餃子がね
とっても美味しいんだよ
昔ながらの佇まい
町の人達が
あちらからこちらから
電話も鳴って
店先で
生か焼きかを選んで買っていく
ラーメンとかもあるけれど
餃子二人前とラ ...
乾いた笑い
矛盾した怒り
爪先立ちのプライド
耳後が痛む
言語、知恵、経験
複雑に首元に絡み合い
巨大化する
絞めつけられる頚椎
もうすべてぶち壊して ...
黒ブチの
仔猫の彼女がいなくなって一週間
去勢手術を受けるために入院をし
退院した翌日に
ベランダの3階から飛び降りて以来
姿を消した仔猫
キッチンのコンロのある
隅っこ ...
HONDAのオデッセイの後部座席で
ブタは酷く退屈していた
短い足を組み
ボテ腹の上で
指を組む
彼は失望していたのだ
ガイドブックに載っていた○○○はすでに廃墟と化し
○○ ...
流れる水の音を聞いたり
冬の朝の空を見たりするのは
どうしてでしょう
私たちが常々変わることを
私たちは知っているから
かもしれないね
世界でたった1人のために
たった1 ...
よだれをとめられないひとだっている
たたきあう肩がないひとだっている
めぐっていかない星だってある
からだじゅうに小さい脳みそが埋め込まれてるみたいで
走りたい走り ...
――どうすれば、私は私になれるのか?
日々の舞台を演じる自らの
配役について、想い巡らせていた。
老舗の名曲喫茶にて
ショパンの夜想曲を聴きながら。
ぷつぷつ…と、ノイズ混じりのレコ ...
僕は崖の上に、立つ。
崖の上に立てば、あの風が吹く。
眼下の海の{ルビ潮=うしお}を見れば
意気地無しの足は、すくむ。
すくむからこそ二本の足で、僕は立つ。
わなわなと生に震えながら。
へ ...
財布の中の、野口英世と目が合った。
火の年に、
大水の声を描く
詩人は、
自ら指を燃やして、
轟く稲妻にも似た
その声を、
陽に焼けて古びた愛と、
数々の秘密と背徳を埋めた土に
透明な色のインクを滴らせ、
...
何かに頼らなきゃ
寂しさが満たされないなんて嫌だな
自分の心は自分でしか埋められない
あったはずのモノが
無くなってく不安はあるけれど
いつか長い月日で考えたら
必ずやって来るんだからね
自分が ...
箱から出ておゆき、羊たち
呑み込んだ象を吐き出すんだ、うわばみ
立つことが精一杯の星の上で
灯りを消す、点ける
(日の出と日の入りのあわいは僅か)
薔薇を宇宙の風から守る
(風は吹くの ...
川を境に
夜が半分しか明けない街から
人は次々に去っていった
半分の灯り 半分の雨
空には
鳴らない鈴がかがやいていた
何も無い朝が
星の跡を押しのけてゆく
乳 ...
真昼のまま凍りついた
ひとつの情念
名づけようもない一編の詩を装い
光明な思想が引きずる裳裾の陰鬱
石仏のように摩耗して正体もなく
言葉は羽 風に舞い
人は水 流れ集まる低く低く色 ...
じかんがないから、
時間を減らす。
くちにできないから、
乳首をしゃぶってみる。
こえにならないから、
耳をふさいでみる。
めにみえないから
視界を凝らしてみる。
...
僕からはたくさんの「好き」を
君からは一回の「愛してる」を
不安な夜には
我ながら情けないが
僕と君の気持ちを
天秤に乗せたくなるのさ
僕の方が君を好きだ
君の方が僕を愛してる
...
泣いたって何も変わりゃしない
抱いたって何も埋まりゃしない
笑ったって誰も救えりゃしない
立ったって何処にも行けやしない
だって、なんて言い訳は無し
Once upon a time,昔 ...
誰でも座ってかまわない席だから
誰でも座ってかまわない席ばかりだから
わたしは却って窮屈になる
わたしの決断はすべて
わたしの責任のもと、許される
ご自由にお座りください、という言葉 ...
瓦斯ヒーターのファンが
しばしの平安を息づくなか
真冬日が その真っ只中で
卒寿にたどりついた
独り暮しのまどろみを誘う
前半生で水にながした
...
のんべんだらり
日長一日 だらだらと
ソファーの小舟で
文庫本が櫂に
目が疲れたらひと休み
音楽の風に吹かれながら
好きな時間を小舟に乗せて
無為の海を漂流しよう
のんべんだら ...
