私から
まっすぐ
届け
この想い

私から
まっすぐ
響け
この鼓動

あなたから
まっすぐ
届く
その想い

あなたから
まっすぐ
響く
その鼓動

曲がるこ ...
あたたかな詩は
やさしいてのひら
わかっているこころ
わたしを撫でてください

見知らぬひとの
年輪を刻んだ気持ちが
{ルビ真風=まぜ}だとして
風速は三メートル

命綱を茶碗に
...
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ...
姫と姫
遊びは灰緑
梯子を外した
冬の高さ


あざやかな水色
うたは遅れ来て
ひいらぎ きさらぎ
目を 衣を 脱ぎ捨てる


雪とくちびる
穂の上の神託 ...
わたしの世界はわたしのにおい


海のにおいがすると
雨がふるんだよ

電車をおりると海のにおい

海のにおいは
地元のにおい
家のにおいはコーヒー


音楽室はコーヒーとパ ...
{引用=−−フレデリック・ショパン「夜想曲第十番」に}

  石膏の雨は
  落ちてきて 割れた
  さっき みじかい嵐は
  苔いろの器を引っ掻いていた


  渦のような部屋の 何 ...
職場でこじんまりとした飲み会があったので参加してきました。

産休中のアメリカ人女性も来てくれました。隣の席に座っていたので旦那さんの話やら何やらを聞いていたのですが、事実よりも考え方や自国の文化 ...
他人が赤色なら
身内は何色なのだろう
生肉のままでは 水分が多くて煮えないからと
腹を裁かれ生血を取り出し 三枚におろされた、肉

塩分があらかじめ多いからと 再度合成調味料を
流し込まれ みりん漬けされる

新鮮な生 ...
冬枯れの桜並木
まえを行く人の うしろ姿が冷たくても
愛された きのうがあるから
がんばれる 今日がある


たとえば お弁当作ってもらって
たとえば そこは危ない ...
待ってユウ!待ってよ!
何だよ、サエ
私が、私が悪かったわ
もう、いいよ!
良くないわ、だって私、
あんなこと言って、ユウを苦しめた
だからお願い言わせて
もう、いいって!
ダメよ、正 ...
クロッカスは一斉に咲く
身を寄せ合って揺れている
つめたい春の風に
小さくなって震えながら

ちょっと離れて
鉢植えの福寿草 まだ一輪だけ
太陽の親戚筋とでも言いたげに
少々毒気のある ...
雨に落とされた花びらが
重なってはりつく
しめった土の道
ふわりと香りがのぼる

君の口は堅く結ばれ
まだ何も語らない
しかし
その目はこちらを
しっかり捉えた

私も君を
し ...
やめちまえ
やめちまえよ全部
君の望むまま
何も気にかけぬまま

恐れなどない
後悔も存在しない
覚悟もないままで
恨みを吐いたわけでもない

やめちまえ
やめちまえよ全部
考 ...
弦におちゆく
悲しみは
ソリストからの
揺れ甦り
浜通りを
吹きぬけるのです


フォルテの
余響に
羽ばたく
哀しみ
オルガンに
重なるように
二胡がなく

哀しみよ ...
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった

けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない

早 ...
僕らは何度も長いトンネルを通るたび
耳がキーンとして 生欠伸をしたり 鼻をつまんだり
想い出すよ トンネルのたび 耳がキーンとするたび

元気でいますか
僕は元気とはいえないけれど
な ...
おやすみ言えぬ桜満開 夜の猫背の骨を抜く 一束の水菜抜け落ちた愛情 水菜噛む何も言わずにそばにいて 見え透いた嘘に黙って水菜噛む 酒に酔ったジジイが
タクシー待ちの列に
割り込んできて
俺の前に並んでいた
熟年夫婦より先に
乗り込もうとした
「おい、何をしてんだてめえ!ちゃんと並べよ!」
俺が穏やかに言うと
ジジ ...
桜舞い散るバス停の
ベンチに 二人座って
いつまでも 空を
見上げていた

いくつものバスを 見送っても
少しも
かなしくなかった

風に散りゆく 桜花
あとから あとから
...
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

まるで子供のように
陽気にはしゃぐ
あなたを 乗せて
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

あなたとの 初め ...
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発する力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、−を付加。 ...
「傘なんか要らなかったね」

そんな風に笑っても

どこか気分が沈んでいるのは

心の霧が晴れていないから

空から覗く光が見えても

未来の事が分からないから


...
要らないものが多過ぎる!

下駄箱の中の履かなくなった靴
クローゼットしまい込んだ流行遅れの服
屋根裏部屋に放置された古い布団

断捨離にも体力が必要で
一日延ばしにする内に
どんどん ...
   消し飛んでしまいそうな
   この想いを
   受け止めてくれる
   熱が
   そこにはなかった
   冷たい水滴が頬をつたう




   
     ...
故郷(ふるさと)の人無き駅にたたずめば霊(たま)あるごとく花の舞い散る
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
「竹」ともりん自由詩115/4/9 14:33
あたたかな詩はもっぷ自由詩415/4/9 13:07
花を敷く梅昆布茶自由詩2015/4/9 12:15
ふたつ すくう木立 悟自由詩415/4/9 11:10
におい南川きま自由詩3*15/4/9 3:02
石膏草野春心自由詩415/4/8 23:16
アメリカ人の激励チカモチ散文(批評...215/4/8 22:50
独り言13リィ自由詩015/4/8 22:34
鍋の中為平 澪自由詩8*15/4/8 21:50
『桜のなみだ』座一自由詩8*15/4/8 20:17
海岸物語花形新次自由詩115/4/8 20:06
どこかの庭でただのみきや自由詩17*15/4/8 19:54
祝福 Dear.M森川美咲自由詩1*15/4/8 19:48
やめちまえ捨我自由詩115/4/8 19:48
ニ胡の調べに黒木アン自由詩9*15/4/8 18:48
イナエ自由詩15*15/4/8 18:25
元気でいますか北大路京介自由詩1015/4/8 18:08
おやすみ言えぬ桜満開自由詩215/4/8 18:08
夜の猫背の骨を抜く自由詩215/4/8 18:08
一束の水菜抜け落ちた愛情俳句015/4/8 18:07
水菜噛む何も言わずにそばにいて俳句115/4/8 18:07
見え透いた嘘に黙って水菜噛む俳句115/4/8 18:07
ジジイ殺害の甘い瞬間花形新次自由詩315/4/8 16:12
さくら南無一自由詩515/4/8 15:55
夜の回転木馬自由詩515/4/8 15:48
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと⑦〈3/21〜4/4 ...平瀬たかのり散文(批評...1*15/4/8 15:05
雨上がりtetsu_自由詩2*15/4/8 14:50
【 断捨離できるか 】泡沫恋歌自由詩22*15/4/8 13:02
【 放射冷却 】自由詩15*15/4/8 12:57
限界集落星野つばき短歌715/4/8 9:55

Home 戻る 最新へ 次へ
1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 
加筆訂正:
初めて大海へ漕ぎだす君へ/Lucy[15/4/8 23:48]
7連目3行削除しました。
【 断捨離できるか 】/泡沫恋歌[15/4/8 13:22]
最終行を変更しました。
4.19sec.