あなたが言葉を放つたび

わたしは言葉を飲み込み

かなしい嘘をつきました

それで優しく終わりです
無造作な闇に木霊する歪んだ梟の声の中に誰にも聞かせられない言葉を埋め込んで、亡骸を模倣しているみたいな午前零時の挙句、泥土の思考回路は生温い卵を産み落とす、祝福されない産卵、祝 ... 最初から諦めていたのは
わたしを守る為だった
いつの間にかずるい
恋をしていた

駆け引きもなくあなたが笑う
わたしはその笑顔を
真っ直ぐに見つめる事ができない

そ ...
雲は、風の吹くままに
落葉は、川の流れるままに
我もまた
自らに内蔵された方位磁針の、指すままに

旅の鞄を背負い
腰かけ石から立ち上がる
我が影は
更なる一歩を日向へと、踏み出さん
...
書きかけの手紙を千切る秋の果 長距離のバスに荷物を積む夜寒 ふたりでハンカチ落としするのか 嫌な予感がして何も起こっていない 御礼にと唄われた歌がドナドナ 知覧の草は、さやさや…{ルビ哂=わら}う
川のせせらぐままに、身を揺らし

昔――ここから近い滑走路で
戦闘機に乗り、飛び立って
眼下に広がるいちめんの
海の彼方へ

 お母さん…!
...
二階の女が夜中9時に
ガタガタうるさいので
天井に向かって
「そんな激しいオナニーするな!」
と怒鳴ったら
バタッと止んだ
数分すると俺のドアを叩く音がして
開けると
剛力似の女がアソ ...
見渡すかぎりは夜だった

関東平野は夜だった

マンション明かり遠くの底

自由で豊かでちんけな広大

関東平野は夜だった

見渡すかぎりは夜だった


みんななにかになりた ...
あたまのなかのあたし

あたまのなかのあなた

あたまとは

臓器のことではなくて

イメージのこと

イメージとは

実体のないことではなくて

憧れの果てのこと

...
大切なものを落としてしまった

それは方法のようなものだった

それは機能のようなものだった

それは祈りのようなものだった


新たに買えばすむようなものではなかった

代替に ...
きらびやかなショーウインドウを
見つめるのにはきれいなレンズが必要で
なるほどそれは俺は持って居ないって
一昔前のインディーズバンドの
歌手みたいに嘯いて
二昔前の漫画の主人公みたいに
ポ ...
とある蒟蒻ドリンクのゆうことにゃ“かためがお好きな方は三回振ってください”だそうだからふり×3
印が無いのが目印だなんて可笑しな良い品と独りごちてはふり×3
おっとこれじゃゆるすぎる誰かさんのドラ ...
薔薇よ
かくも烈しい
おまえの怒りに
一瞬にして触れてしまった
不意をつかれてたじろぐ私の指先の
見えない程小さな
けれど思いのほか深い傷から
みるみる膨れ上がって
指を伝って流れた色 ...
桜でんぶと 言うけれど
紅梅の 色合いに

購買意欲も 募るよ なんて
韻を踏みつつ 踏み鳴らす

米粒畑に ちりばめた
さくらでんぶが 笑います 
うふふ あははで たのしいの 
...
次の次 
想像しつつ 
パスつなぐ



パスカット
ギア上げまくり
速攻速効



俯瞰図で 
ゴールから逆算 
スルーパス
情けない

初めて甘えたのに
スルーされて

雲さえなければ
美しい月夜なのに!
って思うこの身が
淡い光の中のライト・ブルー
誰もいない湖はピーコック・ブルー
風にそよぐ花サルビア・ブルー
静かに揺れたミント・ブルー

あの広い空はスカイ・ブルー
雲の流れるままにセルリアン・ブルー
...
だーれも知らないある国に
一人の王子様がいました
王子様はいつも
国民の幸せのために
自分は何をすればよいかを
一生懸命考えていました

