あたしは秒針がきらいだ。
一秒ごとに死にちかづいてく
いやみったらしく音たてて
わけ知り顔でまわってる
文字盤に数字がこびりつき
焦げついたころに、アラームが鳴る。

からだは暗やみから ...
ほどよく乾いた小枝や
抜け落ちた羽根や
通り過ぎていった月日の
さまざまを
ちりばめておく
もうそこは
きみのねぐら以外のナニモノでもない

広い宇宙のなかで
ただひとつだけ
選ん ...
魑魅魍魎の
跋扈した
牢屋にぼくはいた
その囚人たちと
夜な夜な
酒を酌み交わしていた

正直言って
ほんとは
こんな狐の皮を被った狼のような
世の人々と
酒など呑みたくはなかっ ...
馬鹿でっかい鰤のアラと
ぶあつい銀杏切り大根の入った
湯気のたつ味噌汁を啜って
海苔と胡麻塩の握り飯を食う
 
 あー、うめぇなあ

海鳴りの音を風がさらう
子どもたちはまだ眠っていて ...
重い門扉と高い塀
黒い真綿にくるまり
闇で安らぐ一羽の鳩

塀に絡まる蔦に捕らえられ
動けなくなった一羽の鳩
一本の矢が刺さっている

矢は吉兆なのか 不吉なのか
それとも幻影なの ...
ひつじがいっぴき
ひつじがにひき
ゆったんという名の
ひつじの湯たんぽを抱いて寝る
そのひつじを見失ってしまえば夢の国
いつしか踏み迷ってしまう
いつもの道がある

川原のようで ...
わたしの知らない何処かで
わたしのことが決められていた。

異議申し立てをしようにも
誰に
あるいはどんな組織に
異議を申し立てればよいのか
ついぞ分からなかった。

第一
わたし ...
夜が降り続けている。サラサラと、粉雪のように降り続けている。人々は夜を一身に浴び、結局何も洗い落とせないことを知る。夜は何も洗い落とさない代わりに、ただ過ぎていく一日の最終行を書き続ける。 ... 横顔のきれいな女性とすれ違った
早朝の濃霧のような音楽のなかで
駅のベンチは穏やかな汚れを飾り付ける
異国の土壌には未知の華が咲くと思っていた私は
満員電車の揺れに染みついた夢に酔っている
...
 

コチコチと終わりが終わりはじまったみんなで見つめせーの、おめでとう


重箱で溺れかけてる黒豆を救出に向かう朝だよろこべ


ほらごらん炭酸水の泡たちがからだを巡り、やがて星にな ...
    ただの水じゃないかって?
    まったくちがうよ、
    いや炭酸かどうかじゃなくて
    このボトルの泡たちは宇宙の星なんだ
    だからこの泡たちを飲み干して
...
普通にしてるのに

涙が流れる

無味無臭の

ガスにやられるのだ

連絡を絶つ

息をしてる

普通にしてるのに


発作で夜中起きてしまう

薬を飲むと

楽 ...
夜を駆逐しよう、潰れた声でも上出来だ、上げない声よりよっぽどの価値がある、夜を駆逐しろ、生温くまといつく夜を、魂の息の根を止めにかかる夜を、潰れた声でも上出来だ、噛みついて引きちぎれ、おま ... 幸せは

気持ち次第で

無限大
パソコンが壊れた

現代詩投稿中に 画面が真っ暗

そのまま ダウン

電源ボタンを 何度押しても

以前から 不調だったのだ

何も言えない パソコン

ネコも イヌも 何も ...
もし僕が生まれたら
世界中の人達に
僕と言う人間が生まれたと
伝えて欲しい
誰にも知られる事なく
生きて行くのは虚しいから

もし僕が死んだら
世界中の人達に
僕と言う人間が死んだと ...
満たされない心でわたしが死ぬ日
糸の切れたマリオネットみたいに
小さな舞台に沈むとき
スポットは落とされ
たった数行のエンドロール
短い悲哀の微かな拍手が
最後の疎らなひとつの合掌が
過 ...
那智黒の碁石ポッケに冬至粥 冬至粥白優勢のオセロかな 冬至粥海に沈んだ砂時計 何で性行為が変換できないんだ
この偽善者スマホ野郎!

すみません、取り乱しました

寒い日が続きますが
あなたは性行為してますか?

