きれいなことばの、
尖った先で
日常にいくつもの
穴をあける
風船のようにふくらんだ毎日から
すこしずつ
空気のようなものを抜くために
あらそいなんて
したくないから


...
ヨシダ証言によると
カン元首相は
福島にお遍路さんの格好で現れ
「巡礼の旅の途中に立ち寄った」
と発言していたことが分かった
何となく縁起わりいな
という雰囲気が辺りに漂いはじめ
所員達 ...
誰かの溜息で
紅く染まった紅葉
風に巻き散らされて
紅い絨毯が敷き詰められた
一歩 歩む度に
カサッ カサッ 
と、小さな悲鳴を上げる
その一枚を拾って
空に翳してみれば
紅い残像が ...
ヒョウ柄のブラジャーすれば少しだけ強い女になれちゃうのです

キャミソール細い肩紐に見せかけて女の紐はほんとは太い

ふわもこが恋しい季節になりましてしーんと冷えた足のゆびさき

てぶくろ ...
めごきめごきめごきと
前触れもなく音がして
ああこれは歯車の音だと
周りを見渡しても見当たらない
どこの歯車
どこに歯車

めごきめごきめごきと
絶え間なく音がして
一人きりの浴槽で ...
空に向かって融けてゆく
指のかたちの切る花
切る花
空に向かってかがやく花


鏡に映る 名前の無いもの
欲めると同時に満たされるもの
すぐに消える言葉の背を
長い長 ...
   土砂降りは はげしいリグレットの雨
    腐敗臭は つめたいカルマのヘドロ
 頼りの杖だけが 骨折をわずかにささえる

   胸のうちで 燃やすものがなくなった
 胸の底から 萌えあ ...
今夜見た君の落涙 
大海より一途な雫 
掬う前に消え失せる 
ぼやけた影と足音 
これは天壌の喪失です 

宵っ張り僕は気狂い
荒天が我が身を{ルビ劈く=つんざ}
{ルビ破芭蕉=やれば ...
樹に実っている果物
その皮はいったい
どれだけの労働を包んでいるのか
どれだけの音楽的な映像を
自然と科学が
ぎりぎりのところで摩擦する地点で
果物は静止し膨張する
果物は時 ...
夏は秋のように色が多くない
色褪せたような夏
爽やかという言葉が似合う

色が少なくても地味ではない
人々の心に印象づけるパワーがある

潮の香りが街を擽る
その擽ったさに耐えきれず
...
君の居なくなった虚空を
ふんわりとした雲が 流れてた
何故だか 涙は 出なかった
何故だかは ハッキリしている
「喪失」でも「消失」じゃあ
ないからだ

それでも 繋がっていた  ...
なにが入っていたのやら
わからないのだけれど
綺麗な包装紙や箱

おふくろが
いただきものの
高島屋なんかの包装紙なんぞを

ていねいに折ってあるものが
押し入れの隅からときどき ...
私のことに触れるには
最低限の言葉をきちんと
リンスしてこないと
知ってる人の大半は知っている
外で通じるからって
うな丼じゃないんだから

過去は思い出
悪いのもある
貴女に傷つけ ...
海も砂も烏も字だから吸っても
かじっても
緑じゃないし、溺れない
キミ、魚か
高さが
あれば重力するかも
土でない地に
いつも餌だものいつも
どうしてかたりたがるのか
絶え間なく餌で ...
久振りに見たよ
素朴の机上
前振りも無しに
荒夜の円上
とうとうと、とか
ろうろうに、ほか
いろいろな表現あるけれど
現状の美しさは空前だし
クリアを吹いたときより
明解だし自明だし ...
水平線から届く 光のプリズム

