みやこどり
そのなをおわば
あくがれの
わがなとどけよ
きみがしとねに
 雨音がすべての音を掻き消していた。
 この町に人はまばらだが、誰もが何か特別なことが起きるのを待っていた。
 不謹慎極まりない人々なのだ。
 小さな町では誰もが監視されている。

 
  ...
 すっかり改装された応接間に白い光が差し込む時、
 僕は思い出の中で横浜の匂いを嗅ぐ。
 まだ何も知らなかったあの頃の幸福は
 クラリネットの甘い音色が包み込んでいる。

 庭に抜ける大 ...
透明な
透明なさかなになった夢をみた
泥酔いの眠りにしては
少しはましな夢をみた
オレは上流を目指して
虫を食み明日を追う

梅花藻をすり抜ける快感と
冷たい水流は美しい

み ...
灰かぶりすべてがもどる海と山

鉄クズを研ぎ澄ましては夢をみる

縄文の炎のごとくわれ焼き尽くし

オレンヂの熾火に酔って明日想う

犬を追い猫を追いては天地を駆ける

醜きを ...
暇つぶしに付き合う鳥の
羽にまみれて椅子に座ってる
マッチを擦る真似をする
苦心して葉巻を探すふりをする

君の服を褒めるつもりで
あざとい言い回しの引用文を探した
嫌われてるふりを ...
僕等の罪は

5次元で積分され

判定される

だれが判定するのだろう

神だろうか


勝手なもんだ


僕等の罪は

5次元で積分され

判定される

だれ ...
眼球に化けたる女朧月 タモリ似の人面瘡や蛍狩 蜃気楼背にして仮面はずしけり 手をとりあって
いちばん深い風の吹く場所へ行こう

其処には音楽のような樹と
祈りのような泉がある

手をとりあったまま
いちばん深い風に浄らかに吹かれて
たたずんでいればいい

...
こころに色があるならば
わたしが失くしたこころは 金の色

みずうみの底ふかく
沈んだ金の色の こころを
探しだしてください

いえいえ それは メッキの剥げた はがね色
わたしの ...
うすみず色のかなしみを
あなたは あなたの絵の具で塗り変えようと
悩んでる
何色差したら
ピンク色になるのかと

うすみず色のかなしみに
すこし赤を 添えてみる
それは くすんだむ ...
                          150618


どこか静かなところでと誘われたのがとあるマンションの一室
確かに壁は厚く、窓は二重窓、衣擦れの音も煩いほどなのだ。
時は ...
やらなければならないこと
「やりたいこと」に変えていけるかどうか。
「やらなくていいこと」に変えていけるかどうか。


工夫に
工夫を重ねていけば
変わらないこともない リスク と ...
大きなくぼみ 大きな水たまり
いつもはみな素通りするくせに
雨が降って 水たまりになれば
嫌そうに避けてゆく

たくさんの雨粒が
わたしのくぼみに入って
今にも押しつぶしそうな
灰色の ...
かけない
生活は滞りなく進む
不安げに防寒している
夏なのに
汗じゃない涙は
あまりに信じてもらえない
悲しいわけではない
変化
日々成長するわが子
わが身などどうだっていい ...
私は虹が嫌い 混ぜると灰の色になるから
どっと降った雨のあと 照りつける太陽

水たまりを避けて歩く人々
ぱちゃぱちゃと遊ぶ子供達

反射する青色の空
さっきまでの大雨が嘘のように
憎 ...
月の夜に
踏切わたる
影ふたつ
なみだに震える
かすかな歌声

背負われて
下る坂道
肩越しに
昇る満月
怪しくにじむ

帰りみち
路地を漂う
夕仕度
カレーの香りに
...
終わりに言葉はいらない
さよならと言わず
ただ、手を振ってほしい
数年ぶり朝七時台の通勤電車は女性専用車は静かだった気のゆるんだ静けさだった緊張感のない女たちの顔が間の抜けた顔が運ばれては各駅に停車するゆるゆると聞こえるのはガタゴトと線路の音あるいは鉄橋の車両のぎゅ ... 嵐の夜に暗殺団が来る

飛び立つまえの雀の親子を狙うカラスのように

ネズミのように忍び込み寝てる間を襲うのはダメだ

殺るなら堂々と嵐の夜にだ


ノーモア・ヒロシマ!

