おおきな鉄の
かばんは
おもい
かばんのなかには
かばんのかたちの
空間が
ひとつはいって
いる

よってたかって
見つめられた
少女や
きれいに
彫られた蝶などが
ま ...
土日は仕事休み
何だか心が軽い
楽しいこと考える

金曜日は仕事が忙しい
明日は休みだと思えば乗り切れる

金曜日は残業になることが多い

家族の顔が思い浮かぶ
早く帰りたいそれば ...
霧が鳴いている
遠くへ存在を送るためでなく
内側にどこまでも響かせるように
霧が水の衝動を鳴いている
霧の中に沈む街並み
の中に沈み込む人々
霧が覆い隠すのは風景ではない
人 ...
ぼーっと ねころんで
夜の つめたい
しんしん光る
ほしをみて



あ あ
そらにとけちゃいたい。


そうおもうのに
枯れたしばふにはりめぐらされた
あした ...
平日の空いた車内に腰かけて
「記憶のつくり方」という本を開いたら
詩人の長田弘さんが、見知らぬ町を旅していた。

喫茶店に腰を下ろした詩人は
ふぅ…と溜息をひとつ、吐き出し
哀しい歴史を帯 ...
  朝礼


フロアの中心に固めた事務机の島を囲むようにして立ち
輪番制の司会者のもとに
一人ひとり何事かを発声することが期待されていた
しかし外線が鳴ると朝礼も一時中断して
近くのだれ ...
夜の人気無い交差点で
暗闇の赤信号の中
ひかりの人が立っている。

ゆるぎない姿勢で
こちらに何か、云いたげな
未知の国から訪れた旅人のように。

かれは
赤い世界に包まれた
情熱 ...
水を溢した
お気に入りのワンピースが濡れた
足に触れて 冷たい
冷たい 青
つめたい あお
青が蔦る足

それしか
そんなことだけしか
思えなくて

モノクロの雑踏
乾い ...
ほんとの友達ってこわいね
ずけずけくるし
ぬけぬけいうし

でも
いなくなると困る
憎めないのは困る 安心して

あたしになにがなくても
あっても
あんたにも

つきあってやる ...
スーパーで
冷凍餃子を手に取るとき
あなたは
製造国を確かめていますか?
まさか、気にせずカゴに
入れたりしていませんか?

それどころか、あたしは
最近ネット詩サイトのオフ会で
知 ...
吐血トッカータとフーガニ短調 院内の傷害事件蟻の道 水中花午前三時の仮眠室 ありがとうを言わない手が僕の頬を斬った がんばれと言おうとした口から二酸化炭素が出る 黒鍵の影にメゾピアノの妬み わたしのなかには
百獣が在る

ねむれる獣とあらぶる獣
したがう獣といたわる獣

あなたのなかにも
百獣が在る

おびえる獣とひきいる獣
あてなき獣とみすかす獣

どこから ...
ゆらゆらとゆれる木々
まともでない視界
ぶら下がる猿

無意味だと言ったら、
そう
それはそうなんだ

空気の振動
衝突する合図
ドーパミンの噴出

ビジュアルビジネス
ノン ...
ライオンはついに浮気がばれたらしいね
バッファローは闘牛士の夢を捨てて
先月の見合い相手とついに身を固めるそうだ
キリンは未だに国の補償をあてにしていて
役人が来たときすぐに取り出せるように
...
   ヌードになった 庭木の梢に
涸れた寒気の 往復ビンタをくわせ
   そのうえ 独り暮しの老残に
  重い散策さえも 強制するのか
   にびいろのマントをまとった
        年積 ...
先生のために歴史の敗ける北を食べて貼られています
よく海外の興味の事の募集をしていたのがあった
それは日本人の並べる資格で決裂する不利な条件
まるで責任に長い間続く性を授与していません
両者と ...
甘い鎮痛剤が内側を