国民の幸せのために
毎日毎日
いろんなことを ...
美しい花は咲き始めるにあたって
他の花々と契約を交わした
それぞれの孤独を干渉し合わない契約を
美は純粋であることから生まれ
自らの美の形成は自らの唯一の中心性に基づく
だがやがて花 ...
待ち合わせの場所

早めに着いた


空は快晴で

雲ひとつない


約束の時が

近付いてきて

心はドキドキ

止まらなくなる


こんな気持ちを

伝え ...
誰も通りにいない
風の時の中を吹く流れ
僕の体は いつも そこに立っている
そして 街を 流されながら 歩いていた

僕の中でプールを思い出した日
青色を見た 目の中に
壁の模様の目の前 ...
ほんとうの話を 書こうか書くまいか
かくまうのはやめて お書きなさいな
夜空に 月ひとつ
鱗雲に埋もれつつ 虹彩を放つ

大地を踏みしめて
月と私は空を挟んで共にある
驟雨の ...
青春のシュンが、しゅんしゅん音をたてて回り
琉球あさがおの青さのように またたまくに開き
葛藤に締め付けられては 青くほどける蕾の思いは、 この
はちきれんばかりに鼓動している濡れた髪の ...
働いて
いなくては困る人に
なってから
僕はそれだけの人ではないんだなあ
とか言って
去って行ける
そんなマイクルジョルダンのような人の方が
カッコいいでしょ、若人たち
ニオイスミレの葉の下で
天道虫が雨宿り
あおげば
かおる風にあらわれた
なびく髪の先にそら
投げたこいしのその先に
ひろがるあわい面影の
ふかい懐に抱かれて
ひそやかに
咲い ...
こころがひとつ
ふねにのり
あてなくひろい
みなもにぽつん

そらとみずとの
さかいなく
おもえるような
あおあおの
しずかなときも
ありました

そらとみずとが
まざりあう ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
優しく終わりです永乃ゆち自由詩314/11/7 2:10
滴り落ちる血のようなリズムホロウ・シカ...自由詩2*14/11/7 1:17
途方もない恋永乃ゆち自由詩3*14/11/7 0:11
日向の道ー武家屋敷にてー服部 剛自由詩314/11/6 23:58
書きかけの手紙を千切る秋の果北大路京介俳句114/11/6 23:57
長距離のバスに荷物を積む夜寒俳句014/11/6 23:57
ふたりでハンカチ落としするのか自由詩214/11/6 23:56
嫌な予感がして何も起こっていない自由詩414/11/6 23:56
御礼にと唄われた歌がドナドナ自由詩114/11/6 23:55
草ノ声ー知覧にてー服部 剛自由詩214/11/6 23:53
二階の女花形新次自由詩014/11/6 23:30
武蔵野の夜吉岡ペペロ自由詩314/11/6 22:51
あたまのなかのあなた自由詩514/11/6 22:09
祈り自由詩414/11/6 21:51
首都だろうと田舎だろうとねずみはねずみです。ブルーベリー自由詩2*14/11/6 21:27
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ ...こうだたけみ自由詩4*14/11/6 20:48
薔薇よLucy自由詩20*14/11/6 19:36
桜でんぶ藤鈴呼自由詩2*14/11/6 19:14
次の次 / パスカット / 俯瞰図でkomase...川柳014/11/6 14:16
ただただ中原純乃自由詩4*14/11/6 9:34
ブルー未有花自由詩12*14/11/6 9:21
悩める王子様(だーれも知らないシリーズ4)森川美咲自由詩214/11/6 3:17
葉leaf自由詩514/11/6 3:16
パーフェクトルージュミナト螢自由詩114/11/6 2:38
子供の目で番田 自由詩114/11/6 1:08
恍惚の魚眼るるりら自由詩8*14/11/6 0:57
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ自由詩514/11/6 0:44
四の五の言わずに花形新次自由詩014/11/6 0:31
ひそやかに咲くむらさきの衣 ミコ自由詩314/11/6 0:12
ひとつぼっちドクダミ五十...自由詩4*14/11/5 23:55

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