波間を跳ねる 飛び魚の反射光

西風が連れてくる 寒気の 青

帆船が放つ 白の眩しさ

東の太陽に寄り添う 暖気の 黄

イルカが 跳ねる 水しぶ ...
フィリッピン セブ島のストリートチルドレンはゴミ山をあさっている
他人事だと思うな
五十年前 私もあさったことがある
小学校から「つづり方教室」と言う映画を観に行った
子供は蹄鉄型の磁石にタコ ...
決別せよ
もーうんざり
何も考えなくていいのなら
深く静かに眠りたい
明け方に揺れる満月悪夢だと思いたいけど酷な現実 焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底から抜け出せぬまま ひとりでに鳴り出すRADIOオチのない話のあとに懐かしい歌 雨男へレモンでもオレンジでもない光 サナギのまま夜の深いところ 誰のせいにもせず雪になった舞った どこからともなく
ゆくえをさまたげようとする
いたみが
むねにひろがります

さいきんはもう
おくすることもなくなりました
ただずっとくもんするばかりではありますが
それをこまったなと ...
ぬけがらは
掌の不浄に砕かれやすい

ぬけがらも不浄も掌も
やがては土へ帰す
全くの異種

ぬけがらを砕く枝は
融合であり
ぬけがらを砕く雨風は
融合であり
ぬけがらを砕く掌 ...
あなたの熱が
愛情
なのか
義理
なのか
義務感
なのか
興味
なのか
など
など

探ってしまう深みで

選ぶ言葉

わたしにむけられた
言葉から
未来を
つく ...
柔らかい悲しみは 降り積もる
落ち葉に埋もれて 腐敗の暖かさに
林の樹木は無頓着に 日々を紡ぐ
自然な 季節の移ろいに 滑らかに


回転運動の 単調な繰り返しに
追随して耀く 儚く ...
道の向こう歩く君に手を振ったら人様の庭先で掴んだ柿の実が落ちたのは水面を覗き込む犬が餌をくわえた自分に吠える話に似てわんと鳴けと命令する君なぜか三度回って楽しそうだからもういいや一緒に笑うと月も笑った ... 代官山のおしゃれなハウスに
集められた古今東西のテロリスト達
誰がオレンジ色の衣装を
着せられて
声明文を棒読みさせられるか
毎週ハラハラドキドキの
所謂リアリティーTV

今週は
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
深い呼吸の前にかんな自由詩3*14/10/11 14:02
誤報花形新次自由詩114/10/11 11:56
【 レジリエンス 】泡沫恋歌自由詩22*14/10/11 11:48
ベッドでは香水だけをつけるなど、一生縁のない日々のつれづれそらの珊瑚短歌19*14/10/11 11:24
歯車クナリ自由詩2*14/10/11 10:51
ひかり かたむき木立 悟自由詩314/10/11 10:22
熾きをみつめて 五信天翁自由詩114/10/11 9:26
STORMボロレシート自由詩2*14/10/11 8:42
果物葉leaf自由詩414/10/11 8:36
色褪せたような夏夏川ゆう自由詩114/10/11 7:52
喪失藤鈴呼自由詩2*14/10/11 7:00
包装紙梅昆布茶自由詩2214/10/11 6:00
イメクラちよこ「雨が下から降ってくる」花形新次自由詩214/10/11 5:04
海も砂も烏もねぴ自由詩214/10/11 4:01
凄いな水素自由詩014/10/11 3:27
赤い海佐白光自由詩2*14/10/11 1:07
やけくそ島中 充自由詩4*14/10/11 0:27
_ある夏自由詩114/10/10 23:29
明け方に揺れる満月悪夢だと思いたいけど酷な現実北大路京介短歌314/10/10 23:08
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底から抜け出せぬまま短歌514/10/10 23:08
ひとりでに鳴り出すRADIOオチのない話のあとに懐かしい歌短歌114/10/10 23:08
雨男へレモンでもオレンジでもない光自由詩514/10/10 23:07
サナギのまま夜の深いところ自由詩614/10/10 23:07
誰のせいにもせず雪になった舞った自由詩114/10/10 23:07
いたみ陽向自由詩5*14/10/10 22:48
空蝉千波 一也自由詩214/10/10 22:40
天秤はなもとあお自由詩314/10/10 22:31
もみぢ踏み分け藤原絵理子自由詩8*14/10/10 20:50
手を振った、実が落ちた/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩3*14/10/10 20:05
テロルハウス花形新次自由詩014/10/10 19:51

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