真冬のリビングに
玉葱の皮がひらり
落ちている。
昨夜、
母親が手探りで
カレーかポトフーを
つくろうとしたときに
すり抜けたのだろう。
*
浴室で、
...
こどものころの道
それはまだ土を固めたようなのが多かった
そんな道がまだ残っていただけなのかも知れない
そんな道にあった水たまりが映していた空はきれいだった
青くて水色で白くて ...
イスラム国の覆面男の行為が
異常かどうかと聞かれましても
やってることは
大河ドラマでお馴染みの
行為ですので異常とは言えない
と思いつつも
クリミナルマインドですと
明らかに
FBI ...
ある日の夕暮れ
一歩、一歩と前へ向かう
後ろ向きな気持ちを抱えながらも
得るものはあるはずだと信じて
大きくはない一歩を踏み出す
影が背中をついてくる
君にすがり付きたいようなそんな気 ...
争いほど醜いものはない
平和ほど恐ろしいものはない
血を十九年垂れ流して
肌という肌から血を吹き出して
信じられるだろうか
俺は毎日死ぬような思いで
血を吹き出して倒れている
大袈裟か
お前らに耐えられるのか
俺は文字通り毎日大量の血を流 ...
光の結び目に降る雪は
まだ永い夢を食べている
砂が敷きつめられた部屋を
風がひとり歩いてゆく
黒に黒を足して樹々になり
額の端のついばみを数える
銀から蒼へ至る ...
目の前で人が転んだ
僕は無力だ
日本が戦争をできるようになった
僕は無力だ
猫が車に轢かれてた
僕は無力だ
隣人が斬首された
テレビがついている
僕は笑っている
溺れている
心しおれている
腐れ落ちた視界
遊びのなくなった頭の中
キシキシの頭の中
窓に見る古びた老人の顔
私の鏡に不健康な女の顔
吐き捨てられたつぶやき
昔の人 しな ...
(軟禁で恋は作れる)窓のない部屋に缶詰転がっている
太陽に一礼したる冬芽かな
冬木の芽頑固親父の如き顔
うなずいてはみたもののぬるい秋桜ぬるい秋桜
飛び散った曼珠沙華に血が通っていない
月見団子を見下ろしながら一本の芒が微笑んでいる
こころだけがタイムマシン
ひとそれぞれに曳かれている
過去という車道
ひとは過去しか書き換えられない
こころだけがタイムマシン
頭痛で昼遅く家を出た
下校の小学 ...
君にも伝えない秘密がある。
君にも伝えたくない秘密がある。
君にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。
家族にも伝えない秘密がある。
家族にも伝えたくない秘密があ ...
ハロー・ウォーター・コカコーラ
嘶くような呼び声が
ハロー・ウォーター・コカコーラ
椰子の切り絵にこだまする
青空は今日も残酷に
枯れた砂地を見下ろしている
水を飲まねば生きていけない ...
気をつけてねって云われて火をつけてしまったぼくらはどんな色も内包することができない孤独な白であるところのたてしまという島へ行ったらしまうまになってしまった
ぼくたちはうまくいっていた。春のにおいするような冬の休日のあったかい午後には中庭のハンモックにゆられ、ひなたぼっこしたり、ウクレレで大橋トリオの歌をうたったり、しゃかしゃかふった缶ビールの泡をかけあっ ...
わからないという名の猫を
飼うことにした
どうしてそんな名をつけたのか
さあ、どうだか
神様だってわからない
テレビを見ながら政局に毒づくと
その猫がにゃあと鳴く
娘に大事なことを言い聞 ...
七月のある日 兄は ぼくを呼んだ
風通しの良い部屋に一人伏せていた兄は
「今度は帰れないかも知れない」という
「弱気なことを…」
ぼくはそう言ったきり次の言葉が出ない
幼少時父も母も病で ...
ほんとうに神様は
誰かだけに罰を与えたり
誰かだけに祝福を授けたりするのかな
真っさらな清い心の流れにしか住めないのかな
真っ黒に濁ったヘドロの川を
諦めないで掃除している
も ...
翻弄されたくないのです。
嵐の夜に
波に飲み込まれた流木は
人の様相を呈していました
唯一の導きである昴さえ
雲に隠れて
あの日花の種は暗く
水底に沈み込み
死んだのでした
溺れ ...
