体について、注を追加しました。
3.95sec.