――K.F.へ

あなたの体に鋭い輪郭はあるのだろうか、そしてあなたの心に? 空気も光も柔らかく、あなたと混じり合いながら跳ね回る。あなたは驚いたような顔をしたり人を見つめ ...
消えてゆく記憶

消されてしまった遺物

捏造される記憶

だから掘り起こせいま


森のなか

突然の草原

鉱物の色をした

緑のグラデーション

ガス室?

...
津波がこようと

今いるビルが折れようと

ゆうべの孤独や

目覚めてすぐの傷みや不安や

そんなものに襲われようと涙しようと


愛や魂を信じることが出来る

そこには陳腐 ...
彼女は春だ
生命が芽吹く季節
解放される季節
心躍る季節
そんな春を思わせる彼女
だからこそ
君らが出逢った時
僕はホッとしたのだろう

寂しい心を慰めてくれる
虚しさを埋めてくれ ...
吐き出すことの正当化
連ねれば正解に化ける
それはまるで
嘘を重ねる様に似てる

笑えるぐらい
水と物を流し込めば
ループが止められず
涙しか出ない

逃げ出すことの正当化
繰り ...
ジャングルの奥で虎を殺したことがある
映画みたいにこうさ
ダチョウは身振りで示す

いつも死と隣り合わせだった
まっすぐ伸びてゆく入道雲
ハウスの中のトマト
熱帯の乾燥させた ...
目を瞑っていると
死んでいるように見える老人
狂おしく時が抜け落ちる感覚に
急いで電話を握りしめた

あなたのいる世界と
いない世界
ふたつ世界の狭間で
軋む心

初夏 ...
みんなが集まるひは
大きな鍋料理

ぐつぐつ時間も煮込んで
距離も湯気でみえない

いやなやつも ことも
過去もあしたさえも
ふたをして煮込めば
あらたなとしがはじまる
さまざまな妄想は 書き物の中より現実の方が多い。
というか 書き物は現実の一部でしかないと思う。
ひとりひとりの妄想は プラスされマイナスされ
本当の事などは無力のように思える事もある。
勝て ...
大切にしていたなにかを


ずっと大事に握り締めていたら


手あかで汚れてしまったので


水と石鹸で洗ってみたら


すっかり色落ちしてしまったので


乾か ...
くしが髪をとくように
そそぎこまれた陽の光を
たたずんでいる 木がかたどります
枝葉で すくっても すくっても
こぼれた思いが 根元に揺れて土を明るくし 

なぞり のまれゆく愁いに
は ...
きみが奥さんを残して
年の瀬も押し迫った雪の日に
ひとり先に逝ってしまったと
知ったのは娘さんからのメール

一昨年の夏 
共通の友の斎場で会ったときには
「お互いいい年だから葬儀には来 ...
太郎の家にも
次郎の家にも雪降る中を
黒いカラスよ突っ切って行け
渋谷駅前で知り合った
有働由美子似の
電力会社系OLと
道玄坂のホテルで
新年を祝う

そんなとき
必ずすることがある

世界中の人が
みんな幸せでありますように

そう祈りな ...
喉笛が吹かれて
動物が寄ってくる
空に豆を撒こうとして
油染みた紙袋に
砂利しか入っていないのだと気づく
もうこんなことはやめようか
誰ともなくひとり
ひとりがひとりを重ねて
織り合わ ...
ぷく


ぷくぅ って
ふくらむ おもちの

アツアツで
びよーんと 伸びて
早く ほら 早く千切んないと
落ちちゃうよ!って
思う

お椀の中の しあわせ

 
ぶつけられたバースデイケーキの隙間から
新しい時代が僕におはようとはにかむ
遺伝子組み換えの紙吹雪が散ったそばからへばり付く
怪物と科学のジャムセッション


尖りまくった感覚神 ...
子どもの頃
お天道様は何時もぼくの行為を
見張っていた

そして
お天道様は意地悪だった
自転車の二人乗りをしていると
石ころを置いて ハンドルを揺らし
転倒させるのだ
倒れながらち ...
ペットがクリスマス後に死んだ
浮かれた私が
気づかないうちに