手が失ってもあなたを求めるだろう
足が失ってもあなたを求めるだろう
体が目が口が頭が失ってもあなたを求めるだろう
心があなたを求めてるから
心からあなたを求めてるから
僕が失ってもあなたを求 ...
現代詩的な現代詩。
書こうとしても書けない。
意識してもあんな風には書けない。
時に憧れ
時に嫉妬し
時にどうでもよくなる。
わたしが書く詩とは
全然違う次元にある現 ...
いつの間にか
胸の辺りの歯車が
狂ってしまって
ドキドキが止まらないです
大きくなった歯車は
大きな鼓動を生んで
私の身体を固くする
顔も赤くなって
恥ずかしくて
ま ...
自転車で隣町まで行く
目的もなかった 流れていくと
ただ 寒いだけの
街の中を
少しだけ 近道をしていくと
そこにある 新しい風景が
体の中を通過するとき 確かに
楽しい感覚がし ...
前略、お元気ですか。こちらのバニーガールは二等辺三角形の集合体なので、商店街を歩いていると一枚、また一枚と欠片を拾うことがあります。小学生の頃にBB弾を集めて回ったことを思い出したりもします、透明なの ...
ひとは、これほど醜いのか
愛は、これほど弱いのか
ただ祈るしかないのか
※2005.7.7 ロンドン同時爆破事件の日によんだ詩
今、一度
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
窓辺
あおい満月
自由詩
10*
15/2/2 23:41
こどものころの道
吉岡ペペロ
自由詩
5
15/2/2 23:34
何が異常か分からない
花形新次
自由詩
0
15/2/2 22:47
スタートライン
小日向 ココ
自由詩
2
15/2/2 22:40
独り言10
リィ
自由詩
4*
15/2/2 22:18
血を十九年
奥畑 梨奈枝
自由詩
4*
15/2/2 22:17
水と手のひら
木立 悟
自由詩
4
15/2/2 21:51
無力
金子茶琳
自由詩
4
15/2/2 21:37
地上じゃ窒息死
這 いずる
自由詩
3
15/2/2 21:00
(軟禁で恋は作れる)窓のない部屋に缶詰転がっている
北大路京介
短歌
3
15/2/2 18:09
太陽に一礼したる冬芽かな
〃
俳句
3
15/2/2 18:09
冬木の芽頑固親父の如き顔
〃
俳句
5
15/2/2 18:09
うなずいてはみたもののぬるい秋桜ぬるい秋桜
〃
自由詩
4
15/2/2 18:08
飛び散った曼珠沙華に血が通っていない
〃
自由詩
4
15/2/2 18:08
月見団子を見下ろしながら一本の芒が微笑んでいる
〃
自由詩
2
15/2/2 18:08
タイムマシン
吉岡ペペロ
自由詩
4
15/2/2 17:59
伝えない、伝えたくない、伝えられない秘密
komase...
自由詩
1*
15/2/2 17:51
ハロー・ウォーター・コカコーラ
青井
自由詩
0
15/2/2 15:12
よこしまなきみとさかしまなぼく
阿ト理恵
自由詩
8*
15/2/2 12:28
バニーガールの二等辺三角形
〃
自由詩
4*
15/2/2 12:27
わからない
やまうちあつ...
自由詩
2
15/2/2 10:13
寒い夏
イナエ
自由詩
22*
15/2/2 9:45
神様
とよよん
自由詩
2*
15/2/2 7:06
こわがり
衣 ミコ
自由詩
5*
15/2/2 5:16
あなたを
リィ
自由詩
2*
15/2/2 1:32
現代詩的な現代詩
komase...
自由詩
1*
15/2/2 0:58
はぐるま
瑞海
自由詩
5*
15/2/1 23:49
家でネットを
番田
自由詩
0
15/2/1 23:44
バニーガールの二等辺三角形/即興ゴルコンダ(仮)投稿.10
こうだたけみ
自由詩
4*
15/2/1 23:33
祈り(テロの日)
殿上 童
自由詩
19+*
15/2/1 23:21
2055
2056
2057
2058
2059
2060
2061
2062
2063
2064
2065
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2069
2070
2071
2072
2073
2074
2075
2076
2077
2078
2079
2080
2081
2082
2083
2084
2085
2086
2087
2088
2089
2090
2091
2092
2093
2094
2095
5.2sec.