「おかーたん、
やねのうえのねこたんは
こんなじかんになにをないてるの?」
「黒猫はね、
本当のことを知っているのよ。」
「ほんとうのことって、なあに?」
「それはね、
私たちに ...
わたしたち
どうぶつの
さいぼう
しょくぶつとちがい
よわいまく
さいぼうへきをうらやむ
みとこんどりあさんと
きょうせいしたけれど
かたくはなれませんでした
たいようと ...
若松の義母の墓参りに行った。
墓は、高塔山の尾根の奥の墓苑にあり、
左眼下には洞海湾が広がり、その向こうには皿倉山が見えた。
義母の墓域の雑草をとった後、妻は持ってきた花を飾り
...
雪月花を
あつめましても
わかれし人に
逢うことはできず
花時が嶺を越えても
朋(ともがら)は
儚い影
つたう涙は如月
それでも
石をしるべに
郷をいのり
健気に
心の襟を ...
自分の女性器を
指で広げる行為を
身体を洗うとき以外
行ったことがない人は
至急連絡下さい
連絡がなかった場合
その人はベッドの上で
毎日広げていると
見なします
そして、想像します ...
上瞼を垂れて
何をおもい
下瞼を釣り上げて
何をかんがえるのか
卒寿となったおひとりさまよ
リグレットは薪となって
カルマも束となって
空の一角から火柱が立ちのぼる
「弥 ...
一人の人間の中には収まらない
大きな悲しみがある
あるいは地球の地表を覆い
あるいは宇宙をすべて満たす
大きな悲しみがある
だがこの悲しみは
僕という一人の人間から生まれたのだ ...
闇夜の狂騒が頭の中で渦巻いている。
この音楽は私の思考を天空へと飛翔させる。
青も赤も黄色でさえも全ては黒に変容される。
黒く塗れ、私の目に見える物全てを。
ため息すらつけな ...
私を旅へと誘う郷愁が運河沿いの私の星空へ舞い戻ってきた。
存在価値などをぶら下げているそいつは
ひどく私を非難した。
旅に出ろよ、こうもりが私の頭上を飛んでいる。
マイルスの ...
【めばえ】
優しい言葉ではなく
優しさって何だろう
おとなっぽさではなく
おとなって何だろう
それが貴女にわかるのは
長々と月日が寝そべって
太陽と月が寄り添った後
少 ...
朝食にはあしたの朝食を焼いた。熱々のうちに氷をよくしみ渡らせた。全部食べ、半分残した。帰宅とともに家を出た。いただきますと言った、それが今朝のことで今はまだ眠っている。
永遠は予感に生き長らえる ...
柄杓の水は
揺れていた 一つの言葉のように
だが青い空の深みに俯き
だが石たちの慎ましい薫りに愕き
私たちは 黙っていた 私たちは
小さな山羊たちが
ぬれた坂をおりていく
夕暮れ時は、浜からの風が
舞いあがる砂と 金いろに踊っていた
こんなことも すぐに わすれていくのだろうが
私たちは ...
君なんて嫌いだ
君はいつも僕を見つめて
僕の心を奪う
君なんて嫌いだ
君はいつも僕に寄り添って
僕の自由を奪う
君なんて嫌いだ
君は僕達の子どもを産んで
僕の孤独を奪う
君なんて ...
箱の中閉じこもる少女
さらに小さな箱の中
広がる海に身を投げる
波に飲まれ名前を失って
流されるまま我も失って
辿り着いたその先は
夢が現になり得る場所
現が夢になり得る場所
...
突然
ミッキーマウスに扮した男が
自動小銃を乱射し
ドナルドダックに扮した
住所不定無職の
下山田泰平(47)さんが
撃たれて死亡した
他に怪我人はいなかった
ミッキーマウスに扮した男 ...
春のうえに あなたは
静かな芝生を残していった
私は眠りたい
私はもう、何も歌いたくない
建物の影が私たちを押し潰す
月の光が埃のように降って落ちる
あ ...
女性器を
炭火で焼いて
バターひとかけと
醤油ひとたらしして
熱々を口にほうばると
磯の香りと芳ばしさで
酒がすすんで、すすんで
防潮堤や海抜のかさ上げ工事を思い浮かべて冷たくなってゆく気持ちを抑えられなかった
防潮堤は二段構えにする
防潮堤と防潮堤のあいだに松原を復活させる
居住区を高台につくる
もとも ...
一羽の鷺が
ふわり 弧を描き
降り立った 見えない川辺
出来事との距離は
程良く 霞となり
コンマ何秒か遅れ
波紋は伝う
記憶の水面を
現実よりも
純白 ...
乾いた声をしぼりだした
がらんどうな私だから
笑い声が響いて痛くて
お願いテレビを消してと頼んだのに
光る画面はついたまま
抱きしめられて身動きができない
楽しそうに笑い楽しそうにみん ...
