宙へむかって手をあわせる
なにをおもうということもない
ただ 手をあわせて
目をつむる
頭をすこし下げてあわせた手に額をくっつける
なぜか
なみだが出て来た
かなしくもないのに
沈 ...
感情を持った人々が
僕のそばを通り過ぎる
川の流れのように 車の流れのように
傷つかないように気を配りあって
気がついた時には人の海の中
グチを言いながら世界を味わう
すべての飢えた子 ...
世紀末にすくすく育って
考えなくてもいい事ばかり
考える癖が抜けない僕は
新世紀まで生き延びては
いつの間にか時を重ねて
路面電車の中に座って
リズムを取ったりなんてしているのさ
は ...
朝は 叫ぶ
大抵は 二度の 自己主張
一度目は 髪の毛を 引っ張り過ぎだと言って
二度目は 時間が 無いのだと 言って
編み込む 母の手を 煩わす
幼い頃は その 膝の上で
...
隣の席の人は
かつて私が憧れてた人で
今も変わらなかった
この人がいたから
今の私がいる
かつて私が
憎んでた人で
久々に話したら
その記憶が甦った
羨ましかっただけなん ...
有吉とぼくは仲間うちでも別格だった
ふたりは仲悪くはなかったが互いの影響力を鑑みて近づくことを避けていた
有吉とぼくは野球が好きだった
プロ野球のもっとも大切な試合のチケットをぼくは ...
何時ものことだが
同人誌贈呈用宛名印刷しなくてはと
ファイルの名簿から送り先選び出し
プリンタへ出力
動き始めた印刷機
出てきたラベルを見れば印字が用紙の裏
口から出てきた言葉は「チキ ...
傘を差す人が
行き交う街で
足早に散る
桜の花びらが
今年も短い
春を伝えた
雨上がりの
水溜まりに映る
ぼんやりとした
虹を渡りながら
...
道のり
右も曲がったし
左へも行ったし
だいたい
方向音痴やし
笑うてなんぼの
性格やし
それでも
支持率が
下がれば争点
ずらすのみ
頭のおかしい奴等ばかりが
集まって来るのは
方角が悪いからか
それとも季節の変わり目だからか
叫び続けている奴はいるし
糞尿撒き散らしている奴もいる
注意すると恫喝で返す奴もいる
家 ...
千円とかボッタクリ
採算ベースで言うなら
六百円が妥当だろう
自分で作るからよく解る
自家物件ではない
いわゆる一等地の店舗
俺は地代を食うわけじゃ無い
下らない湯切りのパホーマ ...
赤いランプがカンカンと
向こう側とぼくを遮断していく
雨とガラスで閉めきった車のなかは
言いようのない層ができている
後部座席は少しだけせまくて
その季節はだんだん寒くなっていって
掴 ...
白い球のような雪が舞い
白い波しぶきが ただようなか
黒い魚影が走る
走ることをやめられない やめさせない
津軽海峡の流れ
凪ぎの海と 快晴の空のもとで
カモメが空 ...
すっかり肩落としてる
なぜとたずねてよお願い
でもわたしきっと明かさない
隠すことでもないのだけど
疲れてしまってだから
よぎる衝動もある
時々じゃなくて頻繁なそれは
自分で決定しな ...
何気なく剥くと、秋が出てくる。暗い場所に捨てられた石のように抱き合ったまま微睡むアリバイの無い〈真実と私〉が、突然光を浴びた性器の様に、居たたまれぬほど高鳴ったまま眠っている。
...
5回に2回しか考えていることを言葉に出さない そういう私の上澄みを皆が好いてくれていた 淡白であとを濁さない演技で 私なりに道を極めていた 対話を悲しみでもみ消す以外の表現をまだ知らなかった 時には ...
またひとつ一瞬が結晶化する。また1つ。それは、速度が潤うにつれ揺蕩う一瞬となり、群れから剥がれ落ちるように、また1つの一瞬となり結晶化する。点滅するこの世界の、瞬く一手一手は、奥に潜そんだ不可視の秒針 ...
空
誰かの笑い声が聞こえる 僕は壇上に立ちつくしたまんま
何か気の利いたことを 言わなきゃって心の中を探すけど
そんなもの最初っからなかったんだ 分かっていたんだ
僕の右往左往する様を見て ...
ある日私たちは純白に生まれる
何一つ自分らしさなど持ち合わせず
ただひたすら落ちて往く
それはいつの時代も変わらない
けれどこの時代に相応しい
数多の毒に冒されながら
私たちは落ちて往 ...
