賭け(人生)に負けたやつだけが知っている
俺は町の灯りを見上げた
煙草の煙が
因縁に変わる
逃れられやしない宿業
道頓堀に雨が降る
赤い傘のカップルを
黒塗りの個人タクシーが ...
歳の差を埋めようとして背伸びした小さな靴を脱がしてあげる
合鍵も返し最後のハグをしたまだ若すぎた去年の夏は
エコ、エコってうるせえんだよ
自分が死んだあと
地球がどうなるかなんて
知ったこっちゃないんだよ
でも、あなたにも
子供さんがいるでしょう?
ああ、娘が一人いるよ
だから、どうし ...
そのことば わすれないでね
きのう あなたがいった そのことば
ゆらゆら さまよう そのことば
わたしが ちゃんと つかまえていてあげるから
あなたも ちゃんと なくさ ...
ひとりでダンス?
いいえ
風がわたしのパートナー
わたしを見つめてください
あの方の姿が
見えてくるでしょう
わたしは木
いいえ
わたしは奇異です奇行です
見えない何かを
可視 ...
ひとを刺すことも
フルーツを剥くことも
できる包丁のようなもの
生き物を潤わすことも
土砂崩れを起こすことも
できる雨のようなもの
行いや物言いや思いとは
き ...
こってりとしたスープの中に
濃密な時間ばかりが隠れてる
扉を開けるのは蓮華
紅い花びらが 楽しそうに揺れる頃
ブランコは 風に揺られて 遊んでる
砂浜に ゆっくりと 着地 ...
ぶどう酒の紫を薄めた色水で、水彩画の恋を。
あなたの隣で咲き続けたかった花、
グロキシニア。
艶やかに、しかし慎ましやかに、
絶やさなかった微笑み。
逃れたくて、
刻まれたものから ...
ヒマワリ咲く坂道を
自転車で駆けあがる
色の褪せたオールスター
麦わら帽子飛ばされぬように
入道雲の空模様
クジラのようだそれはもう
香る潮風に詩を混ぜて
どこまでだって連れて行こう ...
使っていない手帳を時々めくる
明日の予定はどこにも書かれていない
その余白が持ってる白は
明日になっても
やっぱり空っぽのままなんだ
約束で繋がっていた
あなたの名前と日付も
...
魚肉ソーセージを喉に詰まらせてひっくり返ってる猫の屍骸を公園で見た。誰だこんな酷いことをしたのは。クマのヘンドリックはぼくの隣にきてペットボトルの水を飲みながら言った。そして飲み残したペットボ ...
肩を落として
足を引きずるようにして
のろのろだらだら歩いている
一人ぼっちの少年
どうした
なにがあった?
学校で辛い目に会ったかい
家に帰りたくないわけでもある?
仲良しの友達 ...
砂でできたメトロポリスが
波に削られても
俺だけが蜃気楼の囚人
この世の抜け道には
閉塞の他に悲劇しかいない
仮面に使役される論理の身体
胴体が味方だ
トンネルの中で出会った
...
ふやけたあんぱんを
ひとくちぶんだけちぎったら
かすかな塩味といっしょに
口に放って
甘いも苦いも
そしゃくする
ゆっくり
じっくり
たいせつに
ひとくち ...
どうして
アスファルトで覆ったのでしょう
芽生えようとしていた希望が
誰にも知られず
死んでしてしまったら
訪れた春は悲しむでしょうに
人が生きている理由
自分のやりたい事があるから
好きな人と一緒にいたいから
家族を養う為
死にたくないから
僕の生きている理由
生きているから生きている
理由はそれだけ
わたしの理想は
ほんの少しの財産と
ほんの少しの自由と
抱えきれないほどの愛にかこまれ
生きていくこと
逃げ水みたいな理想郷
照りつける太陽は理不尽で
果てしなく広がる砂漠にひとり
...
特別な格好なんてしないでよ嘘にちかづくいちにちにしよう。
かいしきの合図はきみの欠伸です。へいしきの合図にはいちーず
先生さ、わたしがすきってゆったこと学年便りに書 ...
一坪菜園を撫でまわし
ベランダの屋根を照り返す
昼さがりのふゆびが
連日ささやいています
卒寿となった
おひとりさまにむかって
過ぎた「時」の古傷を
迎えた「空」の生傷を
残 ...
大手通信会社スラムバンクが
ジャック・ニコルソン型
最新鋭ロボット
「トミー」を開発した
トミーは反社会的な
性格のために入院させられた
病院の婦長に反抗し
ロボットに改造された
...
