「土砂崩れのあった山のあたりは 幾たびかの土石流が重なりあってできたので、昔の地名には、 それが残っていたらしい。」と、母が どこからか聞いてきた。調べてみると 阿武山というのがある。
【阿】という ...
言ってもダメ?
ひどいなあ
じゃあ、気持ちは
こんがらがって
まるまって
コロン
夕暮れの駅前。
あの人は呆然としている。
空は焼けるような橙。
自分ながら不思議に思う。
(いつも見慣れた光景なのに
どうしてこんなにあっけに取られる。
ばかなのだろうか。)
...
パリコレに出たい姉貴の唇に寄生している青海苔の笑み
仕事せず酒飲みながら揚げた凧高く昇って宇宙の外へ
レトルトのインドカレーを五人前平らげて明日からダイエット
雨が止みこれからも闇が続いていく
空振ったプロポーズを使いまわしている
夢を見られないキカイに油をさす
ずっと抱きしめてきたけど
本当は離れられないだけなんだ
それとほぼ同時に分かるんだ
いずれおとずれる死の約束に
すべてを受けいれてくれる
無という希望をささやきながら
耳を通りすぎるそよ風は
どこまでも透けて影もなく
私の中を流れる血をさます
見れば
羊雲の雲影白く ...
ハメ撮り女の子
動画の中で静かに微笑む
それと時同じく 殺人者が動く
俺は目を閉じ クリックの音だけ聞く
シャワーを浴びる 違う風呂場では流血
カメラを持つ手は笑うように震える
動 ...
何色の積み木が好き?積み木に色があるの?
私のはプラスチックでピンクで水色で黄色で
振ると音がしたよちりちりそれに白猫のぬい
ぐるみは茶色くなってチクチクになって目玉
の黒が一つになって朱色の ...
猫じゃらしポエジーのごと遊びをり
新涼や木漏れ日あつめ荷札貼る
秋高し路に野草のそよぎたる
ニコライ堂をきみと並んで病院の屋上でみてた永遠の夏
喩えれば路傍の石のわたしには菫は三才からの友だち
春は待てないもう待てない
冷たくなって海にゆくまであの貝殻は
この心音を覚えていてくれるだろうか耳障りなノイズよりも
嫌われることにとっぷりと慣れきった雪がれることのなかった、ついに
こん ...
舗道を照らす外灯を見上げ、ふとため息を漏らす。
胸の奥にしこりがあるような気がして、そっと煙草に火を付ける。
時を刻む秒針が不整脈のように歪んでいる。
こげ茶色の幾つもの顔から感 ...
眠っている時のわたしのたましいが聴くのは
求められなかったあれやこれやのかなしみの旋律
それでも覚醒することなく
囚われることを好んで眠り続けたい
きょうの明日にはいつもさらなる下りだけの ...
瞳を閉じて何をみる
夢がうつつで何をみる
あしたの日の出をみているか
あしたに輝きみえてるか
あしたに何がみえるかい
かなしみだけしかないだろう
ただ鮮やかに滅んでく
あしたに何をみ ...
挑発的に突き出した中指は
堅実的な銀行員の目に触れた。
人生舐めてる証としての中指は
飴玉みたいに甘ったるく
今日も今日とて順調にすり減っていく。
正しい道を見据えてきたその目は ...
キャンドルに灯をともして、意味のあることやないことを語り合うような夜が欲しかった。
オレンジ色の光のそばで浮かぶ顔を、その顔を、目に焼き付けるまで見つめていたかった。
彼にはいつもそんな時 ...
深夜、少年たちは繁華街のグレーのキャディラックに駆け上がり、思い思いの武器で滅茶苦茶に叩き壊した、騒ぎを聞きつけて飛び出してきたキャディラックの持主もこみで…持主が連れていたゴージャスな女は事 ...
清潔なきみたちはやさ(し)い室より崩壊する青、月をふくむ
詩頭は魚をこがしあとくされある語は手にのこり失語前夜
誰か、次、撤収、並びかえられて幽閉された休日の部屋
...
