灰色の地面に咲く花は、きっと灰色だろう。
オフ・ホワイトの空には、黒い月が昇るのか。
黒ずんだ葉の白百合の園には、黒猫の屍骸がある。
そこに佇む貴方は黒いドレスに、蒼白の顔が映 ...
「お前は死ぬことだけ考えていればいいんだ」豚の頭を撫でながらそう呟いた。いずれ僕に食べられる運命なのに、憐れな豚はすごい食欲で飼料を食っている。
どうやって殺そうか。餌をやりながらいつもそのこと ...
まぎれもなく私の時代をつくってきた人たちが、
いつの間にか道の途中、押し並べて額縁の中。
わたしは、
ガラス張りの向こうのモナ・リザを肉眼で見ようとしない人たちと一緒に、
一方向に寄せるだ ...
時々家に帰ってくる君に
野菜を食べさせなくちゃと料理する私
君は
張り切らなくていいからと言う
じゃあね、また来るからと
出て行くときには
うん、またね
あっさり見送る
君が初 ...
点滴の交換があり冬の霧
迅雷やカプセル型の内視鏡
広がりていきたる褥創花曇
句に負け句に勝ち一句一句歩く
夢を続ける塩をまく
もうすこしがんばれたかもしれない傘をたたむ
鏡のうちにはあなたが映る
本当のあなたと
本当ではないあなたと
そのどちらにも当てはまるあなたと
どちらにも当てはまらないあなたが
映る
鏡のうちには時間が映る
過去と未来と現在 ...
平日午前十一時四十分発の
高速バスに乗る人は
どこか イワクつき
一番初めに声をかけてきた おじさんは
昼間から泥酔していて
小さな透明のペットポトルの中に
日本酒を入れ ...
しろい舟に
あなたの息がかかる
草の影をそっとゆらして
一日がまえにすすんでいく
わたしたちもすすんでいくのだ
かなしいことがどれだけあっても
あなたにはかならずつたえるから
...
わたしはわたしの詩の中から
書いているわたしを見つめていた
ある日それは贅肉を削ぎ落とす行為
やがて臓器を切り売りして
かつて愛したものの首を絞め
部屋中に灯油を撒いた
見限ることにしたの ...
ピース、ランドセルのぼくらは歯科医院があくまの要塞だった
痛みもかなしみもいつかぶっつぶせると思ってた
竹馬にのりたくて血豆をつぶしながら
太陽にゆびさきふれた、ふれたぼくらはピースをした
...
二夜連続の夜マックマクマクな私に召し上がるなんて言葉似合わなすぎてちゃんちゃらおかしいから何をという部分考えてみるけど食に興味ないニンゲンには何をすら思い浮かばなくて腹がふくれりゃいいと宣イマスます肥 ...
メインストリートからちょっと外れた裏通り
やや湿っぽい陰翳をおびた空気
そこに潜んで居るだろう様々なものを感じながら歩く
舗道の石畳の下に埋蔵された都市の歴史
踏みしめて行った無数 ...
冬の夜が始まる
足もとにはタペストリ
藍色に挟まれる
精神のカルテのようだ
深刻に考えても
始まらない、冬の夜だ
羨みたくなかった
傷つけたくなかった
...
きつくてとことん参ると
トマトジュースに涙を一滴
オレん血ジュースと言い張って
飲み欲して寝る
血が濃くなれば
根性も濃くなるかな
あっ、三杯は飲み過ぎかな
「二日良い日」になるかも
ハンバーグの中身が
生焼けなのが許せないから
ハンバーグ似の女(自称詩人 秋風マヤ)に
文句を言ったら
ハンバーグはタルタルステーキが元なのよ
だから、生焼けだって構わないの
と訳の分から ...
焼肉屋へ行き野菜だけ食べている
死ぬ間際にダジャレを言った
ゴルフウェアで葬式に出た
崖で演説している
領収書をヤギに全部あげた
サスペンスだが犯人がいない
泣きな ...
酷く咳き込む夜は
細切れの夢を泳ぐ
咳の為に目が覚めて
また眠ってはまた咳き込む
「マスクを付けなくちゃいけないよ。」
夢なのか夫の声なのか
ふわふわと聴覚は曇り
暑くて堪らない ...
ものごころがついた頃から
僕はどこまでも透明に近い
風船だった
鳩時計式の心臓から伸びる
静脈と動脈が一番こんがらがったあたりに
震えながら潜んでいる僕自身を
誰もがたやすく見つけ ...
