鳥居をくぐり雨の参道を歩く
静寂な月曜の午後
後ろから蹄の音とともに
殺気立つ気配を感じる
海と山に囲まれたパワースポット
紙フーセンのような紫の花が
静かな人魂の ...
真夏になれば飲みたくなる
汗の量が増える昼間
家で何もしなくても出る
この暑さは夏だけのもの
炭酸飲料を飲めば爽快
暑さを吹き飛ばす爽快感
喉を擽る炭酸
一気飲みが心地良い
...
なんてことない日常の中
雑踏の中で立ち止まり
ふいに海を見たいと思う
頭の片隅に描く海の底
一切の音がやむ
胸のどこかが きゅっと痛んだ
我にかえって
荷物を持ちかえ
また ...
国道のショッピングモールに
右折して入る車たち
小さな神社と
むかし何かがあった海
忘れたい人と知らない人が
割れ目から這う
つるくさに
コンクリートを重ね塗りする
ああ
...
もうすぐ死ぬ人間には
静かにしていて欲しい
あれやれこれやれ
死んでからのことを
指図しないで欲しい
非常に迷惑だ
あんまり煩いと
死ぬ前に殺したく
なってしまう
出来ることなら
...
丑三つ時に 目が覚めて
誰かが呼ぶ 声がする
耳の底の奥深く あやしかなしく
わたしを呼ぶ 声がする
丑三つ時に 目が覚めて
真っ暗闇に 目が冴えて
見えないものまで 見えてくる
...
カーテン越しみたいに輝いてる
大声でワンギリの電話した
ひかり色あなたの下着が鏡みたい
声が聞きたいなんて多分嘘
爆発するアムールの成れの果て
目隠ししても
割れて破片になっても
欲し ...
ひとりしだれ柳のした
足をぶらぶら濃い珈琲
近づいてきたら
口あけるしかないじゃない
屋上で手すりにつかまって
楽しい歌を歌ったら
町は石で出来すぎていて
自転車挟んでふたり歩いていた ...
どうだい
アキレス腱つながったか
なに驚いてんだい
ひとりよりたくさんで
おどろうよ
レディガガか
白鳥の湖か
お尻フリフリ
ひとを造りし神様、神様
こんなにイルカも
あんなにク ...
紅い、
ばかり、と
地雷をふむな
蒼い皮膚だって、いる
一皮剥けば
みんな
同じ、なんて
だれが言った
奧の、奧の、そのまた奧には
それぞれの夢
の種が
眠っている
指さして「あっ マジックミラー号だ」やけに激しい風が吹いてる
別々の家へと帰る真夜中にやけに激しい風が吹いてる
愛の歌唄えどきっと聞こえないやけに激しい風が吹いてる
なみだおちる
五線譜のうえ
なみだおちる
ティアドロップス・オン・マイ・ギター
大学の実験室ピンク溢れる
緑の服はどこ肩紐がおちる
お洒落をして今夜くらいは
...
手紙をいまごろ読むだろう
ぼくはギター弾きながら落ち葉のうえ
街路樹とひかりのなか赤い車を走らす
ぼくはカメラを首にあてる
さびしくはない
髪はもう胸まで伸びた
...
水色のタオル地のパジャマが売られていた
これを買えばだれかが地球では喜ぶのかな
アメリカでは星空をみながら散歩できないらしい
イラッとくるコンビニの店員なんか忘れてしまえ
机に ...
きみには
もう届かない
神さまの手紙を
僕は今日も読んでいる
きみが知る由もない
今日という日の美しさを
僕が手紙に書きましょう
こちらは四月に雪が降りました
そちらはどうですか?
どこにも陸地が見当たらない
漂流に似てる
目に見える確かなものは
何も無いのに
漕ぐしかないんだ
仕事帰りのバスで
「ええ、話しかけなくていいですか」
と話している
あの中年の女性は
私を調べている興信所の人間ではなかろうか
大学のスクーリングにいた
角刈りの学生らしからぬ風貌の男 ...
夜の海辺を
韻を踏んで歩くと
奇妙な砂利は
ペイントされ
同じ表情をかもす
眠りに落ちた
カモメの泣き声を
閉じ込めた貝殻に
吹き込んだ愛について
空き缶に零れた
海の ...
現実というものの
この重さ
この哀しみ
どう乗り越えていこう
私は立ち塞がる壁を前に
声をあげることすらできないでいる
「光あるうちに光の中を歩め」トルストイ
私の胸に響きわたる言葉 ...
