秋の朝陽は低く輝き
燦々と紅葉を照らしている
頂きの前は
これ以上ない空の青さ
エッジの効いた青さで
山を目指す街の人たちには
これ以上ない休日の
癒される風景だ
まるで絵葉書のような ...
空はいつも
過去も
未来も
いつのときも
空はここに
傍に
遠くに
あたまの上に
変わりゆくのは
君であって
僕であって
僕ら ...
タップばかり押し続けた指先の感覚
あれは黄金のリングが消えた瞬間だった
真っ青な上空から一直線に扉が開き
どこまでも蒼い深海の気圧の中で裸の男女がひとつに戯れていた
岩のような半獣身の肉体 ...
するどい雨の散弾が
あやしい空から降りそそぎ
はげしく
冷え切った地面を打つ
おどろいて
まっ黒い弾丸になって
失踪する
男の背中をもはげしく打つ
残された女は
無為の傘をさ ...
寂しい時
思い出せるキミがいることが
幸せだと気付いたので
もう少しだけ寂しくても
大丈夫
あなたの誕生日に一篇の力作をと
無謀に取り組み敗者となって迎えたきょう
おたんじょうびおめでとう
訳ありなので西に向かってでも
そちらはみないように気をつけて
ちいさな紙のその隅っこに
書 ...
独りを覚えるだけの夜に
慣れたとは言えない
猫よ、おいでと
願って応えるのは風だけ
季節風が今夜は凪いでいる
わたしのようにさびしそうに
思わず窓を
開けて招くが
彼はとてもはずかしが ...
太陽が回ってないとわかってから
宇宙に中心はないとわかってから
世界は途方もなくちっぽけになった
地図をネットで見てみると
あの長い長い上り坂も
息を切らして走ったグラウンドも
...
きみと出会って
わたしがもうひとり生まれた
つるんとしてまっさらで
まったく自由なわたしは
わたしのなかで
きみとして育った
わたしのきみとわたしは
手をつないで
くるくるとまわり ...
場が白けたときほど
煙草が吸いたくなる
{ルビ迸る=ほとばし}情熱の{ルビ最中=さなか}
「まず一服よろしいですか」
なんて流れは有りえない
いくら増税しようが
喫煙をやめない人間 ...
出会いのない恋に落ち
出会わなければと嘆く
そんな恋に僕は堕ちたい
などと
能天気に 点眼すれば
戻り水 の気まぐれか
問わず語りは やはり
ありがとう なん ...
痛みにふりまわされて
器がいっぱいになる
壊してしまうか
爆発するまでふたし続けるか
ぼくら大人はそんなことを
ばれないように静かにやるのだ
他人からおかしいと ...
ノーベルオボカタ賞は
文学、音楽、美術など
芸術において
秀でた創作を行った人物に
贈られる世界的な賞で
つたっぷたいぼうはあでぃまっ
で創作論文という
新たなジャンルを確立した
ミス ...
「こんなとこにおったら,殺されてまうわ」
自覚症状のない患者は 大抵こう言う
痛くもない腹を探られるような 不快感
PCが作った断層映像など 何の説得力もない
説明すればするほど 脅し ...
かれ
あるいはかのじょは
かんじゅせいが
せんさいすぎた
だからしょうらいは
くびをくくるか
きがふれるか
どちらかしかなかった
じっせいかつとどくしょで
きたえられた
か ...
夜を徹して
降りしきる雨
月曜日に朝を迎える
街で真先に開く
パン屋もすでに
忙しく
ラッシュアワーに
台風が直撃する
大きな白い傘を差しながら
駅へと向かう
運行規制で少し ...
健康のために
何かするのは
クールじゃないから
何もしないでいるけれど
悪いところなんて
ひとつも無いんだよ
とはならずに
普通に成人病の3冠王になった
神さま、何故私は
こ ...
誰かが 誰かに寄せて描く 愛の言葉は
誰にも 馬鹿には 出来ない
無碍にも されたくは無い メッセージ
ただ この夜を 共に 過ごすため
そして 未来の夢を 抱き続けたいがため
滔々 ...
私はわたしの重みだけで倒れて割れる
痛みの断片を寄せ集めて
出来上がったわたしを私は消したいのに
身体の内側から鋭い切っ先に刺されて
抜けた髪の毛の断面からすら血がしたたる
私の中身はわ ...
