時は
ときめき

とりどり

空は
きらめき
はらはら
波乱

時空を信じて
錯覚
拡散

次元をまたいで
ひずみが
潜み
すごい勢いで
サイレンが幾度も通り過ぎ
私を追い越して
角を曲がり 止まる
止まる

真夜中の繁華街
わらわらと
遠巻きに人が集う
救急車 パトカー 
赤いライト 無線の声

...
「再帰的近代」という石臼がある

それは無数の嘘事を星屑と一緒に挽き砕くことで
「都市」という大規模構造を幻視させる魔臼

その「都市」で、僕は友だちとはぐれてしまった

僕は友 ...
私を目掛けた
スペースシャトルは

無事に頭の上で散った

キラキラと光っていれば
見つけやすいからって

変な名前もつけて
忘れられないようにしたの

彼が壊した
ワンダーラ ...
夢がいつまでも完璧なのは
本当の自分がどこかにいると
そんな不幸なことを
ずっと信仰しているから

きれいな言葉で
底から見下すのは
気持ちがよかったよ

ひとりで生きていると
...
催促する悪い癖は変わらず

続きを隠して口を塞ぐ



妙に間抜けた不思議
抱き寄せた



この乞うを重ねての時間

埋めつくせば


貴方にも解るはず

一人で ...
街灯に群がる蛾を僕は見ていた
くるくると円を描く姿は
とてもきれいだった
普段は蛾を醜い生き物としか
見ていなかった僕は恥ずべきなのだろう
見た目だけで醜い生き物だと言い
嫌ったり殺してし ...
キレイごとが好きなのだから


避けて通るのは


錆び釘の赤い汁が淀む



ほら、そこ その・・・よ





それで

どこまで話したかし ...
酔っぱらい帰ってきた恋人が
言葉にならない声で云う
畳に敷いた布団において
逆さまに寝て
腕を遊ばせ云う
私の愛情を確かめるように
私の目の奥に仕草を残す

やつれた私のはずれた釦
...
片田舎の白いガードレールの脇を
野焼きの煙たいにおいに追われて
灰色の空の下を
傘を差すか迷う雨に打たれて
そうやって歩くときの心に似ている
わけもなく泣きたくなる夜は
かくれんぼしよう
じゃんけんぽん

わたしが鬼ね

もう、いいかい?
まーだだよ

もう、いいかい?
まーだだよ

もう、いいかい?

もう、いいかい?

もう ...
おかえり
おかえり
誰が帰って来たか知ってるのかい
その人は本当にお父さんだろうか
その人は本当に先生だろうか
本当に夫だろうか
本当に息子だろうか
本当に
ニンゲンだろうか
幽霊み ...
松の木の吐瀉の薫は 昔日の落武者か昨日の酔っ払いか


法律と噂話で塞がれた言葉こぼれる針山の上


光のない部屋を満たした粘い黒あなたと吸い込み汚しあう夜


芯が熱く眼を ...
家計しか  念頭にない  一国民
出世しか  念頭にない  丸の内
経済しか  念頭にない  経産省
外交しか  念頭にない  外務省
財政しか  念頭にない  財務省
防衛しか ...
セロリ挿す血潮の如きカクテルに あのねえずぼん
すとんとおちるの
ぜんぶがぜんぶ
ぷりーつのように
たっくのように
にわのためにかった
あさひもで
ぎゅっとすぼめても
まあ
かっこわるいぜ
すがたみに
うつして ...
あらまうれしや
ていきてき
かいごうさんかの
かみきれを
かっていただき
ごまかすちょうぼ
つかいみちなど
とうてくれるな
しふくをこやすと
いえないよ

長く続いた腐った政治
...
古い洋館 小説家の男ががただ一人
黒い毛の雌猫と静かに暮らしてる
彼女を膝に乗せながら彼は話を書き綴る
ただただ筆の音がする......

ねぇ此れは君の話ですよ
君が世界を旅した話
君 ...
守らなければ

ならない秘密は

どこへ行っても

重たいものだ


同じ毒を飲み

ひとつになった

僕等の心は

帰る場所もなく


不自由に繋がれた

日 ...
生も死も誰かの夢で冬の蜂 秋桜や処方されたるロキソニン 秋の夜のあべのハルカス過食症 寝起きの口に朝ごはん押し込まれている 買った日に盗まれた 宇宙人来襲中にツチノコ捕まえた 配慮して 
譲ったのが 
運の尽き


遠慮して
譲ったのが
転機の月


熟慮して 
譲ったのが 
麗の点き
地に向かう滴を掴んで
今日は今日の空元気


どこへ行くあてもなく

一山越えてのイナカ道

坂を下ればセセラギの音

遠くを見やれば
朱い欄干

陽射しは
若葉を抜け
...
 
写真は撮らない

目に焼きつける

時がしっとり思い出にかえてくれるから



 
染色体の一本多い、3才の周が
初めて言葉を発した
「それ…」
僕は身を乗り出して、聴き直す
「え、なに?」

目が覚めた――(なんだ、夢か…)
布団からひょっこり顔を出して
周はまだ、 ...
机に置いた
一人のどんぐりが
ランプに照らされ、光ってる
胸に心があるように

誰かが云った
(どんぐりの背くらべ)である中の
彼こそが
何かを識っているように  




...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひずみシホ.N自由詩214/11/10 23:24
サイレンと誘蛾灯uminek...自由詩14*14/11/10 23:18
友だち2012自由詩214/11/10 22:55
メリーゴーランドを壊してときたまこ自由詩314/11/10 22:27
sanctuary自由詩114/11/10 21:21
つづき自由詩4*14/11/10 20:29
リィ自由詩1*14/11/10 19:03
重奏芦沢 恵自由詩18*14/11/10 18:26
forgot...自由詩014/11/10 18:26
ぼんやりとした淋しさ四角い丸自由詩4*14/11/10 17:57
かくれんぼchihar...自由詩4*14/11/10 16:29
おかえりやまうちあつ...自由詩4*14/11/10 13:33
吐瀉の粒子深水遊脚短歌7*14/11/10 12:01
○○しか 念頭にない かのようにkomase...川柳014/11/10 11:48
セロリchihar...俳句2*14/11/10 11:10
ゆるゆるドクダミ五十...自由詩3*14/11/10 8:36
会合自由詩1*14/11/10 8:27
小説家と黒猫。雨の音自由詩3*14/11/10 4:22
監獄の朝ミナト螢自由詩014/11/10 0:58
生も死も誰かの夢で冬の蜂北大路京介俳句314/11/10 0:33
秋桜や処方されたるロキソニン俳句114/11/10 0:32
秋の夜のあべのハルカス過食症俳句314/11/10 0:32
寝起きの口に朝ごはん押し込まれている自由詩314/11/10 0:31
買った日に盗まれた自由詩214/11/10 0:30
宇宙人来襲中にツチノコ捕まえた自由詩414/11/10 0:30
配慮して/遠慮して/熟慮してkomase...川柳1*14/11/9 23:54
忘客自由詩3*14/11/9 23:48
撮らない殿上 童自由詩19*14/11/9 23:43
朝の日記服部 剛自由詩12*14/11/9 22:56
どんぐり君自由詩214/11/9 22:26

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