タイのカラオケに行った
ちょっと年増の女性を指名した
熟女好きとしては
当然の選択だった
身の上話になった
旦那が6年前に亡くなって
女手ひとつで男の子を
育てていると言うことだった ...
父の声が、聞こえなくなった。
「もう、泣くのは止めなさい・・・・。」と
私を突き放したのだろう。
匂いの消えた、フリースマフラー。
折りたたんだ簡易ベット。
もうすぐ手放すファミ ...
乾いた空気の部屋に コン コンと響く
胸騒ぎと同時に 時計を見る
ノックの音が響く時間ではない
外の気配も 空気の振動も感じられない
乾いた心の ゆらめきと 空気の揺れが
...
ライオンがほえている
わたしは古いつめを捨てて
たてがみをなでてやる
わたしたちはもう
遠くへは行かれないのだ
望んではいないから
いつだったか
夜のふりをした朝が
あなた ...
日々の芝居に疲れた、夜は…
ちょい横道に逸れて
路地裏のBarの
ドアを潜り――仄暗い
カウンターに、腰かける
旅の途上のおいらだが
今まで越えた峠を、指折り数えりゃ
一つ・二つ・三 ...
私は犬の鼻が欲しい。自分の餌を求める
ままに進む、あの(黒い鼻)が――たと
え犬の鼻を持てなくとも、どうやら人の
第六感には、あの鼻がうっすら内蔵され
ているらしい――今日から私は自らの内
...
父の好きだった物を食べると
思い出す事が多すぎて
(もう二度と食べない。)と
自ら放棄した。
熱々のラーメン。
つやつや光る大皿の刺身。
カラフルなマーブルチョコレート。
一息ついで ...
カーテンの隙間から
忍び込んだ昼前の光
掴もうとして手を伸ばすけど
手の甲に乗っかって
歩行器に跨がり足を伸ばす
まだ歩き方を知らないから
教えてあげたいけれど
何て言えばいいのかな ...
恋人同士どんなに好きでもどれだけ愛しても
恋人と言う関係さえなければ他人で
夫婦になって子どもが生まれたからと言っても
結局はただの他人になる
すべてが何も関係なくなれば
人類みな他人になる ...
彼女は旅立つ行き先も告げず
先頭車両に飛び乗って
突如と旅立つ見送りもつけず
ひとり孤独にひどく遠くに
時速100?に取り残されて
言いたいことも言えぬまま
胃痛い日々も癒えず
まだ ...
モシモシ オカアサン
ワタシ・・・・
長い待っていたひと言
鬱々の闇は晴れる
営々と続いた生命の
未来に続く扉は開いて
愛の儀式に黄金の光が溢れ
モシモシ カアサン
オ ...
上に向き過ぎてる証明写真だねくるしいことはしらずおねむり
はいこんにちはー元気にいいましょうご褒美あげますスタバののむやつ
ばかみたいこっちみてない証明写真など受理はで ...
ネジ巻きなら土曜の晩に
フィンネル ドリアン アスペラトゥス
ぜんまい仕掛けの一週間です
多面体のメンタルで直角になぞる平常
ちょうどあれにそっくりだ
おみくじ筒の歯ぎしりや
規則的で ...
苦しんで苦しんで
顔を上げて前を向いて
空
冷たく風は吹いて
カラスをカモメが追いかけて
陽
お前は言った
あなたには人の心が分かるじゃない
遠退いて寝床の中で考える
あ ...
何処かに眠っている昨日
さとうきびから生成される明日
個人的に厳しい毎日
会社的に使いやすい存在
安定した自分という誤解
信頼できる友という希望
愛という夢想
性という分離
...
招かれた小さな部屋で
積み上げられた草履に
何もなかったように
淡々と話す貴女
励まされたのが
私であることに
なんとも情けなく
なんとも嬉しくもあり
紡いだ貴女の指も
筆を ...
全ての季節から見放され
太陽からも見放され
夜中に夜空を眺めていると
夜空に輝く三日月は広い闇の中で一人ぼっち
圧倒的な闇の大群に孤軍奮闘するまばゆい光
月よ、お前も苦しいのだろう、 ...
長距離走者の孤独を短距離走者がすんなりと追い越して行く朝
支配構造に反逆してこころがちぎれるままに運命を壊す
迦楼羅 崑崙 推古王 婆羅門 友が売る伎楽面 そして奈良
老齢な百科事典 ...
ぶあついガラスを歪ませる
そういう情熱があったなら
猫だって わんと鳴かせられるかしら
おもしろがって手を打って
ふらふらついてくる身体たち
やさしくしたからって
尊いわけじゃないのよ ...
