今、私が{ルビ綴=つづ}っている
この詩の中の、不思議な井戸

   〇

水を汲み
試しに、飲んでみてください  
雪が吹く

真っ白だ

雪が吹く

光は白ではないのだ

雪が吹く

真っ白だ

雪が吹く


この傘も弁当も

家族も職場も

協力者も

皆善きことを
...
salvage /創造


体にチェーンを巻きつけて

その先に繋がったイカリを静かに海に沈める

重みに引っ張られて

冷たい海に投げ出される

ウェットスーツに 冷たい水が入 ...
寝ようと思った
布団に潜った
暑くて剥いだ
目が冴えた

羊を数えた
素数を数えた
染みを数えた
頭が冴えた

時計の針
車のエンジン
舌の位置
明日の夕飯
来週の予定
...
君は唄う空高くに
私はその傍らメロディーを口ずさむ
彼女は笑うその声たちに
彼は目を伏せて詩を感じている

切り取った一辺に爽やかな空気が流れる
時空に穏やかな日々連なる
永久などなくて ...
夕方の地下鉄
小学生を連れた母親
吊り革にぶら下がろうとする悪がき
それを止める自称かぁさん

ボリュームのつまみの無い小悪魔どもは
あっちへ行ったりこっちへ行ったり
結局、母親もスマホ ...
戸棚の奥からでてきた何のものだかわからない古いリモコン
我が家ではときどきあるのだこういうことが
ためしにあちこち押してみる

わずかな振動が空気を震わせて
とつぜん世界が半壊
するわ ...
こころに海が在る
潮騒もときどききこえてくるし

いつかのくちづけも
深いうみの香りだった

瞳にうつる雲をとらえようとしても
いつのまにかかぜに溶けてしまうから

つねに移ろうもの ...
あの頃は 住処探して 山の端に 下れぬ夢路に 登るさそり座 教師がチョークで引く線

黒板に集まる視線

サラサラとペンがノートを走る音
皆何をそんな必死に

黒板に書かれた文字なんてすぐ消える

脳裏によぎるのはどんな砂嵐にも消され ...
世界中の海から集められた
追いきれない広さと迫りきれない深さ
あるいは群れをなす魚の一匹が発した
どこまでも届く一瞬の輝き
そういうものが
個人のはるか遠くまで開け放たれた
借 ...
人類みな兄弟
だから結婚できないの
そこに在る必要はない
そこに残る必要もない
ジャム塗れの兵士はむかしむかしのこと
無音の中
光が縦に流れるよう
暗室 温度計 サーモグラフィ
人物二人
腕を絡め
唇も重ねる
蝋燭を灯 ...
水の中
ひたひたと走る
6月か…

落ちてはいない
落ちてはいない
返り咲きの空

水田に積もる波
川に流れていく

人間の外が綺麗でも
人間の中が綺麗でないと

遠心力が ...
寝転んでたら
足で
ぐりぐりされた

ぬぉおおお(笑)

目は笑ってなかった

大草原に
少女漫画が捨ててある

ちゃんと
ヤギもいるが
男の子もいる

女の子は
ちゃ ...
今日も雨 灰色に染まった湿気に
沈んでいく ヒザを抱えた狭い宇宙が
傘を広げて 縮んでいく 心地よい闇に向かって
落ちていく 余計な雑音の聞こえない場所へ


窓の外 紫陽花の下に 捨 ...
股関節に
くるまれた
つや消しのまるい漆黒
( 恥ずかしげ、に詠う

五円玉八個
さきに行った大地、の
一面の花
( そよぐ静寂、楽しげ

追いかける煙は、
青を突き破り
おお ...
おんぼろ列車がトンネルを抜ける前に 僕は眼鏡を外そう
この先に 僕が本気で見たいものなんてないだろう

幼い顔した君が 僕より早くいなくなるなんて
空前絶後の混乱期 脳天直下のブレーンバスター ...
へーいべいべーちょーしはどーだい?って
スピーカーからだるそうな声がする土曜日
の夜の想い本当は月曜日の夜からわたわた
し書いてるけどまとまらないまあ止まらな
い咳の数はかぞえないか添えない寝 ...
人間らしく 生きるってコトは すごく難しいんだ

歩き 飾り 触り 話し 伝え 考え 悩み 怒り
迷い 嗜み 求め 欲して 憤る
・・・長い

人間として生きるのは楽じゃないんだ
共通の ...
けちけちしたって仕方がねえや
どうせいつかは御陀仏なんだ
使えるものは使えるうちに
食いたいものは食えるうちに
一寸先から真っ暗闇さ
行燈なんざ役に立たない
生きてるうちに生きておけ
...
ワタスゲに夢を託して風を待つ

サリサリと舌に染み入るかき氷

わたあめをあがなう硬貨にぎりしめ

風鈴に四万六千あずけつつ

アサガオの蔓をたどれば空の穴

鉄塔の穂先に咲い ...
損をうまい棒で換算する癖 金のエンゼル出て送らない マーブルチョコ2粒小保方さんの夢レシピ 恩返ししない鶴だっているんだよやけに激しい風が吹いてる 親友のインコに淫語覚えさせやけに激しい風が吹いてる もう僕も死んでることにして欲しいアビーロードを裸足で歩く はやくおうちに帰りましょう
と合図の童謡が鳴って
その日はじめて空は気がついてもらえる
六歳のまなざしは
あおい空には向かわなかった
夕空が少女に語るのは いつでも
あきらめる時に踏む手順 ...
旅先で立ち寄った老舗鞄店店主の指の骨の雄弁
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
井戸ノ水服部 剛自由詩215/6/17 20:53
雪中歌吉岡ペペロ自由詩215/6/17 19:30
salvage/創造自由詩0*15/6/17 18:36
眠れぬ獅子たいら自由詩015/6/17 15:53
青春の輝き斎藤 九自由詩015/6/17 13:07
地下鉄に乗って……とある蛙自由詩8+*15/6/17 12:23
リモートコントロール梅昆布茶自由詩2015/6/17 11:33
自由詩815/6/17 10:45
バブルのころ星野つばき短歌115/6/17 10:16
Outlaw/ナスカの地上絵自由詩215/6/17 10:15
絶望葉leaf自由詩415/6/17 5:07
できないリィ自由詩4*15/6/17 4:08
不要論秋也自由詩115/6/17 0:48
水の中水素自由詩115/6/16 23:02
モンゴルnemaru自由詩4*15/6/16 22:58
雨の日の情景藤原絵理子自由詩715/6/16 22:44
火葬場草野大悟2自由詩215/6/16 22:22
片道切符もり自由詩1*15/6/16 22:02
How you doing!?/即興ゴルコンダ(仮)投稿.4 ...こうだたけみ自由詩5*15/6/16 21:54
人間もり自由詩115/6/16 21:46
鯔背青井自由詩215/6/16 21:22
夏想いレタス俳句015/6/16 20:59
損をうまい棒で換算する癖北大路京介自由詩315/6/16 20:54
金のエンゼル出て送らない自由詩215/6/16 20:53
マーブルチョコ2粒小保方さんの夢レシピ自由詩315/6/16 20:53
恩返ししない鶴だっているんだよやけに激しい風が吹いてる短歌215/6/16 20:52
親友のインコに淫語覚えさせやけに激しい風が吹いてる短歌015/6/16 20:52
もう僕も死んでることにして欲しいアビーロードを裸足で歩く短歌415/6/16 20:51
茜音もっぷ自由詩515/6/16 20:20
老舗鞄店 *短歌215/6/16 19:48

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