やはり雨は
雨を招んでしまった
風の無能
鏡の前の
左脚の羽化
鳥が降り
見えなくなる
くりかえし降り
陰を ふくらませる
鏡の前で倍になり
曇 ...
不適合階段を見て笑うだけ二度と再び社会に出ない
毎日は飛行機の中見てる夢誰か私の目を覚まして
雨が降り砂浜の砂泥になり
火のついた煙草が路上で虫の息
朝専用缶コーヒーを昼に飲む
朝専用缶コーヒーを夜に飲む
梅雨明けの半袖へ打つ注射針
六月に心臓発作で死亡する
...
葱刻み納豆をねる
煮干しの眼が俺をみる
出汁巻きで妻を慰めるわれ
水茄子おもい西ながめ
鮭を焼き今日を占う
目玉焼の難しさ息を吐く
立ち食いのかき揚げ蕎麦は総崩れ
...
君の言う「さよなら」は
少し前向きな意味でありますように
君の言う「おいしい」は
目一杯の笑顔でありますように
君の言う「ごめんね」は
少し不器用でありますように
君の言う ...
雨がぽつぽつ
アスファルトには
できたばかりの真っ白な線
跡がつくかな
けこけこ
けこけこ
私の足音
蛙の鳴き声みたいだ
楽しいな靴のうらっかわ
けこけこ
けこけこ
あじさいがし ...
靴紐を締めてあのカーヴを曲がると
この街には戻れない
何もかも捨てて行くのは西の街
この街はとても錆びていて
誰も歩いてはいなかった
唯一の救いだった屋台のラーメン
この街は無言過 ...
もし今死の宣告をされたなら
黙ってひとりにしてほしい
誰かがなにかを言ってくれても
私のこころに届かない
死の宣告をされたなら
あなたと私は違う場所
だから声も届かない
それ ...
蛇口から蛇が出てきて排水溝に逃げていったと
主婦が言い出した。蛇はきっとコブラにちがいな
いと生物学者とプロレスラーが同時に口にした。
コブラなら猛毒対処に、と叫んで立ち上がったの
は ...
今日もくるくる地球は回るのに
みんなせかせか働くのに
わたしは今日もベッドの上で天井を仰ぎ
お昼にアイスクリームを食べる
むしむしとした鬱陶しいほどのこの湿度は
今もわたしを包み込む ...
雨が降ってきた
それに加えて午後からは
槍まで降ってきた
雨が降ろうが
槍が降ろうが
必ず行くよ
と言っていた友人は
終に来ることはなかった
窓を開けると
代わり ...
あなたの深い悲しみは
溝の奥の方に
入り込んでしまって
私の手では届かない
それでも強引に取り出そうとしたら
きっと壊れてしまうでしょう
そういう時は
塩を振り掛けるのです
昔から ...
国会議員も大臣も負っている
憲法尊重擁護義務
安倍内閣の人たちにとっては
鼻クソみたいなものだろう
日本の軍国主義化なんて
他国に言われても
笑っていられたのに
今はもう
笑えない ...
幾重もの自己が折り重なる
形のない「私」の輪郭から
おろす瞼と塞いだ耳の感覚
閉ざされた世界で生まれる
殻が丁寧に剥がされてゆく
張った膜の内側で目覚めた
足りない酸素と視界の中で
...
写真になった父が 昔よりよく喋るようになった
弘法大師ゆかりの寺で ボロボロのジャンバーに
白髪を風に舞わせながら 少し笑ってピースなんかして
誰もいなくなる家を前に大丈夫、だというふうに ...
――風よ
木の葉をさざめかせ
やさしく掻き乱し
花房にそっと触れ
散り際へと誘う
子猫の背を撫でるよう
湖の面を煌めき立たせ
風 おお風よ!
おまえが気まぐれに ...
禁色を懐に纏い透明なさらさらとした波打ち際
便りも海風の知らせもない 天に祈る日々に満ち潮が止まり
息が出来ない
慕い人は振り向かずに 船を陸に進ませた
瞳が朱に滲む
一太 ...
20代の頃、10年間すごく仲がいい(と思っていた)友人に音信不通になられて以来(年賀状が宛先不明で返ってきて、電話も不通)友人というものへのほんわかした気持ちがなくなってしまいました。
すごく仲がい ...
ぶらんこの夕べはいつもさみしくて百を数えておしまいとする
日陰にはどくだみの花みっしりとわたしは毒を愛しています
砂山に取り残されたスコップは誰かの置いた傘の中にて
夏になるほんの少 ...
