おじいちゃんが
台風が来るから
窓に板を釘で
打ち付けるんじゃと言い出した
サザエさんマニアで引きこもりの
お兄ちゃんも同調し
二人で作業しはじめた
お父さんもお母さんも
同じ病院に通 ...
インターネットが席巻し
情報砂漠が広がった
見渡す限りの情報は
握りしめてはすり抜けて
踏み固めてもすくわれる
潤いのない発言に
心の奥が渇いていく
砂漠化した情報は
元に戻ること ...
「だから
キミを愛するすべての方法の
特許をボクが取れば
他の人はキミを愛せないんだ」
「そうね
ついでにアナタを愛する
すべての方法も取ったらいいわ
アナタ以外に
アナ ...
船橋で発生した
台風43号
「キャロライン洋子ゼッターランド」は
その後東に進路を取り
八千代市に進んだところで
温帯低気圧「まいちゃん」に変わった
その名の通り
船橋だけが
ふな ...
詩について(1)
詩人には詩の病にかかっているように見受けられる方がいる。わたしは、なんでも詩にすればいい、という考えには、嫌悪感を持つ。なぜ、それを表現する必要があったのか。共有は感動のためじ ...
石段に咲いた紫野草
苔に混じって隅に咲く
月光が飛沫とはしゃぐ
鯉が眠らず 水源はそそがれる
水滴の輝きが 近く遠い真夜中
カーテン越しに およぐため息
夜のまんなかがあいていたので
表層的な愛を置く
ハピネス
祝いましょう
罪深かったはずのわたしたちはいつからか
ちがう息の仕方をおぼえた
まばたきが要らなくなっ ...
水鳥の闇よりふいにはばたきてひかり残れり屋根と水面に
一片のひかり灯れる部屋を出でタバコ吸いのちまたそへと入る
山峡から雲がほどかれて
青空の薄い隙間に流れ込んだ
寺の境内のジャングルジムの上を
白球は大きく弧を描いて巡り
泥田の中に澄んだ影を潜ませ
その影の中にぼくらは遊んだ
風は風のように木 ...
朝
神戸市は快晴
ポートアイランド
人工島のふとう
海側に向けて寝たから
フロントガラスは塩まみれ
コンクリにタッチした波が
後ろとぶつかって
とんがりがそこかしこに出来ている ...
素直に
想いを伝える
命の煌めきは
身体を紅く
染める耀きの
燃料になっていて
未来へと
想いを運ぶ
夜空を照らす
裸のままに
燃える僕らの炎
流行り廃りや、
他人の評価なんぞが、
気になっちまうくらいなら
詩人なんてやめちまえ
オナニーして寝てろ
ふぁっくゆあせるふ
カナリアの歌に合わせずカチカチとメトロノームは冷たく動く
天然のボケに憧れてると言う天然ボケの春ちゃんも古希
マスカラを睫毛の裏に塗りつけて過去の自分にもう戻らない
それは時を越え届く手紙
――封筒は茶色く変色して
だが土色の背中に亀裂が入るように
そうして新たな啓示を告げ知らせる妖精が
花弁のような華奢な翅にその霊妙を巡らせて
そよ風とワルツを踊りなが ...
3日前から並んでて中止
こどもの起きる時間に帰れず秋の不倫
ひとりで走って一等賞
公道から駐車場に車を入れる
「いらっしゃいませ」の声を聞き流して
雑誌架から適当に雑誌を抜き出し
窓際から店の中央へ視線を流して
空席を見付け 椅子を引いて座り込む
盆に水とおしぼりを持 ...
私があなたを好きだから
あなたも私が好き
そんなのはありえないさ
誰だって
好きな人には
好きでいてほしいけれどね
そううまくいかないものですから
可愛い声で
綺麗に喋るのに
ドスの効いた恨みを連ねる
どうにかしてあげたいけど
面倒臭い
これを偽善と言う
うるさい‼
思想と行動
嘘と本当と嘘
頭のワルツ
...
I.栄養
すきなことばが変遷して。落ち着かない気持ちもことことと。同じ鍋に入れて煮込む。市販のルーでも掛け合わせれば好みの味にできるんだ、と自慢げに。何が混ざっているのか当てる器量はない。「おいしい ...
吹きすさぶ
嵐が接近する
真夜中に
灯火で照らすのは
きっと陸にある
港のような君と
海を航行する
船のような僕を
繋ぎ止める
綱の堅い結び目で
しかないのだろう
小さな ...
宇宙が透けて見える
透明な空を切り出して
ワイングラスに
緑と青と紫の間を
彷徨う涙の海をボトルに詰めて
111年
封を開け
グラスに注いだ
未来の記憶から
冬山 ...