あなたが残していった傘が
寂しさの影を落とす
夕方には帰らないとダメなの
あなたと食べたコンソメの匂いが
苦しさの色を移す
また来週会いましょう
あなたの名残が
私を苦し ...
芝生の広い公園を歩いて
廻りには なにもない 誰もいない
影が横を通り過ぎる
空一面 真っ青の空間に
真っ白な 小さな雲
宇宙からの便り 風に導かれ 流れていく
気 ...
おおきな鉄の
かばんは
おもい
かばんのなかには
かばんのかたちの
空間が
ひとつはいって
いる
よってたかって
見つめられた
少女や
きれいに
彫られた蝶などが
ま ...
土日は仕事休み
何だか心が軽い
楽しいこと考える
金曜日は仕事が忙しい
明日は休みだと思えば乗り切れる
金曜日は残業になることが多い
家族の顔が思い浮かぶ
早く帰りたいそれば ...
霧が鳴いている
遠くへ存在を送るためでなく
内側にどこまでも響かせるように
霧が水の衝動を鳴いている
霧の中に沈む街並み
の中に沈み込む人々
霧が覆い隠すのは風景ではない
人 ...
ぼーっと ねころんで
夜の つめたい
しんしん光る
ほしをみて
あ あ
そらにとけちゃいたい。
そうおもうのに
枯れたしばふにはりめぐらされた
あした ...
平日の空いた車内に腰かけて
「記憶のつくり方」という本を開いたら
詩人の長田弘さんが、見知らぬ町を旅していた。
喫茶店に腰を下ろした詩人は
ふぅ…と溜息をひとつ、吐き出し
哀しい歴史を帯 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
救済
xxxxxx...
自由詩
2*
14/11/30 2:40
今夜は何を召し上がりたい?
木屋 亞万
自由詩
2*
14/11/30 2:10
魚は足をもつ
a_ya
自由詩
4
14/11/30 1:21
hahagokoro
Lucy
自由詩
15+*
14/11/30 0:11
点滴の交換があり冬の霧
北大路京介
俳句
1
14/11/29 23:32
迅雷やカプセル型の内視鏡
〃
俳句
1
14/11/29 23:32
広がりていきたる褥創花曇
〃
俳句
0
14/11/29 23:32
句に負け句に勝ち一句一句歩く
〃
自由詩
1
14/11/29 23:31
夢を続ける塩をまく
〃
自由詩
0
14/11/29 23:30
もうすこしがんばれたかもしれない傘をたたむ
〃
自由詩
3
14/11/29 23:30
万能ではない鏡
千波 一也
自由詩
3
14/11/29 23:03
乗り合わせ
為平 澪
自由詩
6*
14/11/29 22:38
しろい舟
草野春心
自由詩
3
14/11/29 22:33
乖離の音
ただのみきや
自由詩
16*
14/11/29 22:19
ピースサインのむこう側
吐水とり
自由詩
5*
14/11/29 20:52
今夜は何を召し上がりたい?/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
1*
14/11/29 20:45
ダークサイド・オブ・ザ・ストリート
梅昆布茶
自由詩
8
14/11/29 20:17
群青のサンドウィッチ
吉岡ペペロ
自由詩
5
14/11/29 18:36
オレん血ジュース
イオン
自由詩
0
14/11/29 18:23
自称詩人 爆弾魂「ハンバーグ」
花形新次
自由詩
0
14/11/29 18:03
何やら深い事情がありそうな一行詩
左屋百色
自由詩
7+
14/11/29 18:02
咳
ミツバチ
自由詩
3
14/11/29 16:51
風船
nonya
自由詩
17*
14/11/29 11:26
あなたの名残
這 いずる
自由詩
0
14/11/29 9:37
雲に
佐白光
自由詩
1*
14/11/29 7:44
鉄のかばん
はるな
自由詩
5
14/11/29 6:51
金曜日
夏川ゆう
自由詩
3
14/11/29 5:56
霧
葉leaf
自由詩
3
14/11/29 4:42
時報と重力
吐水とり
自由詩
8*
14/11/29 0:00
旅の列車にて
服部 剛
自由詩
6
14/11/28 23:23
2052
2053
2054
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2056
2057
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2069
2070
2071
2072
2073
2074
2075
2076
2077
2078
2079
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
7.69sec.