失いたくないがゆえに
確かめられなかった後悔
心の中に澱んで溜まって
こんなに遠くなってから
リアルな感情を呼び覚ます

恐れ過ぎたゆえに
歩み寄れなかった
追うことをやめたのは
逃 ...
遠くから響いてくる声
耳を貸して
心をゆだねて
透きとおった一枚の
温かい膜が時を経て
わたしの記憶を覆い尽くした

遠くの方で鳴り止まぬ音
目を開いて
腕を伸ばして
通りすぎた一 ...
その男は三匹の犬を飼い
二匹の猫を飼った

三匹目の犬が
彼より少し長生きした

雨が降る前の
微かな気配を
うなじの毛で感じる事が出来た

玄米を食べると
非常に臭いおなら ...
リングが落ちていた、眩しい雨上がり。慌てん坊さんは何処?

 渾天(そら)から
 天使(エンゼル)の
 立琴(リイル)
 光輪(降臨)
 掌(たなうら)に
 馨り(パルファン)の
 香 ...
いろんなことをしって
いまがある

ぜつぼうと
よろこび

いろんなことをやって
いまがある

なみだと
ゴール

いろんなことをへて
いま わたしは

詩をかいていてよ ...
昼過ぎに起きて洗濯物を廻す
ベランダに出てみればまるで春みたいにいい天気じゃないか
家にいるのはもったいない

ネットで息子の耳鼻科を検索する
下敷きを無くしたらしいから買いに行ってやらなけ ...
父が寄り添う。
父が寄り添う。

喪服姿の妻と娘たちを抱きしめるかのように。

父が手を振る。
父が手を振る。

満開の桜を頭上に仰ぎ
最後の団欒を見届けながら。
昨日まで
温もりを感じた父の身体

今日になって
冷めかけのお茶よりもぬるくなる。

一昨日まで
温もりを感じた父の身体

今日になって
明け方のこたつよりもぬるくなる。

三 ...
酒浸りの毎日が厭きてくると、突然思い立って詩なんぞを書き始めるようになつた。

 詩を書くことにしたのは、既に日々欠乏しつつある己の体力と得体の知れない精神と何とか帳尻が合うかも知れないと言う甘 ...
傘をひろげましたら
夕べの余韻が
小指におちる滴に
とうていました

親をなくす
という意味を

青いろの空は
オリーブの葉を揺らし
春の息吹を
祝福しているようで
交代のしら ...
青い空がおいでって私を呼んでる
ずっと夢見ていた旅立ちの日

春の風が何度も私をせかして
早く早くって言うけれど

飛び立つにはけっこう勇気がいるのよ
心臓がドキドキして今にもはじけそう ...
ハムすき〜!

叫んだポニョがうらやましかった
私も
ハム好き〜!

叫んでみたかった

だけど
ハムの裏側にある
添加物の数々を
確かめずにはいられない
そうして
ハム ...
甘すぎる果実は嫌い
べとべとするから
沢山の蟻が寄ってくるし
喉が渇く
どんだけ満々た色をしていても
僕はそれを嫌う
でも専門家ではないから
食べてみないと解らないので
すごく喉が渇い ...
突き抜けるような
青い空に
純白の雲
雲の向こう側に
なにが蠢いているのか
誰も知らない

青い空

白い雲

果てしない孤独
幸福な人よ
あなたは一度死んでしまった
かつて巨大な飢えに引きずられて
ひたすら哲学の研究で自らを満たそうとした
探求の徒としてのあなたは死んでしまった
あなたは次第に人々に囲ま ...
蟲時雨犬の口から拡声器 姥巫女や霧の髑髏が血を喰らう イカサマを見抜けない賭け油照り  
たこ焼きや

冬の休日

ホフホフと



 
地平線は果てがないけれども
果てを追い続けて
また元に戻るなら

目の前に線を引き
そこまでを果てとしよう

その先が新しいスタートで
何も無かったその線までは
ただのブランク
喪 ...
宴が去って
ふと虚しくなっている
寄り添える言葉の羅列も
破綻する
られつ られる らりる
らりるれろ ろれるりら