雲
クマ
遠い虹
旅客機と
外に霧の夢
一角獣の種が
雲の上に蒔かれ
水をやる雷親子が
セッションしている
蹴るときにピポポパポ
ピッチカートフットでね
机
じゃ
な ...
時間は巨大な甲虫の群れに化け俺の足もとで猥雑なステップを繰り返す、俺は自嘲的な概念とでもいうべきものに動きを封じられていてなす術もない、やつらはそのままふたつに割れて釣 ...
空想と現実を行き来する
冷蔵庫を開けるまでは
卵は空想の産物であり
白い宇宙船であったりするけれど
取り出して目玉焼きを作る段になれば
さっそくそれはフライパンの{ルビ最中=さなか}で現 ...
たとえばラテン語だったなら
誰にでもなく君たちだけに
伝わるだろうか
さよなら、と
ひと言のこしたいひとの数は
片方の手で足りる
それはさびしいことではないと思う
ピンポン
いつしか、ピンポンが
ひとしきり終わって
妻とブティツクに洋服を見ていたら
同じように
外套に身を包んで
佇んでいた、ピンポンで一緒だった
娘、年はいくつとも
判らず
...
泡が回る
影が回る
呑まれる前の
小さな色
春の内の冬
木の家を巡る
瞳のにおい
泪のにおい
音に音を差し出せば
せわしなく手をひたす色
みどり み ...
この夢の世界には
なんでもあるのになんでもない
必ずしもそうであるわけではない
昼の夢を見ている
四角い空に囲まれた壁を登り
垣根に生えた綿毛を吹く
君にあてた手紙を紙飛行機で飛ばした ...
いつか妖精と化すまえに
あどけないふりをしてくれないか
ひとけのない昼下がりに
しどけない昨日の夢を見たいのだから
広辞苑にも大辞林にも誰の日記にも描かれていない
ひそかな言葉で約束をし ...
毎日僕はいくつもの錠剤とセックスをする
快楽と絶望を繰り返しながら行為は止まらない
今日は僕に任せて 明日は君たちに身を委ねるかもしれない
君たちのことは好きでも 嫌いでもない
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鎌倉
佐白光
自由詩
0
15/5/23 7:50
炭酸飲料
夏川ゆう
自由詩
1+
15/5/23 6:02
回帰
ガト
自由詩
2*
15/5/23 1:16
似た町
フユナ
自由詩
6
15/5/22 23:34
わたしの大好きな人
花形新次
自由詩
0
15/5/22 23:00
NEKOTALGIA・Ⅳ <丑三つ時に 目が覚めて&g ...
南無一
自由詩
1
15/5/22 22:54
ひかり色水いろの写真
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
15/5/22 22:45
川のほとり
〃
携帯写真+...
0
15/5/22 22:28
神様
〃
携帯写真+...
0
15/5/22 22:18
林檎
草野大悟2
自由詩
4
15/5/22 22:17
指さして「あっ マジックミラー号だ」やけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
0
15/5/22 21:59
別々の家へと帰る真夜中にやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
1
15/5/22 21:59
愛の歌唄えどきっと聞こえないやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
1
15/5/22 21:59
なみだ五線譜のうえ
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/5/22 21:58
さびしくはない
〃
自由詩
2
15/5/22 21:51
星空をみながら
〃
自由詩
1
15/5/22 21:44
神さまの手紙
花咲風太郎
自由詩
5
15/5/22 17:40
LIFE
ガト
自由詩
1
15/5/22 17:25
ホップステップジャンプ
りゅうさん
自由詩
0
15/5/22 16:26
微笑の群れ
かんな
自由詩
8*
15/5/22 15:51
光あるうちに光の中を歩め
渡辺亘
自由詩
3+
15/5/22 14:01
三角定規詩
とよよん
自由詩
7*
15/5/22 13:36
甲虫たちは間違える — the out of control
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
15/5/22 12:11
リエゾン
そらの珊瑚
自由詩
17*
15/5/22 11:25
北西風
もっぷ
自由詩
8*
15/5/22 10:55
ピンポン
生田 稔
自由詩
4
15/5/22 10:10
午後へ 午後へ
木立 悟
自由詩
5
15/5/22 9:37
蛾の夢
這 いずる
自由詩
5
15/5/22 6:40
ある妖精編
梅昆布茶
自由詩
12
15/5/22 6:15
セフレ
KIZ<キジ...
自由詩
2
15/5/22 6:13
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
3.85sec.