目をとじて 耳をとじて 胸をとじて
そうして春は 過ぎていきます
わたしはいまも 冷えた足首に紐をして
ひらいていく花をうらめしく見つめながら
それでも忘れ続けることをやめないで
ちりち ...
あたしの悲しみは 彷徨った後
水仙の咲く堤の 老いた桜にたどり着く
蕾はまだ固いのに 水は
香りに混ざった 陽の光を揺らす 軽やかに
きらきらと 光の粒はころがって
橋を渡る老人 ...
泣き寝入りの眠剤二錠
ずぶ濡れで帰宅リュックに折りたたみ傘が二本も入ってた夜
「次のかたどうぞ」ぐらいは許せるが「おだいじに」さえロボットの声
ロケットに銀の涙を詰め込めばアンドロメダは曇りのち雨
機械に認識されない
音を掻き集めて
波打ち際で放したら
いつか何処かの
誰かに届くかな
潮風に揺れるウェルウィッチア
砂漠に朝露の雫が落ちる
遠くのあなたが
その音の階段を ...
キリ/サク
たぶんこれは掛け声。首をはねた後、刀を反して袈裟斬りにする。昔教えてもらった殺陣の。教えてくれた他校の先輩は女の子が好きなんだって、女ばかりの演劇部の、悪気のないうわさ話に、
ハナ ...
「おみゃー
汽車からのお客さんに
ウニっこのしょうゆさ
だせばいかったのに」
「あんやー
そんだな
わりいことしたな
しっかし今日の海はひゃっこいな
おぼっこ(赤ん坊)の
しめ ...
嫉妬は黒ずんでゆく橙である。西の空を焦がしてゆく夕焼けのようにそれは魂に暗闇をもたらすだろう。
喜びはまぶしすぎる黄色い光だ。虫のうちほとんどは目が潰れている。
悲しみはうっすらと青いので、春先に ...
キリ/サク 無気力な朔月
キリ/サク 伐り株に咲く
キリ/サク 錐を交錯させ
キリ/サク 切り傷を裂く
ひとりきりの桜 キリ/サク
葦切が作曲する キリ/サク
麒麟の策略から キリ/サ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ジョン・レノン
花形新次
自由詩
0
15/3/28 0:29
形跡。
梓ゆい
自由詩
2
15/3/28 0:04
ノック
佐白光
自由詩
1*
15/3/28 0:01
ライオン
はるな
自由詩
5
15/3/27 23:24
おいらに乾杯
服部 剛
自由詩
3
15/3/27 23:16
黒い鼻
〃
自由詩
3
15/3/27 23:01
chikara。
梓ゆい
自由詩
3
15/3/27 22:55
いっさい
中村 くらげ
自由詩
4
15/3/27 22:21
関係
リィ
自由詩
1*
15/3/27 21:29
エクスプレス・ガール
捨我
自由詩
0
15/3/27 19:36
親の愛が金になるとき
イナエ
自由詩
5*
15/3/27 17:10
証明写真受理
初谷むい
短歌
2*
15/3/27 14:01
けせら
yuez
自由詩
1
15/3/27 12:26
屋根の上の月
奥畑 梨奈枝
自由詩
3
15/3/27 12:23
和解
梅昆布茶
自由詩
10
15/3/27 9:01
草履の女性…〜その瞳をみていたら〜より
黒木アン
自由詩
2*
15/3/27 8:04
孤独な月
葉leaf
自由詩
2
15/3/27 6:12
プチ短歌
梅昆布茶
短歌
6
15/3/27 0:16
いれもの
はるな
自由詩
3
15/3/26 22:40
そうして春は
〃
自由詩
1
15/3/26 22:35
早春に
藤原絵理子
自由詩
8
15/3/26 21:58
泣き寝入りの眠剤二錠
北大路京介
自由詩
2
15/3/26 21:58
ずぶ濡れで帰宅リュックに折りたたみ傘が二本も入ってた夜
〃
短歌
4
15/3/26 21:57
「次のかたどうぞ」ぐらいは許せるが「おだいじに」さえロボット ...
〃
短歌
3
15/3/26 21:57
ロケットに銀の涙を詰め込めばアンドロメダは曇りのち雨
〃
短歌
1
15/3/26 21:56
こわいろ
衣 ミコ
自由詩
8
15/3/26 21:22
キリ/サク/即興ゴルコンダ(仮)投稿.23
こうだたけみ
自由詩
3*
15/3/26 18:36
北限の海女(岩手県久慈市)〜その瞳をみていたら〜より
黒木アン
自由詩
6*
15/3/26 17:55
色愛
やまうちあつ...
自由詩
2
15/3/26 15:02
お題「キリ/サク」(即興ゴルコンダ(仮)投稿作)
とよよん
自由詩
4*
15/3/26 14:55
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
5.35sec.