洋燈が揺れている 心を反映する
「愛しています」 わからなくなった夢
見知らぬ暗い森を 彷徨っていた
遠く微かに 木々の隙間に瞬く 暖かな光
秋の夜に 影をなくした 心へ
何かし ...
白い柱の背骨を
クネらせた
憂鬱
そう見えたもの
それは――
千切れそうなほど
頭を垂れたまま
しんしんと澄んだ闇を
受け入れたその
首の付け根に
先細るほど渇き切った ...
朝の信号は、青になり
盲目のひとは白いステッキで
前方をとんとん、叩きながら
今日も横断歩道を渡ってゆく
日々の{ルビ道程=みちのり}を歩く
惑い無き後ろ姿は
人混みに吸い込まれ
段 ...
冷たい雨が降り続く
冷たい雨が
靴を濡らす
季節は落ち葉の底深く
沈むように眠りに落ちる
望みは断たれ
願いは口を噤む
もう金輪際
雨が降り止むことはない
と
濡れた落ち葉は断定す ...
言葉と感情に潰されまいと
無になることを覚えた・・・・。
怒り・悲しみを表し、伝達手段の模索をしても
笑い飛ばされて終幕を迎える・・・・。
「知りすぎたことは、マイナスにならず ...
遠藤文学講座の後に、皆で語らう
この店で僕は、受洗を決意した。
この店で僕は、息子の障がいに泣き崩れた。
四ツ谷の地下の珈琲店・エルは
奇遇にも
遠藤先生の命日である、今日
四十五年の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
阿武山
るるりら
散文(批評...
9*
14/10/6 15:47
会いたいって書いちゃダメ?
中原純乃
自由詩
3*
14/10/6 15:04
私の夕焼け
やまうちあつ...
自由詩
2*
14/10/6 13:37
パリコレに出たい姉貴の唇に寄生している青海苔の笑み
北大路京介
短歌
2
14/10/6 12:06
仕事せず酒飲みながら揚げた凧高く昇って宇宙の外へ
〃
短歌
1
14/10/6 12:05
レトルトのインドカレーを五人前平らげて明日からダイエット
〃
短歌
2
14/10/6 12:05
雨が止みこれからも闇が続いていく
〃
自由詩
2
14/10/6 12:04
空振ったプロポーズを使いまわしている
〃
自由詩
3
14/10/6 12:04
夢を見られないキカイに油をさす
〃
自由詩
2
14/10/6 12:04
守りたいのは
陽向
自由詩
4*
14/10/6 11:53
そよぎ
こしごえ
自由詩
1*
14/10/6 10:14
動画の中の女の子
北橋勇輝
自由詩
0
14/10/6 5:04
青が崩壊する。/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
2*
14/10/6 3:58
秋三題
もっぷ
俳句
1
14/10/6 3:42
ニコライ堂
〃
短歌
2
14/10/6 3:15
喩えれば
〃
短歌
2
14/10/6 3:08
でもあきらめてそしてもう
〃
自由詩
3
14/10/6 2:40
道のり
ヒヤシンス
自由詩
7*
14/10/6 2:15
祈り
もっぷ
自由詩
4
14/10/6 1:40
あした!
〃
自由詩
4
14/10/6 0:33
舐めてる中指。
端沢 紫琴
自由詩
0
14/10/6 0:28
いちばんの孤独
佐伯黒子
散文(批評...
0
14/10/5 23:44
駆除
ホロウ・シカ...
自由詩
0
14/10/5 23:43
青が崩壊する。
阿ト理恵
短歌
8*
14/10/5 22:59
枯葉の歌
藤原絵理子
自由詩
3*
14/10/5 22:41
白い憂鬱の影
ハァモニィベ...
自由詩
4*
14/10/5 22:15
盲目のひと
服部 剛
自由詩
6
14/10/5 21:42
冷たい三日月
Lucy
自由詩
11*
14/10/5 21:30
流浪。
梓ゆい
自由詩
0
14/10/5 21:28
机上のワインー珈琲店・エルにてー
服部 剛
自由詩
4
14/10/5 21:26
2062
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2091
2092
2093
2094
2095
2096
2097
2098
2099
2100
2101
2102
4.2sec.