午前2時15分の約束
ふたりあわせて
むかって 踏切
合言葉は
透明な電車にかき消されました
音のしない午前2時40分
住宅街 青い月 砂浜
波の音だけ 鼓膜を撫でる ...
真夜中に発光している緑、緑 あの日の電話ボックスはどこ?
信号機変わる直前走り出す少年少女のような青空
古本屋に眠り続ける文庫本 赤子のきみが手にとる日まで
いやらし ...
そのままでは
苦みが目立つだけ、だけど
他と交ざり合うことで
やわらかい香りの
洗練された甘みに
なる
涙もそうかしら
偽りもそうかしら
ため息もそうかしら
今す ...
『遺言においてノーベルは、「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最 ...
「実際にないものを繋がりとして見る辺り、矢張り人間は莫迦です。
「もしこれで終わりなら(勿論実際は違う、)虹で満たされた鏡面へ行きたい
「好きな色は?と訊かれた小学生の過半が虹色と。実際は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
そのままにしておいた
花形新次
自由詩
1
14/10/12 12:33
情報砂漠
イオン
自由詩
0
14/10/12 10:32
自己愛特許
〃
自由詩
0*
14/10/12 10:31
船橋タイフーン
花形新次
自由詩
0
14/10/12 7:30
詩について(1)〜(4)
はなもとあお
散文(批評...
1
14/10/12 6:58
影光
砂木
自由詩
7*
14/10/12 5:16
ハピネス
かかり
自由詩
2
14/10/12 4:22
水鳥の闇よりふいにはばたきてひかり残れり屋根と水面に
レシート
短歌
0
14/10/12 0:41
ぼくたちは静かに遊んでいた
オイタル
自由詩
3*
14/10/12 0:34
ポーアイ北埠頭
nemaru
自由詩
2*
14/10/12 0:18
裸火
りゅうのあく...
自由詩
12*
14/10/12 0:16
所詮は糞のようなもんだ
楽歌
自由詩
1*
14/10/12 0:07
カナリアの歌に合わせずカチカチとメトロノームは冷たく動く
北大路京介
短歌
4
14/10/11 23:24
天然のボケに憧れてると言う天然ボケの春ちゃんも古希
〃
短歌
1
14/10/11 23:23
マスカラを睫毛の裏に塗りつけて過去の自分にもう戻らない
〃
短歌
0
14/10/11 23:23
敬愛
ただのみきや
自由詩
15*
14/10/11 23:23
3日前から並んでて中止
北大路京介
自由詩
4
14/10/11 23:22
こどもの起きる時間に帰れず秋の不倫
〃
自由詩
0
14/10/11 23:22
ひとりで走って一等賞
〃
自由詩
4
14/10/11 23:22
行列の出来ない店で
イナエ
自由詩
11*
14/10/11 22:16
そううまくいかないものですから
無花果
自由詩
4*
14/10/11 22:05
やすこちゃん
opus
自由詩
0
14/10/11 22:04
詩のレシピ(改)
haduki...
自由詩
2
14/10/11 22:00
嵐の夜に灯火を照らして
りゅうのあく...
自由詩
10*
14/10/11 21:54
硝子氷
凍月
自由詩
4*
14/10/11 19:35
水母の子
瑞海
自由詩
4*
14/10/11 19:33
きみから奪う
本木はじめ
短歌
4*
14/10/11 17:49
バニラ・エッセンス
千波 一也
自由詩
3
14/10/11 17:47
二〇一四年ノーベル賞を肴に雑感
もっぷ
散文(批評...
4
14/10/11 15:27
虹色の実際に綺麗な魂が出る
なけま、たへ...
自由詩
0*
14/10/11 14:50
2056
2057
2058
2059
2060
2061
2062
2063
2064
2065
2066
2067
2068
2069
2070
2071
2072
2073
2074
2075
2076
2077
2078
2079
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
加筆訂正:
嵐の夜に灯火を照らして
/
りゅうのあくび
[14/10/11 22:39]
遅筆のため推敲
嵐の夜に灯火を照らして
/
りゅうのあくび
[14/10/11 22:19]
遅筆のため推敲
嵐の夜に灯火を照らして
/
りゅうのあくび
[14/10/11 22:08]
遅筆のため推敲
嵐の夜に灯火を照らして
/
りゅうのあくび
[14/10/11 22:04]
遅筆のため推敲
【 レジリエンス 】
/
泡沫恋歌
[14/10/11 18:08]
最終行を改訂しました。
4.35sec.