やめておくんなはれ
わてには、わてには
心に決めた人が
いるんどすえ
うるせえ
そんなこと言ったって
ここはもう
こんなになってんじゃねえか!
そんな、そんなことあらしまへん
...
むかし日本もそうだったように
大儀を見出だす国がなくならないのは
人類のこころぐせというようなものだ
絶対的な正義があると信じてしまうと
人類はそこについ大儀を見出だしてしまう ...
飯舘牛との
名にしを負い
寵愛を一心に
うけ育ち
達者でいてな
たくさんの仔を
こしらえてさと
苦楽を共にした
ふるさとに
見送られ
朝月夜には
麓にひろがる
果 ...
小爆発しながらでないと
わたしの日々は動いていかない
(しらないあいだにも)
母が消えてくれたらいいのにと思った
そんな自分を恥じなかった
だけど越えられたなんて自信は
も ...
永遠に降りそうな雨
癒やしのメロディーと歌詞が
聴く人の心を惹きつける
梅雨真っ只中で薄暗い
薄暗いけれど明るい歌声
大雨が一日中続く
一日中歌声が聴こえる
雨で憂鬱だけど何 ...
最も幸せな人は木の上に住んでいる。風の満ち引きに体温の波をぶつけながら、細い枝とともにしなり、足がかりは隙間だらけで険しい空間を縫っていく。時たま地上に降りては大地の囚われの不幸を確認し、全て ...
今まで積み上げた下書きを削除して虚無に浸っては液晶と対話する日々。
言葉の神様が彼の頭上に水滴を落としたのだ。
時間は輪っかじゃない。
だから自分は先頭に立てない。
地 ...
からだはどこへゆくんだ
いでんしいがいを
たいせつにするのか
おまえのちいさなてが
くちからむねをつかむんだ
何を生きてゆく
地図が少しだけ
変わる
...
風の音で目が覚め
月の光が照らす道に気づき
未知との遭遇を 嬉々として 厳かに選び取る
偶然を必然と捉え
必然を自然と受け止め
自然を自信と結びつけ
ゆっくりと しっかりと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夕陽の沈む向こう側
オダカズヒコ
自由詩
1*
15/3/8 0:05
歳の差を埋めようとして背伸びした小さな靴を脱がしてあげる
北大路京介
短歌
1
15/3/8 0:00
合鍵も返し最後のハグをしたまだ若すぎた去年の夏は
〃
短歌
1
15/3/8 0:00
子供たちのために
花形新次
自由詩
0
15/3/7 23:44
あいしている、と
青井とり
自由詩
0
15/3/7 23:39
ダンス
ただのみきや
自由詩
14*
15/3/7 23:22
肩の力
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/3/7 22:43
100% 濃厚スープ
藤鈴呼
自由詩
2*
15/3/7 22:29
グロパンジュ
とよよん
自由詩
4*
15/3/7 22:18
夏色の町
捨我
自由詩
1
15/3/7 20:03
停車場
オダカズヒコ
自由詩
1*
15/3/7 19:22
渡る世間はクマばかり
〃
自由詩
2*
15/3/7 19:18
うつむく背中
Lucy
自由詩
14*
15/3/7 19:14
砂の牢獄
プラララマン
自由詩
1
15/3/7 19:09
あんぱん
中原馨
自由詩
4
15/3/7 17:18
舗装農道
イナエ
自由詩
13*
15/3/7 14:54
理由
リィ
自由詩
1*
15/3/7 14:38
すべては遠き理想郷
迷亭うさぎ
自由詩
2
15/3/7 14:00
坂本竜馬は滅べ
初谷むい
短歌
4*
15/3/7 12:44
歌はかすれて②
信天翁
自由詩
1
15/3/7 10:44
ロボットトミー
花形新次
自由詩
0
15/3/7 10:40
マン
〃
自由詩
0
15/3/7 10:19
人類のこころぐせ
吉岡ペペロ
自由詩
1
15/3/7 8:19
飯館牛〜その瞳をみていたら〜より
黒木アン
自由詩
2*
15/3/7 7:15
ココロコスモ
唐草フウ
自由詩
8*
15/3/7 6:16
雨の歌を聴く
夏川ゆう
自由詩
3
15/3/7 5:48
幸せな人
葉leaf
自由詩
2
15/3/7 5:08
言葉
藤沢
自由詩
1
15/3/7 4:12
地球
吉岡ペペロ
自由詩
1
15/3/7 1:39
月の光が照らす誕生と消失の海原
komase...
自由詩
2*
15/3/7 0:35
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
加筆訂正:
メダカ
/
umineko
[15/3/7 13:43]
後半。。
7.52sec.