黒い電線が網目のように空を巡る朝
ポンコツみたいな雲がひとつ
薄い空にくっきり張り付いていた
両側の木々は背後に蛇腹に折りたたまれていった
眠れない哲学者のように旅客機が
あちこちに佇ん ...
アレを好きかと訊かれた場合
「キライだ」と答えたら明らかに嘘になる
では「スキだ」と答えたらホントかというと
ほんの少しホントからズレている
ホントのことは その中間のどこか
ななめ上の ...
柱時計の六時の針が
伸びたり縮んだりしている
途切れ途切れに
夕暮れの鐘の音を聞く
濃い水色の闇を滴らせ
裏庭を
引きずりながら運ぶものがある
木戸を開けて尋ねると
お前が見よとい ...
落し水空の奥まで涙色
落し水頭の上で叩いた手
落し水倒れたままの砂時計
月を見ようとする顔が曇っている
英語持ち込んで伝わらないニュース
冷蔵庫の残りものが世界を救った
ハンバーガーを食べたかったけど
フライドポテトにしようとして
フライドポテトを買おうとしたけど
何も買わなかった。
結局
そんなことを
くり返していくだけの気がする。
...
気持ちも身体も
行ったり来たり
ドキドキとハラハラの
ほんのわずかな
タイミング
大人の期待を裏切らぬよう
寡黙な少年を演じきりました
大人のあいだに流れる噂と
その発信源である
個々の大人の評判を傷つけぬよう
物言わぬ少年を守り抜きました
こころを開け、と ...
やさしく
尊いほどにやさしく接すると
君に対するこころは
透明に近づいていくような気がしている
下手なうそをつくことはとても
出来ない、
まして上手なうそも
雨があけた折
...
夜になり雨音響き室内のテレビの音を掻き消す強さ
ただ静かに湯船に浸かり心地良さだけを感じて過ごす
折り鶴を丁寧に折りプレゼント一折り一折り愛の結晶
県と県繋ぐ架け橋完成し行き場所探す ...
過ぎた日々の足跡を探し
小さな鞄を置いたまま
故郷があるはずの空を眺める・・・・。
今は無い平屋の生家。
よく似た場所を見るたびに
庭で掃除をする母の姿が
私に「 ...
岩を打ち砕かんばかりの波の午後
魚たちは眠れないで蒼い夢を食べている
知っているのは砂浜に飾られている白い貝殻だけ
いや、君とわたしもそこに居る
聴こえてくる無限螺旋の慟哭が誘う
二人の ...
君に覚せい剤を打ちたい
世界が一番静かになった瞬間を見せてあげたい
君に覚せい剤を打ちたい
西日のさす部屋で
カーテンのかげで
100円ライターに火を灯して
震える指でまぶ ...
もう春を待てない
冷たくなって思い出の海に着く時あの貝殻は
この心音を覚えているだろうか
視通した限界を
詰め込めるだけ詰め込んだ
原石はすでにからっぽの軽い手荷物が
最後の伴侶
貨 ...
誰もいない
公園のベンチで釣りをしているふりをした
子どもの頃に見た 銀の魚を 釣り上げた
それは水のぬるい夏のさなかのことだった
また 夏がきた
冬が私の目の前を通り過ぎるとき
そこ ...
三月で春が終わった。五月に長い雨が降り、9月は裸になると、時々寒くなった。から、10月は色
々寒くなった、雪は降らない。降るものもある。雷は落ちる。今月はちょっとだけ昨日より寒く、少
...
サングラスの似合うじいさんが
真っ白な外車から颯爽と降りる
俺は五万で買った軽自動車で駆ける
東南アジアでの快適な隠居生活は
天国暮らしの予行だろうか
俺は五万で買った軽自動 ...
どっどうどどうどどうどう
どっどうどどうどどうどう
金木犀を押しのけ散らして
樹液や葉っぱのにおいする
どっどうどどうどどうどう
どっどうどどうどどうどう
雲がいろんないろして重なる
...
砂浜に夢を描いた
こんな年にもなって砂遊びなんてと笑う人達
そんなものお構い無しに描き続けてる
たとえ下手くそでもみんなに笑われても
自分の夢なんだ。時間を忘れて
夜になってもまだ描き続け
...