パパあれみて
ジャンボがあるいているよ
ねえねえ みてみて
けむりがおててつないででているよ
ようやくことばが使えるようになった息子ははしゃぐ
何時か
ジャンボが滑走路に ...
人のいないオフィスで
ただ一人沢山の暗号を受け取っている
私は組織からはぐれたかのように一人働いているが
その実は組織をつなぐ要となるために
組織により深く入り込んで一人になったの ...
革命家の雄たけびが群衆を動かし世を変革させるように
音楽家が奏でる音で聴衆を静まらせ割れんばかりの拍手をさらうように
宗教家が祈りと自他不二の行動で圧倒的弱者に笑顔を与えるように
芸術家の魂が創 ...
ラスボスを倒して7日経つけれどやけに激しい風が吹いてる
ゴールよりデカいキーパー横たわるやけに激しい風が吹いてる
ミニ四駆追いかけていき森の中やけに激しい風が吹いてる
夜中に文字の束を積み上げていて
他の人が作った僕の知らない世界がそこにある
はずの本や紙を
積み上げていて
僕の目が時間を掛けて
解いていく
何ヶ月も掛けて
そこに
どれだ ...
夢ではない証拠に
あーあー
情けない声が出る
やれやれ
また朝がやって来て
先へ先へと急き立てる
子供のころ
夏休みのラジオ体操が地獄だった
あれさえなければ
永遠に子供のままで ...
お母さん
ぼくは何故イワシ焼く
味噌汁
納豆
生玉子
時計みて
かきこむ立ち食い蕎麦
辛口の紅鮭
玉子かけごはん
昨夜のカレー
椀に盛る母
わたしが
ものを思うあいだ
水はあふれ続けて
世界をしめらせていた
花は咲き揃っていた
腐りそうに甘い日陰で
決断も
選択も
もう必要じゃなかった
獣のていで眠っていたい青緑と朱色のなか昔々の
イギリスのサーカスの新聞広告ゆか一面バラまい
て六月は停滞するヒグマは玉乗りするリスだって
玉乗りすル?けもののけもの現実逃避はたのしい
ですもの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
飛ぶ日 むらさき
木立 悟
自由詩
6
15/6/10 23:54
短歌1
山犬切
短歌
0*
15/6/10 23:42
俳句1
〃
俳句
0
15/6/10 23:41
明日の朝
レタス
俳句
0
15/6/10 23:32
無題
瑞海
自由詩
5*
15/6/10 23:22
雨の影
灰泥軽茶
自由詩
5
15/6/10 23:21
西へ行こう
レタス
自由詩
0*
15/6/10 22:49
若い自分へ
つよし
自由詩
1
15/6/10 22:25
藪の中
為平 澪
自由詩
2
15/6/10 22:19
華の金曜日
じまさん
自由詩
2
15/6/10 21:05
約束
たもつ
自由詩
20
15/6/10 20:07
深い悲しみ
花形新次
自由詩
2
15/6/10 19:11
終わりの始まりか…
眠り羊
自由詩
1*
15/6/10 15:03
☆
アリス
自由詩
3
15/6/10 14:16
写真
為平 澪
自由詩
7
15/6/10 14:10
風と共に念ず
ただのみきや
自由詩
14*
15/6/10 13:55
一太刀の幕明け
朝焼彩茜色
自由詩
6*
15/6/10 12:57
遠くから幸せを
ふるる
散文(批評...
3*
15/6/10 11:53
公園だより
そらの珊瑚
短歌
13*
15/6/10 9:32
おはなししましょ
イナエ
自由詩
8*
15/6/10 9:09
人のいないオフィス
葉leaf
自由詩
3
15/6/10 6:31
詩人の赤
秋也
自由詩
4
15/6/10 2:30
ラスボスを倒して7日経つけれどやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
5
15/6/10 1:11
ゴールよりデカいキーパー横たわるやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
3
15/6/10 1:10
ミニ四駆追いかけていき森の中やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
3
15/6/10 1:10
荷解き
はて
自由詩
3*
15/6/10 0:35
おやすみ
アンテ
自由詩
1
15/6/9 23:45
朝めし
レタス
俳句
0
15/6/9 23:44
いらない
はるな
自由詩
2
15/6/9 23:42
うつけもののささえ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.44
こうだたけみ
自由詩
4*
15/6/9 22:57
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
9.48sec.