バッタの死骸に群がる蟻は
ひとっかけらの憐憫も持たず
手を合わせることもない
蟻には何の罪もない
気分次第で
退屈な風になったり
充実した風になったりする
SUNDAYの響きがいい
開放的になり外に出たくなる
何処にでも行ける足がある
何でも創造する力がある
身の回りが輝 ...
嫁さんと
息子が
まったく何不自由なく
暮らしていくためには
ただひたすら
頭を下げるときは下げ
憎まれるときは憎まれ
こんな奴
私生活では
絶対に付き合いたくない
と思われても
...
紙で作ったお星様を
手のひらでつぶして
うまくいかなかったらつぶして
そういうことつぶさに
ひろいあげて持ち込んで
昨日のこと持ち込んで
俎にのせられた魚の気持ち
目が死ん ...
日本国憲法第九条は死んだ
お前達が殺したのである
憲法九条が何であるかを
お前達はとうとう理解できなかった
理由はひどく簡単である
それは戦争が絶対悪ではないということだ
お前達は戦争 ...
僕が変わっても
君だけは変わらないで
手を繋いだ事を忘れても
君の隣に僕がいた事を忘れないで
君が僕の名前を忘れても
僕が君の名前を忘れないから
僕が死んでも
君だけは生きていてくれ
...
大きく息を吸って
吐いて吐いて
世界をとりこんで
世界を拒絶して
夜空より青空と雲を見て欲しかった
そんな暗くて恐い足元より君の優しく温かい手を見て欲しかった
辛過ぎた目の前より先にあった ...
電柱森林公園
何年も前の8月の半ばに行ったきりだよ
二日酔いのまま
お前と黙りこくって車乗ってさ
だらだら続く道にうんざりしながらよ
単相線だらけで見どころもなかったし
トランスも ...
小高い丘の上にあるアパートの一室で、ぼくはカーテンにぐるぐる巻きになってコロコロコミックを読んでいる。
いつも楽しみにしていたギャグ漫画が突然最終回を迎えた。最後からの2ページを、何度も何度も読み返 ...
聞こえてくる潮
宇宙からの光に反射する水面
ゆっくりと手を耳元へ寄せた
絶対ということは
それぞれの人間に与えられた生きる期限だけ
そう母なる海は言っているようだ
泡立つ波打ち際に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
庶民の味方
灰泥軽茶
自由詩
5
15/2/7 22:10
原点
hiro
自由詩
1
15/2/7 22:03
8月のバガデル
オダ カズヒ...
自由詩
5+*
15/2/7 21:50
脱皮
〃
自由詩
0
15/2/7 21:47
たった
瑞海
自由詩
4*
15/2/7 20:50
希望
イシダユーリ
自由詩
5
15/2/7 20:32
ショパンの声
服部 剛
自由詩
4
15/2/7 18:45
滑稽な顔
〃
自由詩
3
15/2/7 18:30
一行詩
〃
自由詩
0+
15/2/7 18:20
神の名前
atsuch...
自由詩
5*
15/2/7 17:09
『今』
ちゃんこ
携帯写真+...
1
15/2/7 16:39
星のアリス
梁川梨里
自由詩
6+*
15/2/7 16:10
そして いくたび
木立 悟
自由詩
8
15/2/7 14:54
観測者の逸脱
ただのみきや
自由詩
17*
15/2/7 14:34
背骨
あおい満月
自由詩
4*
15/2/7 13:13
好き好き好き好き愛してる
たいら
自由詩
2
15/2/7 12:46
tatte
〃
自由詩
0
15/2/7 12:27
空席
千波 一也
自由詩
4
15/2/7 11:58
漆色の如月に
信天翁
自由詩
2
15/2/7 11:12
【 のんべんだらり 】
泡沫恋歌
自由詩
18*
15/2/7 11:12
蟻
金子茶琳
自由詩
6
15/2/7 11:08
SUNDAY
夏川ゆう
自由詩
3
15/2/7 5:59
きみたちに伝えたいこと
花形新次
自由詩
2
15/2/7 0:58
憂鬱ならば
かの
自由詩
4*
15/2/7 0:33
憲法九条は死んだ
紀ノ川つかさ
自由詩
5*
15/2/6 23:40
君だけは
リィ
自由詩
1*
15/2/6 23:22
僕から彼へ 彼から僕へ お別れ 約束 波と空
秋也
自由詩
2*
15/2/6 22:56
電柱森林公園
竜門勇気
自由詩
0
15/2/6 22:36
小学生の夜
宮木理人
自由詩
4*
15/2/6 22:28
海風
小日向 ココ
自由詩
1
15/2/6 22:23
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
4.02sec.