こんなものだっただろうか
月を見上げて、
綺麗だな、と想った
それでお終い
朝日が上った
眩しいから目を逸らした
それだけ
ノートに這う寝ぼけたみみずとか ...
お隣に
君の横顔があります
白いうなじが光って
クラクラ目眩
音鳴りに
君の好きな歌が聞こえます
幸せそうに鼻歌うたって
キラキラ二重
大人なりに
君の良いところを褒 ...
10月31日だから
バニーちゃんのコスプレ👯で
セックス👅✌👺💦💧
させてくれるかと思ったら
それは ...
風雨にも 寒暑にも
裸で修行に耐えている
アベニューのつぶてたちよ
こんにちは
平均余命一桁のおいぼれた おらは
近頃す ...
信号が、――…
「白」になり
露わな校長先生の群れが
一斉に飛んでイク
幕のなかは
もちろん
膜の中にすら
もう
「0」すらも ――…
居られはしない
と、いうのに。
いまや ...
いいな いいな
にんげんの子っていいな
たましい、なんてたべあきちゃった!
ボクもおかしほしいよーママ
ひとりくらい仮装じゃなくて
ほんまもんが
まぎれているとか いないとか
欲望と言う列車に揺られ
君も僕も地平線を超える
果てが無いのが円球なのに
いっそ古代の様に
平らかな地平には果てがあり
絶望と言う名の断崖があれば良かった
望みが単純化する程に
...
友達のこととして話している
長いノリツッコミのあいだに結婚していた
頭に巻くネクタイ選んでいる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
散る
こしごえ
自由詩
1*
14/11/1 15:48
地には平和を
大島武士
自由詩
3
14/11/1 13:42
新世紀
〃
自由詩
1
14/11/1 13:41
三つ編みの少女
藤鈴呼
自由詩
1*
14/11/1 13:30
隣の席の人
無花果
自由詩
1
14/11/1 13:28
有吉について
吉岡ペペロ
自由詩
1
14/11/1 13:17
ラベル貼り ー年を取るとはこういうことか4ー
イナエ
自由詩
5*
14/11/1 11:35
罪
ミナト螢
自由詩
2
14/11/1 10:18
あなたへの
中原純乃
自由詩
3*
14/11/1 10:03
支持率が
komase...
川柳
1*
14/11/1 7:44
管理人
花形新次
自由詩
0
14/11/1 7:17
ラーメン
ドクダミ五十...
自由詩
0
14/11/1 4:24
雨の夜に火花を飛ばす
カマキリ
自由詩
1
14/11/1 4:09
海峡
佐白光
自由詩
1*
14/11/1 0:58
しゅん
もっぷ
自由詩
3
14/11/1 0:46
秋の歌
ハァモニィベ...
自由詩
1+*
14/10/31 23:47
引け目
深水遊脚
自由詩
4+*
14/10/31 23:23
一瞬
ハァモニィベ...
自由詩
2+*
14/10/31 22:57
空
itukam...
自由詩
2+*
14/10/31 22:54
恋のように死す
ただのみきや
自由詩
15+*
14/10/31 22:43
灰色、それでお終い
凍月
自由詩
8+*
14/10/31 21:55
おとなりに
瑞海
自由詩
2+*
14/10/31 21:46
バカ😲の骨頂
花形新次
自由詩
0+
14/10/31 21:26
熾きをみつめて(十)
信天翁
自由詩
2+
14/10/31 21:23
ガラ・コンサート
ハァモニィベ...
自由詩
1+*
14/10/31 20:51
ハローおばけちゃん 【るるりら収穫祭参加】
そらの珊瑚
自由詩
6+
14/10/31 20:26
果てがあるのか
ドクダミ五十...
自由詩
1+
14/10/31 18:24
友達のこととして話している
北大路京介
自由詩
2+
14/10/31 18:20
長いノリツッコミのあいだに結婚していた
〃
自由詩
2+
14/10/31 18:20
頭に巻くネクタイ選んでいる
〃
自由詩
5+
14/10/31 18:20
2053
2054
2055
2056
2057
2058
2059
2060
2061
2062
2063
2064
2065
2066
2067
2068
2069
2070
2071
2072
2073
2074
2075
2076
2077
2078
2079
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
加筆訂正:
引け目
/
深水遊脚
[14/11/1 7:20]
冒頭「5回に2回は」を「5回に2回しか」に訂正しました。
恋のように死す
/
ただのみきや
[14/10/31 22:49]
三連目の四行目最期ちょっと変えました。
バカ😲の骨頂
/
花形新次
[14/10/31 21:37]
シックスナイン♋追加
4.52sec.