わが身染み純
白にうく
おさなご老いて
少年となり
揺らす葉もなき
春まち悲し
梢の折り目
弥生の折り目
谷山もない
折り目原発
ただただ悔し
露ほどに
我 ...
したためます
薄墨や青墨に
心情や
陽のうつろいまで
浮かびます
奥ゆかしい
大和の美はし
その水茎のあとには
うつつの人に
今がかわたれ時で
あってほしいと
その水茎の ...
僕の会社では陰口が横行している。同僚などは皆知らないうちにあだ名で呼ばれているのだ。特に上司にはよく胡麻を摺る社員を皆是々さんと呼び、口やかましい上司を非々さんと呼びあっていた。
そんな中にあっ ...
優れているということ
それは一つの棘であるということ
鋭く探し当てどんどん前進していき
多くの人の自尊心を刺してしまう危険な棘であるということ
優れているということ
それは自 ...
日常が欧米化しても
生き続けている
大切な和の心
心静かに自分を見つめる
古代から流れ来る愛に気づく
日本人に生まれて良かった
日本の町並みが心を癒やす
和の心を表す昔ながら ...
つみとろう笑顔の花
実らせよう哀しみの実
あの人をスイッチとして両の目にうっすらひろがる海があったね
かぎりなく似ている場所に立っている人差し指のさす系統樹
ゆびとじのきれいなひとでワイシャ ...
異能の血液たちが
沸騰をはじめて
正常な皮質がひび割れる
構成する様々な体液たちが
色を変えながら
肌を染めながら―
グラスウール敷き詰めた壁の中
行 ...
ソートを掛けて切り捨てる
膨大な( )
日に日に増える「 」
画面のカレンダーに新規イベントを登録し
リマインダーの内容を反映させ
日に日に隙間が減る
日に日に増える
日 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
HONTOU
やまうちあつ...
自由詩
2*
15/3/22 12:52
わたしたち
ドクダミ五十...
自由詩
2
15/3/22 11:36
彼岸
秀の秋
自由詩
2
15/3/22 11:29
雄勝石壁画in東京駅舎〜その瞳をみていたら〜より
黒木アン
自由詩
6*
15/3/22 10:34
指で広げる
花形新次
自由詩
0
15/3/22 10:04
折れた光り
信天翁
自由詩
1
15/3/22 9:47
悲しみ
葉leaf
自由詩
2
15/3/22 7:36
無題
ヒヤシンス
自由詩
6*
15/3/22 1:41
放蕩息子
〃
自由詩
7*
15/3/22 1:27
詩の子供たち
宣井龍人
自由詩
13*
15/3/22 0:14
予感
えりくさちえ...
自由詩
1*
15/3/21 23:14
柄杓
草野春心
自由詩
4
15/3/21 23:04
坂をおりる
〃
自由詩
3
15/3/21 22:18
嫌いだ
リィ
自由詩
0
15/3/21 21:00
ガール・イン・ザ・ボックス
捨我
自由詩
0
15/3/21 20:18
東京ディズニーランド
花形新次
自由詩
0
15/3/21 18:36
残された芝生
草野春心
自由詩
2
15/3/21 14:35
アワビ
花形新次
自由詩
0
15/3/21 12:44
ほんとうに必要なものとは
吉岡ペペロ
自由詩
0
15/3/21 12:20
鷺と鴨
ただのみきや
自由詩
13*
15/3/21 11:28
空虚の虜
這 いずる
自由詩
3*
15/3/21 11:20
会津春待ち祈り月
黒木アン
自由詩
3*
15/3/21 10:56
雄勝硯(おがつすずり)石巻市〜その瞳をみていたら〜より
〃
自由詩
5*
15/3/21 10:15
是々非々さん
アラガイs
散文(批評...
2*
15/3/21 8:21
優れている
葉leaf
自由詩
4
15/3/21 6:18
和の心
夏川ゆう
自由詩
3
15/3/21 6:07
_
鵜戸口利明
自由詩
0
15/3/21 3:11
ぷらしぼめらんこりっく
初谷むい
短歌
6*
15/3/21 1:34
ヘイヴン
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
15/3/21 1:04
万全に万全に保管すること
はて
自由詩
1*
15/3/21 0:59
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
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1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
加筆訂正:
詩の子供たち
/
宣井龍人
[15/3/22 10:38]
タイトルを変更しました。詩未満集→詩の子供たち
メケ
/
ただのみきや
[15/3/22 8:11]
二行くらい少しイジりました。
まだ心から笑えないあなたへ
/
夏美かをる
[15/3/21 10:48]
一部の表現を変えました。
まだ心から笑えないあなたへ
/
夏美かをる
[15/3/21 6:06]
ラストの表現をちょっと変えました。
5.79sec.