駅前にはどこもマンションが建っているけれど、彼女が住んでいたマンションも例によって駅のすぐそばにあった。彼女が住んでいた部屋は電車からよく見えたので、電気がついていたら彼女がいるかとか、洗濯物がある ... 細い髪の毛は実にからまりやすく
しじゅう梳かしてあげないと
やけっぱちになった団子になる

しこりになったそれ
まるで永遠に解くことのできない
知恵の輪みたいで
まるで
宇宙だねと
...
意味は逆立ちしても同じ意味をしている
つまり本を逆さから読めばただ読みにくく
もしくは読めないそういう意味で
わたしがたとえ後ろを向いても

その後ろにも世界がある
季節の後ろ姿は淋しみで ...
友人が子猫を二匹拾ってきた
寂しそうにしている僕を見兼ねたのかどっちか一匹もらってくれと言う
…どっちにしても雑種の野良猫だから美しくはないが、と前置きをして…

訪ねてみれば、確かに顔は ...
 夢は常に遥か遠くに横たわっている。
 僕らはあらゆる手段を用いて少しでもそれに近づこうとする。
 幾つになってもそれは大事で光り輝く真夏の太陽のようだ。
 空には気さくな雲が流れている。
...
正しく脈うつ

うつ伏せる

四角い教室
フェイスブックで
懐かしい名前をたどっていくと
変わり果てたひとに行き着いた

整形し尽くしても
残る面影に

そうなりたかったんだ
って笑う

ドバイの富豪のしっぽ
すっぽぬけ ...
少女は
朝が嫌い

目を覚ますと
いつも

知らない町に
置きざりにされた
気持ちになるから



少女は
朝日が嫌い

朝日は
いつも

こんなにも
世界を歪ま ...
すまーとふおん
たれながされるぐれつちえんぱーらと
きみはいない
しんじえこうのよふけ
そうぞうするよ
きみがことばにする
あやいやうやえやお
そしていけないこと
ああぼくよりえれふあ ...
横丁の角を
曲がると
公営住宅の
アンテナの遥か上
ライオンの
かたちした雲が
広いサバンナを
駆け抜けていた
 
恋して 弱くなりました

愛して 強くなりました

向き合って 真実を得ました



 
それは
かつて、
波であり、雨であり、
きみであり、ぼくであった、
青い黎明の影に涼しく揺れる、
ひとつぶの露。

魂は、ほどけて、
空の記憶、海の記憶、大地の記憶、愛の記憶 ...
ブランドのバックの中に流れ星集めて明日換金するの 何回も繰り返す闇評価され光をはらむ赤いカーテン 初恋の女の名前打ち込めば第二検索ワードに不倫 顔ヨガしながら散歩しているのか 本屋で万引きしたレモンが硬い あなたが深いところに落ちないように
手を差し伸べて 支えていきますから

私が寂しくならないように
どうか お隣にいてください

でも笑ってばかりだと変だし
二人で泣いたりすると ...
母親らしき人が秋を告げた ずぶ濡れのアパートを 飛び出して
たよりない街の たよりない自分から
駆け出して行く

「お前を産んだ途端に、
お母さんの人生は終わってしまったんだ」と、
罵る泣き声のようなもの ...
傷だらけの身体 
見ただけで涙がでる 
泣いちゃいけないのに 
それでも腫れ上がった顔で 
笑ったあなた 
寄りかかっちゃいけないのに 
ただあなたの胸で泣きたいと思った 
抱きしめてあ ...
「いつか、会わせてください。」と

12歳の女の子は呟いた。

ランドセルを背負い

スクールバスを待つ公民館の前で。

土曜日の夜

すれた匂いの飲み屋前

酔っぱらいを背に ...
  秋の町は、
  くれないのさざなみ
  思い出はずっと乾いていた
  ポケットのなかの木の葉



  あのひとからはもらい損ねた
  微笑みの匂いがする
  きみと帰る ...
なにか
あたらしい生命を宿したように
ある種の覚悟を
はらんだようにもみえる
鮮やかな紅の群れ

陽をあびて
風にながれて
堅くも軟らかな血脈として
秋を運んでいる


そ ...
朝目が覚めてもまだ眠たいと思うのは
昨日が終わって欲しくないから

おはようと言って昨日の終わりに
さよならしよう

夜寝ている時に夢を見るのは
今日が終わって欲しくないから

おや ...
その靴は私の足にあわないので
履くたびに痛みが増しました

1日その靴を履かなかったら
少し痛みがやわらぎました

どうしても
その靴をはきたかったので
翌日は我慢して履きました

...
水門を流れさりゆく紅葉あり遠いあの日のサンクチュアリで

あたたかな煉瓦色したスカートでくるくるくると回るよ君は

まっ白のベッドのうえで潤むきみ瞳のなかに踊るオーロラ

オーロラと手をつ ...
むしられた羽根が
散らばる四畳半は
着古した洋服の匂いが漂う
何週間も閉じられたままの
ノートパソコンは
化石になって ...


憧れを追い駆ける時の虚しさ
その中でしか見つけられない{ルビ理由=わけ}を求めていること
いつからか
僕の片手には孔が開いていた

その寒さの中で屈まっている君よ
なんて空疎 ...
誰かが 私の家の
屋根裏部屋に上がって オナニーしている

階下には 小さな人形が
黒い大きな座椅子に 足を開げて 置いてある

その人が 上で 思春期をふるわせた声を漏らす度
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
風のはじまりをあなたは知っていますか?木屋 亞万散文(批評...0*14/10/13 10:18
台風を待つ朝にそらの珊瑚自由詩16*14/10/13 9:27
昭和六四年の桜花の頃にもっぷ自由詩214/10/13 5:18
この美しくない猫たちアラガイs自由詩10*14/10/13 4:38
夢語りヒヤシンス自由詩10*14/10/13 3:43
Kunisa...自由詩014/10/13 2:09
座礁nemaru自由詩0*14/10/13 0:57
青色銀河団携帯写真+...514/10/13 0:43
新街口の夜更けエスエル12...自由詩114/10/13 0:22
横丁の角を曲がると青色銀河団携帯写真+...014/10/12 23:59
あなたとわたし殿上 童自由詩21*14/10/12 23:58
青色銀河団携帯写真+...014/10/12 23:45
ブランドのバックの中に流れ星集めて明日換金するの北大路京介短歌114/10/12 23:30
何回も繰り返す闇評価され光をはらむ赤いカーテン短歌014/10/12 23:30
初恋の女の名前打ち込めば第二検索ワードに不倫短歌014/10/12 23:30
顔ヨガしながら散歩しているのか自由詩314/10/12 23:29
本屋で万引きしたレモンが硬い自由詩214/10/12 23:29
二人瑞海自由詩13*14/10/12 23:29
母親らしき人が秋を告げた北大路京介自由詩214/10/12 23:29
刺さる雨為平 澪自由詩614/10/12 23:02
無題文字綴り屋 ...自由詩1*14/10/12 22:58
ふたり。梓ゆい自由詩0*14/10/12 22:35
さざなみ草野春心自由詩414/10/12 22:28
紅葉群千波 一也自由詩614/10/12 22:10
終わりにリィ自由詩2*14/10/12 22:00
新しい靴Lucy自由詩17*14/10/12 21:24
サンクチュアリ草野大悟2短歌1*14/10/12 20:17
カナリヤの羽根あおい満月自由詩614/10/12 16:03
陽向自由詩7*14/10/12 15:02
為平 澪自由詩3*14/10/12 14:40

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