もう僕も死んでることにして欲しいアビーロードを裸足で歩く はやくおうちに帰りましょう
と合図の童謡が鳴って
その日はじめて空は気がついてもらえる
六歳のまなざしは
あおい空には向かわなかった
夕空が少女に語るのは いつでも
あきらめる時に踏む手順 ...
旅先で立ち寄った老舗鞄店店主の指の骨の雄弁 死にたいと言ったらあたしだって死にたいわよと言われたい

死にたいと言われてもねえと面倒なやつだと思われたい

じゃ死なないことにすると言うとよかったわちゃんと毎日会社へ行ってねと言われたい
...
望むべくもなく
うつろう街並み
あの日風船を追いかけた
あの空は
今はきっと
ずっと狭くなった

初めて英語の授業を受けた日の
夕暮れの電車の
くすんだ白の車体は
とんとみなく ...
彷徨の心が余る夜のなか自転車輪は地球を走る 指の肌膚崩れて少女冬の底床拭きながら母はまぼろし ここにくる途中
近所に住む子供達が唄う
童謡を聞いたよ
黒いローブを着た連中が
闇に紛れて
シャッターを切り
他人の人生を奪っていく
お伽話だとしても
本当にそんな連中がこの世界にいた ...
とうに手放したものを
いつでも
たぐりよせられると
隠し持っていた
古びた
麻紐

年月に擦り切れては
いない

乱れる思いに
捩れてもいない

さっぱりと乾いた紐の先には
...
サバ缶買い占めニヤリと笑う

マヨネーズか醤油か戸惑い唸る

かいま見た妻の横顔皮肉の笑い

浮気心でサンマ蒲焼に手をだす

猫缶がチラリチラチラ気になる

選択肢の多い猫に嫉 ...
生きたいとつぶやいて
誰も聞いてはいない
つらいと叫んでみても
塞がれてしまう善者と呼ばれる耳

もう話す気力もベットから起き上がれず
吐く息だけが孤独を慰める
君の願いは
死の恐 ...
あなたが健やかでいるだけでと書きかけて、
そうではないことに気づく。だからこう書き
直したんだ、あなたがほがらかでいるだけで
と。そこから一歩も動けなくなって私は白旗
をあげていた。降参、降参 ...
親切という名のやさしさがあり

押し付けで自己満足の親切がある

どんなに意地悪されても 涙は出ないのに

親切という名のやさしさに 泪があふれる

やさしさを受ける自分が 悔しくって ...
アインは白い階段を上り続けていました。薄い灰色をした大きな鯨の死骸が、胸鰭を反らせながら身に纏った細かな塵を月明かりにキラキラとさせ、ゆっくりと水底に沈むように風も立てず落ちてゆきました。大きな優しい ... ぐおんと
いしきの
たきつぼ
おちれば

あぶくに
つつまれ
呼吸の
できない
じぶんが
いた

『 尾鰭よ!』
と、つよく
念じる

「 ねぇ、きみ ナイーブ とりか ...
            150616

省略して説明されたから
根本原理は皆目わからず
ただ、製法が分かっただけ
説明どおりにすれば
それなりのものが出来た
競争相手も同じものを作り
...
ここは都会の海の底
コーヒーを待ちながら眺める窓の外

都会の空から夜が消えても
海の底には闇が淀んで

淀んだ淵の岩間から覗けば
摩天楼のような海藻が
ゆらゆら揺らぎ

海の底に ...
何もかも 夢の中のような出来事でした

おもちゃの兵隊さん

群がるチャッキー

砂のお城

悪夢もあれば淫夢もありましょう

幸せな陽だまりのような夢も

私はだから

...
ポケモンショックが起こったとき
僕は目をつむってた
君のことを考えてた 
丁度そのとき思ってた

お母さんが御飯のおかわりいるか?と僕に聞く
その声で我に返った僕はとんかついっぱい食べた
...
重たくてでこぼこだらけの
大きな石を呑み込んだ
トラウマは
呑み込んでしまえ
噛み砕いてしまえ
胃腸の中できれいに消化されて
跡形もなく消え去ればいい

