最近僕の友人が優柔不断なので少し困っている。夜にある場所で待ち合わせすると、急に突然連絡を絶ってしまったりするのだ。そうなると、昼にためておいた準備と時間とを無駄にしてしまう。そのために高ぶっていた気 ...
誰もいない街で
誰かのカラオケの声が聞こえた気がした
聞こえた 言葉を まるで
探しているかのように 立っていた
それはなぜだろう 僕は
街を歩いた それは
街を行く若者の無意味な話の ...
そばにいるのに 手の届かない人
言葉を交わしても 手の届かない人
明るい笑顔を向けてくれても
手の届かない人
自分のことが 大切な人
手を 伸ばす勇気のない人
手を ...
その人は初めに水のこころについてはなした
澄んだ水の中からうまれる
詩について
素早く動く魚影を追って
澄んだ水の中にだけ住む言葉を
手掴みにして詩をすくう
その人は今日 死者の位置 ...
物売りの少女の垢抜けない媚びと
片言のコンニチハとアリガトウ
舌足らずな母語の響きはかえって
此処は遠い異国なんだと
暗に主張しているかのようだ
付きまとう少女を突き放すため
サデ ...
だだっぴろい雪原の中
大の字に寝そべって
どんよりとした空を仰ぐ
雪片が目にちらつく
耳たぶがじんじんと凍みるが
寒くはない
埋もれていく雪の重さが
むしろ心地よい
小鳥のさえずり ...
という一文が一字一句正確に
記載されていたかどうかは
覚えていないんですけど
とにかくなんだかそういう意味の言葉を
どこかのインターネットのページであるいは
どこかの図書館の片隅の何ページか ...
赤い夜が来る
来ている
窓の外
サッシの隙間から
ぬるり
じわじわ
入ってくる
壁をつたい
床をすべり
絨毯の下にもぐり
中心から
表面に
染み出してくる
見ているし ...
リハビリを支えたる腕クロッカス
雪の夜に激減したるリンパ球
回復期病棟まわる獅子の舞
釣り銭多く貰いすぎ悪夢にうなされる
知らない名前のケーキが話を聞いていない
夢を歩く足が教習車をあおる
最近、価値がなくなった夫を
大量に河川敷に置き去りにする
というケースが後を絶たない
ちょっと前までオットショップで
人気だったイケメン系夫が
なんか言うことがアホっぽいし
全然金稼いで来 ...
月の滴りの十日間
問いと答えが
輪舞するので
ぼくは呪文を
唱えたかった
「ヨイヨイ」
見えない蝶が
カップの縁に
しばし停泊したという
気付かないまま
飲んで ...
夜で、道は乾いている。
わたしたちは不足のないつめたさを、それでもまだ足りないと言いながら
物語を探している
足のない椅子とか、
黒鍵だけのピアノとか
白鳥の子でも、アヒルの子でもない、 ...
何時か 誰かが 思い付いた
桜色の 灯火
暖色系なら 黄色
ライトアップなら 寒色系を
抱きしめたり
握りしめたり
握りつぶしたくは ないのよねぇと
つぶやいて
もう一度だ ...
「その紙に書いて…」
ぶっきらぼうに言った
彼女の横顔は デジタルに
その上 形而上学的に
LEDに代わった信号は
きっぱりと 黄色から赤に変わった
車のウィンカーだって 余情なく ...
電気椅子に座らされている
アヒル座りの執行人 、
月は彼女の下
凍る意識のなかで
「冗談だよ」って微笑むのを待っている
あなたは立ち上がりゆっくり近づくと僕の喉に手をつっこんで ...
意外だと
思われるでしょうが
舌が、
それに
指も、
フェザータッチで・・・
すみません
余計なこと
しゃべりました
風邪など引かれぬように
お元気で
...
消費税率引き上げ延期の是非を問う
衆議院解散
延期の是非?
引き上げ自体は決定済みで
景気状況が思わしくない今やるか
延期するかを
国民に問うのか
特定秘密保護法を
強引に成立 ...
組織という一つの芽生えは、個人という複数の種子から養分を吸い上げ、個人がもはや原形をとどめなくなったときに、一つの融合した意思として外部に向かって無形の微笑みを投げかける。個人がそれぞれの ...