台風がくると思い出すひとがいる
夜道を歩いていると思い出すひとがいる
カレーがからいと思い出すひとがいる
愛という字は、後ろに心を残すひとの姿なんだそうです
バシッ!!
ああっ
バシッ!!
ああっ
バシッ!!
ああーっ
それはともかく
恥を知れ、恥を
十代なら100メートルダッシュ200本水無し
二十代なら渋谷で刃物振り回し24人 ...
私たちが
自分を創り終えるのは
いつなのだろう
たとえば、
どこかの建物の一室で
最後の息を一つ吸い
そして、吐き
その胸の鼓動が
ついに沈黙する時
あな ...
ブリキの機関車が横向きに倒れ
プラスチックのミニカーが仰向きになっている
河原で拾った平たい石と
足の折れた甲虫の死骸の上で
スカートのまくれた人形と
鼻のかけた木偶が抱き合っている
形も ...
当時は八百長だって
騒がれましたが
総合格闘技が認知された
今では
アレこそがガチの中のガチだと
理解されています
寝技を封じられた猪木が
アリのパンチを避けつつ
攻撃するには
あの ...
きみはきみの重ねた日々を
だれかにあげることはできない
きみの苦痛を
ひとに与えることはできない
つらくて寒くてさびしい朝のこと
きみだけが知っている
ひとりで知らない街に潜り ...
時は過ぎた・・・
時代は移り行くとしみじみ感じ入る一瞬
孤独が波のように押し寄せた
「待てよ」
今が最高なのだ
私の最高の時代
私の最高の時は
今この瞬間にあ ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
黒い電線が網目のように空を巡る朝
オイタル
自由詩
4*
14/10/7 18:14
ホントのこと
浩一
自由詩
3*
14/10/7 18:03
夕暮れに運ぶもの
オイタル
自由詩
2*
14/10/7 17:50
落し水空の奥まで涙色
北大路京介
俳句
3
14/10/7 16:08
落し水頭の上で叩いた手
〃
俳句
1
14/10/7 16:08
落し水倒れたままの砂時計
〃
俳句
2
14/10/7 16:08
月を見ようとする顔が曇っている
〃
自由詩
4
14/10/7 16:07
英語持ち込んで伝わらないニュース
〃
自由詩
1
14/10/7 16:07
冷蔵庫の残りものが世界を救った
〃
自由詩
2
14/10/7 16:06
ハンバーガーもフライドポテトも食べないまま。
komase...
自由詩
1*
14/10/7 13:15
良くも悪くも
中原純乃
自由詩
3*
14/10/7 10:02
そういう子でした
千波 一也
自由詩
4
14/10/7 8:53
青が。
かんな
自由詩
4*
14/10/7 8:09
折り鶴
夏川ゆう
短歌
3
14/10/7 6:11
休み明け。
梓ゆい
自由詩
0
14/10/7 5:54
十三月の童話
もっぷ
自由詩
9
14/10/7 1:48
君に覚せい剤を打ちたい
テラザキ マ...
自由詩
4
14/10/7 1:03
もう春を待てない
もっぷ
自由詩
5
14/10/7 0:50
公園
番田
自由詩
2
14/10/7 0:44
外は嵐さでてはいけない(ゴル投稿)
百均
自由詩
3*
14/10/7 0:17
弱者DRIVER
ボロレシート
自由詩
2*
14/10/6 23:10
純粋な郷愁
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
14/10/6 22:48
波
リィ
自由詩
2*
14/10/6 22:01
愛してるみたい
ユッカ
自由詩
2
14/10/6 20:35
鞭の血
花形新次
自由詩
0
14/10/6 19:41
人間の完成
まーつん
自由詩
18*
14/10/6 18:43
人生
イナエ
自由詩
11*
14/10/6 18:27
アリババで儲ける
花形新次
自由詩
0
14/10/6 18:25
君
萩
自由詩
1
14/10/6 18:05
グラデーション・・・
tamami
自由詩
4
14/10/6 17:08
2061
2062
2063
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2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
2096
2097
2098
2099
2100
2101
加筆訂正:
音と言葉について尽きない話
/
りゅうのあくび
[14/10/6 21:15]
改題
4.64sec.