黒い電線が網目のように空を巡る朝
ポンコツみたいな雲がひとつ
薄い空にくっきり張り付いていた
両側の木々は背後に蛇腹に折りたたまれていった
眠れない哲学者のように旅客機が
あちこちに佇ん ...
アレを好きかと訊かれた場合
「キライだ」と答えたら明らかに嘘になる
では「スキだ」と答えたらホントかというと
ほんの少しホントからズレている
ホントのことは その中間のどこか
ななめ上の ...
柱時計の六時の針が
伸びたり縮んだりしている
途切れ途切れに
夕暮れの鐘の音を聞く
濃い水色の闇を滴らせ
裏庭を
引きずりながら運ぶものがある
木戸を開けて尋ねると
お前が見よとい ...
落し水空の奥まで涙色
落し水頭の上で叩いた手
落し水倒れたままの砂時計
月を見ようとする顔が曇っている
英語持ち込んで伝わらないニュース
冷蔵庫の残りものが世界を救った
ハンバーガーを食べたかったけど
フライドポテトにしようとして
フライドポテトを買おうとしたけど
何も買わなかった。
結局
そんなことを
くり返していくだけの気がする。
...
気持ちも身体も
行ったり来たり
ドキドキとハラハラの
ほんのわずかな
タイミング
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
木曽の御嶽山
……とある蛙
自由詩
7+*
14/10/8 11:48
空
花咲風太郎
自由詩
3
14/10/8 10:20
・ホーキング博士(タップ)画面に射精する
アラガイs
自由詩
4*
14/10/8 5:17
雨の散弾
浩一
自由詩
3
14/10/8 4:34
幸せ
mac333
自由詩
0
14/10/8 2:46
お父さんへ
もっぷ
自由詩
3
14/10/8 2:32
午前二時
〃
自由詩
4
14/10/8 2:16
この世界のまんなかは
佐藤承夕
自由詩
4
14/10/8 0:43
うず
小夜
自由詩
0
14/10/8 0:31
全ての灰が落ちるまで
ボロレシート
自由詩
1*
14/10/7 23:57
ありがとう(広場の皆さま)
㎡
自由詩
2*
14/10/7 23:25
ぼくら大人は
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/10/7 23:16
ノーベルオボカタ賞
花形新次
自由詩
0
14/10/7 22:53
徒然に
藤原絵理子
自由詩
6*
14/10/7 22:48
かれあるいはかのじょ
浩一
自由詩
2*
14/10/7 22:36
各駅停車は台風のなかで
りゅうのあく...
自由詩
10*
14/10/7 22:27
健康知らず
花形新次
自由詩
1
14/10/7 21:50
愛のポスティング
藤鈴呼
自由詩
1*
14/10/7 20:51
「ハンプティダンプティ」
桐ヶ谷忍
自由詩
9*
14/10/7 18:43
黒い電線が網目のように空を巡る朝
オイタル
自由詩
4*
14/10/7 18:14
ホントのこと
浩一
自由詩
3*
14/10/7 18:03
夕暮れに運ぶもの
オイタル
自由詩
2*
14/10/7 17:50
落し水空の奥まで涙色
北大路京介
俳句
3
14/10/7 16:08
落し水頭の上で叩いた手
〃
俳句
1
14/10/7 16:08
落し水倒れたままの砂時計
〃
俳句
2
14/10/7 16:08
月を見ようとする顔が曇っている
〃
自由詩
4
14/10/7 16:07
英語持ち込んで伝わらないニュース
〃
自由詩
1
14/10/7 16:07
冷蔵庫の残りものが世界を救った
〃
自由詩
2
14/10/7 16:06
ハンバーガーもフライドポテトも食べないまま。
komase...
自由詩
1*
14/10/7 13:15
良くも悪くも
中原純乃
自由詩
3*
14/10/7 10:02
2078
2079
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
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2105
2106
2107
2108
2109
2110
2111
2112
2113
2114
2115
2116
2117
2118
加筆訂正:
各駅停車は台風のなかで
/
りゅうのあくび
[14/10/7 22:45]
改題
各駅停車は台風のなかで
/
りゅうのあくび
[14/10/7 22:41]
改題
4.84sec.