確かに私は被害者で ...
尾崎豊の2こ下だ
ヤツが出てきたとき
しまった、やられた!と思った
スプリングスティーンパクって
若くてカッコ良ければ
絶対に売れると
考えていた矢先だった
しかも当時かぶれていた
中 ...
僕らはどれだけ走れば見えてくるのだろう
最後に選ぶべきものは透明なのか
水でも被りたい一心
そうだ一度立ち止まり
息切れを整え
空を仰ぎ
後ろから追いつく友を待とう
焼けたアスファルト
...
そんな気持ちになったので
センベロしてみた
千円でベロベロになるほど飲ませてくれる店が下町にあるらしい

「たきおかとカドクラ、ハシゴするけど来る?」
とツレに聞いたら
空腹を我慢でき ...
そうなんだよ

大スターも日常は

日常でいそがしい

そうなんだよ

大犯罪者も人生は

人生でせつじつだ


人間なんだ

どうしようもなく

ロレックスが時を刻 ...
生ぬるい夜の穿孔だ、レーザーメスのような鋭さと正確さで、おれの魂は一本の絹糸のような血液を吹き上げる、それは紙の上に散らばり、ひとつの未熟なフレーズとなり、そのままで終わる…それは ... 何ということだ!
電車通勤から車通勤にかわり
あの立ち食い蕎麦を啜ることが出来なくなった

辛口の出汁に
先ずはサックリとしたかき揚げを浸し
さらりとした油を馴染ませ
葱散らし
一 ...
何回貴女でしごいただろうか?
自分では分からないし
貴女に聞いたって分かるはずない
ただひとつ言える
私ほど貴女でしごいた人はいない
決して報われることのない
この気持ちを左手に込め(左利 ...
夕暮れ空に
吹く風は
悲しみの匂いがします

夕暮れ空に
吹く風が
洗いたての あなたの髪を 散らします

(匂い立つ 悲しみのかほり・・・)

夕暮れ空に
行く雲は
悲し ...
生まれて24度目の クリスマス・イブの日に
ぼくは初めてプレゼントをねだった
それが何か きみは知っていますか?

「里子さんを ぼくにください」

この言葉を言うために
ぼくが 一 ...
大上段に構えたって
器が器なんだから
大したこと出来ないのは
分かってる
等身大の自分を
表現するしかないのよ

と言って
自分探しの旅に出たまま
行方知れずの
自称吟遊詩人
寝 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
もう僕も死んでることにして欲しいアビーロードを裸足で歩く北大路京介短歌415/6/16 20:51
茜音もっぷ自由詩515/6/16 20:20
老舗鞄店 *短歌215/6/16 19:48
死にたいじぇいぞろ自由詩215/6/16 19:36
遠くkeigo自由詩015/6/16 19:34
彷徨の心 *もっぷ短歌215/6/16 19:11
冬の底 *短歌215/6/16 18:53
Mass media /夕日に染まる広場自由詩115/6/16 18:43
紐を手繰るLucy自由詩19*15/6/16 18:30
ねこもどきレタス俳句015/6/16 18:22
弱者は死ぬしかないのか乱太郎自由詩10*15/6/16 14:39
それだけでうれしいこうだたけみ自由詩3*15/6/16 14:14
やさしさは佐白光自由詩0*15/6/16 12:40
アイン、ヨナ、リクト幻想dopp散文(批評...115/6/16 11:54
黒曜日るるりら自由詩12*15/6/16 11:04
How you doing!? あおば自由詩6*15/6/16 9:05
コーヒーを待ちながらイナエ自由詩8*15/6/16 9:04
形あるものりゅうさん自由詩3*15/6/16 7:00
瞼の裏で電流が北橋勇輝自由詩015/6/16 6:43
克己の朝葉leaf自由詩115/6/16 6:42
尾崎豊花形新次自由詩015/6/15 23:42
それでも走る秋也自由詩115/6/15 23:22
センベロ鵜飼千代子自由詩22+*15/6/15 23:00
中居くんのラジオ吉岡ペペロ自由詩215/6/15 22:58
傷を編むホロウ・シカ...自由詩1*15/6/15 22:37
奪われたレタス自由詩015/6/15 22:36
これって愛?花形新次自由詩015/6/15 22:31
愛歌Ⅵ <悲しみが深いほど 美しい>南無一自由詩215/6/15 22:24
愛歌Ⅴ <24度目のクリスマス> 自由詩015/6/15 22:22
自分を見うし、なう!花形新次自由詩115/6/15 21:50

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加筆訂正:
花がら摘み/Lucy[15/6/15 22:39]
文字化けしていたので全文修正しました。
4.8sec.