小さな石段をおりて狭い路地を駅へと向かった
男はシンプルな出で立ちで女は濃い化粧をしていた
あのころ働く女たちは皆そんな化粧をしていた
商店街に入ると両際がプラスチックで出来た季節外 ...
ぎゅっと締め付けられて
胸から瞳に溢れる
涙の味を知っていた
栄養失調の
両頬のはたけの真ん中から
二筋伸びる貧困の青っぱな
その味も知っていた
いくら労働が美徳だか知らないが
...
泣くまい泣くまいと
ねじ込みを覚えだした時
泣くという行為の存在を
少しずつ忘れようとしたらしい・・・・。
細くなった父の手を握り返し
「ありがとう。」の一言を伝えたら
...
どこを探しても、一人しかいないあなた方。
何億分かの一のくじ引きで、二人三脚をすることになったあなた方。
「私は共に生き、幸せになりたいという申し出を受け入れて
お腹に宿りました・・ ...
父の声がしたので
居間の方へと向かって行った。
杖を持ち
自力で歩こうとする様は
病と闘う姿そのものに見える・・・・。
「私は今、父の心と気持ちに答えなくてはならない。。 ...
わざとでこぼこを作って
組み合わせる楽しみを与えたのが
神様だっていうなら
そりゃあしゃあねえよ
あさ、
トーストを食べて 起きる
ひる、
あくびを食べて 過ごす
よる、
パソコンの電源をこっそりつけて
詩を食べる わたし
お腹はふくらまない
ため息がどんどん流 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
間接的な週末
番田
散文(批評...
1
14/11/25 0:36
西麻布の交差点にて
〃
自由詩
0
14/11/25 0:35
手の届かない人
佐白光
自由詩
2*
14/11/25 0:28
耳
島中 充
自由詩
7*
14/11/24 23:54
旅先
青井
自由詩
1
14/11/24 23:44
孤独
ららばい
自由詩
4
14/11/24 22:53
キノコは重力を知っている
Seia
自由詩
2
14/11/24 22:04
赤い夜
〃
自由詩
1
14/11/24 22:03
リハビリを支えたる腕クロッカス
北大路京介
俳句
0
14/11/24 20:20
雪の夜に激減したるリンパ球
〃
俳句
0
14/11/24 20:20
回復期病棟まわる獅子の舞
〃
俳句
1
14/11/24 20:20
釣り銭多く貰いすぎ悪夢にうなされる
〃
自由詩
5
14/11/24 20:19
知らない名前のケーキが話を聞いていない
〃
自由詩
1
14/11/24 20:19
夢を歩く足が教習車をあおる
〃
自由詩
1
14/11/24 20:18
悪質ブローカー
花形新次
自由詩
0
14/11/24 20:03
よい宵
やまうちあつ...
自由詩
0
14/11/24 19:44
引力
はるな
自由詩
5
14/11/24 18:55
桜リング
藤鈴呼
自由詩
1*
14/11/24 18:51
図書館の魔女
藤原絵理子
自由詩
5
14/11/24 18:44
月は彼女の下
吐水とり
自由詩
3*
14/11/24 18:19
自分、器用ですから
花形新次
自由詩
0
14/11/24 17:04
暗い冬
眠り羊
自由詩
0
14/11/24 16:42
血液
葉leaf
自由詩
1
14/11/24 15:52
昭和32年の冬
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/11/24 15:52
知っている
ドクダミ五十...
自由詩
1
14/11/24 15:11
無題。
梓ゆい
自由詩
2
14/11/24 13:55
授かりもの。
〃
自由詩
1*
14/11/24 13:42
大黒柱。
〃
自由詩
1*
14/11/24 13:18
気にするなそれは本能じゃない
四角い丸
自由詩
0
14/11/24 12:08
空っぽの食卓
吐水とり
自由詩
2*
14/11/24 10:36
2056
2057
2058
2059
2060
2061
2062
2063
2064
2065
2066
2067
2068
2069
2070
2071
2072
2073
2074
2075
2076
2077
2078
2079
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
4.89sec.