流れる音を確認し合う

肌は仄暗い光で隠れ

生ぬるい海の感覚と

月の体温のやさしさに導かれ

高揚がお腹のあたりから立昇ると

記憶はもやのようにおぼ ...
黄と橙色は
とてもよく似ていて
それはおそらく
同じ季節を生きているからだ、と
ふと思う
遠い山並みを眺めれば
それは混色されて
日び
上書きされていく
油絵のようだ
厚塗りされた ...
 かれは


祝福とおめでとうの違いが三文字分でも分からなくて
葉の色が変わる季節
落ち葉を靴の下に踏む
森林のなかの一樹になりたかったですか?
山のなかに立っていたかったですか?
名 ...
だれかの奥歯で噛み砕かれた絵本を
きもちわるいおじさんがいつまでも舐めていたの
わたしにもすすめてくるからバッシュで殴ったら時限爆弾のスイッチ「かちっ」っていって
ガール、吹っ飛ぶ。完。で起きた ...
遠い世界の音
聞かせて、僕の耳に
失われた、古代の
あるいは、未来でもいい
遠い世界の音
聞かせて、僕の耳に

無理矢理に心臓を
捻じ曲げるような夜中
薄暗が ...
明日もくよくよ悩むだろう
まもなく虫歯が痛み出すだろう
カレーフェアが開催されるだろう
素敵なシャツが見つかるだろう
仕事はどうにかなるだろう
カキ氷にはカルピスが合うだろう
結局全部幻だ ...
目頭が熱く

震える夜は

ひとりで居る事に

慣れてしまった


同じ涙で一緒に

濡れたのは

あなたとの最後の

思い出だけど


この胸の中 ...
夜みたいな朝を
自転車で駆け抜けて
太陽みたいな君に
真っ直ぐ会いに行こう
僕みたいな君が
にっこり笑ったら
地球上のみんなに
朝陽が降り注ぐんだ
やあ、やあ、おはよう!
剣が
命を奪う為に存在したらお終いだからと
あの日
あなたは重いペンを持ち上げた

数十gの万年筆の先から
深い碧のインクが垂れて
その先に果てしない
一面の海が広がった

万 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
鉄のかばんはるな自由詩514/11/29 6:51
金曜日夏川ゆう自由詩314/11/29 5:56
葉leaf自由詩314/11/29 4:42
時報と重力吐水とり自由詩8*14/11/29 0:00
旅の列車にて服部 剛自由詩614/11/28 23:23
オフィスワーカーの情景(四作)乾 加津也自由詩9*14/11/28 23:22
夜の信号服部 剛自由詩314/11/28 23:21
ログアウト瑞海自由詩5*14/11/28 22:57
朧月自由詩114/11/28 22:55
南小路又五郎「冷凍餃子に青酸化合物を入れる」花形新次自由詩014/11/28 22:53
吐血トッカータとフーガニ短調北大路京介俳句214/11/28 22:04
院内の傷害事件蟻の道俳句114/11/28 22:03
水中花午前三時の仮眠室俳句214/11/28 22:03
ありがとうを言わない手が僕の頬を斬った自由詩514/11/28 22:03
がんばれと言おうとした口から二酸化炭素が出る自由詩1414/11/28 22:03
黒鍵の影にメゾピアノの妬み自由詩114/11/28 22:02
百獣千波 一也自由詩414/11/28 21:52
言葉の人たちopus自由詩014/11/28 21:51
サバンナ青井自由詩314/11/28 20:05
にがいしわぶき(九)信天翁自由詩214/11/28 19:58
チェス和田カマリ自由詩1*14/11/28 18:04
_やぶうちあい自由詩014/11/28 16:00
秋のフレイムそらの珊瑚自由詩20*14/11/28 14:10
「かれは」泉由良自由詩314/11/28 13:27
19階のガール吐水とり自由詩5*14/11/28 12:34
真夜中、白昼夢を見て。ホロウ・シカ...自由詩4*14/11/28 10:47
予言やまうちあつ...自由詩114/11/28 9:43
ロマンチックノイローゼミナト螢自由詩114/11/28 9:08
地球に朝がやってくる花咲風太郎自由詩214/11/28 7:14
the rising sun衣 ミコ自由詩114/11/28 0:16

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