しているなら
僕と一緒に叫びませんか?

...
   迷刀スパイ

ぼくが国民学校に通っていたころ
鉛筆削りや竹細工には
折りたたみナイフ「肥後守」を使っていた
喧嘩のときも肥後守をちらつかせれば相手はひるんだ

その頃
日本では本 ...
怖い時代になった

その日起こったことを
テレビが正しく報じなくなった

日本で暮らしている外国人が
自分の国籍を言えなくなった

放射能のことを口にすると
頭がおかしいと言われるよ ...
おやすみとさようならが相槌を打つ
今日あったことは内緒にしよう
玉手箱にしまっておいて
一年後おはようとこんにちはに開けてもらおう


おはようとこんにちはがその計画を
未明のうちに知り ...
きっちりと 組み合わせパズルに なれる
ピッタリな 存在

明るさを 添えよう
咲く 花のような 豊かさを 示す
活きる力を 感じる 一日

置物のような 完璧な 美しさ
その ...
心の寒さを
まるめて吐いた
白い吐息
屋根の上
冬空浮かぶ
溜め息の群れ
街をゆき交う
俯く人影
北風吹き荒れ
立ち止まる
やがて粉雪舞い落ちる
手のひらに降る
粉雪が降る
...
パセリは苦い
人生のようだ
と、いってみたものの
本当は特に苦いとも思わない
パセリはマリネに入れても美味しい

私が語りえないもの、それは死
死は語る、とこまでも深く
けれどもそれ自 ...
冬の町は冷たい深海の底
膨大な大気の海の底で
人々は発火している
凍えた光は痛々しく
存在してはいけなかったのかという
懐疑の闇に閉じ込められて
羞恥と罪悪にふるえ
存在根拠 ...
忘れちゃいけないことがある

忘れちゃいけないことだから

ぼくは、手のひらからにじむ消せないインクで

岩石にそれをずっと書きとめる

忘れちゃならないことなので

紙でも木でも ...
僕は君とセックスしたいってことしかわからない
君は誰にでも夢をくれてやるってことしか頭にない
二人して連中後回しにして
なんかうまいものでもくいてーよ アイドル

僕は汚れたズボンで街中を歩 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
含み針高原漣自由詩2*15/1/8 12:53
おかえりなさいそらの珊瑚自由詩22*15/1/8 9:50
牢屋の宴鵜戸口利明自由詩115/1/8 8:14
漁師だぜ、とりあえず今日も ☆atsuch...自由詩18*15/1/8 8:07
ピジョン・ブラッド小川麻由美自由詩3*15/1/8 7:56
今年もおみくじは吉だけどyo-yo自由詩9*15/1/8 7:26
審判浩一自由詩6*15/1/8 5:26
葉leaf自由詩415/1/8 4:47
サトウ コウ...自由詩015/1/8 3:24
はじまりの星石田とわ短歌7*15/1/8 2:21
星になるとき自由詩14*15/1/8 1:59
ガスにやられる吉岡ペペロ自由詩415/1/8 1:53
すべてに齧りつく(適わなくても)ホロウ・シカ...自由詩2*15/1/8 1:13
無限!金子茶琳自由詩115/1/8 0:30
パソコンが壊れた佐白光自由詩1*15/1/7 23:50
僕は生きてるよリィ自由詩2*15/1/7 21:17
一編のクラウンただのみきや自由詩16*15/1/7 20:44
那智黒の碁石ポッケに冬至粥北大路京介俳句215/1/7 19:48
冬至粥白優勢のオセロかな俳句5*15/1/7 19:48
冬至粥海に沈んだ砂時計俳句115/1/7 19:48
性行為花形新次自由詩115/1/7 19:32
言葉の切れ味2 迷刀たちイナエ自由詩14*15/1/7 17:33
世の中莉音自由詩415/1/7 16:04
『本日に幕間はなく』(四行連詩)乱太郎自由詩12*15/1/7 14:34
凸凹コンビ藤鈴呼自由詩2*15/1/7 9:16
冬空花咲風太郎自由詩515/1/7 8:55
パセリ香椎焚自由詩5*15/1/7 3:35
冬の光葉leaf自由詩015/1/7 2:45
消えないインク高原漣自由詩015/1/7 1:21
アイドル(lost teenage idles)竜門勇気自由詩015/1/7 1:20

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