先に立たぬ後悔
あああああ

そして願わくは
次の宴を
ど ...
春かな
雨がしとしと
しとしと心に
目をつぶり
何をしようか考える

春かも
傘をさして外へ出れば
何かあったのかな
皆嬉しそうに少し笑っている

春だよ
手は冷たい
頬を撫 ...
悩まずにはいられない
日常という拘束
塗り替えたい、昨日、今日、明日
眠れば何か変わればいいのに
逃れられない痛み

春が来て、夏が来て
日差しはいつだって
降り注いでくる
変鉄のな ...
カンカン照りの夏の日に
黒いペンキが捲れてた
露出した鉄の赤錆を
ぼんやり見つめる
ころがり落ちた
階段の下から
目覚ましが
遠く鳴る
リリリ
リン


すでに
取り返しが ...
あぁ 声を出せば 空に溶け
取り戻す術を 僕は知らない

芝生に寝転び 眠ろうが 嘆こうが
空の青が 濁る事はなく ついつい安心してしまう

大きな葉の表に そんな一遍の詩を 書き記してお ...
雨、いつも待っている、
雨、いつまでも人を殺せない、
雨、いつか風邪を引いた私の、
雨、手の届かない、ところが常に、痒い、
痒い、痒いんだ、前歯の裏あたりが、前頭葉の祖語が、
優しかった祖母 ...
ビデオテープを売りに街に出た
雨の街の中で 傘を差して
だけど ブックオフで ビデオテープを差し出すと
買い取りは 当然拒否されてしまった
モードオフでも
ゴミ捨て場から拾ってきたジャケット ...
どのみち世界は
俺を受けいれることはないだろうと思っていた
二十歳のころ
俺は生まれてきたことを呪った

憎しみは
親に向けられた
憎しみは
世間へと向けられた
憎しみとは殺 ...
 疲労の度合いは肉体と精神が切り離された距離の大きさによって規定される。積み重なった疲労によって内外の電気信号を結び付け認識を生み出す思考回路は切断され、苦悩すら出来なくなる。何も得ない、何も失わない ... 雲ひとつ無い空の下
傘を片手に屋根の上
風が吹くの待っている
強く吹くのを待っている

蝙蝠傘くるり
風がさらうの待っている
いつか夢見た世界まで
運んでくれるの待っている

薫る ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Kへ森川美咲自由詩015/3/2 19:52
記憶の彼方へ迷亭うさぎ自由詩015/3/2 19:33
シンプルな物語アンドリュウ散文(批評...115/3/2 18:32
エンゼルの香水瓶とよよん自由詩4*15/3/2 18:25
源泉もっぷ自由詩515/3/2 18:06
春の小旅行馬野ミキ自由詩7*15/3/2 17:09
無題。梓ゆい自由詩315/3/2 15:13
今日になって。自由詩215/3/2 15:11
日常……とある蛙自由詩8*15/3/2 13:26
春雨の涙黒木アン自由詩315/3/2 13:19
たんぽぽ春のパラシュート未有花自由詩16*15/3/2 10:10
窮屈な食卓そらの珊瑚自由詩9*15/3/2 9:04
甘すぎる果実こいち自由詩115/3/2 7:30
青い空、白い雲花咲風太郎自由詩715/3/2 7:03
幸福な人葉leaf自由詩215/3/2 5:39
蟲時雨犬の口から拡声器北大路京介俳句4*15/3/2 1:11
姥巫女や霧の髑髏が血を喰らう俳句115/3/2 1:11
イカサマを見抜けない賭け油照り俳句115/3/2 1:11
たこ焼き殿上 童俳句8*15/3/2 0:52
線を引けはて自由詩315/3/2 0:50
宴の後のらりるれろ森川美咲自由詩2*15/3/1 23:52
春の雨灰泥軽茶自由詩615/3/1 22:47
日常という拘束小日向 ココ自由詩315/3/1 22:44
冷えていく鉄/即興ゴルコンダ(仮)投稿.17こうだたけみ自由詩10*15/3/1 22:26
芝生竹森自由詩315/3/1 22:05
窓の外自由詩115/3/1 21:35
消えた街番田 自由詩315/3/1 21:35
あいつは復讐したがっているオダカズヒコ自由詩3*15/3/1 21:30
接続詞が足りない。竹森自由詩115/3/1 21:23
少女空挺部隊捨我自由詩315/3/1 20:30

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加筆訂正:
北海道旅行/森川美咲[15/3/1 23:56]
孤蓬さまの指摘を受けて修正しましたm(_ _)m
4.86sec.