ワン ...
Traffic jam /停滞

屋上の手すりに乗りかかって
海岸線まで続く渋滞を見下ろして2人笑ってる時は
まさか自分達があの中にいるなんて思いもしなかった

勢いよく滑走路を加速し ...
最近、しょっぱく感じるまでが
早いんだ
あれは なにが どうなったんやろか
鋭敏なんて響きは
どうも似つかわしくない
あきらめつくのが早いのか
カンがしれーっと鈍ったか
わからんけれど
...
夢にマッコウクジラがでてきた。
夢が憎悪を顕在化するんですとクジラに相談した。

象徴交換を続けることは憎悪が増すだけです。
あなたの象徴と私の象徴を取り換えましょう。
象徴とは価値観の複合 ...
東京は
遊ばれた街

沢山の若い手が
お前の肩を抱き
煌びやかな夢を語っては
意気込むけれど
ちょっとうまくいかなくなれば
とたん後ろに目を向けて
故郷の微温湯に
帰る巣を見つけち ...
地球はくるくる回って
人間のエゴを塗りたくられて

人間が作ったものに
人間が苦しめられる

きらきらしてたらいいのに

一部の黒さが反射して
全部全部真っ黒になる

地球は万華 ...
この世には悪が跋扈している

そのなかで自分を慰撫するには

悪に加担するしかないのかも知れない

反論には反論

蔑視には蔑視

武力には武力

神がつくった真空に悪が蔓延っ ...
 映画を観てのことばは
 批評や感想ではなく
 あくまで実作において
 綴らなければならない

 実作すなわち脚本、そこに
 書くことの時間全てを当てよう
 カタルシスの意味において
...
濃く薄く 風にくるりと オリーブの 鳴子のごとく 光る雨粒
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
業平橋レタス短歌015/6/20 3:36
疑心ヒヤシンス自由詩6*15/6/20 3:36
横浜自由詩6*15/6/20 2:59
水流レタス自由詩015/6/20 2:00
新々石器時代俳句015/6/20 1:38
アコーディオンガーデン竜門勇気自由詩115/6/20 1:03
勝手なもんだ吉岡ペペロ自由詩315/6/19 23:54
眼球に化けたる女朧月北大路京介俳句215/6/19 23:54
タモリ似の人面瘡や蛍狩俳句115/6/19 23:54
蜃気楼背にして仮面はずしけり俳句315/6/19 23:54
恢 復塔野夏子自由詩6*15/6/19 23:16
こころに色があるならば南無一自由詩315/6/19 23:06
うすみず色のかなしみは自由詩415/6/19 23:05
うるさい静寂あおば自由詩8*15/6/19 22:34
左に万変鏡 右に万幻鏡komase...自由詩3*15/6/19 22:20
水たまりとプリズムじまさん自由詩315/6/19 22:03
脱ぐかんな自由詩4*15/6/19 21:49
七色のプリズムじまさん自由詩315/6/19 21:36
母にレタス短歌215/6/19 21:31
またねリィ自由詩2*15/6/19 21:06
うるさい静寂/即興ゴルコンダ(仮)投稿.47こうだたけみ自由詩2*15/6/19 20:20
嵐の夜の暗殺団吉岡ペペロ自由詩315/6/19 19:43
Traffic jam /停滞自由詩2+*15/6/19 18:38
しょっぺえなぁもり自由詩3*15/6/19 17:18
象徴交換と死じぇいぞろ自由詩015/6/19 17:10
東京もり自由詩1*15/6/19 17:09
真っ黒万華鏡じまさん自由詩115/6/19 17:02
吉岡ペペロ自由詩115/6/19 13:40
荒野に針路を取れ平瀬たかのり自由詩2*15/6/19 13:09
オーリーブの若葉星野つばき短歌315/6/19 11:32

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