彼がいた場所
その空間を踏まないように
歩く家族

さみしいね
普段言わない言葉を
それぞれがぽつりもらす
浮きがちな
この世の地面に
足をつけろと
我が母のライン
目に染みる
地図を焼べいつかはいつかさようならでもあした朝おはよう光り 皆様に「あけましておめでとうございます」と
新たな年でございますから私も進歩せねばと
だけれどもそうなのだけれど少しも変わらないと
明日には変われるかもしれないとの希望を抱き
ギラギラとめんた ...
そのいざないにわたしは応えた
いまがそうなのだと

待っていたのは
鉛の、枝折りのようなものだった
視えていても
 視えていても
  視えていても

Ka-san Ka-san Ka ...
とても程よく蹲り
(傍からみれば)
何を乞うているのだろう
(愛なんだろう)
影を鞄に仕舞い込み

その一歩はいつか遠くに
浚われていた
flots de la mer
白くてまばゆ ...
これはマグ
最後の発声として選んだのはそれだった
(愛、じゃなかった)
汽船はわたしを運ぶ
思い出の島まで

心のなかだけで繰り返していた
私が人を殺めて逃げてきたこの町では、もう長い間新年が訪れない。新年は何か巨大なトラウマのように忌避されていて、人々は年が変わる頃決まって不機嫌になる。大きな街道から海へ向かい、山と山に挟ま ... こんなに木に光をまとわせたらいけないよ

ツリーに光を飾るのは

大きな木のしたから星空を見つめる

そのものまねなんだから

もうすこし減らしたほうが

星空を見つめているような気になれるから

こ ...
若いとき毎週!金曜日

仕事帰り仲間とボーリングを10!ゲームやった

もう20年まえの話だ

その頃の仲間と久しぶりにボーリングをした

1ゲーム目はめちゃくちゃだった

2ゲーム目はみんな160以 ...
いちからいやゼロから作るのは

めんどくさいことだ

めんどくさいことはみんなやりたがらない

だからめんどくさいことをやっていると

みんなより前にすすめているような気になれる

前にゆけているよう ...
足元まで
まっすぐ伸びる光は
新しい陽だ

地平線よりもずっと向こうまで
伸びている、終わりがない
直感で分かる

少年少女を照らす新しい陽は
希望の光か 影の援護か
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
幸福葉leaf自由詩115/1/2 0:44
草原のガス室吉岡ペペロ自由詩115/1/2 0:26
愛の賛歌自由詩415/1/2 0:25
伝えたい言葉は雪のように降り積もる文字綴り屋 ...自由詩015/1/2 0:13
ループする夢小日向 ココ自由詩015/1/2 0:02
ベンガルオダ カズヒ...自由詩015/1/1 23:42
海と陸自由詩1*15/1/1 23:36
鍋新年朧月自由詩215/1/1 21:59
知略崩し砂木散文(批評...7*15/1/1 20:46
解凍青井自由詩215/1/1 20:34
天啓砂木自由詩8*15/1/1 19:47
慌て者イナエ自由詩10*15/1/1 17:49
雪と鳥フユナ自由詩215/1/1 16:01
ワカメ酒花形新次自由詩015/1/1 15:50
上野春日線香自由詩1*15/1/1 15:30
お餅の幸せ中原純乃自由詩3*15/1/1 15:01
吐水とり自由詩4*15/1/1 13:15
神の誕生1お天道様イナエ自由詩5*15/1/1 12:26
彼がいた場所朧月自由詩315/1/1 11:36
新年明けて這 いずる短歌015/1/1 11:23
おはよう光りもっぷ短歌115/1/1 11:16
さてとドクダミ五十...自由詩315/1/1 11:02
無花果もっぷ自由詩315/1/1 10:56
起承転結自由詩115/1/1 10:32
マグ自由詩215/1/1 10:23
新年葉leaf自由詩115/1/1 9:11
それがハレルヤ吉岡ペペロ携帯写真+...315/1/1 6:59
ボーリングの思い出携帯写真+...315/1/1 6:58
めんどくさいことを携帯写真+...215/1/1 6:57
新しい陽瑞海自由詩4*15/1/1 0:44

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加筆訂正:
年末年始のご挨拶に変えて/ただのみきや[15/1/1 8:20]
一連目と最終連の「終末点」を「終末」に変えました。
4.5sec.